虹ヶ咲ヒーローorナイト&キング   作:コントラポストは全てを解決する

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37.付き合ってもないです。友達でもないです。でも剣の持ち主です。だからストーカーしてもオッケーです

 

 へぇい。

 

 初夏も超え夏期講習が辛い時期になって来た今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 私は流しそうめんをしたりはんだごてで火傷したり1/1音撃棒烈火で太鼓を叩いたら烈火両方が粉砕したりと楽しい夏を送っております。

 

 して。

 

 今回はレイヤーにメタルを搭載したアンロックユニコーン、通称フルアーマーアンロックユニコーンを作っていく

 

 ──予定だったのですが、在庫管理を見誤りユニコーンのストックが無くなってしまったため、明日学校で使える面白い小話を披露しようと思います。メタルマン博士の極みです。

 

 

 突然ですが皆さん。皆さんはこちらの商品、『トキメキあかねまる』というゲームをご存知でしょうか。

 こちらの商品、2020年に侑限会社せつナナナから発売されたコンシューマ用ノベルアドベンチャーとなっております。

 

 界隈では弟萌えに生きる淑女達(主にアイドル同好会年上組)から大好評を勝ち取った狭い領域で流行している大人気の1作です。

 私も一通りプレイしたのですが、やはりメインヒロインである天王寺璃奈ちゃんが可愛いですね。ラストの『私のダイヤモンドカッターになれ』は名セリフでした。

 

 しててててて。

 

 こちらのゲーム、イラストCGをコンプした後に初回購入特典に封入されている、『弟属性幼なじみのスヤスヤCD』に付属のシリアルコードを本編開始前プレイヤーネーム設定画面で打ち込むと、限定モードである『りなりーを探せ』が始まります。

 

 機能としては大変シンプルで、どの√に進んでも告白イベに行く間のフラグCGに『天王寺璃奈が映り込む』と言うものです。

 

 さっそく実践してみましょう。

 

 まずはグリ須かずみん√。ここでは化粧品宣伝用のポップアップフラッグに擬態した璃奈ちゃんが……すみません、ただのピンク色をしたPOP UP YOUR FLAGでした(ソイヤ)。

 

 もう1度見て行きましょう。気持ち入れ替えてるので実質初見です。

 

 次は栄養の全てがオール臀部に行ってしまった事でお馴染み、お尻の妖精しずくちゃんです。

 ここでは夕暮れの海浜公園で真面目な話をしています。こういうシーンでの話は別れ話かヒロインの余命が判明するパターンが多いのでなんとも不安です。

 璃奈ちゃんを探して行きましょう。とは言っても周囲は茜色なのであのストロベリーハーゲンダッツカラーの女の子を見つけるだけなら数秒で…………困りました。どこにもいません。光学迷彩でも使っているのでしょうか。

 

 再度チャレンジ。今日は快便だったので実質初見です。

 

 3度目の正直として謎のボーイッシュ少女XとのCGを見ていきましょう。

 ここでは少女Xが一時的な帰国をしてしまうため、口では強がりながらも正直な表情を見せて意地を張っています。

 本気の本気で別れを惜しんでいる姿はウルッと来てしまいますね。しかし辛くならないように自分の心にムチを打ってます。

 とは言っても1ヶ月後に再会するのですが……それは言わぬが華というものでしょう。

 

 そしてここでアカネ君がマグロキーホルダーを取り出しました。追い討ちでカラオケ中にネット契約した国際通話海鮮……すみません噛みました。通話回線を出し「毎日電話する」と約束を取り付けています。タイミングが完璧過ぎて計算高さを感じてしまいますね。これは天然ジゴロの化神。

 

 璃奈ちゃんが見ているとするならここなのですが……いました。反対側の歩道で写真を撮っています。堂々と道の真ん中で写真を撮ってます。隠れる気0です。死んだ顔をしている様に見えるのは私だけでしょうか。

 

