五つ子のガールズバンド   作:ローマン

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 あっという間に、今年も終わりですね






中間試験

 

 

 

 

麗音「ヤバ〜い! 遅れる〜!!」

 

 

 

 昨日はテスト勉強+ギターの練習もしていたからついつい寝落ちしてしまい、目覚まし時計をセットするのを忘れていた

 

 

 

麗音「はぁはぁ……何とか間に合った……」

 

四葉「星野さん! おはようございます!」

 

麗音「お〜……四葉ちゃん、朝から元気だね……」

 

四葉「どうかしたんですか?」

 

麗音「いや〜、今日の試験遅刻したらヤバいなって思ってて……けど間に合ったから良かったよ。」

 

四葉「実は、まだ一花たちが……」

 

麗音「え、来てない!?」

 

 

 

 四葉ちゃんによると、上杉くんを含んだ6人は朝寝坊をしてしまったらしく、四葉ちゃんだけが先に学校に着いたという

 

 でももう試験が始まる時間だし、どうしようにも……

 

 その時、四葉ちゃんの携帯が鳴った

 

 

 

四葉「電話……? 五月からだ!」

 

麗音「何て!?」

 

四葉「あれっ上杉さん!? 私はどうすればいいんですか!? え、このままにしろ……?」

 

 

 

 五月ちゃんの携帯に出たのは上杉くんのようで、四葉ちゃんに作戦を伝えたようだ

 

 

 

麗音「とりあえず、私たちは昇降口に向かおう!」

 

四葉「はい!」

 

 

 

 そして、私たちは昇降口へと走るのだった

 

 試験の時間、まだ大丈夫だよね……?

 

 

 

 

__________________

 

 

 

 

 〜昇降口〜

 

 

 

 

五月「先生を騙すなんて、私はなんて無礼を……!」

 

二乃「あんた、真面目過ぎ。」

 

四葉「あ、良かった〜! 皆入れたんだね!」

 

三玖「本物だ。」

 

麗音「五月ちゃん、騙したってどういうこと?」

 

一花「実は私たち、四葉に変装して入ってきたんだ。」

 

麗音「ええっ!? そんなこと出来るの!?」

 

 

 

 さすが五つ子、あの生徒指導の先生の目をくぐり抜けるとは……!

 

 凄い!!

 

 

 

四葉「あれ、上杉さんは?」

 

麗音「その方法、上杉くんは出来ないんじゃ……」

 

 

 

 嫌な予感を感じつつも、入り口を見てみると四葉ちゃんのリボンを着けた上杉くんと生徒指導の先生が話していた

 

 そのまま通り過ぎようとした上杉くんだったが、さすがに先生の目は誤魔化せなかったようで……

 

 

 

先生「遅刻したうえにふざけてるのか?」

 

風太郎「ですよね。」

 

先生「生徒指導室に来い!!」

 

 

 

 そのまま上杉くんは先生に引きずられながら、生徒指導室へと連れて行かれる

 

 

 

三玖「フータロー……」

 

風太郎「早く行け! 俺が居なくても大丈夫だ! 努力した自分の力を信じろ!!」

 

先生「1人で何言ってるんだ!!」

 

 

 

 凄いかっこいいセリフ言ったけど、引きずられながらだとなぁ……

 

 説得力が皆無だよ〜……

 

 

 

三玖「うん……!」

 

一花「良い点取って、フータローくんを驚かせちゃおう!」

 

四葉「二乃も〜!」

 

二乃「な、何で私まで……?」

 

麗音「上杉くんの襷は受け取ったからね!」

 

五月「死力を尽くしましょう……!」

 

「「「「「頑張るぞ〜! お〜!!」」」」」

 

二乃「お、お〜……」

 

 

 

 そして中間試験という名の、戦いの火蓋が切られるのだった

 

 

 

 

 

__________________

 

 

 

 

 〜1週間後〜

 

 

 

 

麗音「美優、中間試験はどうだった?」

 

美優「う〜ん……まぁまぁかな?」

 

麗音「そんなこと言っちゃって〜、本当は凄いんでしょ?」

 

美優「あっ! ちょっと!?」

 

麗音「え!? 全教科98点!?」

 

美優「あ、あんま見ないでよ〜……」

 

 

 

 全部98点だったの、普通に凄いと思うんですけど……

 

 そういえば、三玖ちゃんはどうしたかな……?

