呪詛師になる?俺を見てまだそんなことが言えるのか? 作:Wi-Fi
最近は難しい課題もなく学校、クラブ、たまに課題をこなしてという生活が続いている。夜蛾先生の援助があるとは言え、東京生活のために貯金はもう少し欲しいんだけどな。
「ねぇ知ってる~?」
「ん? どうしたの?」
クラスの男子の噂話が耳に入る。声がでかくて嫌でも聞こえるんだよなぁ。
「夜の学校のトイレにはね。花子さんって言う妖怪が出るんだって」
「お前、小6にもなってそんなの信じてるのかよ」
「いや、俺も信じてなかったんだけどさ。隣のクラスの山田が見たって言うんだよ」
「あの山田が!!」
「あの真実の山田が言うなら本当かもね」
え? 山田信頼され過ぎじゃね? なにその二つ名、真実の山田ってなに? 嘘ついたら手とか持ってかれるの?
「今日の夜みんなで見に行かね?」
「どうやって家から抜け出すんだよ」
「じゃあいつものお泊まりってことにしない? うちの親寝るの早いから抜け出しやすいよ」
「ナイス! じゃあ今日いこうぜ」
あー、あれマズイやつだ。その山田? が噂にしてるなら下手すりゃ呪霊になってる可能性がある。下手に子供が近寄っていい時間帯じゃねぇ。どう止めるか
「なぁ誠也も来るだろ」
「え? 俺も?」
まさかのこちらにもお誘いが、ほら俺にも友達いるんだよへへ。でも今回は止めるしかないんだよなぁ。
「あー、それやめといた方がいいよ」
「何でだよ」
「最近、近くの小学校で不審者出たらしくてさ。先生がたまに見回りしてんだよ」
「夜に?」
「少なくとも警備員さんはいるしさ、バレたらめんどくさいぞ」
「えーでも」
「それよりさ、土日にゲーセンいかね? アームの強いUFOキャッチャー見つけたんだよ」
「マジで! うそだろ!」
「いやほんとほんと、山田にかけてほんと」
「山田にかけるなら信用できるな」
なんなんだよ、その山田への絶対的信頼。宗教かなんかなん? とりあえずこれで話は逸らしたし大丈夫だろ。一応夜中に見回りしておくか。
● ● ● ● ●
そんな感じて来ました、夜中の学校。微弱だけど呪力を感じる。もっと早く見回りしとけば良かったかもしれん。一応帳を降ろし歩き始める。
「はーなこさーんあーそびましょー」
とりあえず学校中のトイレを見回る。女子トイレは流石に問題になりそうなので、中に星を飛ばして索敵している。
具現化した式神は一定範囲まで呪力感知が作動できる。範囲は広くないしある程度呪力が強くないと反応しないので使いどころは正直ない。今回で最後説はある。
呪霊はちらほらいるけど子供は見当たらないし、花子さんを見つけたら11時頃に帰ってもいいだろ。
三階のトイレに入り個室の前に立つ。ここにいるな、他の呪霊より強い呪力を感じる。けど
「子供の噂程度じゃ2級下位が限界か」
めんどくさいので水星を中に発生させ内側から凍らせる。扉を開けてみると体が異常に長い女の子型の呪霊が冷凍されている。
「冷凍花子さん完成、てかなんで女の子が男子トイレにいるの?」
多分、噂していたのが男子なのに「花子さん」って名前だったせいとかかな? おもろ。
とりあえず。蹴って粉々にして払い、術式を解除して氷を消す。はい、お仕事終了。さーて見回りしてかーえろ。
「キャァァァ!!!」
……お仕事再開!!
● ● ● ● ●
「はぁはぁ、来ないで!!」
明日の宿題を忘れてしまい、すぐ取って帰ればいいと思ってた。その時はこんなことになるなんて思ってもいなかった。
私は昔から化け物が見えている。けれど、私にしか見えていないようで、きっと触れちゃいけない物だと思ってずっと無視して過ごしてきた。もし夜の学校で見かけても無視すればいいと思い、もしもなんて考えてなかった。
窓からこっそり侵入して、4階の教室に向かう。無事に宿題を見つけてカバンにしまいそのまま帰ろうとしたとき、初めてあのお化けに喋り掛けられた。
「お゛な゛ま゛え゛な゛ぁぁぁぁに゛ぃぃぃぃ」
「ひっ!!」
だから反応してしまった。そしたら今までの小さな体が嘘だったかのように広がり、私を追いかけくる。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖いこわいこわいこわいこわいこわいこわい!!
