なんか先生拾ったんだが……   作:紫彩

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第六話

とっとこ~走るよモブ太郎~敵対~勢力殴るよ~だーい好きなのは~

 

「パイル!リボルバー!ハンドレールガン!」

「ぐへっ!?」

 

畜生ちょくちょく現れんのやめんか!シスターやら正実やら……チッ、閃光グレか!撃ち落とす!

hoooo↑ガトリング気持ちえぇぇぇ多分分類バルカンだけど。

 

「くっ、撃ち落されました。仕方ありません、皆さん攻撃を!」

 

なんじゃあの白髪赤目は!正実じゃない!?つーか多いな!

 

「待ちなさい!先生を襲った不届きものめ!このトリニティの騎士レイ「邪魔っ!」私を踏み台にぃ!?」

 

騎士なら謙虚さと黄金の鉄の塊の防御力を持ってろ!

ポイント的にはここら辺なんだけど……っとぉ!

また射撃か、んにゃろ……!

 

「誰だてめぇ!」

「滅茶苦茶悪役みたいな言い方……ま、犯罪者だからそうなんだけど」

「ふむ……このお方を誰だと思われる!かの最強のスケバンキャスパリー「ナツっ!」首は駄目だだだだだ」

「もう、馬鹿やってないでさっさと済ますよ!」

「あ、あはは……えっと、この数ですし、抵抗しない方が……」

 

いや犯罪者じゃないけど……今言っても無理か。あとフォウくんいなかった?

というか、どうすっかな……謎の四人組に、さっき踏み台にした子や正実やらなんやら……戦闘訓練したとはいえ、付け焼刃だし……万事休す……ん?なんか上から音が……

 

 

そう思った瞬間、上から大量のミサイルが降ってきた。

 

 

あばばばば、バリアのおかげで無傷だこの野郎!

というかクラスターか?大して火力が無いな……

 

「モブ子!こっち!早く!」

「あ、ユウカさん!」

 

声の方にはユウカさんと愉快な仲間達ノアさんコユキさんが。また泣いてる……

急いで駆けていく。

 

「あそこの大型トラック!早く入って!」

「敷地内によく入れたな……ああワープか」

 

すぐさまトラックの方へ行くと、後ろの部分が開いた。

そこには、ファンクラブの皆がいた。

黒服さん以外はオペレーターをしてるみたいだ。

 

「お疲れ様です、モブ子さん」

「ホントにな!で、やるんだっけ!?」

「ええ、時間が無いので急いで装着させます。……()()が、来ていますから」

「……分かった。頼む」

 

トラックに入ると、思ったより広い空間になっていて、その中心には、なんか人が立てるとこが。うーん語彙力。

そこに向かって立つと、マニュピレータがどっかからか出てきて私の体にいろいろくっつける。

それを見ながら黒服が説明をする。

 

「まず両肩、両脚部に使い切りのミサイル。背中にはエネルギータンクを兼用しているブースターを装着させました。これで多少は飛行できます。その横と両手に高火力のライフルを装備させます。これらの武装は使い切ったら捨ててもらって構いません」

「飛行とパージの仕方はいつもの脳内操作でオケ?」

「オケです。そしてこのゴーグルを装備してください。エネルギーや残弾確認、レーダーなどもあります。最後に、腰部にあなたの相棒を」

 

そうして手渡された酔狂(コンテンダー)と弾丸を腰に装着させる。

 

「ちょっと聞きたいんだけど、他のメンバーはどんな感じ?」

「ゲーム開発部はゲヘナが待機していた場所でC&Cと共に戦闘、ヴェリタスとエンジニア部は協力してかく乱、そしてアビドスは……」

『こちらユウカ!もう耐えられそうにない!』

「今から出番です」

 

黒服さんがそういうと、空間が裂け、現れる。

 

「ん、私達に任せて。大きい私もいるんでしょ?」

「汚名挽回する時が来たわね!」

「返上してよ、セリカちゃん……」

「とりあえず撃ちまくればいいんですね?分かりました~☆」

「じゃ、行ってくるねー」

「頼みましたよ!」

 

アビドスチームは駆けてユウカさん達の援護に行ったみたいだ。

 

「最後の確認です。目的の彼女が来るまで、上空を飛行しながら敵対兵器を壊していってください。雑兵は他に任せて。来た場合は報告をしますので、急行して説得、もしくは戦闘をしてください。質問は?」

