呪詛師になる?俺を見てまだそんなことが言えるのか?   作:Wi-Fi

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はじめまして、初投稿です

あたたかい目で見ていただけると幸いです


第1話

 

「あ、俺転生したんだ……」

 

 

 そう気づいたのは真っ白のベッドの上で知らない天井を眺めているときだった。

 

 

 

 あー、そういう感じか。ふーん、なるほどそういうことね……だいたいわかった(何もわかってない)

 

 

 

 え? 俺死んだん? なんで? てかなんか頭痛いし! えっえっ?待つんだ、落ち着け俺。まずは深呼吸だ、ひっひっふー、ひっひっふー、あっこれなんかちゃう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 結局冷静になるまで大体2、3分かかった。

 

 

 まぁ結論から言うと俺は一度死んでるらしい。落ち着いて思い出したらしっかり覚えてたわ。目の前のトラックに誰かの叫び声、信じられない方向に曲がる俺の腕……

 

オェ、思い出さないようにしよ……

 

 

 死ぬ前のことはしっかり覚えてる。普通に高校卒業して、普通に大学に行って、無難な仕事に就いた変わり映えのない人生を28年過ごしてた。死ぬには若すぎるってばよ

 

 

 趣味もアニメや漫画だけどオタクってほど詳しくはなかったし友達が多いわけでもない、強いて言うなら星を見るのが好きだったくらい。高校卒業したあたりからあんまり見なくなったっけ?

 

 

 そんな平凡と書いてモブと読むような俺は転生し、9歳になって記憶が戻ったらしい。きっかけは放課後に友達と遊ぶ途中にジャングルジムから落ちた衝撃、今は保健室で寝かされてた。頭ジンジンするのはこれが原因か

 

 

「頭打ってるんだし、気を付けて帰るのよ」

「先生、この俺が怪我なんてするわけないでしょ」

「怪我したからここにいるんでしょうが」

 

 

 とりあえず先生に別れを告げ、家に帰ることにした。なんか記憶がふたつある感じが少し違和感があるので一度家で落ち着きたかった。てか寝たい。

 

 

「早く帰ろ」

 

 

 独り言をこぼしながら住宅街を歩く。落書きのある電柱を左に曲がり、犬小屋のある家を右に曲がる。歩道橋で車の上を歩いた後に少し歩けば

 

 

「とうちゃくー……ありゃ?」

 

 

 思ってた所と違う場所に出た、あれれーおかしいぞー? 記憶がまだ定着してないからか? とりあえず引き返してからもう一度歩いてみよう。最悪学校に戻って適当に怪我か何かで理由をつけて送って貰えばいいしね!! 

 

 

 が、振り返ればその考えは消えてしまった。

 

 

「落書きのある電柱」

 

 

 あ、これヤベー奴だ。俺の危険察知レーダーが某妖怪のアンテナ並みに反応してやがりますよ父さん。てかなんだ、俺はどこに転生したんだ? もしかして命に関わるタイプの世界なんzy……

 

 

「ね゛ぇね゛ぇぇぇぇぇ」

 

 

 

 

 後ろからホラー映画でしか聞かないような声がする。てことはもしかしてホラー映画の世界? だとしたら俺冒頭で死ぬモブガキじゃん。靴が片方だけ見つかるタイプのアレですよ、大体助からないじゃないですかヤダー

 

 

 

 

 

「あ゛ぁぁぁぞぉぉぉぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

「すみません!! この後予定があるのでぇ!!!!」

 

 

 

 

 

 とにかく走れ!! 振り向くな!! アレに捕まったら遊ばれる、多分おもちゃとしてだ!!

 

 

「お゛に゛ごっごぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

「俺、鬼ごっこ負けたことないからやめたほうがいいよ!!!」

「ダッヂずる゛ぅぅぅぅぅ」

「聞けやゴラァ!!」

 

 

 会話にならねぇから時間稼ぎも無理そうか、それどころか息苦しいだけだ。ラッキーなことに足は思ったより早くない、けど道がループしているなら先にへばるのは俺だ。

 

 

 とにかく一度距離を取りたい。方法はなくはない、問題はうまくいくか……

 

 

「一か八か、どうせ一度失った命だしなぁ」

 

 

 目的の場所まで走りながらあえて少しスピードを落とし距離を縮める。タイミングは建物で見えない。本当に運の勝負だ。

 

 

「さぁ、大勝負だ!!」

 

 

 目的地の前で一気に加速して道路に飛び出す。ギリギリ車の間を取り抜け道路の真ん中、白線の上に転がる。だが俺の後ろに着いてきていたアレは止まることも出来ずちょうど通ったトラックに吹き飛ばされる。

 

 

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

 

 

 

 作戦はうまく行ったらしい。ちなみに名前は「あなたも転生しちゃうかも。ドキ♡ドキ運試し作戦」だ。まぁ結局運なんだけど

 

 

 

「おい君、大丈夫か!!」

 

 

 

