廃人トリップ   作:オキシゲドン

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どうも!
このタイミングでリアルがちょっと忙しくなってきたオキシゲドンです。
ちゃんと週1は最低でも更新しますのでご安心下さい。


4話 『出会い』

〜ミアレシティ〜

 

「そういえばパルキアとディアルガってシンオウ地方のポケモンよね?シンオウ地方に行かないの?」

 

「まずは力を付けないと。伝説のポケモンって言う位ですから過酷な旅になるでしょうし」

 

俺のポケモン達なら確かにシンオウ地方に行っても通用すると思う。

だが、俺には常識が足りない上に人脈にいたってはゼロという有様だ。

あの二匹が同じ場所に居つずける保証も無いのでまずはカロス地方を制覇しようと思ったのだ。

 

「なら会わせたい人がいるの。こっちよ」

 

「誰ですか?」

 

パンジーに着いていくと、そこはポケモン研究所だった。

 

「ようこそポケモン研究所へ!」

 

「この人はプラターヌ博士よ。このカロス地方でポケモンの研究をしているの」

 

「佐藤です。よろしくお願いします」

 

「パンジー君から聞いているよ。シンオウ地方に伝わる2匹の伝説のポケモンを探しているんだってね」

 

「はい」

 

ポケモンの研究をしていると言っても、カロス地方のポケモンが中心だろう。あまり期待しない方が良いか?

 

「私はカロス地方の研究が主だが、ちょうど知り合いにシンオウの伝説について調べている子がいるんだ。あとで紹介して上げよう」

 

「本当ですか!?ありがとうございます」

 

成る程、シンオウの博士というとナナカマド博士だろうか?

 

「名前はシロナと言ってね、僕の兄弟弟子なんだ。それにポケモントレーナーとしても一流なんだ。色々聞くと良い」

 

「シロナ!?」

 

確かにあの人なら詳しく教えてくれるだろう。

というか兄弟弟子ってことはプラターヌ博士もナナカマド博士の弟子だったのか。

 

「知っているのかね?」

 

「シンオウ地方のチャンピオンじゃないですか」

 

「ははは、あの二匹を追っているだけ合ってシンオウ地方の事も調べてあるという事か」

 

「えぇ、まぁ多少」

 

「あとで連絡しといて上げよう。今日はミアレシティの観光でもしてきたらどうかな?」

 

「そうします」

 

「また明日来るわね」

 

そう言ってポケモン研究所を後にした。

 

「観光…とは言っても停電中だからプリズムタワーに行けないのよねぇ」

 

「そうなんですか?」

 

停電というと物語の初期段階の頃か…。

 

「えぇ、まぁまずはカフェにでも入りましょうか」

 

「そうですね」

 

たまたま近くにあった『カフェ ソレイユ』へと入る。

 

「あら?あれは」

 

「何ですか?」

 

突然店の奥へと足を進めるパンジーさん。

 

「あら?パンジーさんじゃない」

 

「ご無沙汰しています。カルネさん」

 

そこにいたのはチャンピオンであるカルネさんだった。

 

「そこのあなたは…?」

 

「佐藤 海です。初めまして」

 

ゲームでも思ったが、この人のファッションはどうなってるんだ?女優だからってするようなファッションじゃないだろコレ。

 

「あぁ、この羽は趣味なの。可愛いでしょう?」

 

「は、はぁ」

 

「海、紹介するわね。この人はカルネさん。女優だし見た事あるでしょう?」

 

いきなりこちらに近づいて来て、耳に『この地方のチャンピオンよ』と囁いてくる。

驚いたような演技をいながらカルネさんを見る。

 

「随分仲が良さそうね。それだけその子に期待しているのね」

 

「えぇ、海はいまに化けるわよ」

 

俺を置き去りにして話しを進める二人。

エスプレッソを注文して様子を見ていると。

 

「そこまで言うなら試してみようかしら」

 

「ん?」

 

半分飲んだ辺りでカルネさんが近づいてくる。

 

「私と勝負しましょう?」

 

「えっと…何故です?」

 

いきなり勝負を申し込まれた。

 

「君の力を見てみたいのよ。私に勝ったら良いものを上げるわ」

 

「分かりました。何処でやるんですか?」

 

「4番道路で良いでしょう」

 

そう言って先に去って行くカルネさん。

 

「ごめんね。ちょっと大げさに言い過ぎちゃった」

 

「良いですよ。丁度試したいポケモン達もいましたし」

 

一回ポケモンセンターに寄って、手持ちを全て入れ替えて4番道路に行く。

そこにはカルネさん目的の野次馬もいた。

 

