虹ヶ咲ヒーローorナイト&キング   作:コントラポストは全てを解決する

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60.文化祭といえば好きな人とのデートイベントですよね。なのでご用意しました。こちら妖狐ジャンヌダルク少年と歌のプリンス様(14歳,性別:女)のデートになります

 

 文化祭でメイドカフェやるっていうから料理当番申し出たのに、その役職を任せたらボク一人で解決して皆が何も学べないって理由で接客に回された。真面目か?

 これがfpsのチーム戦だとパーティーメンバーがボクに暗殺と囮誘導と作戦立案を全部押し付けて来るのに。ちなみにキルはメンバーが持っていく。二度とやらんわこんなクソゲー。

 そうやって受動で甘い汁が与えられる環境に慣れて会社でなにも出来ない消極人間になれば良いさ。

 やっぱ男とゲームするなら明日見と鈴木と香山の皆で行くゲーセンのほうが楽しいや。アケのマリカーならボクでも出来るし。あとメダルゲー。

 

 話逸れたけど肝心の接客すら外回りだった。注文取りでもボクにワンマンさせちゃうからって。以前からこの人達やたら意識高いなとは思ってたけど、なんでこんな心綺麗なん。外との落差酷すぎやろ。もしかしてこのクラスって外界との空間が断絶された特異領域だったりする?

 

 そんでジャンヌフラッグに店の広告張り付けて練り歩いてたらやたらと男に声かけられるし、おまけに足とケツ触られるしで大変だった。文化祭はお前らの性処理奴隷を売る場所じゃない。性の喜びという名のハンドルを握られた哀れなRCレーシングどもがよ。貴様らみたいな雑魚にもなれない特定外来無精卵になぞ要はない。ブラギガニーでガナニーしながらザンバットソードの一擦りで無様早漏射精でもしてろばーーーか。ぺっ!

 

 

 アイドルのけつあなをそう安安と使えるとは思わないで欲しい。穴を見たら萎える身体にしてやる。

 

 

 あと話題転換で生活の話に戻すけど、璃奈りーが鬼LINEしてくるこれにはなんの意図が?それに仕事はどうしたの?忙しすぎると逆に冷静になってツイドリ開くやつと同じ原理?

 仕事の進捗確認かなーと予想して、ノルマをクリアした旨は送っといた。ビラは完送したしビラ貰ってくれた一部のちびっ子と写真も撮ったぞ。あと可愛いもの好きのJSJCJKとのスノー写真。幼女先輩ってお姫様ドレスじゃなくても興味持つんだなって学んだ。1割くらいはJDだったっけ。

 

 女性ウケを狙った食いもんもあるから多分店にも行ってくれたとは思う。さすがだぞボク。偉いぞボク。完璧なる有能オブ有能。

 だというのに当の璃奈りーは警戒心がどうだのツイドリみたいな女だったらどうするの云々言ってきて過保護なんよ。高校の文化祭に友達と来てる上に仲良く楽しんでる陽キャが、そんな厄介オタクみたいな行動取るわけないでしょ。少なくとも校内じゃ問題は起こさない。社会の目があるから。

 でも結局警戒心が無さすぎだと叱られてしまった。文面のキレ具合からして多分帰宅後に混浴コース直行だと思う。

 

 やっぱり璃奈りーの言う警戒心の無さっていうのが分からない。警戒心……ボクの心の警戒心……普通にあるんだけどな……。なかったら今頃どこかの拗らせヒス美人にレイプされてるはずだし。

 

 というか国際交流科の人達に受け入れられた時点で問題ないでしょ。あそこ結構なプレイボーイの巣窟だし。そんな場所でオールフレンドに行けたならノープロブレムでは。

 あとボク的には普通科の方が危ないと思う。かすみさんに愚痴りに行ったら殴ってきたんだぞ。ボクなにも悪い事してないのに。

 ちなみに近江姉妹からはこの格好で打ち明げをしようって誘われた。どこからどう見ても捕食者の目でさ、マジで怖かったよ。

 あとは……高咲と中川に関してはもう常習犯なのでレポート提出は免除した。助けて歩夢先輩。

 

 そんで今は侑先輩の呼び出しついでに音楽科を回った帰り。ビラが無いから昔作ったレトロカフェ風ポスターを生徒会室のコピー機で擦って配った。うーん素晴らしい対応力。100点満点。

 そんで音楽科に来たらな、この棟から行ける旧音楽準備室で休むのがボクのルーティンなんだ。窓を開けた時に入る風が年中快適なんよ。流石に冬は寒いけど。

 

 仕事は余剰成果を出したし、ここはサボっても許されるはず。仮に誰かから連絡を来ようとも満足するまで絶対に部屋を出ないぞ。この快適さを捨てる以上の損なんて無いからな。

 

 それじゃあ限界が許す果ての果てまで突撃しようか。飛び込め快適の森。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 あぁ……なんなんだいこの文化祭って……。なんで学校の活動費を生徒が稼がなきゃならないんだ。高校生以下の労働って日本じゃTabooだと教わったんだけど。なのにやれPiano弾けだの歌って盛り上げろだの……ボクまだGo to Heavenしたくないんだが?