「ない。ありがとう、後は皆の援護を」

「任せてください。では、お気を付けて」

 

トラックは天井が開き、飛んで行けるようになった。

 

「モブ子さん出ます!モブ子さん発進!」

 

その掛け声と共に、私は上空へと飛び立った。

 

 

 

 

 

「何あれ……!?」

「ロボット……いや人間!?さっきの奴!?」

「うわぁー、モブ子ちゃん好きそー」

「でも、確かあれを使っても、ホシノ先輩とか、ヒナさんとかツルギさんには勝てないらしいですね?」

「やっぱ先輩ってヤバいわね……」

「……あのぉー、出来れば退いてもらえるとぉ「は?」ナンデモナイデス……」

 

 

 

 

 

フゥー!めっちゃ飛べるぅー!『エネルギー、残り三十%』あっはい。着地します。流石にネクスト機までは飛べねーか……

とりま、仕事をやりますか。

飛んで、ロックオンして、戦車や迫撃砲を破壊。

反撃されるけど、まあ早々当たらない。当たってもバリアあるし。

ミサイル邪魔だな……撃てぇ!爆破っ!

戦車の集団を滅さっ……まっずい!?ミサイルパージ、ブースト全開!

 

「間に合えぇ!」

「きゃっ!?」

 

ミサイルを撃った場所に、たまたま一人の女の子が立ってた!戦車だけならともかく、生身は不味い!

ぎりぎりミサイルよりも先に、女の子をキャッチして助けれたけども!やっぱミサイルクソだわ!時代はロケット!

意図せずやってることがオーブダークノワールブラックシュバルツ……

すぐに下ろして、頭を下げる。

 

「すいません大丈夫っすか?怪我無い?って……さっきの」

「え、ええと……?」

 

正実の女の子じゃん。

 

「てことはまだ謝らなきゃいけないな、さっき吹っ飛ばしちゃったでしょ?本当ごめんなさい、こういうことやりたくないんだけど……」

「い、いや……大丈夫、です……?あ、あの、何でこんなこと……」

「え?あー……詳しいことは名誉のために言えないんですけど、なんて言えばいいか……」

「……正義のため、ですか?」

「正義?そんな高尚なものじゃないですよ。……同居人のご友人がどうやら普通じゃなくなってるみたいなんで、何とかしようとしてるんですよ」

「……最近、トリニティの雰囲気がおかしかったんです」

「え?」

「ハスミ先輩やマシロさんは、一人でいる時に、何か呟いていたんです。拘束だとか、監禁だとか、何か不穏なことを……一部の生徒も、ティーパーティーの方もそんな感じで……お願いです、教えてくださいっ、それが関係してるんですか!?」

 

意外とがつがつ来るな……えー、言っても良いのかこれ……

 

『モブ子さん』

「うぉびっくりしたぁ……このゴーグル通信機にもなるんすね?いや機能盛沢山過ぎだろ、装備も多いしなろうやら二次やらなら荒れてそうなくらい急な重装備よ?」

『どうせそれでは足りない存在が現れるのですからいいんですよ』

「えっ、嘘?あいつそこまで強いの?」

 

てかなんで分かんの?演算で?マジで?やばっ、モブ子からギャル子になりそう。

 

「あ、あの……どなたと会話を……?」

「あっ、ごめん放置してましたね、あとちょっとだけお待ちになって?で、なんです?もう来たんすか?」

『いえ、そうではなく。関係あることは言ってしまっても構わないと思いますよ。誰かの仕業の可能性ほぼ100%ですから』

「え、そう?……分かりました。すいません、で、話に戻りますね?」

「はっ、はい」

「……さっきの問いですが、ええ、その通りです。どうやら誰かの仕業によっておかしくされていたようで……先生もその被害に遭いかけました。その解「その解決に、このようなことを起こした、そうですね!?」うっす」

 

正実ちゃんは息を吐いて、決意を決めた顔をする。なんで?

 

「私、ホントは戦闘じゃなくて通信担当なんです!」

「はぁ」

「だから、今からかく乱してきます!ゲヘナの方もちょっとは騙せると思いますので!」

「お、おう?……え?」

「では!」

 

そう言って正実ちゃんはどっか走り去っていった。

……えぇ?どういうこっちゃ……

 

まいっか!お仕事の続きじゃおらぁ!

