あー、あー、今日は晴天なりー。雲一つない……いやあるやん、あそことか、あそことか。
で、今。何をやっているのかと申しますと。
「怜さん……」
「う……ひぐっ……」
私、先生、ノノミさん、セリカさん、ホシノさんの五人でゲームをしていました。ノノミさんとセリカさんがぼろ泣きしてらっしゃる。
っぱ名作だなこれ……つっこさんの曲もいい……
で、やっている理由だけど、結構ぎくしゃくしてたじゃん?先生とアビドスの仲。それが気になったんでゲームに誘いました。
仲を取り持たない?ゲームしてるだけですが?
ごちゃごちゃなんか言ってたけど無理矢理連れて来たぞ!暇そうだったし。
クロコさんはファンクラブと事態の解明だって。
そういえばなんで一人用のゲームを五人でやってんだ……?
「よーし次何やるー?月蝕かAIRか選ばしてやろう。個人的には濡鴉もいいんだけど評価……どうなんだろわかんね。あ、ACシリーズもありますよ。あと四八(仮)」
「なんでジャンル全部違うの?あと最後のはクソゲーじゃん」
「いいじゃんクソゲー。私もやったんだからさ……つーかお前は一旦降りろよ。邪魔だよ」
「……やだ」
先生は胡坐をかいてる私の上に座ってる。邪魔ぞ。
「やだじゃねえよ……あっ、もうお昼じゃん、お昼作ってきますね」
「あっ……じゃ、じゃあおじさんも手伝うよ。まだ腕、痛むでしょ?」
「……まあ確かに。今日冷やし中華なんで簡単ですけど、せっかくなら……ほら、そういうことだから降りろ」
「……わ、私も手伝う」
「じゃあ手伝ってください。二人は他のゲーム選んでてください……あ、DVDもありますよ。あれとかいいっすよ、ネクサス」
「う、うん……ありがとう」
「な、流れるように行きましたね……」
台所で三人で冷やし中華の準備をする。
いや三人もいらねえよ。部屋大きくしたっつっても台所は変えてないしコンロとかも増やしてないのよ?
こん中なら私が邪魔かぁ……?でも今の二人を二人っきりにするのもなぁ……
まあしゃーないか、包丁取ってーっと、野菜切ろ……
「「ダメ!」」
「喧しっ」
急に大声出されてホシノさんに組み敷かれ、先生に包丁を取り上げられる。
「危ないからっ、私がやるから、ね?」
「そうだよ、後はおじさん達がやるから……」
……そっかぁ。
「お前ら普通に考えて狭い台所でさ、刃物持ってる私をなんやかんやした方が危ないのは分かるな?」
「「はい……」」
「つーか止めるんだったら普通に声かけろよ。それぐらいなら離すよ普通に。そこまで人の言うこと聞かないわけじゃねえよ」
「「はい……」」
私は
「あんな?二人ともな?特にホシノ。お前最近妙に私のことを守ろうとしてる節あるけどさ、言ったろ?自分本位過ぎるんだよって。あのね、相手の気持ちを――」
「チュルチュル……凄く怒られてる……」
「……んぐっ、私達は怒らせないようにしましょう……」
「――とにかく、分かったか?分からなくてもいいから覚えとけ?先生は私にべったり過ぎだ」
「「はい……」」
「……今日はこんなもんでいっか。昼食え」
こんのバカが……
……ん-でも、先生いいの目印になるな。ちょっと前までならちょっと怒っただけで泣きそうになってたけど、今なら耐えられるか……
大人に戻ってる……ってことなのかなぁ……
「ね、ねぇ……」
「ん?」
「足……痺れちゃった……」
「……ホシノさんも?」
「……う、うん」
「……まあ、これは私のせいか」
怒らせなかったらいい話だったんだけどな!
「先にホシノさんな」
「え?わ、わぁっ!?」
脇を持って机まで運ぶ。かる……ちゃんと食ってる?