 

 

 

麗音「あれ? 三玖ちゃんが居ないな……」

 

美優「三玖ちゃんなら図書室に行ったっぽいよ? 四葉ちゃんが試験結果の報告を上杉くんにするんだ〜とかで。」

 

麗音「へ〜、せっかくだから私も上杉くんに報告しよっかな〜。」

 

美優「上杉くんってあの子たちの家庭教師してるんでしょ? 麗音ちゃんも教えてもらってたの?」

 

麗音「うん、少しだけね、だから一応伝えとこうかと思う、美優も伝えちゃう?」

 

美優「私はこれから部活あるから……良い結果だといいね。」

 

麗音「うん、絶対大丈夫だよ!!」

 

 

 

 私は美優と別れ、図書室へ向かった

 

 

 

 

__________________

 

 

 

 

 〜図書室〜

 

 

 

 

麗音「お〜、五つ子ちゃん勢揃いだね!」

 

二乃「麗音、あんたも上杉にテスト結果を見せに来たの?」

 

麗音「ま、私も少しだけ教わったからね。」

 

四葉「何点だったんですか?」

 

麗音「私はね〜……」

 

 

 

 今回の中間の結果は…

 

 

 国語 95点

 

 数学 73点

 

 理科 71点

 

 社会 67点

 

 英語 90点

 

 

 

 

五月「落差はありますが、私たちに比べたら好成績だと思います。」

 

麗音「あはは……落差がなければなぁ〜。」

 

一花「私たちと違って、レインちゃんの頭が良いことをすっかり忘れてたよ。」

 

麗音「上杉くんとかはどうなんだろうね? 全部100点だったりして……」

 

風太郎「待たせたな。」

 

三玖「あ、来た。」

 

 

 

 噂をしてたら上杉くんが到着したみたいだから、成績発表といきましょうか

 

 

 

三玖「中間試験の報告、間違えた所、また教えてね。」

 

風太郎「あぁ、ともかく答案用紙を見せてくれ。」

 

一花「私は〜……」

 

五月「見せたくありません!」

 

麗音「え……?」

 

五月「個人情報です、断固拒否します!」

 

一花「五月ちゃん……?」

 

風太郎「……ありがとな、だが覚悟はしてる、教えてくれ。」

 

 

 

 こうして、五つ子たちの試験結果が発表されていく

 

 

 

四葉「じゃーん! 国語はヤマカンが当たって30点でした! こんな点数初めてです〜!」

 

三玖「社会は68点、その他は赤点……悔しい。」

 

一花「私は数学の39点、今の実力じゃこんなもんかな〜。」

 

二乃「国数理社が赤点よ、言っとくけど手は抜いてないからね!」

 

五月「残念ですが、合格ラインを超えたのは56点の理科のみでした……」

 

風太郎「はぁ…相変わらずお前らの頭の悪さに落ち込むぞ……」

 

 

 

 あらら〜……意外と五つ子ちゃんってバ……

 

 あ、私、三玖ちゃんに社会で負けてるじゃん……人のこと言えないっ!!

 

 

 

二乃「ま、合格した科目が違うのは、私たちらしいけどね。」

 

三玖「それに最初の5人で100点に比べたら。」

 

風太郎「あぁ、確実に成長してる。」

 

 

 

 5人で100点だったのが、ここまで点数上げたのってやっぱり凄いと思う

 

 努力の賜物だよ

 

 

 

風太郎「三玖、今回の難易度は大したもんだ、今後は姉妹に教えられる所は自信を持って教えてやってくれ。」

 

三玖「え?」

 

風太郎「四葉、イージーミスが目立つぞ、焦らず慎重にな。」

 

四葉「了解で〜す!」

 