 こうして無事ボーイッシュ少女XXをメスとママにした後、アカネ君はノコノコと天王寺家に帰宅しました。肝が座りすぎてて噛みきれないくらい硬くなっていそうですね。

 そのあとはやたら距離が近い璃奈ちゃんを不思議に思いつつ1日が終了。めちゃくちゃ惚れ込んでいます。

 

 検証結果から意外と分かりやすく映り込む事がわかりました。

 今度は前2つに再チャレンジしてみようと思い──

 

 よく見たら前半2√はシリアルコードを打ち間違えており、誤字がプレイヤー名として設定されたまま通常プレイをしていました。どうりで見つけられないわけですね。

 

 

 気づかなくてすまんかった。

 

 

※この作品はフィクションであり実在する人物または団体とは何ら関係はありません。

 

 

 

 ────

 

 

 

 8月の頭、璃奈の彼ピはやけに上機嫌で身支度を整えていた。理由はわかる。最近出来た知り合いにお熱になっているのだ。どんな相手かは知らないが相当茜好みなのだろう。

 鼻歌交じりにトラベルバッグから着ていく衣服を選定し、かすみバリに気合いの入った素材メイクを施し、エマに教えを乞い極めたらしい三つ編みツインテールを下げ、見た事ない下縁メガネをかけて30分後に上機嫌で家を出ていった。

 きっと相当茜好みの顔をしていて、屁理屈に同調してくれる愛嬌もあって、明るく表情豊かで可愛い理想の相手なのだろうなと璃奈はプリプリ怒りながら朝ごはんを食べた。

 

 ──あんな茜くん見た事ない。

 

 おめかしをして、茜にしては男らしい服装を着て……バンドハウスにいそうな格好をしていた。

 自分の知らない夕雲茜。自分では引き出せなかった茜の姿。1ヶ月以上を茜の隣で過ごしたのに、初めて見る茜の上機嫌。それを引き出した出会って四日か五日の相手。

 嫉妬……とは少し違う。夕雲ひまりは表情豊かで良いなと羨んだ時とは違う感情。あれはちょっぴり暗くて胸がキュッとなる感情だった。

 今抱いてる気持ちは……なんだろうか。モヤモヤとも違う。確かにちょっとピリついてはいる。近いのは悔しさ。自分が1番茜と相性が良いと思っていたから4日人間に追い越されて悔しいのかも……と一旦結論付けた。

 

 まあ、嫉妬だろうと悔しさだろうと璃奈がやることは変わらない。茜が悪い女に騙されないように監視するのだ。

 どうせあの男の事だから可愛いもの好きの女でも引っ掛けたんだろうなと予測し、黒縁メガネと灰色パーカーという不審者スタイルで家を出た。

 

 さてさてどんな女が出てくるか……なんて警戒しながら影で様子を窺う。ムカデが出るかマムシが出るか。

 クレカの審査並に厳しい審美眼のもと相手を発見…………したのだが、スカートを履いた美形ショタがいた。いや、胸があるから女の子。やはり異性だったのは変わりないが想像の斜め上が出て来たために璃奈は焦る。

 明らかなイケメン。どこかのホストだと言われても納得出来るイケメン。なんだあれは。

 そして狙ったようなタイミングで茜が到着。茜の待ち合わせ時間に合わせて隠れられるように璃奈が時間を合わせたわけだが。

 

 やってきたのは風紀委員みたいなオーラを出す女……みたいな男。

 どこからどう見ても『不良男の更生を兼ねた校内備品の買い出し……という建前でデートをする不良とツンデレ風紀委員長』の構図だった。彼ピだ。茜の彼ピがいる。

 

 ここで璃奈の脳裏に薄らと嫌な予感が芽生えた。もしや茜は心のメスを目覚めさせられたのでは無いか、と。

 仮にそうだとしたら自分はあのイケメンボーイッシュ女子みたいになれるだろうか。茜があの王子系女子にズブズブとのめり込んでしまったら、自分は本当にビジネスパートナーに成り下がってしまうのではないかと危機感を覚えてしまう。

 

