ネタパクってるみたいで申し訳なさが凄い。
でもみんなかかないんだからしょうがないじゃん!
前回までの三つの出来事!
一つ、先生を拾った!
二つ、先生はいろんなとこから狙われていた!
三つ、先生と暮らすことになった!
四つ、先生はドスケベな目にあっていた!
そうはならんやろ!
先生は超有名人で、数々の問題を解決して来たそうな。ゲヘナとトリニティのなんか……ヘブン条約?とかなんかいろいろ。
最近だと宇宙戦艦に乗って宇宙に行って世界の運命を賭けた
波乱万丈な人生送ってんなーと思いました。
……いやいやいや、主人公だなその人生。プライバシーの関係で詳しくは聞かなかったけど、それでも分かるモテそうな行動。
それも無意識っぽい。おいおい無意識系は人を選ぶぜ?
本人が言うには
「セクハラとか足舐めたりしてたから好かれるはずないと思って……」
らしい。は……?
教科書やノートをカバンに詰め込みながら今日買うものを考える。
洗剤は買った、トイレットペーパーの予備……ご飯は……魚にするか。
「ねえ、まだ見つかってないんだって、シャーレの先生」
「マジ?超やべーじゃん。通りで最近ヴァルキューレとかよく見かけるわけね」
「ちくわ大明神」
「なんかいろんな学園の諜報?機関とかミレニアムのやべーハッカー集団とか総出でも見つかってないらしいよ」
「「誰だ今の」」
そんな話を耳に入れながら教室を出る。こわ~……
学校を出てスーパーに寄る。
洗剤、トイレットペーパー、鮭安いな……これ焼くだけ?じゃあこれにするか……トイレットペーパーいらないんだっけ。お菓子も買っておこっと。あとジュース。コーラとーオレンジとー……
「すいません、ちょっといいですか?」
「はい?」
かごに買うもの入れてると、後ろから肩を叩かれる。
なんだなんだと思いながら振り返る。
「ヴァルキューレ公安局です」
「ヒュッ」
ケバイン
心臓から口が出そうになってる。二人もいるのなんで?バディシステム?
「どうしたんです、かぁ……?」
「いえ、ちょっとお伺いしたいことがありまして……お分かりだと思いますが」
「……シャーレの?」
「そうですそうです。ネットとかテレビで顔ご存じになられてると思うんですけど、見てませんか?」
「いやー……それらしい人は見てないです、けどー……」
「そうですか、すいませんお時間取らせて」
「いえいえ……」
「また見かけたりしたら、お電話していただけるとありがたいです。すいません、それでは我々はこれで」
「あぁはい……」
「局長まだ怒ってっかなー……」
ヴァルキューレはそうしてどっか行った。
怪しまれてないといいな……
そんなことがありながら買った物を入れたレジ袋持って帰路につく。
帰りは特に誰にも絡まれることなく、家につくことができた。
玄関を開けようとすると勝手に開いた。
そこから現れたのは
「おかえり」
微笑んでいる先生だった。
あんた追われてんだから出てきちゃダメだろ。
そんなこんなで早一週間。先生が来てからもうそんなに経っていた。
「はい、袋」
「おなしゃーす」
「今日は魚?やったっ」
「先生魚好きなんすか?」
「普通」
先生も慣れた様子で過ごしてる。
洗濯炊事と家で出来ることはやってくれるので普通に助かる。
最初の方ではおどおどというか、怯えてる様子が多かったけど今はだいぶ良くなった。
問題は――
「うーん……お菓子食べてもいい?」
「いいですけど……服ちゃんと着なさいよ」
――超無防備。
シャツのボタンが全開なのは当たり前、酷いときはズボンを履いてなかったりする。ははーんさては襲われたがりだな~?
んやまてよ、本人まんざらでもないとかなんとか……調教?
よーし下手に地雷を踏まないようにするため考えないようにしよーう。傷つけちゃうかもだからね!
