呪詛師になる?俺を見てまだそんなことが言えるのか?   作:Wi-Fi

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諸事情で急にお休みをいただきました
お休み中分かったのは日常回難しいってことですね

追記
2004年なのにスカイツリーを建ててしまいました。
出来れば目を瞑ってください…
すいません


第18話

 

「よしどこに行く!! 新宿? 渋谷? 浅草?」

「横浜中華街」

「…占星くん、神奈川出身じゃなかったっけ?」

 

 ということで今回は退院ばかりの体にムチを打ち東京観光に行く事になりました。

 

「俺3年くらい東京に住んでたし。天野さんと涙くんの行きたいところでいいよ」

「…なんか占星くんって、"くん"とか"さん"とかつけるの苦手でしょ」

「なんか違和感あるよ。というかなんで私は苗字なのに涙くんは名前なの!!」

 

 苦手なわけじゃないんだけど、まぁお言葉に甘えて呼びやすいように呼ばせて貰おう。

 

「んじゃ、鏡香と涙はどこ行きたい?」

「TLD!!」

「…えっとドイツ村?」

「どっちも千葉じゃねぇか、涙は無理に乗らなくていいぞ」

 

 結局そんなに時間がないのでスカイツリーになった。

 

 ● ● ● ● ●

 

「ここがあの有名SUKAITURE」

「無駄に発音それっぽいけどツリーの綴りわかるの?」

「ギクッ」

 

 口でギクッて言ったよこの人。あざといかよ。

 

 電車で揺られること約1時間ほど、スカイツリーの真下まで来た。写真を取るならやっぱり近づかない方が良かったな。うまく撮れない。

 

「…高いね」

「首いたい」

 

 二人とも珍しそうに見上げてる。個人的には一定の高さ越えた建物ってあんまり変わらなく見えるんだよね。なんか実感わかないというか、登ってみたら変わるのかな? 

 

「横から登ってみたい!!」

「あ、危ないよ」

「涙、そこじゃない」

 

 涙は自分から喋ることは少ないけど、とてもノリがいい。ボケは結構乗ってくるしツッコミもする。たまにズレてるけど。

 

「エレベーターだって~」

「…50秒で350mだって」

「50m7秒ちょっとか」

「それって速いの?」

「50m走の世界記録調べてみ」

「どれどれ……やば!!」

 

 そんな話をしながらエレベーターのある方向に向かう。平日でもやっぱり人は多くて結構待たされそう。

 

「…結構かかりそうだね」

「夕飯決める? 食べて帰るんだろ」

「あ、僕調べるよ」

 

 適当な話をしながら順番を待つ。結局夕飯は決まらずに好きなお菓子の話をしていた。ちなみに俺はコーヒー味の飴、おいしいよねあれ。

 

 ● ● ● ● ●

 

「展望台の眺めすごいね!」

「思ったより広いんだな」

「ヒッ高い……」

 

 てかスカイツリーって入場料いるんだな、思ったより高くてビックリした。正直、どっかの誰かさんに収入を吸われているので出費が思ったより痛い。

 

「去らば野口さんたち」

「占星くん何してるの速く行くよ!!」

「ね、ねぇもう降りませんか?」

 

 先頭の意見が割れてるけど大丈夫なんですか? 涙は過度に高いところはだめらしい、あとで聞いたらマンションくらいまでなら平気なんだとか。

 

「す、すごい た、たかいぃぃぃ……」

「すっごいたかぁぁぁぁぁい!!」

「同じ単語なのに感情が真逆だ」

 

 足ガクガクだけどつらないのかな? それと鏡香、そんなにジャンプしないの。涙が今にも泣き出しそうなんだから。

 

「夜蛾先生におみあげ選んでくる」

「私も行く!!」

「お、置いてかないで……」

 

 涙を置いて来るなよ、小鹿みたいになってるじゃん。ガクガクがプルプルになってるよあれ。

 

 夜蛾先生のおみあげはコラボぬいぐるみにした。冥さんにもお菓子と近くの神社で金運お守りを買っておいた。なんか似合うじゃん? 

