とある神の右席   作:黒翼公

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第4話 動き始めた本来の物語

~病院~

 

絹旗「…………」

滝壺「そろそろ絹旗も休まないと……」

浜面「滝壺…今はそっとしておいてやろう」

 

病室のベッドで静かに眠る青年が1人

彼は右方のフィアンマ。麦野の戦いの後、瀕死の状態であった彼を絹旗達が見つけ出し病院へと運んだが、かれこれ1週間も目を覚ましていない

 

絹旗は毎日のように面会に足を運び時間ギリギリまでその場に残り、ずっとフィアンマが目を覚ますのを待っている

 

 

最初の日は、何があったと第2位の垣根帝督や心理定期、御坂達がお見舞いに来てフィアンマを倒した相手を探してくれている。

 

 

 

絹旗「フィアンマさん……また、映画見に行くって約束しましたよね?」

 

 

 

絹旗「……はやく……目を覚ましてくださいよ……」

 

 

 

絹旗「……フィアンマさん……」ギュッ!!

 

 

 

 

「今日も来てくれていたんだね」ポンッ

 

 

 

絹旗「あ、先生……」

 

 

冥土帰し「やぁ、今日も来てくれたんだね」

 

絹旗「…はい。目が覚めたら超言いたい事がありますので、言ってやろうと思って」

 

 

冥土帰し「うん、言ってあげるといい。それにしても彼とは何処で知り合ったんだい?」

 

絹旗「えっと、超特別な出会い方はしてないんですが…会って早々に携帯ショップの場所を聞かれましたね」ハハッ

 

冥土帰し「そう…さて、そろそろ面会の時間はお終いだよ。早く帰って君もゆっくり休むといい。無理して倒れたら困るだろう?」

 

絹旗「もうそんな時間でしたか…では、また来ます…」ギシッ

 

絹旗「……また来ますね」ボソッ

 

ガチャ…バタン

 

冥土帰し「さて。彼女は帰ったよフィアンマくん」

 

フィアンマ「…あぁ、そうだな」

 

冥土帰し「…まったく君も罪な男だね」

 

フィアンマ「安心しろ、自覚はある」

 

冥土帰し「…はぁ……あぁ、それと君の傷は治ったが…右腕の方は」

 

フィアンマ「まぁ…何とかなるだろう、俺様のやることは変わらんよ…」

 

冥土帰し「そうかい…何かあれば力になるよ。それよりこれからどうするんだい?」

 

フィアンマ「…まずは、奴の言っていた"プランの修正"とやらが気になる。何をする気かはだいたい予想はつくが…先に手を打っていたほうがいいだろう」

 

冥土帰し「…それで?彼女には連絡しないのかい?」

 

フィアンマ「…出来るわけがないだろう。奴は俺様を始末しに来た…だが、こうして生きている。次に目を付けるのは絹旗かもしれないからな…俺様といるのは危険だ」

 

冥土帰し「…ん、わかったよ。なら明日彼女が来た時には面会謝絶にでもしておくよ」

 

フィアンマ「すまんな。この借りはいつか返すさ」

 

冥土帰し「それじゃ、お大事に…あぁ、それと君の服だけど…彼女達が新しい服を持ってきてくれてたよ」バサッ

 

フィアンマ「ハハッ…アイツらにも借りを返さなきゃな…いつか」

 

 

 

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新しい服装に着替えたフィアンマ。

病院から抜け出し、学園都市の町中を歩いていた

 

フィアンマ(いやー、確かに調子乗って色々暴れてたけど…アレイスター本人が来るとはな)

 

フィアンマ(正直言って予想だにしない出来事だった。エイワスとも連絡が取れないし…さてさて、これからどうするか。右腕を失ったなら能力にも影響は出るかもしれないし…)

 

1人考えことをしながら歩いているとある少女とぶつかった

その少女こそはイギリス清教『必要悪の教会』所属の見習いシスターであり完全記憶能力によって10万3000冊の魔道書を記憶する生きた『魔道書図書館』、インデックスだった

 

彼女もぶつかった相手がローマ正教最暗部の組織『神の右席』の一人で、そのリーダー格であることを理解したのか彼の顔を見て距離をとる

 

インデックス「神の右席…!あなたはローマ正教の……!」

 

フィアンマ「俺様達の事も知っているか。流石は一〇万三〇〇〇冊を有する禁書目録だけはあるな…だが、安心しろ。俺様はお前に危害を加えるつもりはない」

 

インデックス「ふぇ…?なんか想像してたのとだいぶイメージが違うんだよ……」

 

