新章 開幕
金髪の旅人がアップを始めました。
5話
誰かが自分の名前を呼んでいる。
聞き慣れたその声はどこか泣いているようで。
泣かないで、と。
笑って欲しいと。
そう言ってやれることができたのだろうか。
わからない。
そのとき、■はどんな顔をしていたのか。
笑顔は作れていただろうか。
偽れていたと思いたい。
そんなに、謝らないでほしい。
ああ、でも、そっか。
謝ってくれるなら、泣いてくれるのなら。
それは、なんて――――
✳︎
コンコンというノック音で、目を覚ます。
ゆっくりと身体を起こして、何度かの瞬き。
見慣れない天井と妙に低い目線の高さ。
酷く、懐かしい夢を見ていた。
少しの間、ぼうっと呆けていて、やがて自身が今どのような状況におかれているのかを思い出した。
「…………頭、痛ぇ」
再度、コンコンとノック音が響く。
まったく、仕方がない。
せっかちな奴である。
よっこらせと魅惑的なベッドを脱出して、扉の方へと向かう。
「おはよう、天華。もう朝だよ」
「……おう、おはようさん。少し待ってろ」
扉を開けて、視界の中に灰髪の少女――ステラの顔が映ったところで、完全に思考が覚醒した。
「……なんか、あった?」
「いや、何も?」
変な所で鋭いやつだなと感心しながら、平静を崩さずに返答する。
チートさんのことをすんなりと受け入れた相手だ。
前世や転生云々のことも話せば理解してくれるのかもしれない。
けれど、それを俺は望んでいない。
この重さは、決して忘れてはいけないものだと思うから。
「そう? ならいい」
「先に下、行っててくれ」
「わかった」
ステラを部屋から追い出し、寝巻きから普段着……この世界に降り立った際に身につけていた少し変わった外見の服に着替える。
着替えると言ってもチートさんに頼めば、装備の一括変更も一瞬でしてくれるので、身支度に時間はかからない。
これは、コスチューム機能の応用だろうか?
髪のセットもやろうと思えば出来るらしいが、それをするとステラが拗ねるのでやめておく。
何でも、俺の髪の毛を弄るのは私だけで充分なのだとか……どこに独占欲出してんだか。
黒を基調として藍色を散りばめたその服装は、シンプルながら、どのネームドキャラにも負けず劣らずの作り込みだ。
神様がどれだけ男の娘キャラに情熱を捧げ込んでいるのかが、よくわかる一品であった。
そんなことを理解したくなどなかったが。
それでも、この服を着ると一気に自分が原神世界に転生したことを実感できるので良い。
男女兼用みたいなデザインの服をなんの違和感もなく、着ることができる精神性については、恐らく神様に弄られたからに違いない。
なんで見るからに女の子女の子している服ではないのに、俺が着ると女性にしか見えなくなるのだろうか。
……これ以上、深く考えるのはやめておこう。
因みに、俺たちが今いるのは教会ではなく、モンドの宿屋だ。
流石にずっと教会で世話になり続けるのは忍びないというもの。
実をいえば、俺がステラに名前を与えた数日後ぐらいには、この宿屋へと拠点を移していたのである。
さて本題なのだが、なんと、俺たちが宿を移してから早くも三週間と少しが経っていた。
つまり、俺たちがモンドへやってきてから約一ヶ月が経とうとしていたのである。
この一ヶ月で様々なことがあった。
モンドのネームドキャラたちの中ではジンさんを筆頭とした騎士団組や教会所属のセコムことロサリアさん、旦那ことディルックさんとも出会っており、彼らとの仲はそれなりに良好である……つもりです。
残念ながら、風神ブットバ――バルバトスとの邂逅は果たせていない。
何か余計なことを悟られる可能性がないと思えば、良いことのようにも感じられるが。
更に余談であるが既にモンドにモナはいた。
ゲームの中と完全に同じだと考えてはいけないが、十中八九、この世界の旅人は璃月の危機を救った後なのだろう。
今がゲーム時空におけるどの時系列にあたるのかを把握したいのなら、誰か……それこそ、様々な情報を入手できる立場にいるジンなどを頼れば、済んでしまう話なのかもしれない。
有名人である旅人の情報など、簡単に手に入ってしまうものなのだと思う。
だが、そうしないことには重大な理由があった。それこそ、俺の精神的安定を揺るがしかねない爆発物的な事情が。
「…………どっち、なんだろうな」
もし仮にだ。仮に。
旅人が蛍であった場合、俺は俺を制御できるのだろうか。
「……想像しただけで、鼻血出てきたんだけど」
言語化しなくてもわかる。
無理だ。
最推しだぞ?
