ごがついつかはこどものひ。

 ナナが、ノノが、うまれたひ。

(本作は絵本調にしてある都合上ひらがなの割合が多めです。どうかご了承下さい)




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 五月五日は端午の節句。

 二の裏の五が弐つ並ぶ特別な祝日に生まれた双子はきっと、完全無欠に違いない。





たんごのふたご

 あるところに、ふたごがいました。

 これはかつてあった本当の話なんだが、弐双に出来損ないが出来て、しかもそれをとり逃したんだとさ。

 

 なまえは、ナナとノノ。

 その双子の本名は弐双南々未と弐双野乃葉。ナナとノノと自称していたから、ここでもそうしようか。

 

 ナナはひだりめが、ノノはみぎめがみえません。

 ナナは左目に、ノノは右目に眼帯をつけている。

 

 おにんぎょうさんみたいなふくをきた、なかのいいふたごです。

 ゴスロリ調で喪服の様な真っ黒な服が特徴の双子だ。

 

 あるひ、ナナとノノがこうえんであそんでいると、ベンチでひなたぼっこをしているおにいさんをみかけました。

 ある日、少年がナナとノノの目に留まる。見た目だけは可愛らしい二人の愛らしい動きに癒されてしまったのが運の尽き、視線が交差し双子は少年に興味を持ってしまう。

 

 ナナとノノは、おにいさんにおじぎをしていいました。

 

「おにいちゃん、ノノたちといっしょにあそぼうよ!」

「あそびましょう、おにいちゃん。いいでしょ?」

 

 笑顔を見せ、丁寧なカーテシーを披露するなり、少年の両腕を掴んで引っ張るように語り掛ける。こうしていきなり、少年は二人の少女に手を引かれ、一緒に公園で遊ぶことになったのだった。

 

 おひさまがみえなくなるまであそぶと、ナナとノノはわらいました。おにいさんもわらいました。

 日が暮れるまで三人は、ブランコやシーソー、鬼ごっこをしたりと遊び倒したのだった。少年は童心に帰って遊ぶのも楽しいと思いつつも、やはり幼子特有の無尽蔵に思えるスタミナの前には振り回されるのは言うまでなく。

 

「きょうはいっぱいあそんでくれてありがとう、おにいちゃん」

「またあしたもノノたちとあそぼうよ、ねっ?」

 

 ナナとノノはおにいさんとあそぶやくそくをしました。

 可愛い女の子二人に手を握られ、上目遣いにせがまれては思春期の男の子が断れるわけもない。少年はこの双子との遊びを内心楽しみにしていた。

 

 きょうはかくれんぼです。ナナとノノがおにになって、おにいさんをさがしています。

 今日の遊びは隠れんぼ。ここ数日は毎日のように双子と遊んでいる少年は、ついうっかり家を教えてしまって以来、双子に誘われるようになってしまった。

 

「おにいちゃん、どこかなぁ。ナナ、そっちにいる?」

「こっちには、いないかも。あれっ、もしかして……あっ、いた! おにいちゃんみつけた~」

 

 おにいさんをみつけたので、こんどはナナとノノがかくれるばん。

 スキンシップが激しい分ドキドキしてしまうのは否めないが、流石に毎日は疲れるし、面倒になってきた。

 

「おにいちゃん、あしたもノノたちとあそぼうね」

「あそんでくれるよね、おにいちゃん」

 

 きょうもたっぷりたのしんだあと、ナナとノノはおにいさんにいつものようにいいました。

 でも、あしたはようじがあるんだと、おにいさんはいいました。

 明日は用事があるからと言って、少年は双子の誘いを断った。さんざっぱら駄々をこねる二人をなんとか宥めすかし、説得する。来週はいっぱい遊ぶからと約束して。それが後の惨劇のトリガーになるなど、当時の少年には知る由もないが。

 