私が怖がっているのが嬉しいのか不気味な笑顔が大きくなっていく。
宿題やカバンを捨てお気に入りだった帽子を落としても気にせずに走った。でも距離は縮んで行くばかり。
追いつかれ腕を捕まれる。もうだめだ。きっと食べられちゃうんだ、私。
「キャァァァ!!!」
クラスの男の子が最近先生が見回りをしていると言っていたことを思いだし、自分の出せる一番の大声を上げる。
先生じゃなくてもいい、誰かに届いてくれたら
「助けて」
目の前に異常に大きな口が近づいてくる。もう無理だと思った瞬間、窓を突き抜け大きな何かがお化けを吹き飛ばす。
「"具現・
いつの間にか目の前に現れていた男の子がボソリと呟いた。するとお化けが真っ二つに裂け、そのまま粉々になっていく。
「うそ……」
「大丈夫? あれ、天野さん?」
「占星くん?」
● ● ● ● ●
「なるほど、宿題を取りに来たら襲われたと」
「うん」
「てか、その話だと俺らの話聞いてた訳じゃん」
「うん、なんとかなるかなって」
あの後、泣く天野さんを宥めながら近くの公園で話を聞いていた。それにしてもなんてアグレッシブな子。少なくとも普段から呪霊が見える子の行動ではないよ。
「飲み物買おうか、何が良い?」
「……ココア」
「了解」
この時間はもう寒くなってきてるし、俺もコーヒーにしよう。転生してから口も子供になっているのでブラックは飲めない。前は好んで飲んでたんだけどなぁ。
「はい」
「ありがと、ねぇ占星くんもあれ見えるの?」
「うん、昔から素質があってね」
「あれってどうやって倒してるの?」
あれが何かとかを聞かずに倒し方を先に聞くのか、見えることに慣れていて、そこに関してはもうどうでもいいって感じか。
「うーん、分かりやすく言うと特殊能力かな?」
「さっき出してたやつ?」
「そうそう」
「私にも使える?」
「少なくとも同じのは無理かな」
さて、小学生に対してどう対処するか、一応夜蛾先生にも連絡してあるけど、ちょっと待ってろとしか言われてない。
いや、待て。あの先生この距離をちょっと待てで表せる時間で来る気なの? ヤバない?
「それにしても倒し方を聞いてどうする気なの?」
「えっと、さっきピンチになったときにね。占星くんが来てくれて、とってもカッコイイって思ったの……」
と顔を赤らめて話す。え? もしかしてそういう感じ? いやーまさか小学生の初恋を奪ってしまうなんて俺も悪い男だせ。俺も小学生だけど
「それでね」
「うんうん」
「私もああなりたいなって」
……あー、そっちかー、自惚れてすみませんでした。そっかなら
「やめた方がいいよ」
「え?」
「呪術師なんて……あっ俺みたいな人を呪術師って言うんだけど。呪術師なんてならない方がいいよ」
「なんで」
「基本的に呪術師にメリットなんて無いから」
どれだけ人を助けても表彰されるわけでも、面と向かって感謝されることも少ない。それに短い間だが呪術界の闇も見てきた。
呪術と言う非術師に越えられない壁があるからと、その椅子にふんぞり返って居座り続け偉そうにしているクズ。マイノリティだとわかっていながら気に入らなければ使い捨て、そのくせ人手不足とか言い続けるゴミ。自分達が強者だと思い込み世界の考えに追いつく気もなく、差別をし続けるカス。強者だと、ただの化け物の間違いだろう?