 

 Japaneseの都合良い時だけ建前を用意して皆でRule破るの良くないよ。仕事の開始時間には厳しいくせに仕事が終わる時間は守らないしむしろ時間超えるほど美学になるし。ここら辺の意地汚さは Statesより酷い。

 そしてこれで幸せになれるって言うんだからJapane Peopleはすごいよ。皆苦しいからそれが標準になって普通にご飯を食べるだけでBEST The 幸せになる。頭にCrazy Saltでも詰めてるの?

 やっぱり日本人はイっちゃってるよ。皆地獄に住んでる。Are you okay?食パンいるかい?

 

 いや、ストレスが溜まってるからって言葉遊びに Escapeするのは良くないな。早くボイジャー君に会いたい……。

 

 出会った時みたいに向こうから来てくれないかな。いや、この瞬間だけ都合よく来て欲しいって欲望はさすがに主神への侮辱か。はぁ……。

 

 やっぱりschoolで会うってなるともしもを考えて怖くなる。でも外であった時に別の学校にいるって嘘をついて、仮にそれがバレたらなんて考えるのと余計に怖い。本当は嫌われてたかもってボイジャー君に思われちゃったらボクは多分家に帰ってBad love songを大量生産する。

 

 なんでこんなチキンハートにPrinceなんてあだ名が付いたんだろう……。勇敢どころか滑稽なひよこSoulなのに。

 それにボクの中にあるPrince Imageはボイジャー君で固まってるんだ。だからIdeal(理想)からかけ離れたボクにldeal(期待)を抱かないでくれ。ただでさえ音楽科にいる緊張でガタガタなのに……。今のボクにはそんなLarge Sizeな完璧能力なんて──

 

「おいっすー。ありゃ、先客……アイマスクしてんのか……起きとるどすかー?」

「Um? Sorry.カッコ悪い姿を──」

 

 いた。いや来た。バレてない?OK?or No?

 

「ぼ、ボイジャー君……?」

「おー、久しぶり。元気してた?随分大胆なヘアアレンジだね」

「ただの寝癖、だと思う……Maybe……」

 

 ほんとに向こうから来た。しかもバレてなさそう 。ボイジャー君も特に変わったところはさそうで安心。いや前に比べてすごいClothes着てるけど……態度とかは特に。いけた……?

 こんなにsmoothに事が運んでも良いのかな……。もしかしたらこの先なにか大きな不幸が来るんじゃ…………No.I don't care about that kind of thing now.(今はそんな事どうでも良いか)問題ないならそれで良いや。

 

「ボイジャーくん……!!!」

「おっとと……ほらほら泣かないの──とは言っても他国の学校で寮暮らしは不安だよね。お疲れ様。それと、おかえり」

「うん……I'm home(たたいま).」

「ははっ、前に比べて随分弱いハグだね。遠慮してる?」

「今は、これが全力……」

「そかそか。この猫の頬擦りみたいなのも挨拶?」

「う、うん。軽いスキンシップ」

 

 本当は家族とか特別な友達にするやつだけど……ボイジャー君相手だし良いかなって。ボクからすれば特別なのは変わりないし。

 

「学校はどう?上手くやれてる?」

「友達、一人できたんだ。ボクの嫌味っぽい悩みも聞いてくれた、ボイジャー君みたいな人。あと友達って呼んでいいのか分からない人とも仲良くなった」

「後半のそいつ大丈夫?みゃー子に変なことするんじゃ?」

「No problem.向こうも女だし同じ趣味で気があっただけだから」

「へー、ジャンルは?」

「um……音楽?カラオケとかそういうの」

「あぁ、カジュアル系ね。みゃー子とお友達さんは何科になるの?」

「あ、相手の科はわかんない……。ボクは普通科だけど……」

「そっか、なら今度一緒に聞きに行こ。みゃー子と気が合うなら多分ボクとも合うはずだし」

「う、うん」

 

 正直言うとボイジャー君とベイビーちゃんの相性はあんまり良くない気がする。結構勢いのある人だからもしかしするとbad Communicationしちゃうかも。あとボイジャー君は璃奈と合わせた方が良い。こっちの方が仲良くなれそうだし今度紹介しよう。