「ごめんなさい。気になるなら場所を変えるけど?」

 

「構いませんよ。見られて困るものでもありませんし」

 

少々視線が気になるが、バトルが始まれば集中できるだろう。

 

「始めましょうか」

 

「いつでも良いですよ」

 

「じゃあ私が審判をするわね。使用ポケモンは3匹、入れ替えは自由よ。良い映像を期待してるわ。始め!」

 

「行って来なさい!ガチゴラス!」

 

「テッカニン!」

 

俺の初手はテッカニン。カルネさんの初手はガチゴラスだ。

野次馬からは

 

「ふふふ、良い出だしね。ガチゴラスは岩タイプよ。どうするの?」

 

「秘密です」

 

今回も道具は持たせていない。襷を持たせたかったのだが、ゲームと違って補充が難しいからだ。

 

「ガチゴラス!岩雪崩よ!」

 

「加速しながら守る!」

 

テッカニンは守るをしながら空中を高速で移動する。

 

「速度で躱そうって魂胆?甘いわよ!」

 

「どうでしょうね?」

 

さて、相手の次の行動に寄るが、ここは少々掛けに出させてもらおう。

 

「テッカニン!剣の舞い!」

 

「ガチゴラス!ステルスロックで移動の妨害をしなさい!」

 

テッカニンが動きを止めて、その場で両手を打ち鳴らす。

ガチゴラスは目にギリギリ見えるくらい透明な石をそこらじゅうに打ち出し、テッカニンの機動力を削いだようだ。

だがもう遅い。準備は整った。

 

「バトンタッチ!」

 

テッカニンが目にも留まらぬ早さでこちらに接近してくる。

あらかじめ用意しておいたボールからバシャーモを出して待機させる。

 

「よく分からないけど、岩雪崩で追撃しなさい!」

 

テッカニンがジグザグに飛んで回避を続けバシャーモにハイタッチをしながらフィールド外に出る。そしてバシャーモが入れ替わる様にフィールドに入る。

 

「ポケモンの交換?いや、油断は出来ないか。」

 

向こうはどうやらバトンタッチについて知らない様だった。これは良いアドバンテージだ。

 

「バシャーモ…炎格闘タイプね。格闘技で攻めて来る気ね?果たしてガチゴラスに接近できるかしら?」

 

「あんまり嘗めてると足下掬いますよ?」

 

さて、どうやって接近しようか。

 

「ガチゴラス地震よ!」

 

「飛んで回避!」

 

バシャーモがステルスロックを避けながら空中に飛ぶ。

 

「隙だらけね!岩雪崩!」

 

バシャーモの上から岩が迫る。普通ならここで終わってしまうだろうが…。

 

「ステルスロックの岩を使え!」

 

バシャーモはステルスロックの岩を蹴り、ガチゴラスの方へ飛んで行く。

 

「早い!?諸刃の頭突きで返り討ちにしなさい!」

 

「そのまま速度を乗せて飛び膝蹴り!」

 

バシャーモとガチゴラスがぶつかり合い、土煙と大きな衝撃波が生まれる。

 

「くっ、凄い衝撃ね!オンバーン、風おこしで煙を払って!」

 

パンジーのオンバーンが土煙を晴らす。そこには倒れているガチゴラスと膝をついているバシャーモの姿が合った。

 

「ガチゴラス戦闘不能!バシャーモの勝ち!」

 

「お疲れさまよ、ガチゴラス」

 

ガチゴラスをボールに戻しながら次のボールを取り出すカルネさん。

 

「やるじゃない。なら、格闘タイプには飛行タイプよ!いきなさい、ルチャブル!」

 

カルネさんの二体目はルチャブルか…。

 

「ルチャブル!アクロバット!」

 

ルチャブルが飛び上がる。バシャーモがやった様にステルスロックを踏み台にしてこちらに向かってくる。

 

「オーバーヒート!」

 

バシャーモの体から火が噴き出し、相手に向かって飛んで行く。

 

「ステルスロックを盾にしながら前進しなさい!」

 

オーバーヒートは大多数が岩にあたり、消えてしまう。数発は当たったようだが、動きを鈍らせる程ではなさそうだ。

 

「飛び膝蹴りだ!」

 

「見切りで躱しなさい!」

 

バシャーモは、ルチャブルに向かって飛び膝蹴りを放つが、見切りの効果によってぎりぎりで回避され、地面に落下してしまう。

 

「いまよ、フライングプレス!」

 