 いや、別に茜が理由もなく契約を切るわけが無いのは理解している。しているのだが……なんて言えば良いのか、上手く言葉にできないない感情が頭の中を転がっている。

 いつもだったら問答無用で割り込むけれど、あいにく今日は相手との一時お別れ会をするらしいので介入どころか干渉さえも許されない。いくら相手がポット出のライバル候補と言えど楽しみを邪魔して良い理由にはならないのだ。そんな人の気持ちが分からない人間なんて茜どころか侑にすら嫌われてしまう。

 全肯定イケメン優面彼氏と名高い高咲侑に嫌われるなら、その人はもう世界の誰からも好かれない。ボーダラインであり最終通告なのだ

 

 だがそれはそれとして茜には文句がある。なんだその年相応に和んでる笑顔は。剣契約の時よりひまり成分が混ざってるじゃないか。4回……まだ出会って4日の相手にそれ?こっちは一ヶ月と半月かかったのに?

 

 やはり自分は茜からすると傷物扱いしか出来ない存在なのだろうかと、そんな疑念が璃奈の脳裏を過ぎる。

 

 いくら相手と波長がマッチしようと、99.9%相性が良かろうと、レベルの概念を越えた本物の関係には到底及ばないのだろうか。

 しかしここで落ち込んで部屋のベッドで啜り泣くのは昔の璃奈がすること。今の自分は成長しており、なおかつ茜を使える立場にある。幸いな事に剣のメイン権限も生きていた。

 だったら上書きすれば良い。自分の存在を剣の刀身に刻めば良い。そのために茜が相手の少女のどこを気に入ってるのか見定める必要がある。どこがどう性癖にぶっ刺さってるのかを分析し、それ以上を叩きつければ上書き完了。璃奈ちゃん完璧大勝利。

 

 大丈夫。まだ慌てる時間じゃない。2人がカラオケに入ってしまったので一旦尾行を中断し近場のカフェで状況を整理に入った。

 相手の子はおそらくまだ友情しか感じていないはず。そういう顔をしている。ただ、普段しがらみに振り回されえて気疲れしてるタイプの人が見せる友情だったので、茜の対応次第では即落ち2コマ。

 おまけに乳のサイズがちょうど茜好み。顔も良い。本人曰く話も合うらしいので全ての要素が茜が突き刺さっている。

 さすがに歩夢や愛サイズになると太刀打ちが厳しくなってくるが、幸いな事に少女Xサイズならまだ何とかなりそうだ。今日から牛乳を飲もうと璃奈は決意を固めた。

 

 あとは……茜はボーイッシュが好きだっただろうか?アニメキャラではピクリとも反応しなかったのだが。

 加えて相手の年齢が非常に気になる。年上キラーを標準装備しているかつ同い年にも効いてしまうのに、そこに年下も行けるとかいう厄介成分を持ち込みたくなかった。ソシャゲのバランス崩壊キャラじゃないんだからもっと自分のスキルを選んで欲しい。

 

 当然ご存知の事ながら茜は人によって態度を変えまくる。菜々や侑には基本乱雑な扱いをし、非常時は病むなく助け、かすみは良き話相手と行った様子で愚痴を聞くし、逆に愚痴を打ち明けたりもしている。しずくには嫌われてる事を自覚しているので日によって態度を調整するという具合で様子見。

 愛、歩夢、エマには弟のような距離感で接しているのをよく見る。エマに関しては姉属性が強すぎて茜が強制弟化しているだけなのだが、どう頑張ろうと逃げられないので対策は諦めたらしい。弟を可愛がるお姉ちゃんと、ちょっと反抗しながら本心では嫌ではないと思っている一般家庭の姉弟みたいになっていた。

 エマ曰く故郷の弟妹達に雰囲気が似ているらしく、意識しないように気をつけたとしてほっとけないらしい。

 

 彼方はたまに世間話をする程度。果林は茜が原因で弟萌えに目覚めた。元々年下も行ける程度には好んでいたのだが、完成された弟属性を見せられドハマりしてしまった。今は暇さえあれば思春期男子のようなちょっかいをかけている。