「あ~あ、あしたはふたりだけだね、ナナ」

「……ね、ノノ。あしたもおにいちゃんとあそんでもらいましょうよ」

「あそんでもらうっていっても、おにいちゃんでかけちゃうんだよ」

「だからね、そのおにいちゃんをこっそりおいかけるの」

「『けいじごっこ』だね。それ、たのしそうかも!」

 

 ナナとノノはおにいさんをおいかけることにしました。

 そう、年端もゆかぬ子供の執着心と独占欲を少年は忘れていたのだった。誰しも少なからず経験があるはずだ、自分の玩具を他人の好きなように使われる不快感には。それを踏まえて大人になっていくものだが、知る術もない双子にその責を咎めるのは酷な話。とは言え、他者への配慮が全く欠けているのは子供だからと片付ける訳にもいかないことぐらい、叱ってくれる大人さえいれば止められるのに。

 

 こんこん、とナナとノノはドアをたたきます。

 それからしばらくして、ナナとノノは少年の家にやって来た。少年が二人を避けるようになってからと言うもの、無理矢理にでも“遊ぼう”と実力行使に訴えてきたのだ。

 

「おにいちゃん? ねぇ、おにいちゃん?」

 ですがへんじはありません。

 

 ノックの音が、苛立ちが募っているかのように重くなっていく。“叩く”から、“叩き付ける”に替わる程度には。

 

「おかしいわね、いないのかしら。ノノ、どうおもう?」

「う~ん、そんなことないよ。げんかんにくつがあったし、ほかのへやにもいなかったんだしさ」

「そうよね。うちにはいっていくのもみたし、このへやにいるのはまちがいないわよね」

 既に玄関は開けられ、少年は自分の部屋に立てこもるしかなかった。これを少年の失態と言うには余りにも二人の執念が上回っていた。

 

「おにいちゃん、どうしてでてこないの? ノノたちとあそんでよ。さいきん、ぜんぜんあそんでくれないじゃないか」

「ナナたちがさそってもにげてばっかり。いっしょにあそぶのがそんなにいやなのかしら」

 少年が二人を避けるようになったのはもう一つ理由がある。二人の残虐性、暴力性が『子供だから』と言うだけでは到底説明できなかったからだ。さながら、飼い猫が主に獲物を自慢するように、この双子は無邪気に命を弄んでいた。

 

「そんなにほかのおんなのこといっしょのあそぶのがたのしいの? あっ、いまうごいたよ! どうようしてるみたいだね」

「あら、しらないとおもっていたの? ナナたちのさそいをことわって、ほかのおんなのことかいものにいってたことぐらいしってるわよ」

「ナナ、あれは『デート』っていうんだよ」

「『デート』? へぇ。いっしょにかいものにいくあそびにそんななまえがついてるのね」

「いっしょにあるくだけなんて、ぜーんぜんツマラナイのにね」

「あんなのといっしょにいると、おにいちゃんまでツマラナクなってしまうわ」

 更に質の悪いことに、この双子には情緒や倫理や道徳と言った、人間としておおよそ持っているか、育っていく中で育まれていくであろうものが、まるで母胎に置いていったかのように欠けていた。

 

「さぁ、ここからでていっしょにあそびましょう?」

「そうだよ、ノノたちといっしょにあそぼうよ。こんなところにとじこもってないでさぁ!」

 

 ようやくおにいさんのこえがきこえました。でも、おにいさんはハッキリとあそばない、といいました。

 ドアがひずみかねないほどの衝撃で叩かれるや否や、少年は『お前達とは二度と遊ばない! 出て行ってくれ! 顔も見たくない!』と叫んだ。ここにきて初めてナナとノノの顔から笑顔が消え、戸惑いが浮かぶ。

 

「あそばないって、どうして?」

「うそ、だよね?」

「うふふ。そんなのうそにきまってるじゃない。おにいちゃんがナナたちとあそばないなんて」

「あはは、そうだよね。あやうくだまされるところだったよ。ふふん、おにいちゃんってば、やっぱりおもしろいなー」

 

