とあるホテルの一室にて右方のフィアンマはゆっくりと眠っていた。昨日の出来事が多く、深い眠りについていたのだ
フィアンマ「_( _ *`ω、)_ *゚スヤァ...」
prprprprprpr!!
ガチャッ
フィアンマ「……誰だ?」ネムッ
絹旗『あ、超おはようございます……と言ってももうすぐお昼ですが』
フィアンマ「その声……絹旗か、どうかしたのか?」
絹旗『あ、いえ……その……今もまだホテルの部屋の中ですか?』
フィアンマ「? あぁ、そうだが?」
絹旗『そうですか…なら、超今すぐ外に出れる準備をしてその場から早く逃げて下さい』
フィアンマ「……ん?待て、話が見えんぞ??」
絹旗『いいから早く!!』
フィアンマ(絹旗の声色から察するに何かあったのか?とりあえず準備するか)
身支度を済ませ、絹旗の言われた通りにしたフィアンマは絹旗に電話をかけた。
prprpr...ガチャッ
フィアンマ「絹旗か?用意はできたが……」
『ざんね〜ん、絹旗ちゃんじゃないですよー』
フィアンマ「……誰だ貴様?」
『あー?私ぃ??私は第4位の麦野沈利だボケ』
フィアンマ「ハッ……次は第4位か。貴様、絹旗をどうした?」
麦野『あー??』
フィアンマ「早く答えろ。俺様はそう気が長いタイプではないのでな」
麦野『あっは☆私達を裏切ったような真似をしたからお仕置してやったのよ』
フィアンマ「……」
麦野『とりあえずゥ……その場所からそう遠くない場所にでっかいビルの廃墟があるからそこに来い』
フィアンマ「いいだろう。貴様の安い挑発に乗ってやる……」ピッ
~とある廃墟のビル内~
麦野「さぁーて、コイツをぶち殺したらアタシが第2位の座を貰えるなんてねー☆」
フレンダ「で、でも……第2位を倒した相手な訳よ……アタシら全員がかかっても勝てないんじゃ」
浜面「そうだぜ、麦野!こんなの無謀すぎる!ましてや、絹旗を囮に使うなんて……俺には……」
滝壺「わたしも浜面と同意見」
麦野「あ?」
瞬間その場が凍りついた。
麦野「アタシに逆らうつもりかよ、お前ら。先にミンチになりたいか??」
フレンダ「い、いやー、私は……」
浜面「ッ……!」
滝壺「麦野……変わっちゃったね」
麦野「あ? 」
滝壺「昔の麦野はこんなことしない……」
麦野「ッ……うるせぇんだよ!!!」
フィアンマ「まったく……仲間割れか?」
一同「ッ!?」
フィアンマ「初めましてだな、第4位。俺様がフィアンマだ。絹旗はどこだ?」ジー
麦野「アハッ☆アンタが第2位を倒したって言う奴ー?想像より若いのね〜」
フィアンマ「ふん、俺様も第4位ならどれだけ綺麗な女性かと期待したが……絹旗の方が100倍可愛いな」
麦野「減らず口を……!!死ねよオラァ!!!」
麦野の放った原始崩しは的確にフィアンマへと目掛けて放たれた。だが……
フィアンマ「俺様がその程度でやられると思うか?」
原子崩しが聖なる右の前でかき消された光景を見て驚きを隠せなかった麦野
麦野(何だコイツ……どうなってやがる!?何だその力!!ふざけんなァ!)
