いろいろありました!はい!また遅れるかもしんないけど許してください!
そういやシリアスシーンだったね。
あ、とある特定の方に伝えたいのですが、地味モブのショートは延期にします。
なぜかというとショートは千五百くらいの文字数なんですけど、本編だと四千以上は書くんです。で、ショートはなんとなく思いついたネタや、マイナーカプを書いていくんです。
で、本編のカプはモブ先と地味モブなんです。
お分かりですねっ!(ワザップジョルノ)
あと残してた感想は返すの明日にさせてくださいませ!一斉にしますので!
私とミカの視線が交差する。
数秒交わった後、視線を逸らされる。
「地味子、先生とモブ子を任せた」
「……チッ、分かった」
舌打ちしたのは、多分理解したから。今の地味子じゃ太刀打ちできないことを。
私と地味子は下がって、ヒナの邪魔にならないようにする。
今の私に出来ることは……!
「ヒナ、出来るだけ時間を稼いで!対話を試みる!」
「分かったっ!」
ヒナは乱射しながら突撃するけど、ミカはそれをジャンプだけで避け、そして上からありったけの弾丸を降らせる。ヒナは銃の中心を持ち、回して弾こうとしたが
「ぐっ……!?」
壁に当たったかのように逆に弾かれ、弾丸を受けてしまう。
「ヒナっ!」
「っ、私は気にしないで、話しかけて……!」
「くっ……分かった。ミカ!聞こえる!?」
「……先生」
「どうして……なんては言わない。ただ、聞いてほしいことが……!」
言葉を紡ごうとする前に、ミカがこっちに銃を向ける……向ける!?
あの銃口の先には、モブ子が!マズいっ!
「ふっ!」
「……邪魔」
横からヒナが蹴り上げるようにして銃を飛ばす。
そのままゼロ距離で撃ちこもうとする。しかし……
逆に銃を掴まれてしまう。
気にせずそのままヒナが撃とうとすると、腹に蹴りをいれられる。
思わず銃を放し、吹っ飛んでしまうヒナに、ミカは掴んでいた銃をぶん投げた。
ヒナは空中で体勢を立て直し、飛んできたそれを掴んで着地する。
「……っ」
「……」
無言の睨み合い……どうしよう、私が口を挟む暇がない……!
そこで、黒服から通信が入る。
『先生、まだ調査の途中ですが、報告します』
「それ今必要!?」
『ええ、必要です。出来るだけ簡潔に報告しますのでお聞きください。まず、今までの子ども達の暴走は外部からの影響というのは知っているはずです』
「あ、そうだった。それ聞いてないんだけど?」
『え?おかしいですね、ファンクラブに先生を見つけたら教えておいてくださいと言ったはずなんですが……』
『黒服が言っているだろうからヨシッ!と思っていた』
『マエストロが言っているだろうからヨシッ!と思っていました』
『そういうこった!』
「帰ったら覚えてろよ」
現場トリアめ……デスソース買ったからな。
『……申し訳ございません。とりあえず今は誰かは知りませんがそういうことをした者がいる、くらいでよろしいのです。……それでですね、おかしいとは思いませんか?』
「何が?」
『感情の暴走とはいえ、対話だけでそう罪悪感を持つほど後悔と反省できるでしょうか……いえ、モブ子さんの対話スキルならできないこともないでしょうが……』
「それで?」
『そこで調べて分かったのが、会話によって外れやすい、というのが分かったのです』
「……うん、うん?」
『常人が説得することで外れやすい、と言ったものです』
「なるほど、で?さっきから私の声が届いていないような気が……」
『しかし執着した相手ではあまり効果は無さそうです』
「……じゃあ、今の私の行動は無駄……?」
『いえ、一度大きな衝撃を与えれば、先生の声も届くでしょう。ただ……その衝撃は、限定的な人物になるでしょう。先生以外の、その人にとって重要な人物が……』
重要な、人物……
「モブ子が今まで出来たのはなんで!?」
『知らん……分からん……怖……』
「オッケーただのイレギュラーね……」
やっぱりモブじゃないよ、モブ子……
じゃない、今はそんなこと考えてる場合じゃない。
今もヒナが戦ってるけど、だんだん押されていってるように見える……ミカも銃を拾って応戦してるし……
『最後に一つ。ミカさんは、素の強さに、重い感情の暴走によって超強化されています。つまり……』
「なっ――がはっ!?」
ミカがあり得ない速度で、ヒナを蹴っ飛ばした。
『今の状態は、超ピンチです』
「ヒナっ!?」
嘘、あのヒナが真っ向勝負で負けるなんて……これが、感情の暴走……!?