登場するキャラクターの全てを推せると言っても過言ではない俺にとって、最初から最後まで永遠の最推しで在り続けたキャラクター。
神様みたいなものである。
あんな球体と比べることすら烏滸がましいほどの。
『暴言が酷い』
「いや、当然感謝はしてます。ただ、相手が悪すぎるだけでありまして」
それはともかくチートさん、そろそろ普通に会話する気になった?
『否:ちょっと何言ってるかわからない』
「いつか、ぜってぇぶん殴ってやる」
まあ、何が言いたいかというとだ。
蛍ちゃん、マジで可愛いよね! ってこと――ごめん、素で間違えた。
俺たちも、段々とモンドに馴染んできた頃だよね! ってことである。
真面目な話、旅人が空くんだったときの方が、俺の身のためになるのかもしれない。
「よっす、待った?」
「うん。凄く待った」
宿屋の一階は簡易的な食事処のようになっていて、ステラは一番隅っこのテーブルに頬杖をついて俺のことを待っていた。
文句をつけられてもしかたない、なんて思っていたのだが、ステラからそれ以上のお小言はなかった。
「だよな。すまん、ちょっと目覚めが悪くて」
「見ればわかる……で、今日の予定は?」
本当は、もう少し突っ込んだ話をしたいのだろう。
少々、口元を籠らせた後、ステラは話題を変えようとそんなことを聞いてきた。
一応、彼女も予定くらいは把握しているはずだけど、などと頭の中では思いつつ、本日の予定の確認を行う。
まあ、確認は何度したっていいものだしね。
「今日はガイアさんから、風龍廃墟近辺を調査して欲しいって依頼が入ってるぐらい。前にワープは空けたし、そこまで苦労はしないと思うよ」
「……風龍廃墟って、あの大きな塔みたいなのがある所だよね?」
「そうだな……あんま乗り気じゃないか?」
「別に、いつも通りだけど。ただ、あそこは何回も翼を使わないとだから少し面倒」
ステラは、普段から無気力気味な顔を、さらに二割増しの気怠げな顔に変えながら、テーブルの上に突っ伏す。
「行儀が悪いぞ」
「お母さん?」
「強ち、間違いだと断言できないのが悲しい」
ステラは身体能力、戦闘センスなどが異常なほどに高いのだが、何故か風の翼の操作だけは苦手としていた。
逆にかつての身体能力をほぼ喪失した俺は風の翼の操作能力に長けていたりしたので、奇しくもこれは彼女と俺で才能を分け合ったような形になっている。
飛行免許に関しては安心して欲しい。
ジンさんに相談したところ、アンバーを指南役として紹介してもらえたのだ。
まさか、一週間もせずに免許が手に入るとは思ってもいなかったけれど。
「慣れれば、気持ちいいと思うけど? 野外なら結構、便利だし」
「私には理解できない感覚かな」
「ま、無理強いはしないけどね」
そこまで会話をしたところで、くぅ、という小さな音がステラの方から聞こえてきた。
何の音だろうと彼女の顔を見てみると、そっと顔を逸らされた。
その耳がほんのりと赤くなっていることに気がついて、ああ、なるほどと合点がいった。
「朝ご飯にしようか。俺も、腹が減って仕方ない」
「…………うん」
なんだ、こいつ。
急に可愛げ出してこられても、普通に可愛いだけだから困る。
なんか最終的に「おえー」ってなるのを覚悟の上で、大食い大会で優勝していそうな雰囲気を醸し出している癖に意外だ。
……どんな雰囲気だ、それ?
