なんか先生拾ったんだが……   作:紫彩

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すっごい失礼なことを言います。
モブ子と地味子の見た目ってどんな感じだと思います?
地味子は眼鏡かけてる、っていうのは決まってますけどそれ以外が無し!
モブ子に関しては女以外無し!

ということで、ばんばん皆のイメージを送って……こういうのってマズい気がしてきた。利用規約見ても分かんねえ。でも怖いからやっぱやめて。


第七話

「点呼!」

「いち」

「2」

「さーん」

「数多いからここまでにしない?」

 

私が点呼を開始すると、先生、地味子、ホシノさんまでは言ってくれたけどセリカさんに止められる。うーん正論。

先生が私の横に立って皆に呼びかける。

 

「全員準備はいい?」

「アビドス、全員オーケーだよ」

「こちらも同じく」

「ええ、私達も」

 

ワカモさんとファンクラブも問題ないみたいだ。

 

「……」

「アリスさん」

「……分かってます。でも……」

「別にいいんすよ、行かなくても。でも……それはお前の本心か?」

「……いえ、アリスは……アリスが、やらなきゃいけない、やりたい事です。行きます!」

「よしっ、いい返事だ。……先生、OKです」

 

先生は頷いて、叫ぶ。

 

「モブ子チーム、出動!」

「ねえ今からでも変えない?主役先生よ?」

 

 

 

 

 

先生がいなくなってから随分時が経つ。

どこもかしこも、酷い有り様だけれど、ここ、ミレニアムも、酷いものだ。

 

「先生……どうして……」

「先生がいなくなってから二か月二十五日十三時間――」

 

セミナーの二人は既に壊れかけている。後の一人は

 

「うわぁ……どうして……?」

 

その二人を見てドン引きしている。まあ妥当。

もちろん、セミナーだけでなく

 

「はぁ、はぁ……やっと完成しましたね!」

「先生探知機mark2セカンドリバイだ」

「よし……これでもう一度探してみよう」

 

エンジニア部、

 

「……この区域も駄目。そっちは?」

「こちらも、です。次はE6の区域を調べてみましょう」

「先生……絶対に見つけ出すから」

 

私が所属していたヴェリタスまでも。

……まぁ、この超天才清楚系病弱清水ウォーター美少女ハッカーも、先生をお慕いしていないわけではない。

だけれど……

 

 

「デトロ!開けろイト市警だ!」

「もう中に入ってるし、ワープだし……」

「細かいことはいいではないですか」

「そういうこった!」

「!?誰ですkきゃっ!?」

「コトリ!くっ……!」

 

 

「……私達を縛り上げてどうするつもり……!?」

「クックック……ヴェリタスの皆さん、どうするつもりだと思いますか?」

「その話、時間掛かります?」

「……七囚人の!?」

「災厄の狐……!?」

「……いい子ですね」

「名前を間違わないだけで?」

「……先生を「最低ですね」早いですね……話を戻しますが、今からあなた達には……」

「……っ」

 

「お小遣い大作戦をクリアしてもらいます」

 

「……えっ何それは」

 

 

私は、様子を見ましょうか。勝ち馬に乗るために……

 

 

 

 

 

「……どっちも拘束、並びに制御奪取完了だって」

「それは上々」

 

ホシノさんからの報告を聞いて頷く。サスガダァ

マエストロさん、ゴルデカさん、クロコさんチームと黒服、ワカモさん、怪盗さんチームに別れて面倒な部を初手で拘束する。流石の作戦だ。

 

「ファンクラブの特殊な兵器があったから楽にできたことだよ……これでずっと味方だったらな……」

「こんな状況でもなきゃならないみたいですしね……アビドスー、今落ち込まれると戦力下がるからやめろー」

「……ん、そうだね。今から相手するのは一筋縄ではいかないし」

「いい心がけだシロコさん。地味子もいけるか?」

「余裕だ。私は楽な方だしな」

「信じるぜその言葉……じゃ、行きますか、先生、リーダー」

「うん!」「はい!」

 