フィアンマ「なーに、俺様も色々と心変わりしたという訳だ」

 

インデックス「……でも、何か悩んでる?」

 

フィアンマ「ほぅ…さすがはシスターだな。まぁ、俺様と言えど悩み事の1つや2つや3つあるということだ」ハハッ

 

彼女の悩んでるという言葉に少し驚きはしたものの彼は笑いながら誤魔化した

 

フィアンマ「おっと…そう言えばちゃんとした自己紹介をしていなかったな。俺様はフィアンマ、右方のフィアンマだ」

 

インデックス「…わ、私はインデックスだよ。よろしくね」ペコリ

 

フィアンマ「あぁ、よろしく頼む」

 

「おーい、インデックス!何してるんだー?」

 

軽い自己紹介を終えると彼女の後方からあの有名な不幸主人公、上条当麻がこちらに走って来ていた

 

上条「あれ?そちらは……インデックスの友達か?」

 

インデックス「んー今友達になったんだよ!」

 

フィアンマ「…お前は」

 

上条「ふーん、あ!俺は上条当麻、よろしくな」

 

フィアンマ「俺様はフィアンマだ、よろしく頼むぞ幻想殺し(イマジンブレイカー)」

 

上条「…初めて会ったよな?」

 

フィアンマ「いやなに、俺様はお前のファンみたいなものだ…2人とも今日は何処に行くんだ?」

 

上条「あ、あぁ。今日は特に予定はないけどスーパーの特売までどこかで時間でも潰そうかなって」

 

フィアンマ「なるほど。良かったら俺様も同行していいか?少し話したいこともあるしな…それと……」

 

フィアンマがチラッと上の方を向いて意地悪そうに笑みを浮かべ

 

フィアンマ「上の方にいる魔術師たちにも俺様はインデックスの敵じゃないと伝えてくれると助かるんだが?」

 

上条「えっ……」

 

気が付けば周りに人が居なくなっており、その場には上条、インデックス、フィアンマの3人の他に頭上から2人の魔術師がフィアンマの背後に降り立った

 

神裂「なぜ貴方の様な方がここに居るのです?」カチャ

 

ステイル「内容次第ではここで始末させてもらう」スッ

 

上条「ステイルに神裂!?何してるだよ、2人とも!」

 

神裂「説明は後です。インデックスを連れて逃げて下さい、この男は危険です」

 

フィアンマ「はぁ…一応言っておくが俺様は敵ではないぞ?」

 

ステイル「そうは思えないが…バチカンの魔術師であり、ローマ正教の神の右席であるお前が彼女を見つけて何もしない訳がない」

 

上条「魔術師って…まさか、コイツ…インデックスを狙って!」

インデックス「ち、違うんだよ!みんな!フィアンマはそんなことしないって言ってたんだよ!!」

 

フィアンマ「そーだーそーだー、俺様はそんなことしないぞ」

 

上条「もう…何がなにやら……」

 

フィアンマ「まぁ、話せば長くなる…場所を移さないか?」

 

ステイル「ここで話してもらおう、人払いの魔術はかけてあるからな」

 

一向に警戒心を解かないステイルと神裂に溜息をつきながら説明をすることにした

フィアンマの考えてることや、これから起こるであろう出来事を

 

フィアンマ「いいだろう…まずはそうだな。俺様の目的でも話すか」

 

上条「も、目的だと…?」

 

フィアンマが話を進めようとした時だった、突然彼の携帯が鳴り響き、フィアンマは携帯を見るが知らない番号だった

ゆっくり電話を取ると

 

『やぁ、初めましてになるかな…フィアンマ先輩』

 

知らない男の声、だが何故か妙な胸騒ぎがする

 

フィアンマ「…誰だ貴様?」

 

『あぁ、知らなくて当然だよな。俺は…"中央" "のアストレイ、アンタらが知らない神の右席の隠しメンバーみたいなものさ。と言っても俺は神の右席の番外みたいな存在だけどね』

 

フィアンマ「アストレイ…だと?」

 

アストレイ『そう。ところでフィアンマ先輩、目の前に禁書目録(インデックス)と幻想殺し(イマジンブレイカー)がいるのになんで捕まえないの?』

 

その男の質問に驚いた。

なぜ目の前にいるのを知っているのか、そして存在するはずのない男の目的は何なのか

そして微かに聞こえた、神の右席のメンバーであるヴェントの呻き声

 

フィアンマ「…貴様、ヴェントやアックア達に何をした?」

 