 車から出てきた強面のおじさんに声をかけられ、気付けば周りに人が増え何人かこちらを心配そうに見ている。どうやら元の世界に戻ったらしい。あーつっかれたー。

 

 

「Zzz〜」

「おい君!! 嘘だろ……寝てやがる」

 

 

 とりあえず今後のこと考える気力もなく諦めてあのおじさんどっかで見たことあるなと思いながら睡魔に体を預けた。

 

 

「知らない天井定期」

 

 

 1日で二回も起こることってあるんですね。今回は保健室でベッドではなく、和室に布団だけど

 

 

 んでここどこはどこなんでしょうか。窓の外を見ると端から、木、木、木、塀、庭、寺? 木、木、五重塔? 木。マジでどこやねんここ……

 

 

 窓の外を眺めなからそんなことを考えているとガチャッとドアが開く。入ってきたのは車に乗っていた強面なおじさんだった

 

 

「起きたか、痛むところはないか?」

「お金ならありませんよ!!」

「なんの話だ!!!」

「え? ヤクザじゃないの?」

「ブッハァwww」

 

 

 マジか、その剃り込みと顔、体格で一般人は無理あるよ。百歩譲ってもガッツリ元ヤンとかじゃないの? あとドアの裏で笑ってる人いるでしょ

 

 

「もしヤクザだとしても子供から金銭を奪うようなことはしないだろう」

「あ、そっか」

 

 

 ああいう人ってメンツで生きてるらしいから子供から巻き上げるなんてカッコ悪いことしないか、詳しくないからわからんけど

 

 

「えっと、ここどこですか? 倒れてからのこととか色々」

 

 

 

「そうだな、私達も聞きたいことがあるしな。あの場で何が起きたのか、あの呪霊のこと、そして君本人について」

 

 

 

「俺のこと?」

 

 

 そのあとはお互い交互に質問大会そしたらわかったことがある

 

 

 

 

 

 

 ここが呪術廻戦の世界であること

 

 

 

 

 

 

 目の前にいるおじさんは夜蛾正道、ここ呪術高専で教員を勤めている方で呪霊退治を生業としているらしい。このあたりの話からなんとなく思い出し初めていたのだが、俺は好きだった漫画の世界に来たらしい。神様、もう少し死亡率の低い世界でもよかったんじゃないでしょうか? 

 

 

 それで俺を追いかけ回してたのは今回の夜蛾さんの討伐対象だったらしく向かっている途中に俺が襲われていたとのこと。ちなみに呪霊を吹き飛ばした車が他の人のものであれば、またすぐにあの世界、領域に閉じ込められていた可能性が高かったらしい。あぶね

 

 

「君には呪術の才能がある。今回の件がきっかけでその扉が開いた状態になっている」

 

「呪術の才能?」

 

「あぁ、君の呪力量は一般的な呪術師の一回りほど多い。このまま過ごせば自分以外の人間を巻き込む可能性が生まれるほどに」

 

 

 記憶が戻ってからはまだあっていないが、家族や友達との思い出がフラッシュバックする。俺のせいでみんなが巻き込まれる? 

 

 

「呪術師にならないにしても、ある程度呪力の抑え方や自衛の方法を学ばなければならない」

「やります」

 

 

 

 決断は早かった。たかが俺のせいで人の命が左右されるなんてことはあってはならない。それにもしここが本当に呪術廻戦の世界ならこの先どちらにせよ地獄が待っていることになる。

 

 

 

 

「俺に呪いを教えてください」

「まだ君は子供だ、少しずつ最低限の力をつけよう」

「いえ…」

 

 

 

 踏み入れた以上きっと逃げることはできない、なら少しでも最善の未来を選べるように

 

 

 

「俺は呪術師になります」

「…なぜだ?」

「俺がそうしたいと思ったからです」

「わかった、授業の日程は後日連絡する。親御さんとの相談もあるしな」

「ありがとうございます!」

「しかし、呪術師にするかどうかは保留だ。君はまだ若い」

 

 

 精神年齢だけなら28歳なんだけどね。

 

 

 

 

 

 





主人公
さしすのせ担当予定
自己肯定感低めで一度死んでるしいっかという理論で簡単に運試しをするちゃんとイカれてるタイプ
呪術廻戦の世界だと知り、自分の命より先に他呪術師を心配するイカれた野郎



トラックに轢かれた呪霊
迷子への恐怖から生まれた呪霊
一定範囲を領域に変えてループさせ、迷い込んだ子供の体力を削りじわじわと殺すゲス
普通ならトラックなどに轢かれてもダメージはないが、領域の影響でトラックに呪力が含まれており払われてはいないが吹き飛んだ
後日、普通に呪術師に払われた



夜蛾正道
仕事の都合でたまたま通りかかったおじさん
仕事よりめんどうな物を拾ってしまうかわいそうな人。
命の危険があるとわかっていて首を突っ込もうとする主人公を見て「目を離したらどうなるかわからんぞコイツ」的な感じで面倒を見ることにした。



行き当たりバッタリで書いてるのでご容赦ください


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