何故か脳裏を過った物凄い具体的なイメージに首を傾げている間に、宿屋のご主人さんが食事のプレートを運んできてくれた。
「それじゃ、いただきます」
「ん、いただきます」
二人で手を合わせて、朝食を取り始める。
うん、今日も飯が美味い。
✳︎
『遂:転移』
「いつも、あざます」
『お礼は現ナマでどうぞ』
「久しぶりに聞いたし、言ってること中々最低だな……もう死語だろ、ソレ」
もはやボケを隠さなくなってきたチートさんに呆れながらもお礼を言って、やってきましたは風龍廃墟。
トワリンの暴走からはそれなりに時間が経っているようで、空気中の元素に異変は見られなかった。
尚、元素力の感知に関しては、例の如くチートさんが元素視覚の機能を持っていたので問題はない。
風龍廃墟にワープした、と一口でまとめてしまったが、流石に城? の最上階にあるワープポイントを利用したわけではない。
利用したのは、中央の建物から少し離れた場所にある平地のワープポイントだ。
「……それで、何を調べればいい?」
「ヒルチャールの動きが活発になっているんだとさ……まあ、ガイアの個人的な依頼だ。確かな根拠はないみたいだから、念には念をってところじゃないかな」
予想だが、ガイアさんは本当に重要な案件には自分で対応する主義だろう。
それができない場合は旅人を頼るのだろうし、俺たちに任せるぐらいの仕事であれば、そう大したものではないはず。
「そう。なら、ゆっくり行こう」
「そのつもり……だからといって、髪の毛を弄り始めるのは油断が過ぎると思うんだけど」
「ん、警戒はよろしく」
「端から丸投げかぁ……」
君、俺の髪の毛好きよね?
まあ、丁寧に触れてくる分には心地良いから止めないけどさ。
あ、待って、耳裏はちょっと擽ったいからやめ――
「ひゃんっ」
「…………どこから出たの、今の声」
「……俺にもわからん。え、俺男だよね?」
「さぁ?」
ついてたから、男だけど。
胸もないし、男だけど。
何だ、今の高い声。
「もうちょっと、擽ってみたらわかるかも」
「ステラさん、世界には開けちゃいけない箱ってのがあるんだけど知ってる?」
無表情で近づいて来るんじゃない。
手をワキワキさせんのやめい。
これ、絶対に神様のせいだよな。
さては、男の娘には女性の声優を当てる派だな、あのジジイ。
衣装といい、なんでこんなに凝ってんだよ、この身体。
「まあ、俺の声質の話は置いといて…………仕事の時間だぞ、ステラ」
「……うん、わかってる」
チートさんがピコンという警告音で、敵の接近を親切に伝えてくれる。
マップの上に敵の位置が赤の点でマークされるのは原神の仕様になかった気がするのだが、チートさんが気を利かせてくれたのだろうか。
「視認範囲に三匹。ただ、後ろの瓦礫に二匹隠れてるみたい」
「了解」
正面から突撃してきたのは、斧持ちのデカチャールと棍棒チャールくんが二体。
その後ろの瓦礫にマップ上の敵性反応があるので、そちらにも注意を向けておく。
多分シャーマンか弓チャールだと思うけど。
「ほいさ」
「……ん」
インベントリからバットを取り出し、ポイッと放り投げれば、彼女は一瞥もすることなくその柄を掴み、くるくると先端を回してみせる。
その風格たるや、なかなかにバット捌きが板についてきたといってもいいだろう……バット捌きって何さ? 野球でもやるのかしら?
「……じゃ、大人しくしてて」
「大義名分を盾に、人のことを小脇に抱えるのはどうかと思うぞ」
ステラはバットを持っていない方の腕でひょいと俺の身体を抱えると、そのままヒルチャールたちの方へと動き始めた。
あの、下ろしてくれない?