 ドアごしにきこえるおにいさんのこえは、うそじゃない、といいました。

 ドアノブが回らないよう抑えつけながら少年は、自分の発言を曲解しようとしている双子を真っ先に否定したが、もうこの段階では余りも遅すぎた判断だった。

 

「ねぇナナ、うそじゃない、っていってるよ?」

「うそじゃないっていってるわね」

「どうする?」「どうしましょう?」

 

 ふたりはかおをあわせてわらいました。

 口の端が耳まで裂けたような笑みを浮かべ、双子は少年に死刑宣告を言い放つ。

 

「ここは」

「やっぱり」

「たしかめるしかないよね」「たしかめるしかないわね」

 

 ナナとノノはドアをあけました。

 ナナは手に持っていた斧を振り上げると、ドアを破壊し、無理矢理入ろうとする。ノノは「流石ナナの斧は破壊力抜群だね。こんなドア、何の役にも立たないや」と、ビスケットのように砕かれていくドアを眺めていた。一般的な家庭のドアは大抵が木製で、スペードのマークの肉抜きが施されている程には“実用的”な斧を相手に、無茶を言うなと言わせてほしい。

 

「ふぅ、ちょっとハデにやりすぎたかしら?」

「だいじょうぶじゃない? それよりも、おにいちゃんはどっこにいっるのかな~?」

「うーん、あ! いたいた! どうしたの? そんなにおびえたかおして?」

「まるでノノたちをこわがってるみたいだね」

 事実、その通りなんだから仕方ないじゃないか、と言うツッコミはさておき、追いつめられた少年は来るな来るなと半狂乱になりながら、手元にあるものを双子に投げつける。嗤いながら余裕綽々で避けている二人の持っている凶器からすれば玩具もいい所で、投げる力にも殺意が足りないが、ただの一般人にそれを求めるのは余りに酷と言うものだ。

 

「あはっ、きょうはゆきがっせん? あぁ、でも、まくらとかとけいじゃぁ、ゆきじゃないからちがうかぁ」

「でもあんまりあぶなくないからツマラナイわね。カッターとかハサミのほうがいいんじゃないかしら?」

「そうだよね。もっとスリルがあるほうがいいとおもうんだ。ね? おにいちゃんもそうおもうでしょ?」

 

 なげるものがなくなったおにいさんは、まどからとびおりてにげてしまいました。

 自分の必死の抵抗もただの“遊び”としか認識されず、しかもそれを退屈と評される。自尊心が折れるよりも前に、恐怖心が勝った少年はたまらず窓を突き破って外へ飛び出した。

 

「あら、おにいちゃんまどからとびおりちゃったわね」

「へぇ? じゃぁ、おにごっこかなぁ?」

「そうね、こんやはおにごっこにしましょう!」

「じゃぁおにいちゃん、がんばってにげてね。おににつかまったら、たいへんだよ?」

「おにはひとをたべちゃうものね、つかまえたらおにいちゃんもそうしちゃおっか?」

「あはは、それ、おもしろいかも」

「それじゃおにごっこをはじめましょう?」

「うん! はじめよう!」

「じゃぁいそいでおいかけましょう? はやくおいかけないとかくれんぼになっちゃう!」

「うんそうだね。えーっと、おにいちゃんはこうえんのほうにむかっているのかなぁ?」

「そうみたいね。そうしたらきのかげにかくれちゃいそうだから、このおのをもっていきましょう?」

「ノノもナイフをわすれないようにもっていこう!」

 

 こうしてまっくらやみのなか、ナナとノノがおにいちゃんをおいかける、おにごっこがはじまりました。

 夜の帳が降り、誰も頼れない暗闇の中、命を賭けた“鬼ごっこ”が始まる。捕まれば即ち死を意味する、二人は文字通りの“悪鬼”であった。

 

 はしる。はしる。

 にげるおにいさんに、ナナとノノはもうすこしでおいつけそうです。

逃げる足音と、追いかける足音。一つは大股で、二つは小幅。しかしその差は離れることが無く、むしろ縮むばかりであった。

 