そこにルチャブルが飛び上がって、バシャーモにのしかかった。

ルチャブルが立ってカルネさんの方に飛び退くのと同時に、バシャーモが立ち上がろうとするが、そのまま、また倒れてしまった。

 

「バシャーモ戦闘不能、ルチャブルの勝ち!頑張りなさい、海!」

 

「サンキュー。バシャーモ」

 

「さぁ!あなたの次のポケモンは何?テッカニン?それとも3匹目?」

 

「コイツで勝負!」

 

俺がボールから出したのは、カラマネロだ。

 

「カラマネロね。じゃあまずは飛び膝蹴りよ!」

 

「サイコカッターだ!」

 

カラマネロが飛びかかってくる最中に、カラマネロが触手から飛ばしたカッターが相手に当たる。

 

「くっ、まだよ!」

 

「岩雪崩!」

 

カラマネロが岩を空に放り投げる。

 

「サイコカッターを当てて細かく砕け!」

 

「見切りで躱して!」

 

くだけた岩が、空から降り注ぐ。6割近くを回避した所で、いきなり岩に当たってしまう。

 

「なんで!?見切りが…!」

 

「気付きましたか?岩雪崩がステルスロックに当たって反射しているので動きが不規則になって、見切りでも全部は防ぎきれてないんですよ。」

 

「っ!」

 

「止めのサイコカッター!」

 

岩を避けている所にサイコカッターを打ち込む。雪崩を躱すのに夢中で反応が遅れて、サイコカッターはルチャブルに当たった。そのまま戦闘不能になるルチャブル。

 

「ルチャブル戦闘不能、カラマネロの勝ち!いい調子よ、海!」

 

「ここまでとは…。とっておきを見せなきゃいけない見たいね」

 

最後のボールを取り出すカルネさん。

 

「サーナイト!頼んだわよ!」

 

やはり最後の一匹はサーナイトか。

 

「ムーンフォース!」

 

メガ進化はしないのか。ならばやれる。

 

「サイコカッターで迎え撃て!」

 

サイコカッターで威力が落ちているものの、直撃したらまず間違いなくカラマネロでは耐えられない。なんとかしてやり過ごす必要がある。サイコカッターとぶつかり、勢いが落ちたムーンフォースを横に回避する。

 

「もう一発よ!」

 

これで終わりだ。遺伝しておいて助かった。

 

「道連れ!」

 

カラマネロがサーナイトを睨みつけている。

ムーンフォースがヒットし、カラマネロは倒れてしまう。

 

「さぁ、3匹目を…!?」

 

いきなり、サーナイトに黒い煙が纏わり付き、サーナイトが倒れてしまう。

 

「なにが起きたの?」

 

呆然としながら言うカルネさん。

野次馬も暫くシーンとしていたが、やがて大きい拍手が生まれた。

 

「カルネさん、3匹戦闘不能!海の勝ち!本当に勝っちゃった!」

 

ポケモンをボールに戻した所で、カルネさんが寄って来て色々質問してきたが、野次馬もいるので一度カフェに戻る事にした。

 

そしてカフェ ソレイユ

 

「で、最後の技は一体なんなの?」

 

「道連れって言う技です。自分が戦闘不能になると、相手も戦闘不能になる技ですね」

 

「そんな技があるのね」

 

「やっぱり貴方について行くのは正解だったわね!あ、あと途中で使ってたバトンタッチって技なんだけど…」

 

パンジーさんが興奮した様子でバトルの映像を再生しながら使った技の解説を求めてくる。

全ての技の解説をし終わると、夜になってしまっていた。

 

「楽しかったわ。今度はポケモンリーグで会いましょう?私の全力を見せてあげるわ」

 

カルネさんはそう言ってミアレシティを去って行った。

ちなみに『良いもの』というのは、ミアレシティの施設を何処でも使えるという許可証だった。

なんでもスタイリッシュじゃなきゃ入れないお店も入れるとかなんとか。

 

「さて、俺たちもポケモンセンターに行こうか」

 

「そうね、そろそろ行かないと部屋が無くなっちゃうわ」

 

明日も大変な日になりそうな予感を感じながら、ポケモンセンターへと急いだ。




いかがでしたか?
ご要望にあったkskバトンテッカニンを出してみました。
ちなみに交代した先のバシャーモは猛火って設定です。
シロナさんは名前だけ…カワイソス。

8/5 パンジーさんの台詞を若干追加。
とは言ってもテンポが悪くならない程度なので本当に少しですが。
喋ると映像に声が入るのであんまり喋らないと思うので。

ではでは
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