お前のことを信頼してないわけじゃないけど、流石に怖いです。
……あ、ダメですか、さいですか。
ちゃんと食べてる? じゃないんだよ。お前も知っての通り、しっかり食べてるよ。
何でもいいので、戦闘に集中してください。
それは、正しく蹂躙であった。
この一ヶ月間を通して、俺はステラの成長を観測し続けてきた。
僅かに苦戦していたようにも見えた氷アビスとの戦いが、今では遥か昔のことのように思える。
キレのあった攻撃は、より速くより鋭く。
防御の判断、攻防の駆け引き、力の使い方。
時に討伐の依頼を引き受け、時に自己研鑽を重ね、そして時には騎士団のメンバーとの手合わせなども行った。
前方から同時に近づいてきた三匹の敵を、全身を回して勢いを加えた横薙ぎの一撃で打ち砕く。
デカチャールのみが斧による防御に成功したが、その巨体が仰け反ったところを見逃すステラではなかった。
「はぁ……せーのっ!」
深く息を吐き、その一瞬間だけ彼女は全力を解放させる。
ばち、ばち、とバットからプラズマの弾けるような音がする。
瞬間覚醒――■■の運命
ステラの戦闘能力が急激に増加したのは、この能力を器用に操作できるようになったことが、最も大きな要因としていえるだろう。
"■■の覚醒"とチートさんが呼んでいたので、俺たちはこの状態のことを"覚醒"と扱っているのだが、ステラ曰く「長時間の"覚醒"は、凄く疲れる」とのことだった。
だが、ステラなりに試行錯誤をしてみたところ、トドメとして瞬間的に使用するだけならば、ある程度継続的な運用が可能であるという結論になったらしい。
蒼雷を纏い、振り下ろしたその一撃でデカチャールを沈めると、ステラは"覚醒"を解除した。
残されたのは瓦礫の後ろに隠れている二匹の何かであったのだが、マップを確認してみると二つの敵性反応が凄い勢いで離れていくのが見て取れた。
「……居なく、なった?」
「うん。そうみたい……あと、下ろして。ちょっと酔った」
「仕方ない」
戦闘だから仕方ないけど、抱えられた状態でぐるぐる回られると気分がちょっとアレです。
……なんか、こういう方面でも脆弱になっている気がするのは気のせいだろうか。
『打診:発言の許可』
「今更、そんなこと気にしなくていいんだけどな。いいよ、どうした?」
俺の酔い覚まし兼水分補給の休憩中、態々、改まった様子でチートさんはそう話しかけてきた。
チートさんの声が聞こえないステラは一度、小さく首を傾げたが、すぐに誰と会話をしているのか悟ったらしい……おい、なんでちょっとムッとしてんだ?
『感謝。提言:先ほどの逃亡個体の追跡を推奨。生命反応からの予測:アビスの魔術師・水と判定。判断は任意でどーぞ』
「……そうか。ありがとう……アビスの魔術師が二体…………撤退するタイプじゃねーよな?」
勝手な偏見で悪いがあのモフモフどもは皆揃って、傲慢で人間を見下しているような捻じ曲がった性格をしているのだと俺は思っている。
そんな彼らが二人揃って、ステラに怯えて撤退なんてするのだろうか。
「……ステラ、まだ体力は残ってる?」
「当然」
「だよね」
放置をするわけにはいかないだろう。
風龍廃墟、アビスの魔術師。
この二つを並べた上で、時系列をトワリン救出後とする。
ストーリーで明らかに地雷となりそうなものといえば、最古の耕運機に関するイベントとかだろうか。
「…………いや、追うなら向こうか」
「方針は決まった?」
耕運機の様子を見に行こうとも考えたが、中身の分解やら何やらの知識を持っているわけではない。
これに関してはステラに任せても、ぶち壊すくらいでしか対処法は期待できないだろう。
「うん。さっき逃げ出した相手を追跡しよう……元素視覚で水元素を手掛かりに追えばいいよな?」
『肯定:細かいサポートは任せてください』
「わかった。急ぐなら、背負うけど」
「とても複雑な気持ちにはなるけど、その申し出には甘えさせて貰おうかな」
俺が走ると、明らかにタイムロスだから仕方ないよね…………若干、この扱いに慣れてきたのが悲しい。
✳︎