「はっしるのおっそいな~、おにいちゃん。そんなことじゃおいついちゃうよ~?」

「ナナのあしでもおいつきそうね。かんたんにつかまったらツマラナイわよ?」

「ほーら、もうすこしいっしょうけんめいにげてよ。じゃないと、それ!」

 

 ノノがナイフをおにいさんめがけてなげましたが、これははずれ。

 迫る白刃を寸での所で回避した少年は、思わず振り返る。信じられない物を見た。自身も走りながら、移動する標的を狙ってナイフを投擲し、それを命中させるなど、普通はありえないが、この悪鬼はそれがさも出来て当然であるかのように、外れたことに驚いていたようだった。

 

「あ、あれー? ちゃんとねらったつもりだったんだけどなぁ。はずしちゃった」

「さいきんうごかないまとばっかりねらってたからじゃないの?」

「うん、そうかも。じゃぁおにごっこのついでに、ナイフなげのまとになってもらおっかな~」

「いいわねぇ。ナナのおのとノノのナイフ、どっちがさきにおにいちゃんにとどくかきょうそうよ?」

「うん! おにいちゃん? がんばってにげてね? っとぉ?!」

 

 いきなりおんなのこがとびこんできました。

 煽るナナに、ノノは笑いながら鈍った腕をまくり、二人のモチベーションがさらに上がったその時、少年の逃亡を助けるように、茂みから少女が双子に割って入った。

 

「いきなりとびだしてくるなんてあぶないなぁ」

「おねぇちゃんだあれ? どこかでみたことあるきがするんだけど」

「うーん、ノノもどこかでみたことあるきがするよ?」

「……おもいだしたわ。このまえおにいちゃんを『デート』っていうツマラナイあそびにつきあわせたひとね」

 

 ナナとノノにはみおぼえがあります。

 このあいだおにいさんとかいものにいっていた、おねえさんでした。

 少女は、少年と買い物にいった子。そして、少年をずっとつけまわしていた、所謂ストーカーであった。双子と少女の間に面識はないが、互いに不倶戴天の敵であると本能で理解していた。

 

「ねぇ。どうでもいいけど、そこをどいてくれないかしら。あなたのおかげでおにいちゃんににげられちゃったわ」

「そうだよ。おにいちゃんとあそぶじゃまをしないでほしいな」

 

 おねえさんはおおきなおおきなはさみをてに、とおせんぼしました。

双子と少女が睨み合っている隙を付いた少年が視界に入らなくなるほど遠くへ逃げたことを確認すると、少女は鋏を取り出し威嚇する。殺気も殺意も、紛れもない本物であった。

 

「ハサミってそんなおおきいのがあるんだ」

「でもそんなもので、ナナたちをまんぞくさせられるのかしら」

 

 おねえさんはハサミをふりまわします。

 少女の殺意を込めた一閃を綽綽と躱すと、ナナが口火を開く。

 

「そう、おねえちゃんがナナたちとあそんでくれるのね」

「じゃぁ、おにいちゃんとあそぶまえに、おねえちゃんとあそんであげる!」

 

 おねえさんはナナとノノとあそびたがっているようだったので、ナナとノノはおもいっきりあそびました。

 二人の嘲笑と剣戟の音が響き、それも列車が通り過ぎる音でかき消される。軍配は、数の差か、開けた場だったからか、双子の悪鬼に上がった。

 

「あーあ、ツマンナイわ」

「ホント、ツマンナイね」

「もうすこしあそべるとおもったのに」

「まったく、よわすぎだよ。えーい!」

「あらぁ? もうおしまいかしら?」

「ふはは! もうおしまいみたいだね!」

「それじゃぁ、おにいちゃんをさがしにいきましょう?」

「うん!」

 

 おねえさんとあそびおわると、ナナとノノはにげたおにいさんをおいかけます。

 動かなくなった少女の身体を弄び続け、血みどろとなった双子は漸く少年を追いかけ直す。

 

