ISの二次創作を書いている途中ではあるのですが、ポケモンへの愛が止まりませんでした。
どちらも更新を続ける予定ですのでおつきあい下さい。
では本編です。
「さて、ジャッジさんお願いします!」
俺の名前は佐藤 海。
いま自室で新作に向けてポケモンを厳選中だ。
だが中々理想個体が出ずに、時間はもう深夜の1時になろうとしていた。
「H,A,B,D,S!やっと出たか。さて、セーブ…セー…」
終わった事で気が抜けたのか、俺の意識はそこで途絶えてしまった。
★☆★☆
「…くっ、寝落ちしちまったのか!セーブは出来てるんだろうな!?」
俺は慌てて枕の隣にあるはずのDSを探したが…それが見つかる事は無かった。
それよりも重大な問題が見つかったからだ。
「ここ…どこだよ!?」
俺の部屋のベッドと寝心地がまるで違うのだ。
不審に思い、周りを見渡すと、そこは俺の部屋ではなかった。
いきなり別の部屋にいるこの状況にパニックになりそうになるが、まずは状況を確かめるのが先決だと思い、冷静にもう一度見渡してみる。
部屋の中はまるで安いホテルのようで、目ぼしい物は窓とバッグくらいだ。
「まずは…窓からかな」
窓から顔を出してみる。
右を向くと、そこには大きなタワーが立っていた。
「なんだあれは!?」
下の通行人が何人かこちらを振り向く。
それを無視して窓を閉める。
現実逃避をするようにバッグを見ると、さっきは陰に隠れていてよく見えなかったが、そこにはモンスターボールが6個ついたベルトがあった。
「どういう事だよ!」
少しでもヒントになるものがないか、気が引けたがバッグの中を調べてみると、カードが何枚か入っていた。
カードの一つを手に取ると、ポケモン内に出てくる『トレーナーカード』にそっくりのカードだった。
「まさか…」
他のカードを手に取ると、『TMVパス』や『エレベーターのキー』など、もう確定的な証拠品が出て来た。
「ここは…ポケモンの世界だとでも言うのか?」
だとすれば、さっきのタワーはプリズムタワーで間違いないだろう。
「…帰れるのか、これ?」
恐怖だとかそういう感情はない。
なぜならトレーナーカードを見る限り、俺の今の状態はゲーム内の俺だと思うからだ。
だったらボックスを覗けば愛用してきたポケモン達もいるということだろう。
と、突然ドアがノックされた。
「大丈夫ですかー?」
多分、何回も大声を出したせいで心配されたのであろう。
ドアを開けるとそこにはジョーイさんがいた。
「あ、すいません。大丈夫です」
ジョーイさんは心配そうに去って行った。
…まぁなってしまった物は仕方ない。
それに帰る当てが無い訳ではない。
それは伝説のポケモン『パルキア』だ。
空間を操るあのポケモンならば俺をもとの世界に返す事が出来るかもしれない。
だが、それをするには『パルキア』を探し出さなければいけない。
『パルキア』を見つけ出せば、きっと『ディアルガ』も見つかるだろう。
『ディアルガ』は時間を操るポケモンだ。
そうすればいくら時間がかかった所で関係なく戻れる。
折角だからこの世界を楽しみながら捜索をしようと決めた。
★☆★☆
「…なんでだ」
俺はいま、ボックスの中の確認をしていた。
使い方はジョーイさんに教えてもらった。
確かに予想通り、ボックスの中には俺の相棒達が居た。…伝説のポケモン以外の。
「まぁあの二匹はもともと持ってなかったから良いんだけどね」
厳選用のファイアロー一匹という今の手持ちを、変えておく。
ボックスについてはもう一つ気付いた事が有る。
それは殿堂入りの記録が消えている事だ。
バッグの中になかったし、多分バッジも無かった事にされている。
「まさかポケモン以外のほぼ全てが消されているとは…」
まぁ現実でレート1800代をキープしてきたようなパーティーも構築出来る。なんとかなるだろう。
それより、まずは最初の目標を立てなければならない。
「まずは…情報収集か」
情報収集に一番よさそうな事は…やはりチャンピオンになる事か?
いろんな地方を回る必要があるこの旅で、権力というのはあればあるほど良い。
「…なら最初の目標が決まったな」
最初の目標は一個下にある町のジム…ハクダンジムに向かい、バッジを取る。
なぜミアレでバッジを取らないかというと、プリズムタワーに明かりがともっていなかったからだ。
という事は、ジムにも挑戦出来ないだろう。
「さて、待ってろよ!ディアルガ!パルキア!」
そう言いながら、俺は自転車で走り出した。
導入部なので1700字程度です。
ポケモンの二次創作物の中で、自分のポケモンを持ち込む様な話しが割と少なかったので書き始めてみました。
次回は初バトルの予定です。
ではでは