 そう言えばベイビーちゃんはBrotherがいるって言ってたっけ。同じ学校にいるらしいし、その人とならボイジャー君と友達になれるかも。今度ベイビーちゃんに会ったら聞いておこう。

 

「う〜ん……!せっかくみゃー子と会えたわけだし、再会記念にデートにでも洒落込もうか。一緒に文化祭回ろうよ」

「し、仕事は良いのかい……?」

「校内練り歩くのが仕事みたいなもんだし平気へーき。営業マンだって仕事中にコンビニ行ったりするんだしさ……いや、みゃーこもクラスのことあったよね?ごめん、気が回らなかった。今度の土曜時間ある?」

「ぇっ……あっ、n,no problem!!!暇、してる!今very maxに時間ある!!!」

「そう?なら良かった。どこ行きたい?食べ物mainとかいっぱい遊びたいとか」

「あ、あんまり勝手がわからなけど……音楽科と工業科?は、その……あ、あんまりわからない……」

「そかそか。じゃあ国際科と産業科でも回ろ。ケバブとかパエリアとかいろんな料理あるよ。産業科なんかは植木売ってるし。あとは資料館みたいな。あっ、クラスの人から連絡来たら教えてね?送ってくから」

「y,yes……ありがとう……」

 

 音楽科は一番近づけない。普通科はボクが居心地悪いかもってボイジャーが察してくれた。国際交流科は多分安全だとして……機械は純粋に分からないから遠慮したけど、よく考えたらボイジャー君のHome Groundだし璃奈がいる。ここが一番安全だったかも。

 

「ボイジャー君って機械科にいるんだよね?」

「うん、この学校は機械というよりパソコン周り強くなろうって事で、情報科みたいな感じだけど」

「ちょっとだけ覗いても良いかい?」

「良いけど……うちあんまパットしたの無いよ?コイルガンストラックアウトとか脳波ジャイロ輪投げとか、あとはゲーミングメイドカフェとか」

「Crazy Contentsばっかじゃないか……」

 

 これがパッとしないGenreに入るならこのschoolにある店は全部Poorって扱いになるよ。どうしてこう日本人はおかしな方向にばかり本気を出すんだい?いや楽しそうだから行くけどさ。

 

「んじゃー行くかー。寄り道しながらゆっくり行こ。ボクが出た時に込み始めたから、少し時間をズラせばすぐ座れるはずだ。ゲーム部がオリジナルソフト出してるんだけどどう?PCゲーム出来る?」

「No problem」

 

 ボイジャー君と会うミッションは達成できたし、あとは璃奈の言う通りボクから会いに行けば問題なく過ごせるはず。むしろここでまた会わなくなったら、それこそ違和感でボイジャー君がボクを探しちゃう。

 

 もしも璃奈がボイジャー君を気に入ったら、ボイジャー君の監視をして貰えないか頼んでみよう。ボーイフレンドの監視のためにそういうスキルを極めたらしいから。

 でも……いつか事が落ち着いたら、ややこしい事は全部抜きにして3人で遊びに行きたいな。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 茜くんから『オリのビラばら撒いてくる』ってラインが入ったあとに連絡が途絶えた。何回かメッセージと通話を入れたけど出てくれない。一体どこで油を売ってるんだろう。

 それとも雄ミルクを無理やり買わされて挿入されてるとか…………やめよう。寝盗られとホモオチは頭蓋骨に悪影響。誰も幸せにならない。

 

「我が主ー、ただいま戻りてござそうろうー」

「あっ、茜く──」

 

 頭蓋骨が揺れた。

 

 ううん、まだ。まだ確定したわけじゃない。一旦状況確認。

 

「え、えっと、ミアちゃん……いらっしゃい……」

「Hallo.大丈夫かい?すごい疲れた顔してるけど……」

「だ、大丈夫……あの……そっちの子は、し、知り……合い……?」

「前に話した友達のボイジャー君だ。璃奈のおかげでやっと会えたよ。ほんとに璃奈のおかげ、ありがとう」

 

 頭蓋骨にヒビが入った。

 

 一旦……一旦深呼吸……。落ち着いて冷静に世界滅亡……じゃなくてデータ整理……。

 なんか感動の再会とそれを手引した恩師みたいな空気が流れてるけど、私の目の前には寝盗られアニメのパッケージCGが映ってる。というか寝盗られアフターでコスプレえっちする段階まで関係が進んだみたいな終焉具合が入ってた。

 多分今の私なら日本の情報インフラを乗っ取れる。富嶽だって奪える。それくらい危機感アンテナが揺さぶられてた。

 

「え、えっと……茜くんは、み、みみ、みあちゃんとはどういう……?」

「えっ、みゃー子の話ならずっとして……あー、そういえば写真とか見せたことなかったね。こちらボクのガールフレンド(仮)の……とは言っても二人共知り合いらしいから紹介省略して良い?」

 

 頭蓋骨の破片が脳に刺さって破壊された。これが寝盗られの罪深さ……私はなにを消せば良いんだろう……世界……?人と人との出会い……?それとも茜くんの自由……?