「ねぇナナ、あのトイレ、ひとつだけドアがしまってるよ?」

「あらほんとう。いってみましょう?」

 

 こうえんのこうしゅうトイレの、こしつのドアがひとつだけしまっていました。

 きっとおにいちゃんはあそこにかくれているにちがいありません。

 公衆トイレの個室に立てこもるなどと言う特大の死亡フラグを立ててしまった少年に、ここから入れる保険は残念ながらもう無い。①起死回生のアイデアが浮かんだらとっくに実行している。②助けは屍になった。つまり突きつけられた答えは③現実は非情なり。

 

「おにいちゃん? そこにいるの?」

「おにーちゃん? なかにいるの?」

 ノックをしてもへんじはありません。

 普通ならば、「違います」と答えればそれで帰ってくれるだろうが、それは無理だ。声を覚えられている。変に声色を変えようものなら却って怪しまれる。かといって黙っていても、沈黙こそ答えを如実に語っているようなもので。つまるところ、此処に立てこもった時点で完全なる詰み(チェックメイト)に嵌ったのだ。

 

「へんじがないわねぇ」

「うーん、へんじがないねぇ」

「ということはぁ、おにいちゃんがいるっていうことよね?」

「たにんだったら、ちがう、っていうもんね!」

 

 ナナとノノはわらいます。おにいさんがかくれていることがバレバレだからです。

 少年は歯を鳴らすまいと食いしばるが、何の意味もない。こうして説明されることの意味をよく理解していても。もう既に数十手先にチェックメイトが見えているにも関わらず、それに気付かないでキングを逃がし続けるだけのアマチュア相手に、プロが感想戦をしながら付き合ってやっているのと同じだ。

 

「よいしょっと!」

「ノノ? みえるかしら?」

「うーん、ちょっとまって。よいしょっと。あ! いるいる! トイレのなかでちぢこまってるよー!」

 

 ナナはノノをかたぐるまして、トイレのドアのうえのぶぶんにてをつけられるようにしました。

 ノノはドアのうえからトイレのなかをのぞきこむと、やっぱりそこにおにいさんがいました。

 まだまけをみとめていないのか、ちいさくなっています。

 少年とノノの目が合う。最早助かる術はない。しかしそれでもなお、迫りくる死を先延ばしにしようと、少年は自らを身を抱きすくめて、少しでも悪鬼の攻撃が当たらないようにした。それは原初の防御本能である。

 

「そう、じゃぁノノどいて? このドア、こじあけちゃうから」

 

 ナナはおのをふりおろすと、ドアはあっけなくひらきました。

 公衆トイレの薄い板に耐久性など求められるはずもなく、斧が食い込んだ隙間から覗く双子の顔は、血に塗れた人形の様な、美しくも悍ましい造形だった。狂笑する双子を前に、最早少年の希望は何処にも無い。

 

「おにいちゃん、みつけたよ」「おにいちゃん、みつけたわ」

 

 ナナとノノはおにいちゃんをみつけました。おにごっこはナナとノノのかちです。

 改めての死刑宣告。振り下ろされる凶器を前に、少年は成す術もない。肉を裂く音も、血飛沫も、双子の悪鬼の笑い声も、全て列車が通り過ぎる音にかき消されてしまうばかりだった。これから依存先を失った、欠けた双子に何が待ち受けるのか、知るものは何処にもいない。

 

 めでたし、めでたし。

 狂った出来損ないのガラクタ共にはお誂え向きの末路だろう。

 

 

あじむ しるす

著:安心院 詩留守

 

 

 

 

 

 

 

 






「よいこのみんなも、そのおとうさんとおかあさんも、たのしんでもらえたらうれしいな」

「子供向けの絵本とその親御向けの小説、同時進行で読んでもらえるよう創意工夫を凝らしてみた。片方しか読めなかったって? 今は外している色眼鏡をかけてみたらどうだい?」



安心院 詩留守 代表作:『詩がない作家の物語』『絵を描かない絵描きの末路』『神子心中』


取材協力など F・M氏



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