アストレイ『んー?あ〜、彼らには退場してもらっただけ…それにしてもその様子だと俺の敵になるんだな、アンタ。まぁいい…禁書目録だけでも貰っていくわ』

 

そう言うと突然インデックスの頭上から光の柱が降り立ち近くに居た上条とフィアンマをはじき飛ばした

 

上条「ぐわぁっ!」

 

フィアンマ「チッ…させるか!」

 

聖なる右を発動。光の柱を止めようとしたが、聖なる右は力を使う前に空中で霧のように霧散した

 

フィアンマ(ッ…やはり右腕を失ったから俺様の力も不安定な状態になっているのか)

 

フィアンマの背後にいた神裂やステイルも光の柱を止めようとしたが、一足遅かった

柱はインデックスと共に空へと消えた

 

フィアンマ「アストレイ!貴様、何をする気だ!」

 

電話の向こうにいる男に叫ぶも、男は呆れた様子で応える

 

アストレイ『何をする気…?おいおい、アンタならわかるだろう。俺がアンタの変わりにアレを起こすのさ…それじゃ、俺は忙しいからまたね〜』ピッ

 

そう言い残して電話を切られた

 

突然の出来事に困惑するステイルと神裂。だが、1番最初に動いたのは上条だった

 

上条「おい!インデックスは…インデックスはどこに行ったんだよ!!」

 

身近に居たのに守ることが出来なかった責任からか怒りをフィアンマへとぶつけていた

 

フィアンマ「…恐らくインデックスはロシアだ。奴は俺様がやろうとしていた計画をする気だ」

 

上条「計画…?なんだよそれ!!」

 

フィアンマ「…神上…いや、しかし…アレは俺様の聖なる右を完全にする為の……くっ、どちらにしろ情報が少ないか…!」

 

上条「ロシア…?そこで何をする気なんだよ、インデックスを巻き込んでまで何を…!」

フィアンマ「知らん。俺様が想像してるよりヤバい展開になりつつあるのかもしれん」

 

フィアンマ「どちらにせよ、一刻も早くロシアに向かわねば…インデックスを救いたいのであればお前も来い」

 

 

 

 

 

同時刻。場所は変わり……

 

『ドラゴン』の情報を求めて乗り込んだ潮岸のシェルターでグループの前に現出したエイワス。だが一方通行以外には興味がなかったため、 戦う以前に一瞬で一方通行以外の人間を気絶させていた

 

 

そしてエイワスと一方通行は対峙していたのだ

 

 

 

 

エイワス「言っておくがアレイスターの企ているプランには綻びが生じている」

 

一方通行「なにッ…?」

 

エイワス「亀裂は少しづつ広がり始めている。このままではプランの要である打ち止め(ラストオーダー)はいずれ必ず崩壊するだろう」

 

その言葉に怒りを表しにした一方通行は静かに首のチョーカーのスイッチをONにした

そう、あの少女の敵となりえる存在はこの世に生かしておくことは出来ない。

 

一方通行(上等じゃねェか。AIM拡散力場の塊だが天使だが知らねェがァ……"悪意"を持ってあのガキの害になるってンならァ、容赦はしねェ!!)

 

彼の能力はベクトル操作。凄まじい速さでエイワスの眼前へと飛び込み、破壊の一撃を与えようとしたが。

 

エイワスの両肩から出現していた輝きすぎるほど輝く翼の様なものに腹部を貫かれそのまま後方へと吹き飛んぶ一方通行。

口や目から血を吐き出し瀕死の重症をおってしまう

 

エイワス「おっと、しまった。これはこちらの落ち度だな、アレイスターめ…自殺防gjm装置にjnsamwをしたapjmな」

 

その後、黒い翼を出した一方通行に対しても余裕を崩さず、 無敗を誇った黒い翼が発現した一方通行をあっさりと叩きのめした

 

 

 

エイワス「ロシアへ行け…正確にはエリザリーナ独立国同盟か。あぁ、それと…禁書目録と言う言葉を覚えておくといい」

 

それだけ言い残すとエイワスは消えた

 

一方通行の傷は深かったが自身の能力で傷口の応急処置をし、打ち止めのいるアパートへと先に戻った

弱り始めていた打ち止めを抱き抱えて、ロシアへと向かう

 

上条とフィアンマは空港へと向かい、急ぎロシアへと向かう準備をしていた

 

 

 

こうして有り得ない形ではあったものの、物語の歯車がゆっくりと動き始めた

 




…めっちゃ難しいよね、小説って。
なんか思ったように書けなくてもどかしいです、はい(´・ω・`)
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