 おそらく夕雲茜被害者の会では特別優待枠を取れるレベルまで脳を焼かれてしまった3年組一同。余計なものまで斬らないで欲しいのだが。

 

 こういった様子で茜は属性と態度を使い分ける。

 以前は菜々辺りに態度の差を注意されていたのだが、今ではもう『こいつらは態度の差如きじゃ嫌悪的な雰囲気にはならないから』と信頼していることが皆にバレているためあまり強く言われなくなった。

 茜が好かれやすいのはこういった《本来嫌悪される環境や能力をプラスに使うこと》にあるのではないかと璃奈は予想を立てる。力や概念は無色透明で、善悪に染めるのは人間自身という言葉を有効活用した茜らしい行動。

 

 そもそも茜が態度を変えて接してる時間は基本的に利害要素が薄い場面限定であり、それプラス本人のセーフモードとしての側面も担っている。

 なので相応の事情とメリットを提示すればビジネスモードに移り関係を結ぶという法則は一貫して守っているのだ。

 

 そんな茜のストイックさと優しさがあるからか、同好会ではもう事実上の姫ポジを手に入れていた。

 おまけに付き合いが続こうが切れようがどうでも良い派閥なため、所謂自分をよく見せようとする自意識みたいなものがない。だから基本自然体なのだ。

 女相手だから多少のいじりや散財に耐えるとかの見栄もなく、自分の美醜と好悪感覚で言動を選ぶ。

 

 茜にその実直さの理由を聞いた事があるが、『猫かぶった所で遅くても10年後には化けの皮が剥がれるのにそれやってなんか意味あるの?本性知ったショックで疎遠になる可能性すらあるし普通に悪手じゃない?』と言う答えをやたらネチャネチャしたマドレーヌを食べながら主張してきた。

 仲良くなった人間とは10年単位で付き合うつもりでいる発言が、人を道具扱いして場合によっては切り捨てることさえ厭わない人間から出るの普通になにかのバグでは。

 本当に自分含め友達を公言する一般人が口先だけに見えてしまう程度には酷い。

 

 案外、璃奈や一般平民が思ってる友情はごっこ遊びだったのかもしれない。茜のやり方こそが古から続く本来の絆の結び方だった可能性もある。

 夕雲流ビジネス交流術の異端さの1部に大人っぽさを感じてしまうのは、自分がやっている事が子供のままごとだったから……という理由があるのかもしれない。

 

 で、そんな茜が薄らと、しかしガチめに友情っぽい雰囲気を出すほどのめり込んだボーイッシュ少女X。非常に興味と危機感を抱いてしまう。

 

 2人がカラオケに入ってから5時間が経過。頃合的には複数人でカラオケに行った時の平均滞在時間と、カップルがラブホから出てくるまでの平均時間が一致する。とりあえずSEX説は除外できたので脳破壊は間逃れた。

 それにしても随分長い時間歌っているものだと璃奈は監視を続けた。2人だけでここまで声が持つなら、もしや相手は音楽関係者の可能性があるのでは?と予測を立てる。

 なるほど、扱い易い侑みたいな存在だったなら茜が気に入るわけだ。もう少しテンションと変態性の下がった侑と友達になりたいと言っていたので納得である。

 

 …………一瞬安心しかけたがよく考えたら個室で2人きりなので全然安心出来なかった。相手の女が貞操感覚まで不良だった場合、問答無用で美味しく頂かれてしまう。

 もはやネット上だと出会い系サクラ以外のビッチはいない時代だが、茜に釣られる援交女がいるかもしれない。

 もしそうなったら先方より先に被害者ビジネス始めてお金取る。茜お得意の無知で弱々しい雰囲気を演じて貰い、相手の人生を恐怖のズンドコに陥れるのだ。多分茜も乗ってくれる。

 相手の女を陥れる必要性?私の剣をディルドにしたんだから相応の報いは受けて貰う──と璃奈は闘志を燃やした。茜に命と人権がなかったら器物損壊で訴えていたところである。

 

 

