なんか先生拾ったんだが……   作:紫彩

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超短め番外編。
~もしも原作者様の先生がモブ子だったら~
ほぼギャグです。

Q.この作品って原作者様のいいとこ全部消してない?(自問)
A.そうだね……(自答)


番外編:モブ子先生ルート

―シロコ―

 

ぱっと説明!

シロコさんに跨られている!

以上!

 

「なんでだよ……で、何の用です?」

「先生……」

 

あらトロトロフェイス。じゃねーんだわ。

 

「すいません、仕事あるんで退いてもらんんんん!?」

「……くちゅ……れろ……」

 

すっげぇディープなキスされたんだが?よだれ塗れよ?口周り。

 

「っげほっえほ……急に何すんの!?」

「ん……無理矢理にでも、スる……」

「オーケー犯罪者落ち着け。銀行強盗以外に増やしてどうする」

 

何言ってんだこいつ……

 

「あのですね、こういうのは好きな人にやんなさ、いややるなやるな。正規の方法でやれ。性器だけに」

「先生のことが好きだから」

「するなっつっただろ!えー!?」

「……先生はいつも助けてくれた……借金のことも、あのことも……いろんなことを……」

「……はあ」

「でも、そんな先生は、私よりも断然弱い……だから、刻み付けさせて。私を」

「だからにはつながらんやろがい!冨野節かよ!」

 

……たく、しゃーない。

 

「シロコ、離せ」

「嫌だ」

「よし、分かった」

「え……?」

「おらぁ!」

「ぐぇ!?」

 

力いっぱいの頭突き。なんか知らんがキヴォトス人は銃弾には強いくせに打撃には弱いのだ!

怯んだ隙にすぐに立ち上がらせる感じで掴む。そして、

 

「いだ……っ!?」

 

アームロックを掛けます。

 

「いいかシロコ。性交をする時はね、誰にも邪魔されず、自由で、なんというか救われてなきゃあいけないんだ。独りで静かで豊かで……」

「独りじゃできないだだ……!?」

「じゃかあしい。あんな、別にそういうことをしちゃいけないわけじゃないんだ。流石に止める立場だからさ、見たら止めるけど。でもな?強姦は、無法地帯なキヴォトスでもマズいのは分かるだろ?」

「う、うん……いっ……」

「だからな?次からは聞くんだぞ。いいな?」

「わ、分かったから、そろそろ……!」

 

アームロックを解除する。センキューゴローちゃん。

 

「はぁ……はぁ……い、痛かった……」

「流石にやりすぎたか……よし、次を今やろう。さ、言ってみ?」

「……せ、先生……」

「うん」

「わ、私と……付き合って……」

 

あっそっちなんだ。

なおさら何で強姦なんだよ!

 

「へ、返事は……」

「ノンケなんで無理」

 

死ぬほど追いかけられたので死ぬほど逃げました。

 

 

 

 

 

―リンside・アオイ―

 

仕事をしていると、スマホが鳴った。誰からだと思いながら見てみると、先生からだった。

内容は短く、

 

『すぐにセミナーの休憩室まで来てください』

 

とだけ書いてあった。

 

きゅ、休憩室……!

少し手鏡を見て、身だしなみを整えてからそこへ向かう。

 

少し歩けば着き、目の前には休憩室の扉。

高鳴る胸を抑えながら、開けると

 

 

「……」

「……」

 

 

先生と、汗を拭きだしているアオイが、正座で向かい合っていた。

・・・?

私が頭を真っ白にしながら立ちすくんでいると、先生は声を掛けてくる。

 

「来たね、じゃあ、ちょっと、その横に座ってくれる?」

「えっ、あっ、はい」

 

先生に促されるままアオイの横に正座する。

 

「……えーっと、じゃあ、はい。先生らしいことするけど許してね」

「それはいつもやってもらいたいのですが、はい」

「えっと、まず、この子にね、ごめんね?言うよ?問題だから」

「はい」

「声ちっさ。えっとね……

 

襲われました。性的に」

 

私は勢いよく横を見る。

アオイの汗は更に増す。

 

「そ、それは――」

「ストップ、これに関しては、いいんだよ。気にしてないし、未遂だし」

「み、未遂って……」

「通信教育で空手習っててよかった。なぜベストを尽くさないのか」

 

それで何とかなるものですか……?

 

「でよ、話したいのは、関係あるけど、それじゃないのよ」

「そ、それは一体……?」

 

「ストレス発散の暴行」

 

汗が大量に出てきた。

 

「そ、それはですね……!」

「いや、うん、いいの。聞いたし。合意なんでしょ?合意」

「えっ、まあ、はい」

「いいのよ、SMぐらいね?腕使えなくなったりとか、目を潰したりとか、日常生活に問題が無かったらいいんすよ。でもね、最近やってない……らしいじゃん」

「……はい、そう、ですね……」

「それもいいよ、私関係ないし……それまでだったらよ?なんか詳しいことはさ、知らないけどね?それでよ、彼女の言い分ね?アオイさんの言ってることよ。リンさんが先生と仲良くなって……パートナーみたいにね?見えてね?暴力振られなくなってね?まあ……よく分かってないから端折るけど……最近私とリンさんでここでさ、運動したじゃん。ゲームの」

「……はい」

「それが、彼女には性行為した後に見えたらしくてさ」

「……はい?」

「私……アオイさんのことね?の方がずっと一緒だったのに、あんなに一緒だったのに~♪で、なんでだなんでだってなったから、先生犯せば分かる?みたいになって襲われたわけなんだけど」

 

・・・?

今私の頭の中で宇宙が広がっていっている。

どうして……?

 

「何とか止めれたけどさぁ……君らね?ちゃんと話しあおうな?もし仮に私とリンさんがやってたとして、そこからさらにアオイさんが私を襲ったとしたら、最悪の間接キスになるからね?」

「はい……」

「はい」

「声ちっさ。……ともかく、言いたいことはね?話し合ってね?じゃ、私帰るから……」

 

そう言って先生は、休憩室から出ていった。

 

部屋には、気まずい雰囲気の、私とアオイだけがいた……


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