 

 

 

 

 

いろんな兵器らしきものを破壊していって、残り武装はもう既にライフル二丁だけ。一応酔狂あるけど、これは対あいつ用だ。

思ったけどこんなんしなくてもあの人らなら解決するだろ……尚更私の必要性よ。

とりあえず、近くの高い建物から見下ろしますかね。

……うーん、もう戦闘の感じは見えないけど『モブ子さんっ!』うおおお?何?急に何?……まさか。

 

「現れたのか!?あいつが!?」

『違いますっ、すぐにその場を離れてください!いえっ、上を!』

「う、え……!?おいっ、何だあの数の……」

 

 

隕石は!?

 

 

『なぜこれほどまでの隕石を降らせられるのか、考察程度しか出来ませんが今はそんな場合ではありません!小振りとはいえ、この数では相当の被害が!』

「……黒服さん、これって、ライフルで破壊出来ます?」

『……理論上は。ですが……!』

「戦闘で負傷してる奴が耐えられるか分からないっ、全員が無事でいるにはこれしかない!」

 

私はすぐに飛び立って、ロックオンする。

一発、二発、三発……!三発で破壊かっ……二丁合わせて三十発、今撃って残り二十七、隕石は残り九個、いけないことはないはず……!

地表に近いものから撃っていく。

 

一つ、二つ、三つ!

 

順調に破壊はしているが、それでもギリギリだ!

 

四つ、五つ、六つ!

 

クソっ、間に合うか!?

 

七つ、八つ、九、つ!

 

チッ、壊すのが遅れたっ残り一個は……っと、ゲヘナ待機の方!?

あっちは先生がいるんだぞ!もうっ!

全速力で近づきながら、一発、二発――

 

 

――三発目が、外れた。

 

 

……クソっ!

ライフルをぶん投げ、さらに加速する!

 

『まさか、いけません!死ぬ気ですか!?』

 

黒服の声を無視する。

そして隕石の真下に行き――

 

 

「バリア、展開っ!」

 

 

――両腕をかざして、全力で抑え込むっ!

 

「ぐっ、うううぅ……!私はっ、私はぁっ!死なないっ!

 

 

 

 

 

そして、隕石は爆発した。

 

 

 

 

 

「あれは!?」

「っ、モブ子!」

「噓っ、まさかモブ子が!?」

「二人とも、ああっ、もう!」

 

地味子を追いかけ、外に出てみると、そこには

 

「……げほっ、がはっ……」

 

怪我だらけで、血を吐いていたモブ子が倒れていた。

 

「モブ子っ、モブ子!」

「アロナ、プラナ、医療班を呼んで、今すぐに!」

『『はっ、はい!』』

 

私はモブ子を仰向けにして、息のしやすいように支える。

その時にゴーグルを外すと、ピカピカと光り、私はそれが着けるよう催促されたように見えた。

ゴーグルを着けると、黒服の声が聞こえてきた。

 

『先生、モブ子さんは今は無事です、落ち着いて……』

「分かってる……!どうしてこんなことに!?」

『急に大量の隕石が降ってきたのです。それを破壊していたのですが、最後の一つはモブ子さんが身を挺して……!』

「隕石……」

『モブ子さんは肉体的にも神秘的にも、強固とは言い難い。ですからその身を守るために鎧となるようそれを身に着けさせたのですが……リミッターを無意識に外し、逆に壊すことになるとは……!』

「黒服、あなたを責めはしない。だから早くっ!」

「もう到着しましたっ、さ、早くこちらに……いえ、無理には動かせない、ここで治療を!」

 

空間を割いて現れた医療班がモブ子の治療に取り掛かる。

モブ子のことも考えたいけど、それよりも重要なことは……!

 

 

「先生、ヒナさん、来るぞ……!」

 

 

地味子の向いてる方を向けば、そこには、白い翼に、桃色の髪をした、少女だった。

 

 

 

「先生……」

「…………ミカっ……!」




一方その頃
図書委員会:非戦闘員
給食部:同じく非戦闘員
救急医学部:前線に出れるわけない。え?ミネ?うん……
温泉開発部:知らね。レッドウィンターまで温泉堀りに行ってんじゃね?

思ったんですけど、モブ子を強化しても同じぐらい傷ついたらチャラになりません?

次回、あの子が活躍……?
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