 

「結局ご飯なに食べる?」

「肉か魚、米かパンか麺。それぞれひとつ選んで」

「魚と米!!」

「…お寿司か海鮮丼かな?」

「そんな高いところ行けないしチェーンでいいか?」

 

 悩んでたとは思えないほど速く決まった。まぁ魚お米なら選択肢がかなり減るし。とりあえず近くのチェーンの寿司屋に向かう。

 

「そういえば二人の術式知らないな」

「…僕たちはお互い訓練で見てるから、あとは占星くんだけだね」

「入ってそうそう死にかけてたからね!!」

 

 そんなに怒らないでも、今回はどう考えてもハプニングだろ。俺は悪くない……

 

「また俺は悪くないみたいな顔してる」

「…夜蛾先生があいつは逃げの選択肢がないって怒ってたよ」

「…ぐぅ」

 

 ぐぅの音が漏れてしまった。いや、あれから逃げるの難しいって。結局時間稼ぎするつもりが無理だったんだからさ。

 

「私たちも強くなるから」

「…一人で背負わないで」

「いい奴ら過ぎて泣きそう」

 

 なんだろう、心が洗われるというか。呪術師ってまともな奴らいるんだな。見切り発車と方向音痴だけど……

 

「まぁ頼りにしてるよ、次からビシバシ行くけど」

「鬼~!!」

 

 ● ● ● ● ●

 

「そういえばなんで二人はその制服にしたの??」

「ん?」

 

 お寿司を食べてる最中、急に鏡香から聞かれた。結構急に、話の脈略って知らないのかな? 

 

「手袋つけててあんまり違和感なくて使い勝手がいいから」

「…何か被るものがあると落ち着くから」

 

 二人とも手短に理由を話す。スーツって仕事で便利なんだよな、現場で非術師とか警察とかと会うときにがっつり制服よりも怪訝な顔をされない。

 

 あと胸ポケは結構便利。最近はストレスか知らないけど何か口に入れてないと落ち着かないので飴とかタブレットを持ち歩くから良く使う。

 

「私は良く分からないからそのままにしたけど、もう少し改良してもよかったかなって」

「後からでも申請効くんじゃね? どうせボロボロになるし」

「…そういう問題かな?」

 

 どうせ呪霊とじゃれたら破れるんだからそういう問題だろ。俺のスーツもう一着死んでるんだぞ、入学2日目で。

 

「…どんなのがいいの?」

「えっと、自衛隊みたいなやつ!! メットにチョッキにホルスター!!」

「ちょっと待て」

 

 自衛隊みたいな奴? ヘルメットと防弾チョッキで迷彩柄って呪術師ではないのでは? 

 

「なんで」

「防御力高そうじゃん?」

「…銃使わないからホルスターはいらないんじゃない?」

「涙、多分そこじゃない」

 

 あれかなりの筋力ないと動けないだろ。いくら呪力強化があるとはいえ無理あるやろ。

 

「むしろ戦闘服がなんでこんなに薄手なの?」

「真面目に答えた方がいいのか?」

「…不真面目だと?」

「かっこいいだろ」

 

 ほら漫画のキャラクターみたいじゃん? まぁ俺ら漫画に出てこなかったけど、てか鏡香に関しては俺が接触してなかったら呪術師どころか小学校で死んでたかも知れないし。

 

「まず掌印や舞、術式条件の邪魔になりやすいだろ」

「あ、そっか」

 

 小回りが効かない服装は呪術では不利な場合が多い。俺も手袋のせいで掌印が結びづらい。元から掌印は使ってないけど。

 

「あと防弾チョッキ貫通する攻撃なんてざらだし、呪力強化の方が硬いから必要性がない」

「…なるほど」

「最後にそれっぽくない」

「なんで最後ふざけたの!」

「ふざけてねぇよ、呪術は解釈なんだ。イメージから離れ過ぎない方がいいだろ」

 

 見た目や道具が関係ないほどに自分の術式の解釈が完璧ならいいけど、俺らは学生なんだから下手なことをしない方がいい。

 

「じゃあ別の改良考える」

「…そのままでもいいと思うけど」

「そうだ!! 甲冑は?」

「話聞いてた!?」

 

 止めるのにまぁまぁかかりました。

 




五条先生かっこよすぎてヤバないですか?

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