ホシノさんは盾を展開し、

アヤネさんはドローンを展開する。

シロコさんとセリカさんはマガジンをライフルに装着し、

ノノミさんとアリスさんが得物を持ち上げる。

私は酔狂を引き抜き、

地味子はシャイニングスターに一発を込める。

そして先生がタブレットを起動し……

 

「転送装置、起動」

 

と言う。

私達の出番だ。

 

 

 

 

 

「ちわー、三河屋でーす」

 

私達は目的の奴らがいると噂の指令室的なとこに来た。これアビドスの時使えなかったの?実はちゃんとしたの初めてだから?今回やっと使えた?あそう……

まあそんなことはどうでもよく、そこにいた三人は驚いた表情でこっちを見る。

 

「!?どこから……!」

「よう太もも。さっきぶりだな?」

「……C&C!」

「残念ながらこねーよ。そいつらは」

「なんですって……!?」

 

 

「ちぃ……!」

「悪いけど、足止め……いや、倒させてもらうよ」

「ほざけ、私は、負けねえんだよ……!」

 

 

アビドスチームがメイドさんらを止めてくれてる。

強敵だけど、まあ大丈夫だろあいつらなら。勝てる勝てる。

 

「くっ……!」

「でもまあ、飽きはしなさそうだし……なあ、そこの三人」

 

地味子は後ろの三人にそう声を掛ける。

 

「……気付いて……」

「因みにだが、ここで戦えるのはお前たち六人だけ。他はもう制圧済みだ」

「クソゲーをプレイしないと全身がくすぐられる感覚になる装置をファンクラブが作っててよかったっすね。暇だろあいつら」

 

だからここにも三人しかいないんすね。どうにかして他を連れってったみたい。優秀。

 

「モモイ……ミドリ…………ユズ……」

「アリス……」

「アリスちゃん……先生……」

「……」

「ヴェーダ……」

「ガンダム……」

「二人共邪魔しないの」

 

へーい。

 

「アリスちゃん、やっぱり……」

「はい。アリスは今だけは、皆の敵になります。だって、おかしいです!どうして好きな、大切な人を傷つけられるんですか!?」

「……」

「……いえ、そんなこと聞かなくても、アリスは分かります。アリスも、同じことをしたから……」

「もう、言葉は意味を持たないよ……私達は、戦わなきゃいけないの」

「……アリス、ごめん……」

 

双子は私達に銃を向ける。

 

「……っ」

「最後の確認。いけるか、勇者?」

「……」

 

アリスは目を開き、前を見る。

 

「はい。アリスは……アリスは!

 

 

モモイを殴ります!」

 

 

「何で私だけ!?」

「締まらねぇ~」

 

後ろからも銃を持ち上げる音がする。

 

「……三人はあいつらを相手してていいよ。この三人は私が引き受けるから」

 

地味子が太ももとタイツと明らかやる気ない子の相手をするらしい。

 

「怪我だけすんなよ」

「そっくりそのまま返してやる」

「じゃ、先生。指揮をよろしく!」

「うん。行こう、モブ子、アリス!」

 

 

 

 

 

私は手始めに歩いて詰め寄る。

 

「くっ、退きなさい!」

「やだよ。あいつを守らなきゃいけないんでな」

「なら、押し通るっ!!」

 

そう言って突っ込んでくる太ももに二発撃ちこむが、弾かれる。

……バリアか。なら……

もう一度、今度は残りを全弾ぶつける。

 

「意味のない、そんな攻撃!」

「それはどうかな?」

 

「きゃっ!?」

「ぐぇ!?」

 

「ノア、コユキ!?」

「跳ね返るタイプのバリアなのが仇となったな」

 

太もものバリアを利用して跳弾させ、後ろの二人を攻撃した。うーん骨が無い。

その代わりか、太ももが乱射してくる。

弾切れなんでリロードしながら射撃を躱す。

 

「なんで……!?」

「リコリコ見てねえのか?それくらいなら余裕だ、ぞっ!」

「うっ……」

 

その隙を突いて近づき、膝蹴りをかます。

怯んだところで、回し蹴り……といきたかったが

 

「させません!」

 

後ろのタイツに遮られた。

感じていたから避けれはしたが

 

「この……!」

 

さらにグレらしき物を投げられた。しょうがないから離れて回避する。

はあ……

 

「めんどくさいなお前達」

 

私は左手に眼鏡を持った。

 

 

 

 

 

戦闘開始の合図と共にアリスさんがその銃と言うにはあまりにもデカすぎる大砲をぶちかまし、廊下へと追いやった。

私は構えてすぐに撃てる用意をする。

 

「モブ子、左にミドリ!」

「うーっす」

 

言われた通りに放つと、悲鳴が聞こえた。

……なるほど。

 

そら先生やべーわ!戦闘すっげー楽!