風太郎「一花、お前は1つの問題にこだわらなさ過ぎだ、最後まで諦めんなよ?」

 

一花「は〜い。」

 

風太郎「二乃、最後まで言うことを聞かなかったな、俺が来ないからって油断するなよ?」

 

二乃「ふん。」

 

三玖「フータロー、もう来ないってどういうこと? 私っ……!」

 

五月「三玖、今は話を聞きましょう。」

 

風太郎「五月、お前は本当に……バカ不器用だな。」

 

五月「まぁ〜!?」

 

風太郎「一問に時間をかけ過ぎて、最後まで解けてないじゃないか。」

 

五月「うっ……反省点ではあります。」

 

風太郎「自分で理解してるならいい、次からは気をつけろよ。」

 

麗音「……あれ? 私は聞かないの?」

 

風太郎「そもそもお前は俺の生徒じゃないだろ。」

 

麗音「一応、少し教えてもらったから改善点ぐらいは言ってもいいじゃん?」

 

風太郎「そうだな……落差が凄いから気をつけろ。」

 

麗音「それ、五月ちゃんにも言われた。」

 

一花「あはは! 確かに!」

 

 

 

 私の改善点はこの得意教科と苦手教科の差か〜

 

 何とかしなくちゃだね

 

 

 

五月「……! 父です。」

 

風太郎「はい、上杉です。」

 

中野父【五月ちゃんと一緒に居たのか、せっかくだから君の口から聞こうか。】

 

風太郎「はい。」

 

中野父【嘘は分かるからね?】

 

風太郎「はい、次からこいつらには、もっと良い家庭教師を付けてやって下さい。」

 

 

 

 さっきのもう来ない発言とか気になってたけど、もしかして上杉くん、家庭教師辞めるつもりなの…!?

 

 その時、二乃ちゃんが上杉くんから携帯を取り上げた

 

 

 

二乃「パパ、二乃だけど一つ聞いていい? 何でこんな条件出したの?」

 

中野父【僕も親としての責任がある、彼が相応しいのか測らせてもらっただけだよ。】

 

二乃「あたしたちの為ってことね、なら教えてあげる! あたしたち5人で5科目全ての赤点を回避したわ。」

 

風太郎「なっ!?」

 

麗音「二乃ちゃん、マジ?」

 

中野父【二乃君が言うのなら間違いないんだろうね、これからも上杉君と励むといい。】

 

 

 

 そして、五つ子たちのお父さんとの通話が終了する

 

 

 

風太郎「二乃、今のは……」

 

二乃「5人で5科目クリア、嘘は言ってないわ。」

 

麗音「そんなのアリ……!?」

 

二乃「結果的にパパを騙すことになった、多分2度と通用しない、次は実現させなさい。」

 

風太郎「……! あぁ! やってやるよ!」

 

 

 

 二乃ちゃんのファインプレーもあって、ひとまず上杉くんは家庭教師を続けられるみたいだね

 

 

 

風太郎「そういえばご褒美だっけか……? パフェとか言ってたな……」

 

麗音「……ププッ!」

 

一花「フータローくんがパフェって〜!」

 

二乃「超絶似合わないわ〜!」

 

風太郎「わ、笑うな!」

 

五月「それじゃあ私は、特盛で!」

 

風太郎「よ、よし、5人で5科目だから一人前な。」

 

二乃「せこッ!」

 

 

 

 上杉くん、なんだかんだ嬉しそう

 

 三玖ちゃんもホッとしてるし、結果的には良かったのかな

 

 

 

四葉「そういえば、上杉さんは何点だったんですか〜?」

 

風太郎「わっ、やめろ!」

 

四葉「ぜ、全部100点!?」

 

風太郎「あ〜、めっちゃ恥ずかしい!」

 

五月「その流れ、気に入ってるのですか……?」

 

 

 

 こうして五つ子ちゃんたちは見事赤点を回避?し、上杉くんも家庭教師を続けられることになった

 

 

 

 

 

 







 まだまだ1期の中盤までしか書けてなかったとは……!

 今年中に、あともう1話は出したい



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