どこぞのハムっ子のごとく、とっとこ走ってアビスの魔術師の痕跡を追っていくこと十数分。
途中、幾つか風域を利用した上下移動などもあったため、どことなくテンションの下がり気味なステラと俺は、風龍廃墟を囲んでいる崖の上へとやってきていた。
『感知:追跡対象を捕捉 推奨:気配の隠蔽』
「……っと、止まれ、ステラ」
チートさんの助言に従い、足を止める。
近くの茂みへと身を隠して、マップを開く。
マップには、探知範囲のギリギリのところに赤のマークが浮かんでいた。
「……気配を消したまま、近づく。静かに後ろからついてきてくれ」
こくり、と頷いたステラにありがとうと視線で伝えてから、ゆっくり動き始める。
なんだか、やけに嫌な予感がした。
物音を立てないように、進み続ける。
やがて、開けた場所に出る。
風が吹き抜けた。
葉擦れの音が鼓膜に伝わる。
突如として、心臓の音が大きくなったかのような錯覚に陥る。
「あのときの光は…………天理の降臨というわけではなかったか」
そこにアビスの魔術師の姿はなかった。
代わりに立っていたのは、一人の金髪の人間だった。
「…………これは、あなたの物か?」
こちらを一瞥もせずに、彼はそう聞いた。
対する返事は沈黙であった。
当然とも言えよう。
質問の意図はわからず、そもそも現状すら把握しきれていない。
だが、恐らく彼も返事を求めていたわけではないのだ。
やがて、彼はこちらを向くと手に持っていたその玉を無造作に放り投げてきた。
そのとき初めて、視線がぶつかった。
どこか虚ろなようにも見えて、けれど確かな覚悟も感じられるような不思議な感情の色が見えた。
「…………さようなら。俺とは違う異邦人」
投げられたその玉を受け止めたときには、彼の背後に闇色の窓のようなものが浮かび上がっていた。
彼の姿を――――旅人、空の姿を改めて観察する。
本来ならば、共鳴する元素に応じて色が変化するはずの胸元は、無色に染まっていた。
「どうか、この運命が決して交わらないことを願っている」
ゆっくりとその闇の中へと消えていく彼の背を、追いかけることなど出来なかった。
彼の姿が完全に消えたところで、その闇は宙へと霧散する。
呆然と立ち尽くし、一つのため息を吐く。
まさか、こんなタイミングで目下の悩みに対するアンサーがくるとは思っていなかった。
そうか。
この世界では、お前が――王子か。
「…………今の人、知り合い?」
「……いいや、赤の他人」
貰った玉をインベントリへと放り込む。
俺の返答にステラは不満げな顔をしているが、こればかりは仕方がない。
一度、モンドへ戻ってから、この邂逅の意味を考え直そう。
予想もできないような出来事があったばかりだというのに、思考は冷静なままだった。
それは、きっと。
「これは、蛍の物語だからな」
「……何か言った?」
「そろそろ帰るぞって言った。多分、もうヒルチャールは大人しくなると思うしね…………ガイアさんになんて説明しようかなぁ」
それにしても、なんで最初に深淵サイドの旅人と遭遇する羽目になるんだよ。
仮にこれから先、俺が蛍様に「お兄ちゃん知らない?」って聞かれたら、嘘吐ける自信ないですよ?
「…………ほたる、蛍? 私の、知らない人の名前?」
「何か言ったか?」
「……早くワープしてって言った」
「さては、せっかちさんだなお前」
「お前じゃなくてステラ」
「怖い怖い怖い。圧が凄いんだけど。どしたの急に?」
ま、今日のところは帰ってゆっくり、休むとしようか。
原神とスタレ 本作読者の履修状況確認用
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両方やってる!
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原神だけ!
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スタレだけ!
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どっちも知らんが読んでやろう!