ま、私のやることは……

 

「へい配管工弟!興行収入やばいなお前!」

「誰がっ……!」

「お前、なんでそんなに先生好きなんだ?」

「それは……先生に助けられたから……!」

「そうかよ……どうしてこう、助けられた奴はこう……襲うんだよ」

「……っ」

「お前が独占欲強かろうが知ったこっちゃないが、お前のやったことはどう足掻いても負けだよ。負けイベ」

「……るさい……!」

 

私は牽制しながらそう声を掛け続ける。出来るだけ大きな声で、他の奴にも聞こえるように。

 

「恋愛ゲームやったことないのか?あれをクリアする基本は寄り添うことなんだよ」

「……」

「お前達は自身の欲望を押し付ける、ただの雑魚モンスターだよ」

「うるさい……!」

 

「うるさくても聞け!お前達は変わり続けられる!お前達には仲間がいる!間違えあったら、正すために戦いあえる仲間が!分かってるんだろう!?自身の間違いを!それでも認めないなら……!」

「アリス達は戦います!対話するために、友達を、大切な人を、助けるために!!」

 

そう言ってアリスさんは大砲をぶん投げ、駆ける。

 

 

 

「え……?」

「えいっ!」

「あばぁ!?」

 

 

 

そしてモモイを殴った。

 

「ホントに殴るんだ……」

「ゲームで学びました、間違えた仲間を元に戻すのは拳だと!」

「どれだ元ネタ?」

「……ミドリ」

「……分かってた。おかしなことくらい。お姉ちゃんが、私のために一緒に戦ってくれたことも……はぁ……どこで、間違えたのかな……」

「どうせ考えても多くの間違いを見つけるだけだ。それより今、どう変わるかを考えておけ。……先生が許すなら……いや、話し合えるだろ。先生だし」

 

ミドリは唖然とした顔をした後、

 

「……そうかな……」

 

と言って、倒れた。

……メンタル的に、やられてたみたいだからな。疲れで気絶したんだろう。ちゃんとした会話は起きてからでいっか……

 

「……終わったんですか?」

「案外早かったな。アビドスん時は大体小説にするなら六千文字くらいかかったんだけどな……あ、逃げる時とか含めると入るかそれくらい」

 

んー、前は人数とか考えると私も強い奴らと戦わなきゃいけなかったけど、今回はまあ楽だったからかしら?

 

「どういうこと?……ともかく、終わった……いや、まだ皆が戦ってるのか」

「……」

「……っと、協力ありがとうございました

 

……ユズさん」

 

実は協力者の中にユズさんもいたのだ!何やら怪盗さんのあれらしいけど。だから、こんな敵の配置とか分かったんですね。逐一教えてくれてありがとね。

 

「……あ、あの、先生……」

「なあに?」

「ご、ごめんなさい……!私は、襲わなかったとはいえ、襲われてるところを見てるだけで、止めもせず……」

「ううん、今日助けてもらったし、何も問題ないよ」

「先生……」

 

そうだ、地味子は「モブ子ー!」ちょうどいいや、聞こ……

 

「えっ、それどういう状況?」

「三人を縄に縛って引きずってる」

「やめんかこら」

 

女の子ぞ。

しょうがねぇなぁ、抱えるか……おもっ、いいやもう。

とりあえず、皆の状況を……

 

 

『こちらアビドス!結構苦戦してるから、援護お願い!』

 

 

……これは、意外と面倒そうだな。




制圧メインで話し合いは少なかったね!
そして知ってると思うけど私は戦闘苦手だよ!だから次は九割(三千ぐらい)戦闘にするつもりだよ!
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