「だから俺は呪詛師に……」
「占星くん、どうしたの?」
「え?」
待て、俺は今何を考えた? 俺が呪詛師に堕ちるのこの先の地獄を回避するためだろ。なんだ、なにかがマズイ。
「大丈夫?」
「うん、平気。とりあえず呪術師はおすすめしないよ、これから詳しい人が来るから」
「詳しい人?」
「うん、顔はめちゃくちゃ怖いけど凄い優しい人」
とりあえず今は天野さんを無事家に帰すのが最優先。後で考えればいいだろ。あ、車が来た。
「まったく、お前は面倒事を持ってくる」
「俺、今回悪くないでしょ。てか、悪いことしたことないでしょ」
「あぁ、だが無茶をするのは確かだ」
「それは確かに」
なら直せ、とゲンコツを食らった、なんか威力が上がった気がする。
「じゃあこの子をお願いします。俺学校の方を見に行くので」
「窓がもう向かっているぞ」
「普段から学校にいる俺もいた方がいいでしょ」
「わかった」
とりあえずこれで彼女は大丈夫だろう。窓の人たちがいるとはいえ、あのレベルの呪霊がまだいないかチェックしないと。
「占星くん!!」
「ん?」
「ホントにありがとう!! さっきも悩んでたみたいだし無理しないでね!!」
「おう!!」
よし元気でた。今晩はもう少し気合い入れて頑張るぞ。それにしても
●書きたかっただけのメタ回●
「なぁ傑…」
「どうしたんですか先輩」
「ネタが切れた…」
「は?」
「いや、だからネタがk「まだ中学生にもなってないじゃないですか!!」いやそうなんだけどさ」
「高専に入ってから書こうと思ってることはあるんだけどね」
「じゃあ話を進めましょうよ!!」
「あんまり速く話を切り上げるのも良くないかなって」
「じゃあこれから冬休みですし雪系の呪霊を」
「また討伐シーン?」
「そういう話でしょこれ!!」
「メタいよ」
「今さらですか!?」
「いや、書きたい話はあるんだよ。けど今じゃなかったりこの作品にあってなかったりさ」
「あってないって言うのは?」
「領域展開の必中効果で非術師に最低限の呪術の才能を植え付けて戦わせるの」
「えっと」
「それで呪霊は強い術師に弱い術師を殺させてその時に出る死に際の呪力を吸収して強くなる」
「あの」
「そんなバトルロワイヤルに巻き込まれる主人公!!」
「それって呪術廻戦の皮を被った別作品ですよね」
「バレた?」
「真面目に考えてくださいよ」
「そういえば毎日投稿は大丈夫なんですか?」
「何とかする」
「雑ですね」
「こればっかりは気合いとしか」
「ネタ切れてるのに?」
「うるせー」
「ただでさえ文字数少ないのに?」
「うるさい」
「もうストックひとつもないのに」
「うるせぇぇぇ!!!」
「正直今これを書いてるのも現実逃避でしょ」
「そんなことわない」
「ホントに?」
「いや、実際俺は毎日の方がむいてるのよ、多分」
「というと?」
「期間が空いちゃうと熱が覚めちゃうんだよ。元々が勢いで始めてるから」
「あー、ぽいですね」
「こう、うひゃ楽しいぃぃくらいで書いてたいというか。今悩みながら書いてるのも結構楽しいし」
「ドM」
「ぶっとばすぞ」
「あと描写不足を補うために短編を出すって言ってましたけど書いては」
「ないです」
「いっぺん死んでこい」
「いや頭の中ではちらほら出来上がってるんだよ」
「じゃあ何で書かないんですか」
「確実に文字数が足りない」
「アホ」
「アホで悪かったな」
「どうするんですか」
「ifとか」
「話も進んでないのにifなんて書いたって読んでくれてる人たちポカンとするでしょ」
「ごもっとも」
「中学生は巻きで書こうかと思ってるんだ」
「てか小学生時代が長すぎたんじゃないですか?」
「いや、傑との絡みを書きたいなって」
「なら地元の学校にしとけば良かったでしょ」
「いや、傑と距離を取ったあと再開時に書きたいことがあってさ」
「その矛盾を抱えた結果、小学生時代が長くなったと」
「長いって言っても10話とちょっとだよ」
「ちょっと自分のお気に入りから先輩方の作品見てこい」
……
「15話くらいで高専入学だと!!」
「そういうことだよ」
「嘘だろ、行き当たりばったりで書いた弊害がこんなところに」
「曇らせタグは結局つけることにした」
「最初っからつけとけば良かったのに」
「いやさこんなに暗くなると思ってなかったというかもっとギャグっぽく書く気だったのよ」
「なんで変わったんですか?」
「えっと、多分だけど本家に寄った可能性が…」
「わからなくもないですね」
「あと作者が曇らせについて良くわかってない」
「それが本音だろ」
「この作品ってどのくらいで終わらせるつもりなんですか?」
「未定」
「ホントに行き当たりばったりですね」
「けどさ、もし奇跡も奇跡。偶然が重なりあったとして100話まで続くとするじゃん」
「はい」
「休暇なしなら4か月掛からずに終わるんだよね」
「狂ってますね」
「わかる」
「そんな感じで、初心者なのでミスも多いですが」
「短い間ですがよろしくお願いします」
● ● ● ● ●
「ん…」
「あっ起きた?」
「硝子?」
「ずっとうなされてたけど夢でも見てたの?」
「良く覚えてないけど先輩が出てきた気がする」
「メンヘラ彼女かよ」
「みんなそれ言うね」
「なにそれウケる」
「先輩、どこにいるのかな」
「お兄さんの事だからどっかでエンジョイしてるよ」
「いや、エンジョイされると困るんだけど」
「たしかに、まぁとりあえず」
「「見つけて一発ぶん殴る」」
本家を超える絶望感は出せませんは絶対無理です。
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