「いつもお惣菜とかばっかり頼んでごめんね?凝った手料理だと吐くようになって……」
地雷はフリスビーじゃねーんだぞ。
しかしグッと堪える。一度ツッコミで強く言ったことがあるけど
『ご、ごめん……不快にさせた?どこを直せばいい?どこでも直すから、ここにいさせてほしい、ねえ、お願いどこが悪かったの……悪かったんですかお願いします教えてください何でもしますから許してくださいごめんなさいごめんなさいごめんなさい――』
となってしまったことがある。やべーぞ何したんだ問題児達は。数十分かかったぞ元に戻すの。
今もそうなるか分からんけど精神の根っこは不安定なのは間違いない。私もそうだそうだと言っています。
しかしホントにどうしたものか。リビングに行って制服から部屋着に着替えながら考える。
キヴォトスには変な……凄い集団が多いし、見回り的なのも増えて長くは隠せなさそうだし……
一番の問題は先生のメンタルっぽいんだけど……
私が学校に行ってる時とかトイレとかお風呂以外は私の近くにいるんだよね……今も着替えてるすぐ近くでざくざくサンダー食ってる。超邪魔。
いろんな人に襲われたって話だし、普通一人になりたくならない?いや逆に襲われたからこそ襲ってこない人に寄っちゃうのかね……
まあ私女の人そんな目で見れないから妥当かもしれん。襲わないって意味なら。
着替え終わり時計を見るともう五時半くらい。ご飯の準備をしよう。
「ん、ご飯?」
「そうですよ。だからお菓子食べるのやめなさーい」
「はーい」
「いい子だね、っと……手伝ってくれます?」
「うん、喜んで」
台所に二人で行ってご飯を作る……んだけど二人はちょいせま台所。ごめん嘘かなり狭い。でもいらないって言うとすげー悲しそうになるから言えねぇ。
洗剤じゃなくてトイレットペーパー必要なんだったと絶望しながら冷蔵庫から焼くだけ鮭、出すだけサラダを出して、食べ物入ってる棚からチンだけご飯と注ぐだけ味噌汁を出す。
先生にはご飯のチンや箸を持っていってもらい、私はフライパンと水を入れた小鍋をコンロに置く。おい誰だ今『湯沸かし器ないの?ぷぷぷーwww』って言ったやつ出てこい歯ぁ食いしばれ修正してやる。
ぶっちゃけお湯は火つけるだけ、鮭も油引いて焼くだけなんでぱって焼いてぱって注いではい完成。
なんちゃって定食的な。あれ全部手作りしてるとこすげーわ。
いっしょに運んで迎え合わせに座り、いっしょにいただきますと言って食べ始める。うめぇ。
ご飯を食べてる最中は学校であったこととかを話す。
「計算は一万二千歩くらい譲って良いとして、図形はすげーいやっす」
「でも、図形も計算の基礎と応用を使えば出来る問題だよ」
「いや描くのが嫌いです。やり始めると数ミリずれてたりしたらいらってする。それでテストが終わる」
「えぇ……ふふっ」
間違っても公安の人に話しかけられたとかはしない。笑ってもらえるような話題だけチョイスする。
これが!出来る女、ってやつぅー?フゥー!
六回くらい失敗してるんですけどね。成功例が出来たし次もできるやろ。
ご飯を食べ終わり、お皿とゴミを持っていく。
先生もついてくるけどお風呂に入りなさいと言って向かわせる。私も入るから沸かしといてくださいって。
ぱって洗ってぱって拭いてぱってしまう。ハイ終わり。一人増えようが特に何の問題も無いのである。
先生が出てくるまで暇になったのでネットサーフィンでもしよーと手に取る。
よく出てくる記事はやっぱり先生関連ばっか。人気者も大変そうだ。
大変すぎて警察も犯罪犯してるみたいなんですが?
数分ほど経つと先生は出てきた。
「気持ちよかった……空いたよお風呂」
「じゃー入ってきますねー」
今の気持ちよかったすっごい煽情的だったな……興奮はしないけど。
タオルだけ持って風呂場に行く。着替えは面倒だから持っていきません。さっき着替えたし。
風呂場に入ってお湯をひと浴び。シャワーより桶派です。
ぱって頭を洗ってぱって体を洗ってお風呂に浸かる。めっちゃ気持ちい。
長風呂はしない方なので数分ボーっとしたらさっさと上がる。
体を拭いて、服を着て、タオルを首に巻いてリビングに戻ればあら不思議、壁を背にして体育座りしてる先生が私を捉えた瞬間近づいてくるじゃありませんか!
「もう、まだ体濡れてるよ。頭かして」
「あっはい」
言われるがままに頭を差し出す。凄い楽しそうに頭を拭くね。
ごしごしとしながら、丁寧に。そんな風にして頭を拭いた先生は笑顔でよし、と溢す。
「ほら、出来たよ。これ、かごに入れてくるね」
「うす」
先生は小走りでかごに入れに行く。
うーむ……やっぱり私に構うことが多いな……別にいいけども。
その後も宿題を手伝ってもらったり、持ってるゲームをいっしょにやったりして過ごし、寝る時間になった。
「なんで寝る前にホラーゲームなんてやっちゃったんだろう……」
「でもほら、最後はUFOが全部破壊してくれたじゃないですか」
「それ込みで怖いんだけど?」
そんな感じで今日の出来事とかを話しながら眠りの体勢に入る。
布団を二つ並べて、一つの布団に入る。並べた意っ味っ!
しょうがないので枕に手を伸ばして頭の下に置く。そして会話の続きをする。
眠くなってくるころには会話はほぼゼロになってる。
けれど、一つだけ。
「おやすみなさい、先生」
「……おやすみ」
それだけ言って、目を閉じる。そして、明日へ向かう。
問題が起こりませんように……