 が、そんな無駄な闘志も杞憂に終わり夕方5時。丸1日施設内にいた茜と少女X御一行は談笑をしながら帰路についた。

 

 

 そして、おそらく璃奈マンションと少女Xの宿との分かれ道にやって来た所で足が止まり、なんかちょっとシンミリし始めた時、未来と歴史が動いた。

 スマホカメラのズームでもわかるくらいのレベルで少女Xが名残惜しさを出して喪失感を晒し出していた。おそらくX本人も自分が泣きそうな顔をしている事に気づいていない。一見強そうな雰囲気なのに別れ際で無意識で悲しさが溢れ出てしまう。うーん、茜みたいだ。

 なんというか、悲壮の表現手段が似ている。嫌われる事を恐れず、ただまっすぐに自分の中の欲を打ち明ける。茜の場合は自分の夢を語る時、少女Xは茜と別れたくない……とかだろうか。その時に漏れ出した自分の意識では制御出来ない哀愁や悲しさオーラが茜に似ている。璃奈の脳を破壊し性欲を目覚めさせたあの儚さともそっくりだった。

 

 そしてここで相手が年下だと言うことを璃奈は察した。茜に気持ちを吐露する姿に幼さを感じたから。残念ながら璃奈の願いは虚しく打ち砕かれ、茜は年下も引っ掛けることが可能という事実を手に入れてしまった。出来ることなら概念ごと燃えるゴミに捨てたい。

 まあ、予想通りというかなんというか、茜がその程度で相手を女として意識する事は無い。ないのだが、普通に大切なモノを扱うように何かを語り出した。

 

 その数秒後、例のストラップとスマホの画面を見せられた少女Xがメスの顔になった。すごい……こう、富士の樹海みたいなマイナスイオンを含んだしっとり感。即落ち2コマが過ぎる。

 対して茜も主人公の顔をしていた。ツンツンヒロインをメスに落とす時の主人公がする顔。

 

 結果、あんなに寂しそうで哀愁漂わせてた少女Xが一気にスタミナMAXになった。その後るんるん気分で帰って行き茜自身も無事帰宅。

 帰ってきた茜のスマホを見るためにテキトーな理由をつけて画面を見たら、G-mailに国際通話の契約完了通知があった。

 

 まさかとは思うけど、少女X:通称ミャーコのためだけにプラン契約をしたのだろうか。だいたい月1000円が追加でかかるのに?5分以上で30秒80円かかるのに?

 いや、もしかしたら海外の親戚にも電話が出来るからと効率重視で行動した可能性もある。事実確認はしっかり取らなければならない。

 

 そして確認を取った。結果は『ボクがみゃー子と話したいからだけど。寂しいじゃん』とのこと。

 

 

 やってんなぁコイツ……。

 

 

 黒電話時代に遠距離回線を繋げてくれる男にときめいていた女の気持ちがわかった気がする。まず通話料からして割高だし、外国用回線とかいうよく分からない代物を繋いでくれた健気さが胸に来るのだ。

 

 事実確認後は一日中ベッタリくっついて自分の存在をアピールした。別にマーキングでは無い。自分不在の時でも茜が璃奈の剣であることを分かりやすくするためのコラテラル処置である。だから決してマーキングでは無い。マーキングでは無いのだ。

 だって自分がこんな子供じみた嫉妬をするはずがないから。もし恋路婚活を本気でするなら融通の効かないお子様恋愛だけは絶対にしないと決めている。

 そもそも璃奈と茜はビジネスパートナー…………寂しいと言う茜すればクソしょーもない一言で家政婦業務込みの同棲をしてくれる幼妻ショタがビジネスパートナー……???よく考えたら普通に無理があるのでは?????

 

 もしかしたら自分は自分が思っている以上に茜から好意を寄せられているのかも──そんなデタラメを無理くり自分に納得させメンタルを保った。

 

 別に好きになれとは言わない。ただもう少しだけ天王寺璃奈という1個体を見て欲しいと思う。

 

 でも、これくらいのワガママだったら言えると自分を信じれた。その点だけは素直に喜べる。

 

 

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