先生も同じように運ぶ。かる……ちゃんと食っていや普通に重いわ。食ってるもんな先生。
私も食お……いただきます。ウマウマ……
食べ終わり、ノノミさんとセリカさんが食器を洗ってくれるそうなんでくつろぐ。
うーん……お腹いっぱいだ。
で、残りの二人というと。
「……」
「……」
「……」
左にホシノさん、右に先生、両手に花だな。重いよ。
肩に頭を乗せて寝るな、とは言わないけどさぁ……君ら喋らない?思えば先生あんまりアビドスと喋ってないじゃん。
……どーしよっかなー……あ。
「よいしょ……っと」
「きゃっ!」
「何!?」
二人の頭を仰向けに私の膝に乗せる。
はい、膝枕。
「これなら顔も見えないし、言いたい事も言えるでsyめっちゃこっち見るじゃん……」
「だっ、だって……」
「何話したらいいか分かんないし……!」
子どもか。先生はそういうの得意だったでしょうが知らんけど。
「しょうがねぇな……じゃあ二人の出会いが聞きたいです。どういうことがあったんすか?」
「……えっと、あれは――」
「先生背負われて運ばれたんすね……」
「うん、迷子になってね……」
「あの時はすっごいダメな大人が来たなーって思ったよー」
「否定できないっすね」
「あはは……」
「……それで、柴関まで来て、もう迷惑だったんだから!」
「ツンデレさんなんすね~」
「誰が!」
「……よくもまぁ、無事でしたね、銀行強盗なんかして……」
「ええ、シロコちゃんの強盗スキルが無かったら危なかったです!」
「何を言ってるんだクリスティーナ……」
途中で戻ってきた二人も混ぜて、昔の話を聞く。
へー、かなりの冒険譚じゃん。轟轟戦隊。
……あれ、何で数年も経ってるのに年を取って
「ぐふぉ!?」
「どうしたのモブ子!?」
「き、気にしないで……」
「本当に何が……?」
ど、どこからかぶん殴られた感覚が……!
「と、ともかく……先生はアビドスの大変な問題を解決した、いわば救世主みたいなもんなんすね」
「そうだね、恩人だよ」
「……」
「目だけでも言いたいことは分かるよ」
これしかり、クロコさんしかり、お世話になってばかりなのになぜ……?なんて思ってるわけ無いだろがはは。
「しかし、先生凄いっすね。そらシャーレなんだから得意かもしれませんけど」
「えへへ……そ、そんな凄い事じゃないよ……」
「じゃあ凄くないな」
「えっ!?」
「冗談だよ」
「なんだ、冗談かぁ……」
「……二人は、どんな風に出会ったんですか?」
「え?そうだな……せっかくなら話しましょか」
今度は逆にこっちの話をする。
て言っても、大した期間は過ごしてないし面白い話は無いと思うけど……
「最初のころはご飯も簡単なもんばかりでしたねー」
「……ごっ、ご飯は何もしてないからね!?」
「何も言ってないやろがい」
「そうだよ、他の学園だしね」
「何も聞いてないやろがい……」
「……モブ子って怖いもの無しって思ってたけど、ヴァルキューレにはビビるのね?」
「犯罪者と警官どっちにビビる?」
「……そうね……」
「どっちも怖いと思いますけど……」
「――よく黒服も言うこと従ってくれてるね」
「うん、むかつくことも多いけど、よくゲームで遊ぶし」
「遊ぶのはいいんだけどことあるごとにタバスコとかハサミ投げるのやめなさい。確かにデリカシーなし集団だけど」
「先生もそういう攻撃的なとこあるんですね」
「……えっ、ホシノ先輩が、の、えっ?」
「……」
「痛かったすね普通に。まああれぐらいなら耐えられますけど」
「本当にどういうメンタルしてるのよ……」
「……うーん、そこまで濃くないですね」
「「どこが(ですか)!?」」
いやー、アビドスに比べると普通も普通だな!
