なんか先生拾ったんだが……   作:紫彩

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本当にただ思い付いてしまったやつ。今更ながらキャラ崩壊ひどいです。
そして私はワカモさんスキー。
でもこの組み合わせ気にならない?

そして最後に……本当に申し訳ない(無能博士)


ハイテンポストーリー:モブ子先生(企画編)

どうしたもんかなぁ……

私は手元にある一枚の紙を見ながら頭を搔く。

 

シャーレによるキヴォトス全域の……なんて?読めへん。

 

まあ内容から察するに、シャーレで動画撮って楽しませろバカってことか。バカなんてひとつも書いてないけど。

楽しませる動画ねぇ……企画は思い付いたけど、一人じゃ難しいし、誰か呼ぶか。

モモトークで、暇な人いる?っと……うわめっちゃ来た。絞るか、三日くらい使うよ……と。あっ、悲しみのメッセージが多い。そりゃそうだ、学生だわあいつら。

……お、一人だけいるじゃーん。

 

 

 

 

 

「何をするか分かりませんが、よろしくお願いします!」

「よろしくお願いしますね、アヤネさん」

 

で、来たのはアビドスのアヤネさん。お給料出るから期待しててね。

 

「確か、動画撮影するというのは聞いたのですが、三日も掛かるものを撮るのですか?一応着替えとかは持ってきましたが……」

「それはね……まあちっと待ってください。後一人来るはずなんで」

「あ……二人きり、ではないんですね……」

 

ノックの音がしてから、入り口が開く。

 

「失礼いたします……アヤネさん?どうしてここに?」

 

はい、ワカモさんです。

 

「ワカモさん?もしかして、もう一人というのは……」

「そう、ワカモさんです」

「……えっ、何の話「この後暇ですか?」急ですね……まあ暇ですが」

 

「じゃあこれ、服とか用意してあるんで、行きましょう」

「は?」

 

 

 

 

 

そんなこんなで来たのはゲヘナ学園付近の街。キヴォトスに長年住んでるけど正確な言い方分からん。

道の端っこで二人は困惑した顔―片方は仮面被ってるけど―をしてた。私は早速カメラを回してる。

 

「あの……そろそろ内容を教えていただけると……」

「……すごい嫌な予感がします」

 

 

私はサイコロとボードを鞄から取り出す。

 

 

「あーもう帰りたくなってきました」

「サイコロとボードを取り出しただけで!?何をするか分かるんですか?」

「……この企画が終わった後、一緒に一発殴りましょう、先生を」

「しませんよ!?」

「えー、企画の説明をする前に!まず動画として出すわけですからね、番組名……どっちかて言うとチャンネル名か!を発表いたします!その名も……」

「その名も……?」

 

 

「『キヴォトスどうでしょう』です!」

「この後空手の稽古がありまして。行けませんわ」

「今日は休め」

 

 

ワカモさんが頭を抱えながらしゃがんでしまった。

アヤネさんがおろおろした様子でワカモさんと私を交互に見る。

 

「あ、あの……何がいけないんでしょうか?いい名前だと思いますけど……」

「……」

「死んでる……とりあえずこのチャンネルの方針はですね、一企画ごとに、レギュラーの私と、ワカモさん、後一人ゲストを交えて進めていく方針です」

「レギュラーにされてしまった……」

「そして今日!記念すべき第一回の企画は!サイコロの旅!」

「そんなことだろうと思いました!」

 

おお、キレかけてる。まあいいか。

ルール内容を説明する。

ボードには、各学園と、その行き方が書いてあり、一から六の数字が割り振られてる。

サイコロをふって、ゴールを目指しながら対応する場所まで行くというのがルール。ゴールはもちろん、シャーレ。

 

「なるほど、楽しそうな企画ではないですか!シャーレを目指しながら、各学園の旅行をする、というわけですね?」

「いえ?着いたら即移動ですよ?」

「え?」

「あくまでもゴールまで行くのがルールなので……」

「……そこで街ブラのようなことは?」

「しませんよ?」

「…………?」

「……パクリですし、元からひどい企画をそのまま持ってきて子どもにやらせるのは最低だとは思いませんか?」

「お金出すのでゆるして」

「生々しい!……本当に申し訳ございません、この大馬鹿のせいで……」

「……い、いえ、お二人と旅をするだけでも楽しそうですので、全然!」

 

という感じで始まったのだが。

 

「何が出るかな何が出るかな……何番!」

「えー、三番ですわね」

「三番は……バスで山海経!?ここからですか!?」

「うわっ……マジか……」

「なぜあなたが嫌そうにするのですか!」

 

開幕から地獄が始まり……

 

「はぁ……はぁ……なんとか着きましたね」

「いやぁ……座ってるのもキツいけど乗り継ぎもキッツい……」

「すいません少々お花を摘みに……」

「逃げるなよー」

「逃げませんわ……」

「……今更ですが、一人で行動させて大丈夫なんですか?」

「犯罪起こしてないでしょ?セーフセーフ。ちなみにトイレいった理由は仮面が蒸れるかららしい。ファンクラブ製のだったらよかったのに、かわいそう

「……戻りましたわ。次に行きましょう」

「はい。では、次は私が……な、何が出るかな、何が出るかな……」

「六こい六……!」

「四です」

「どこですか?」

「電車でレッドウィンター」

「「……」」

 

こんな感じで地獄が続いていってしまった……

まあなにも悪いことだけではなく。

二人仲良く毛布にくるまって寝ている姿をカメラで捉えられたりと、私の目的も果たされていっている……はず。

 

 

 

 

 

そしてぎり三日後にならないくらい、やっとシャーレに着いた。

 

「……ふぁあ……」

「もう夜中ですわね……あんなに寝たのにアヤネさんももう眠そうです」

「教師として咎めなければ」

「そういえば殴る約束でしたわねせいっ!

「おっぶえ!?後で!後でお願いします!締めの言葉お願いします!」

「……えー、皆様、お楽しみいただけたでしょうか?女三人のただ移動だけの旅でございましたが……改めて言葉にすると何が面白いのか分かりませんが、皆様の暇潰しになれば……なぜわたくしが有象無象の暇潰しにならなければいけないのですか?」

「急に災厄に戻るなよ……アヤネさんはなにか、あります?」

「……アビドス、いつでもいらっしゃってください……すぅ……」

「あ、寝ちった」

「とりあえず、これで終わりでいいですわね?わたくしはアヤネさんを送りますので……」

「襲うなよー」

「殺す」

「ここに来てまさかの直球」

 

アヤネさんを背負って、ワカモさんはアビドスまで向かっていった。やっぱいい人じゃ?

……私の目的の一つに、ワカモさんのイメージアップもあった。

直接交流させてもあるし、動画でこういう人ですよ、っていうのもしたかった。……大きなお節介かもしれないけど。

 

……だとしても参考にした番組間違えたな……

帰ってきたら()()()()するか……

 

 

 

 

 

ちなみに第一回の再生数は一週間で一億いってしまった。

第二回、決定しちゃったね、ワカモさん……

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