なんか先生拾ったんだが……   作:紫彩

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ショートネタ:ロリ子 Fin

「誠にごめんなさい」

 

元に戻ったモブ子が私達に土下座する。

 

「気にするなよ、誰も気にしてないって。役得だし

「えっわたくし結構面倒「……」えぇ……」

「……」

「先生は……大丈夫っすか?」

「あはは……」

「なんで自称普通みたいな笑い方?」

 

私、今回()になし……

 

「んー……詫びの品どうしよ……」

「チーズでいいのだ!」

「あっいたんすねサヤさん」

「あなたは加害者でしょう、無しです」

「なぁ!?」

「勝手に決められてる……んまいいや「いいや!?」こういうのって高い方がいいの?でも全員分のお金ねーしなー」

「……こういうのは手作りがいいのでは?食べ物ならかさばりませんし、心込められていると感じるでしょうし」

「えー?私ので喜ぶやつなんて少数だろ……」

「私は嬉しいよ?」

「私もな」

「お前らは別の渡すから渡さんよ」

「「えっ」」

 

何を……?

 

「せっかくなら、ロリだったころの何かに掛けるかぁ」

「えー、ではSDのDXのクッキーにしましょうか、アイシングで」

「それ知らん人からしたら困るだろ。私嬉しくなるけど」

「地味子はモブ子のだったらなんでもいいでしょ」

「うん!」

「元気」

「アイシング……やったことないんですが」

「教えますわよ」

「あんたなんでも出来るな」

「多才ですので」

「強い~」

「私も手伝うよ」

「私も~」

 

「……ぼく様帰るのだ……」

「あ、後でいいっすか?」

「?」

 

 

そんなこんなで四人で作って、いろんな人に渡しに行った。

アビドスでは。

 

「すいません、つまらないものですが……」

「いえいえ、困った時はお互い様ですから……なんでDX?」

「かっこいいじゃん?ガロード」

「うへ、おじさんにもいいのかい?」

「うす、手作りで申し訳ないですけど」

「手作り!?凄い、お店みたいじゃん!」

「だってよ」

「絶対わたくしって言わないでください」

「ん、また困ったら言って」

「はい。あ、クロコさんのもあるんで」

「はい、渡しておきます☆」

 

ゲヘナだと。

 

「変態!」

「うす……」

「唇だけやったやろがい!モブ子も否定しろよ!」

「これもらっていいんですか?私達は関係なかったですが……」

「ほぼ全員に渡しに行くつもりだからいいよ」

「どんだけ作ったの?全部手作りじゃん」

「万はいったかな」

「マン!?」

「ちょっとアコ黙って。……大丈夫?身体に異変は?」

「無いっすよ。迷惑かけましたね、申し訳ないです」

「いいのよ。……ただ」

「分かってます」

 

トリニティだと。

 

「いやー、凄かったよ。いろいろ」

「いろいろて。いやまあ、はい……」

「珍しい、しおらしい君は始めて見るな」

「結構今回は迷惑かけた自覚ありますし」

「……あら、美味しいですね、私お菓子作りが趣味なので参考にしたいですわ。絵は分かりませんが」

「あ、マヌケ」

「ただの悪口!」

「性癖勝手に言っただけじゃん……」

「ぐはぁ!」

 

そして、ミレニアム。

 

「マジでごめん!」

「か、顔上げて……私も初めてだったけれど……」

「じゃあ尚更ダメじゃないっすか!すいません……お二人も、ほんとすいません……」

「あ、別にいいのよ。私は嫌ではなかったから」

「あら、私もですよユウカちゃん」

「……あの、あれはいったい……」

 

「うわあああああん!なんでぇぇぇぇ!」

 

「逃げた罰」

「だからって江戸時代の拷問する?正座の上になんか置くやつ」

「腹いせ」

「尚更可哀想に……」

「割と懸命な判断だったろ」

 

 

 

と、いろいろあったけど、全員に渡し終えた。

 

「……では、わたくし達は用がありますので」

「いや私な「ふんっ!」くびびびびび」

 

ワカモと地味子はそう言って、どこかへ行った。地味子首根っこ掴まれてたけど。なんで?

 

「なんでだろう、ね……?は……」

 

モブ子の方を見ると、なぜか小さくなっていた。

 

「え……?」

「今度は、記憶アリだよ……ん……」

 

モブ子は腕を広げて私を見る。

 

「今回さ、なんもごほうび無かったなって」

「だっ……えっ……?」

「……好きにして、いいよ?」

 

くすっと笑って、モブ子はそう言った。




ロリ子編、完!
個人的な都合によって、雑、ガバ、その他諸々で作ってごめんね……いや、ほんとに申し訳ない。
次回からは本編……と言いたかったんですが、また遅れると思います、のでその間にまた短い一話だけ投稿させてください!本当に申し訳ございません!リアルがやべぇ!

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