「…???」
「えっ?」
「…えっと…どんな怪異ですか?」
「莉音さん!」
気付くと、莉音さんが隣に立っていた。
「……そういえば確かに…聞いたことある…。えーと『私メリーさん、今貴方の後ろにいるの』って奴ですよね?」
「……メリーさんの能力ってなんですか?」
「でも、メリーさんから電話が来る保証なんて。」
「……?」
「分かりました…。」
何故明日、メリーさんが電話してくるのか、それが分かる理由は解らないけど、次の日の21時程まで普通に過ごした。
……そして、その時間がきた。スマホに電話がかかってきたので取ってみると、噂通りこの言葉が発された。
『私メリーさん、今、
葉塚学園とは私が通ってる高校の名前で、私が今いる家の裏山から30kmもの距離がある。いつもこの距離を往復するのはめんどくさいけど、ある程度離れたところに行きたかったから。また、電話がかかってきた。
『私メリーさん、今、
塚和手駅…ここから25km離れたところにある駅。さっきの場所から5km、1度に移動できる距離は今のところ5kmくらいってことかな?
『私メリーさん、今、
!?……一気に20km進んだ!?ってことは最低20kmは一気に進むことが出来るってこと。ここから5km先にある小学校に、メリーさんはいる。
『私メリーさん、今、
……遂に私がいる山まできた。警戒をし始めると、電話をとってもいないのに声が聞こえた。
『私メリーさん、今、貴女の後にいるの』
とっさに後ろに振り返った。そこには、思っていた西洋人形の姿とは違い、人間の小学生くらいの身長の金髪の少女がいた。片手にはスマホ、もう片方には包丁を持っていて体や髪の所々に血が着いている。
『私メリーさん、今、貴女の目の前にいるの』
そう言った瞬間、私の目の前にメリーさんが包丁を振りかぶって瞬間移動をしてきた。私は少し驚いたが、瞬時にバックステップで距離をとって能力を発動した。
「呑み込め『きさらぎ駅』!」
辺りは、駅がひとつある暗い夜に変化した。
「操車!」
そう叫ぶと、メリーさんに向かって線路が引かれ、電車が走っていく。直撃したと思った。
「えっ!?」
が、その瞬間、電車が真っ二つになっていた。
『私メリーさん、今、貴女の後にいるの』
また後ろに!操車を使おうとしたが振り向いてもメリーさんの姿がなかった。何処に!?
「!?」
何かが、ものすごい速度で私の頭に向かって投げられた。私は頭を傾けてギリギリ避けたと思ったが、少し頬に掠り、血が出ていた。
「メリーさん、普通に強いんだけど…!」
メリーさんのいる方を見てみると、包丁にさっきまではなかった血痕が付いている。さっき掠ったのは包丁か!…あれ当たってたら普通に死んでたんだけど……。
『私メリーさん、今、貴女の上にいるの』
上!?上空を見ると、そこには包丁振りかざしているメリーさんがいた。今、メリーさんは空中で急な動きは出来ない。攻撃できれば、多少のダメージは入るかもしれない!スゥーと空気を吸って
「亡者の手!」
そう叫んだ瞬間、地面から無数の手が伸びた。空中にいるメリーさんを捕え、操車で攻撃する。メリーさんは瞬間移動をしようとしていたが、移動できずにもろに入ったことで気絶していた。………今の食らっても気絶だけで済んでる辺り、やっぱり怪異ってヤバイな…。
能力を解いてメリーさんを家に運ぶ。…小さい子を誘拐してる感があって……なんか犯罪臭がするけど…。
家に帰ると、竜爺からこの後どうするかを聞いた。
という言葉だけもらって、結局メリーさんの目が覚めるまで待つことになった。そして夜中の2時頃になってメリーさんが目を覚ました。
!……驚いた!メリーさんってちゃんと話せたんだ…!
なんか…「私メリーさん○○なの」みたいな感じでしか話せないと思ってたや。
?……「あんたのせい」??2人とも知り合いなの?
「あの……どういうこと…?」
「………どうでした?」
「…それじゃあ…!」
「儀式?」
そう言って、メリーさんは竜爺に指を指して布団に潜った後、直ぐに寝ていた。部屋を変えて竜爺に儀式の内容を聞いた。
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