呪詛師になる?俺を見てまだそんなことが言えるのか? 作:Wi-Fi
いや待ってください、言い訳させてください。
戦闘シーン難し過ぎるんですよ。体力がね…
許してください( ;∀;)
本日、私はどこかようわからん樹海に来ております。修行の日々から2年ほどの時間が経ち、始めての実践の日である。
「今回の相手は三級の呪霊だ。途中までは付いていくが基本は全て自分で対応してもらう」
「おやつは300円までですか?」
「バカ言うな。……バナナもダメだぞ」
「先読みされた!」
チッボケを事前に殺された。段々と行動や言動がバレ始めてやがる。どうにかしてアイデンティティを取り返さなければ、ぐぬぬぬぬ
「帳を下ろすぞ、何をしてる?」
「アイデンティティの崩壊に悩んでます」
拳骨を食らった。痛い
● ● ● ● ●
呪霊は思ったより早く見つかった。サイズは大人より一回りほど大きく、手足が何本も生えており胴体が異常に長い。
「百足人間だ」
「想定より大きいな、やめておくか?」
「まさか」
ここでわざわざ退く理由なんてない。それよりも自分の実力を試したくてウズウズしてしまっている。
「"具現・
唱えた瞬間、目の前に丸いハンドボールほどの岩石の塊、正真正銘の衛星が現れる。衛星は俺を中心に円形に回り続ける。
あれから、自分が術式持ちなことが判明した。
「
俺の呪力が流れている物へ形状や質量、密度に関係なく星の特性を付与することができる。
具現化したのは夜蛾先生に教わった呪骸をあえて不完全に作った式神だ。呪核の表面に呪力の層を作り呪核を通して安定させている。
呪核は作り出す星の名前を言う縛りで過程を飛ばし、その場で構築している。事前に作っておくことも考えたけれど、今後を考えるならこっちに慣れておくべきだと思ってこっちにした。
そこら辺の物に付与しても問題ないのだが、強度などを考えると少しコスパが悪いがこちらの方が使い勝手がいい。
「"
一定のスピードで回っていた惑星は、一瞬その場で停止したかと思うと、呪霊めがけて加速する。
呪霊はこちらの攻撃に気付き避けようとするが、避けきれず身体の一部が削れた。
「致命傷は避けられたか"
自分自身に星を付与し引力を発生させ飛ばした星を引き戻す。俺の術式は元の質量は関係ないので、引力を強くする事も可能だ。
が、下手に引力を発生させると被害が大きくなる。なので星の引力は同じ星が付与されている物にしか干渉できないように縛った。
無差別にものを引く力を完璧に操作するのには精密なコントロールが必要らしい。つまり五条悟は化け物。
「"具現・衛星"」
とりあえず弾数を増やして逃げ道を減らすことにした。同時に操作できる星の数は今のサイズだと4つ。防御用に1つ残し他をバラすように打ち出す。
だが直線にしか打てないので簡単に避けられてしまい、こちらへ突進してくる。
「予想的中!」
こちらの直線攻撃は避けやすいように、相手の直接攻撃もこちらとしては避けやすい。
呪力で脚を中心に強化し呪霊の上を通り抜ける。その途中で背中部分に手を付く。
「"付与・
呪霊に星を付与し蹴りを入れながら距離をとる。
「"引"」
呪霊に付与した星の引力が衛星を引き寄せ、追尾するように呪霊の身体を貫く。
「先生終わりました~」
「最初の牽制必要だったか?」
「本当はあれで仕留めるつもりだったんですけど、加速が足りなかったんです」
「次の課題だな、引は強いが条件が厳しい。それ以外の攻撃手段が欲しいな」
「あとは近接も鍛えたいですね」
相手に触る事で起動するので近接戦闘は避けられない。呪霊ならまだ隙をつけど、今後人間と戦う場面は少なくない。むしろ呪詛師になったらそれメインだろ。
「俺が側で教えられるのも限界がある。どこかで習ってみるか?」
「クラブとかですか?」
「あぁ、普通の近接技術なら何も術師でなければいけないわけではないしな」
「なるほど」
● ● ● ● ●
てなわけで家から少し離れたのキックボクシングのクラブに来ております。家の側だと知り合いに見つかる可能性があるのでなんとなく避けました。
今回は見学として参加しているのですが、感想としては一言ですね、
ぬるい
いやわかるよ、所詮は子供向けのクラブなんだ。実践形式で習っていた身からするとちょっとばかしぬるいのよ。
まぁ言うても本当に習い始めたら呪力強化はここでは使えない。きっと勉強になるはずだ。いやけどそれにしても
「「ぬるいなぁ……え?」」
隣から全く同じ内容が聞こえてくる。いやそんなことある? てか一般人で術師と同じ感想が出るってどういう事よ。
「君も同じ感想?」
「えぇ、まぁこの年のクラブだとこんなもんかなとは思ったけど」
「だよね、キックボクシングが好きなのかな?」
「え? あーちょっと理由があって格闘技をしたくて」
「? そうなんだね」
めっちゃ聞いてくるじゃねーかこの子! 多分年下かな? 体格良いし元々スポーツマンって感じか。
「えっと格闘技好きなの?」
「えぇだからここに来て少しがっかりしてたんだ」
「けど?」
「いい相手に巡り合えた」
おぉ目をつけられてる。本当に格闘技が好きなのか目がガチなんだけども。
「名前、聞いてもいいかな?」
「えっと、
「私は夏油傑10歳。よろしく、先輩」
うそやん
占星誠也
3話にてやっと名前が出た悲しき主人公
基本的に理屈っぽく、センスや感覚が最重要な呪術師にまったく向いてない。てかミリも向いてない。ほぼ前世の知識便り。
また技名も片仮名が多くどこかズレており、本人もうっすら気付いてるがあんまり気にしてない。
術式はかなり拡張が効くが基本どれも中途半端。
器用貧乏です。
「星霊創操」
呪力に星の概念を付与し、物の形状や質量、密度に関係なく星の特性を強制する。
形式は九十九由基に近い。
「具現」
呪核を中心に呪力の塊を式神として作り出す。呪核による操作と星の形状を付与することで無理やり成り立たせている不完全な式神。具現と唱える縛りで呪核を作る過程を飛ばしている。
「衛星」
引力で引っ張られることに特化した、質量を付与した星。超下位互換星の怒り
「惑星」
引力で引っ張ることに特化した星。超下位互換無下限。
「流星」
星が落ちる速度を付与している。直線にしか動かせない。正直弱い
作者
「夏油の出身地わからんのに前回軽率に地名を出してしまった。まぁ東京校に通うなら関東圏内だしなんとかなる…はず」