フィアンマ「おい、俺様は女に手を上げるのは好かん。早く絹旗を解放すれば見逃してやるぞ?」
麦野「見下してんじゃねェよ!!!三下がァァァァ!!!」
麦野の無差別に放った原子崩しはフィアンマの周りにいた仲間にも向かっていた
フィアンマ「……馬鹿が」
フィアンマの右腕が出力を上げ無差別の破壊光線を相殺していく
フィアンマ「おいそこのモブ金髪」
浜面「誰がモブ金髪だ!?」
フィアンマ「おぉー、いい反応だ。俺様がアイツを止めておいてやるから貴様らは早く絹旗の方に向かえ。怪我をしてるなら手当ても忘れるなよ」
フレンダ「で、でも……」
滝壺「わかった。お願い……麦野だってほんとは……」
フィアンマ「……早く行け」
フィアンマの指示を受けた浜面達は絹旗がいる場所に向けて走り出した。麦野は彼等の行動を見てイラつきが頂点に達したのか躊躇いなく原子崩しを放つ
フィアンマ「貴様の相手は…俺様だろう第4位。貴様にも魅せてやる、【神の右席】の力をな」
麦野「うるせぇ!!!さっさとくたばれ!!!」
神の右席、右方のフィアンマと第4位、原子崩しの麦野沈利がぶつかりあった。
だが、戦いは一方的過ぎた。
聖なる右は触れれば終わるから破壊力はいらない。振れば当たるから速度はいらない。
腕自体が莫大な出力と様々な性能を持ち、目標に対する最適な力を自動で発揮するため、破壊力・速度・硬度・知能・筋力・間合い・人数・得物といった戦闘で勝利するためのものがフィアンマには必要ない
圧倒的な力を前に麦野は手も足も出なかった
麦野「クソが……なんだ、そのクソチート野郎ォ……」
フィアンマ「……哀れだな、第4位。貴様はそれ程までに数字の方が大切なのか?」
麦野「あァ……!?」
フィアンマ「俺様にはわからんな。いや、分かりたくもない……なぜそこまで第3位より上であることが必要なのだ?」
麦野「うるせぇ……」
フィアンマ「お前の能力は破壊と言う一点に置いては第3位より優れいているし、何よりもお前の後ろにはお前を慕ってくれる仲間もいる。それの何が不服だ」
麦野「うるせぇんだよ!なんだ、お前……私に説教垂れるつもりかァ!?あ!?」
フィアンマ「……何故なんだろうな。貴様らは何も罪もないのに……奴はこんな真似をするんだろうな」ボソ
麦野「あ?なにを……」
フィアンマ「いや、何でもない。気にするな……それより麦野…俺様は思うに…第3位と第4位はそれ程実力は変わらんと思うぞ?」
麦野「なにを根拠に……!」
フィアンマ「いや、お前の方がスタイルは抜群」
麦野「……は?」
フィアンマ「まぁ、御坂も成長すれば大きくなるかもしれんだろうが……ふむ、俺様は魅力ならば第3位よりも上だし、戦闘経験もお前が上だろうな。だが、お前はすぐ頭に血が登りやすいから裏をかかれやすい」
フィアンマ「そこさえ直せば、お前はまた1歩先に進めるんじゃないか?」
麦野「……」
フィアンマ「……ふむ、なるほど。だが……いや、顔もお姉さんタイプの人にはどストライクだろうな、アックアが好みそうなタイプだ」
麦野「……誰だよ、アックアって……」ケッ
フィアンマ「む?わが神の右席の1人だ、めっちゃ筋肉マンの剣士だな」
麦野「ハッ、笑える……で?なんでアンタは私を殺さないの?」
フィアンマ「……なんだお前も第2位のように自殺志願者なのか?」ヒエッ
麦野「ちげーわ、ボケ。普通は殺しに来た相手がいたら殺られる前に殺るだろうが」
フィアンマ「残念だったな、俺様はそう簡単には殺られんし世界を救うということを目標にしてるんだ、無闇に人は殺さん」
麦野「…頭ん中お花畑かよ」
フィアンマ「かもな。まぁ、お前はまだ成長出来るさ、諦めず仲間達と共に生きて成長して見せろ」
麦野「……今さら……どうすんだよ、私は……アイツらに酷いこと」グスン
フィアンマ「……謝ればいいだろう」
麦野「絶対に……無理ィ……」ヒッグ
絹旗・フレンダ「誰ですかー!!!麦野を泣かせてるのは!!(な訳よ!!!」
フィアンマ「がはっ……!!?」
フレンダと絹旗の見事な蹴りがフィアンマの背中を捉えた
麦野「き、絹旗……」
絹旗「麦野!大丈夫ですか!?」
フレンダ「麦野を泣かせるなら私が相手になるって訳よ!!」
滝壺「そうだー」
浜面「……そうだ、俺達は皆で【アイテム】なんだ!麦野がやられたら俺達が相手だ!!」
絹旗「では、超代表として馬鹿面どうぞー」
フレンダ「どうぞな訳よ〜」
滝壺「はまづら、頑張って」