 こんな罪と業しか生み出さないジャンルはこの世に残しちゃダメ。もうこれ以上被害を出さないためにも、法律で規制したあと茜くんを国家の管理下に置いて監視すべき。最高管理責任者は私にして。絶対。

 

「あ、茜くんはまた外に戻るの……?」

「いいんちょに休めって言われたからみゃー子とご飯食べる予定。あっ、オーダーはボクが出しとくから大丈夫だよ。璃奈りーの仕事は邪魔しないから安心して」

 

 むしろ監視していたいけど、見た感じミアちゃんは今日再会できたみたいだしさすがに嫉妬で邪魔するなんて人として終わった選択は取れない……。

 それにすごいソワソワしてるから。茜くんと話したいことがいっぱいあって早く話したいって顔をしてる。

 やっぱりミアちゃんも茜くんが好きなんだ……。すごい仲良さそうだし、フレンドキスくらいはしたのかな…………頭、頭痛い……。

 

 ひ、ひとまず茜くんは監視しつつミアちゃんには思い出作ってもらって、私は仕事……。さすがに自分のクラスだから茜くんもそこまでぶっ飛んだ事はしないはず…………いやどうだろう……メイドカフェやるって言ったら自前のガチガチジャンヌ衣装とクラス分の衣装を全員分作ってきたし……。

 茜くんからすると衣装代ケチった分食材とサービスに力入れて学校に関心アピするのと、周囲のクラスの競争心煽っておもしろサービス作らせようぜって事らしいけど……。

 一応結果としては4組がレールガン持ち出したり、5組が脳波操作タイプのラジコン自作しだしたりって確かに事は起こった。

 

 他の科はわからないけど、今年は以前に比べて工業科に来る人が多いって先生も言ってた。だから多分茜くんのビジネス心理の遊び精神がマッチしたんだと思う。

 あと何故かは知らないけど、今年はチャラ付いたお兄さんとかガラの悪い系おじさんが来ないらしい。校舎歩いてる茜くんにキャバ嬢させながら来たらどうしようって危機感持ってたけど杞憂に終わって良かった。実際はもっと残酷なものをお出しされたけど。

 あと別に性欲組合に絡まれなかっただけで女の子には絡まれまくってた。10分に1回安否確認のラインを入れてたけど、その度にどこかのお客グループと一緒に撮った写真載せてきたし。小学生から大学生までフルコンプ。

 

 ここで業務報告じゃなくて安否確認と監視だよって言おうと思ったんだけど、今までのメッセージ送信時間を見直したら束縛強い彼女みたいで萎えた。

 実際茜くんもミアちゃんっていう安全で良識ある大切な友達を連れてきただけだし、今度も私の杞憂だったのには変わりない。

 いやそのミアちゃんが私の中限定ですごい危険分子なんだけど。特にこれと言って大きな張り合いすらできずに茜くん盗られそうって思っちゃう。

 

 正直今すぐにでも、ミアちゃんが茜くんをどこまで好きになっているのかを聞きたい。でもいきなりそんな詰め寄ったらびっくりしちゃうよね。警戒心だって出しちゃうだろうし。

 ひとまず今は観察だけで判決下すしかない……私に恋愛推察眼があるかはわからないけど、今できる事はこれしかないから。

 

 それに恋愛でも騙し合いでも必要なのは情報と頭。あと出来るだけ私情は挟まないこと。

 

「んっ……このハンバーガー小さいけど美味しい……」

「おー、高岡が担当したやつじゃな。ファストフードジャンキー自称してたけど本当だったのか」

「はい、ボイジャー君も。ah―」

「ah〜」

 

 …………これは観察眼とか私情とか関係なくギルティーなんじゃ……?

 

 なんか私、茜くんの迷惑を考えてた時期が一番雰囲気良かった疑惑が出てきた。いやでも茜くんとの仲は仲良くなるほど雑になったり社交っぽく見えるから、私は折り返しにいるのかも。そこを超えると限界突破して円満夫婦みたいになる。

 だから茜くんの中で特別な何かになってるミアちゃんとだって、いつかは真正面から殴り合え……あえ…………うーん……。

 

 

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