知ってると思いますが私はワカモさんが癖です。
そして原作だと狂人暴れキャラがツッコミやら苦労人やらになるのが好きです。ゴルシとか。
……ここは?
わたくしは先ほどまで皆さんとご飯を食べていたはず……少々トイレに行って、戻ろうとすれば、見知らぬ屋上……いえ、周りの風景は見たことあるような……
……また
爆発……?また不良ですか……はぁ、面倒な……
わたくしはそこから飛び降りる。
なぜか持っていた愛銃の銃剣を取り外し、ビルに突き刺して減速しながら、不良達に銃弾を浴びせる。
「ぐえっ!?」
「だ、誰っ!?……さ、災厄の狐!?」
っと、まだ退避出来てない者が。全く……
格闘を織り交ぜた戦闘をしながら声をかける。
「そこの」
「ひっ、わ、私……?」
「この敵の密度、更には土地からすれば……ああもう、無傷は難しいですか……失礼」
「きゃっ!?」
このまま逃げろと言いたかったですが、場所的に逃げるのは難しい。
なので抱えて守りながら戦う。邪魔。
「なんで七囚人が!」
「だから鋼鉄の七人ですわ!……あら?」
「今なんて?」
「鋼鉄の……?」
「ギリの料理もう一回だけでいいからトビアに食べてもらいたかったいや勿論七人の侍が元ネタだから全員生還は無理なことは分かってんだけどというかガンダムだからそうなんだけど一回でいいからそういうエンドあってもよくない?水星今地獄よ?」
「「何の話?」」
……
「殺して差し上げます」
「「「なんで!?」」」
許さない……許しませんわ不良……!
格闘、射撃、落ちてる角材、何でも使ってやります……!今の私は災厄の狐ではなく堂島の龍ですわ……あっはっは!
「……ふぅすっきり。後はあいつの顔面をぶん殴るだけですわね……」
辺り一面に命だったものが……いえまあ殺してませんが。
「……ぁ、あの……」
「はい?」
「ヒッ!」
「……ああ、申し訳ございません、下ろしますね」
「ぁ、ぇ……」
「ふぅ……どうしたものか……とりあえず、皆さんの所へ戻るのが……」
「……災厄の狐……狐坂ワカモ、さん……怖い人だと思ってたけど、こうやって助けてくれるなんて、もしかしていいひt「待ちなさい」ひゃっ!?」
咄嗟に肩に掴みかかり、問い詰める。
「い、今なんと……?」
「こ、怖い人……「その後!」ひぅ!?助けてくれる……」
私は崩れ落ちた。
わたくしが、人助け……?
おかしい、腹の立つものがあれば壊し、欲しいものがあれば奪い取る、こうt……七囚人の一人、災厄の狐のわたくしが……?
「ドウシテ……ドウシテ……」
「あ、あの……?」
「…………どれもこれも、あの命知らず人助け狂メンタルモブ(モブ?)のせい……!さっさと戻って殴り飛ばしてやりましょうそういたしましょう!」
「ひぇ、やっぱり怖い……」
「あれ?ワカモ?」
この声は……
「先生……?」
「先生って……シャーレの!?」
「うん、そうだよ。二人は何を?」
……雰囲気が違う?まるで、昔の……
「え、えっと、狐坂さんに助けられまして……」
「えっ!?ワカモが!?」
「は、はい……」
「先生」
「ん?どうしたの?」
「モブ子という名に聞き覚えは?」
「突然だな……というか落ち着いてる感じだし……聞いたことないけど、探してるの?」
……存在しているのは知っていましたが……まさかわたくしが……
平行世界に来るだなんて!?
「そういう役目はあの大馬鹿でしょう……!絶対に一発殴ってやります……!ついでにファンクラブも……!」
「……やっぱりなんだか今日のワカモ変「離れてくださいませ!」え?」
…………聞きたくない…………
「そいつは、偽物でございます!」
「……う、嘘……!?」
「ワカモが、二人!?」
「泣いてしまいそう」
今この面の下は能面でしょうね。面だけにうふふ。
この後また人助けしちゃったりそれでモテたり別のモブ時空キャラが来て大事になって胃薬がぶ飲みするワカモさんが見たい。気が向いたら続き書くかも……そればっかだね……