浜面「えっ!?なんで!?ここは皆でアイツを倒そうって流れにならないの!?俺一人とか絶対無理だって!」Σ(๑꒪⃙⃚᷄ꑣ꒪⃚⃙᷅๑۶)۶
フィアンマ「〜〜〜!はァァァァまァァァづらァァァァ!!!!」
浜面「ヒィーーー(ノ)ºДº(ヾ)ーーー!!!!!」
麦野「なんで……」
絹旗「超なんでって……私達、同じ【アイテム】じゃないですか!」
フレンド「いつも麦野は頑張って前線張ってるからヤバい相手の時は私達も前に出て援護ぐらいするって訳よ!」
滝壺「うん。大丈夫……むぎのは1人じゃないから」ギュッ
麦野「みんなぁ……ご、ごめん……なざい……絹旗、殴ったりして……ごめんね……」ウワァーン
フィアンマ「美しきかな友情……俺様は感動したぞ……グスン」浜面にヘッドロック中←
浜面「」チーン
麦野「……アンタには世話になったわね」
フィアンマ「俺様は何もしてないが??」
滝壺「フィアンマ、ほんとにありがとね。もう私達は大丈夫だから」
フレンダ「ふふーん!これからは新【アイテム】で頑張るって訳よ!」
浜面「いいもん、俺だけ」グスン
滝壺「はまづらも一緒だよ?」
浜面「滝壺ぉー!」ギュッ
滝壺「……♪」ギュー
麦野「死ね浜面」
フレンダ「キモイって訳よ、浜面」
フィアンマ「もう一度死ぬか?浜面」
絹旗「超地獄に落ちて下さい浜面」
浜面「(´・Д・`)ナンデ?」
滝壺「はまづらヨシヨシ(。´・ω・)ノ゙」
フィアンマ「さて、俺様は帰る。またな」
絹旗「あ!フィアンマさん!!」
フィアンマ「ん?何だ??」
絹旗「...超、お世話になりました!!」ペコッ
フィアンマ「あぁ……」
絹旗「....」ボー
フレンダ「絹旗、彼の後を追いかけてもいいと思う訳よー」
滝壺「うん、いいと思う」
麦野「もしかして絹旗ちゃんにも春が来たのかなにゃーん?」
絹旗「えっ!?あ、いや!彼はそういうんじゃ……」///
浜面「んー。アイツ、モテそうだから既に恋人居そうだけどな」
絹旗「(꒪д꒪II」ガーン
麦野「おいバカづら」
フレンダ「…今のは酷いって訳よ」
滝壺「はーまづら……?」
浜面「ごめんなさい……」ヒエッ
〜裏通り〜
フィアンマ「さて……この後はどうするか」
麦野の件が終わって廃ビルを出た後、フィアンマは裏通りを歩いていた。
瞬間ーーー。
グチャッ!!!
生々しい音と共にフィアンマの右腕が宙へと舞った
「がァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア……ッ!!?」
突然出来事に驚くも痛みが凄まじくその場で膝を付き切断された右腕の傷口を抑える
「少しばかり…図に乗り過ぎたな。右方のフィアンマ」
「ッーーー!?貴様は…アレイスター・クロウリー…!!」
「ふむ、やはりこの姿では正しく認識されるらしい……」
そう彼の前に居たのは白髪の男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える人間。学園都市の最大権力者であり統括理事長
「なぜ……貴様がここに……!」
「このまま君を見逃せば私のプランが台無しになってしまう」
「……プランだと……!」
「そう、私のプランだ。そしてそれを進める為には駒が必要なのだよ……故に学園都市を作り上げ、彼等を用意したのだが……まさか神の右席如きが私のプランを邪魔するとはな」
「…なるほど。アイツらの人生を狂わせたのも、貴様の下らんプランの為か!」
「その通りだ。しかし、君のおかげでプランはめちゃくちゃとなった……故にここからプランの修正を行わなければならん」
「……ふざけるな。これ以上、アイツらの…人生を踏みにじらせる訳にはいかない。
たとえ、正真正銘の怪物と向き合う事になってでも…!!俺様は……!!!」
傷口から聖なる右を無理やり具現化させ、アレイスターへと向き直る
「……無駄だと思うがね?」
「無駄かどうかは問題じゃない……!」
刹那、フィアンマの脳裏に蘇るのは短い期間ではあったものの彼らとの出会いの日々
誰もが幸せを願っていたのに、学園都市で非道な扱いを受け。人生を狂わされた能力者たち
「踏みにじらせる訳には行かないんだ!!!」
不完全な聖なる右を行使し、アレイスターへと立ち向かうも勝負は一瞬だった。
アレイスターの不可思議な力でフィアンマの胸は切り裂かれた。おびただしい血しぶきが辺りに飛び散り、力なく彼は倒れた