「でも、いつも一人……地味子を除けばですけど、でしたから結構新鮮で面白いですよ。こんな感じなんすね、他の人と暮らしたり、遊ぶのって」
「……モブ子は」
「?」
「どうしてモブ子は一人でいたの?」
ん……どうして、か。そろそろ足痛くなってきた。
二人の頭を持ち上げ、座らせる。
「大した理由はないですよ。……ただ」
「ただ?」
「一人のほうが楽だった。それだけです」
私は、そうだった。
私は昔から……自分で言うのもあれだけど、妙に頭が良かったんです。
いろいろ達観してたっていうか……まあ、いろんな人と関わってたこともあるんですけど……
これは、保育園のころの話っすけど。
「ねぇ……モブちゃん、あそぼ?」
「ん、いいっすよ。何する?」
「おままごと!モブちゃんおとうさんね!」
「まった!」
「なになにびっくり」
「モブちゃんはわたしとあそぶの!」
「いや!わたしと!」
「あらあら、三人ともどうしたの?」
「あ、優しそうな先生。すいません、なんか二人とも私と遊びたいみたいで……」
「けっこんするのはわたし!」
「わたし!」
「この数秒で何があった」
「あらあら……二人とも、気持ちは分かるけど、モブちゃんを困らしたらダメでしょ?嫌われるわよ?」
「「ううぅ……」」
「ありがとうございます先生。助かりましt待て気持ちは分かるってどういうことだ」
「あ、あらあら……」
「なんで顔を赤らめんの!?」
こんな感じのことがあったり、小学の時のバレンタインでは
「ねっ、ねぇ……モブ子ちゃん」
「ん?どしたんすか?」
「これ!バレンタインチョコ!」
「えっ、私作ってないんだけど」
「い、いいの!受け取ってもらえたら、それだけで……」
「どうしてそんな失恋みたいな……じゃあ、ありがたく」
「待った!」
「なになにびっくり」
「わ、私のを受け取りなさい!」
「そんな……!も、モブ子ちゃん、どっち選ぶの!?」
「どっちも受け取れられないの?ペルソナ方式なの?」
「そこの三人!何をしているのですか!」
「あっ、厳しそうな先生。そういやこの学校食べ物持ち込み禁止だったな……」
「そうです!ですから二人とも、これは放課後まで没収です!そしてすぐに教室に戻りなさい!」
「「は、はい……」」
「……行きましたね。モブ子さん」
「何で私も行こうとしたら腕掴まれてんの?そしてなぜ指が怪我しまくりなの?」
「こ、これを……」
「最後になぜ顔を赤らめながらチョコを!?」
っていうこともありまして……あとは
「ごめんちょっと待って」
話を続けようとするとセリカさんに止められる。なんでだよまだ中学あるぞ。
「……モテすぎじゃない?」
「モテすぎ」
「なんで!?確かにアンタがヤバい行動力の持ち主なのは知ってるけど!何したの!?」
「えー?保育園のミユキちゃんとユリちゃんは何だったか……せいぜい悩み聞いてあげたくらい?」
「ま、まあ、それぐらいの年ならそうなるか……小学の時は?」
「レミちゃんとリーちゃんか。不良に絡まれてたんで通報したりしてなんとかしたくらい?」
「小学生もそんなもんか…………いや教師は?」
教師ぃ?あの二人か……確か保育園の方は。
「メンタル弱いくせに保育士になったせいで精神病みそうになった時に慰めたくらいか……?二人きりになった時だけママと呼び始めた瞬間は流石にビビったな……」
「……もう一人は」
小学の方は……えーっと。
「犯罪に巻き込まれてたとこを助けたくらいか?エッチなビデオ撮られかけてましたね……あれはぎりぎりでした。二人っきりになった時だけお姉ちゃんって呼び始めた時はまたかってなったな……」
……うんまあ自分でも分かってるけどさぁ……
「なるほどね……これは確定ね」
「そうですね、モブ子さんは……」
「とんでもない人たらしだね」
「浮気者……」
うわー言い返せねえー。でもそんな簡単に落ちる方が悪くない?(クズ並感)
あと先生とも付き合ってねえからな。
「……んまぁ、そんな感じで、いろいろ人と関わるのがあれみたいなので、最低限にしてたんですよね、関わり。思えば地味子はそんな気は無かったな……?」
「……まるで主人公みたいだね」
だとしたらご都合みたいな主人公だな、二次創作キャラかよ。
……嬉しくねぇ。