『……例えるなら、スーパーモード、と言ったところでしょうか』
「今ふざけて言ってる……いや、モブ子なら、そう言ったかな……」
モブ子はどんな時でもジョークを忘れなかった。よし、余裕を持って……
持てない!ゆっくりと、でもどんどん近づいてくるミカ。その目は、虚ろだ。
どうする……!?
『……?この反応……まさか……!』
「待って!」
今度はなに?そう聞く前に彼女は現れた。
「……コ、ハル……!?」
「きっとあなたのホントの気持ちじゃないですよね!?だって、苦しそうな顔してるから!分かってる筈です!やってることが酷いことだって!」
「……コハルちゃん」
「先生は変態だけど、それだけはしなかった!……でも、でも!先生は、助けたいって思ってる!……ほ、ホントの事は、分かんないけど……」
「……」
「で、でも、私の知ってる先生はお人よしだもん!それに、私も思ってる!だから……だからやめて!」
コハルは
「……ぁ、ああ、で、でも……」
『先生、今です!』
黒服の合図で私も声をかける。
「ミカ、もうやめよう!やめてさ、一緒にロールケーキ食べよう!みんなで!」
「……わ、私にそんなこと許されないよ……」
「許すよ、皆!だってミカがやりたくてやった訳じゃないんだから!それにミカだけじゃない、ミスしたのは他の子もだから!だからっ、おいで!私の、私の……」
お姫様!
「……ぁ」
ミカは手に持っていた銃を落とし、膝から崩れ落ちる。
そして、気絶したかのように沈黙する。
……おわ、った?
ばちっ。そんな、静電気が走るような音が聞こえた。
「――あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!?」
「ミカ!?」「ミカ様!?」
ミカが突然叫び出し、いつの間にか拾っていた銃をこっちに向けた。
「チッ、やらせるか!」
「だめぇ!」
地味子と駆けてきたコハルが、私達の前に立ち、地味子は銃を構えて、コハルは両腕を広げて庇うようにした。
けど、ミカは関係なしという風に銃弾を放つ。
「クソっ!」
地味子が撃ち落そうとするが、地味子の銃じゃ少ししか落とせない。いや、ビリヤードのようにして落としてもいるけど……
マガジン以上に撃ってる!?
「おいおい、無限バンダナを巻いてるようには見えないぞ……」
「マガジンが∞の形なのかもね……!」
「っ、げほっ!?」
「地味子!」
地味子が更に前に出て、漏れ出た弾丸を体で受け止める。
みぞおちを殴られたかのようにして倒れ込む地味子。この火力は、私はもちろん、モブ子にも当たればヘイローが壊れるに決まってる……!
「というか、会話で止められるって話はどこ!?」
『分かりませんっ!というよりも、いまのミカさんは感情で動いていない!……まさか
操られている?』
「……っ!」
『落ち着いて、先生。今は犯人の事は考えずに。それに、一つ、いいことが』
「なに!?」
『犯人がいる、ということが確定しました』
ああそう、それは最高だ……!
コハルの方を見てみれば、座り込んでいた。
かすかに見える横顔は絶望か、悲しみかに染まっている。
「わ、私じゃダメだったの……?」
「コハル、君のせいじゃない!」
こうしてる間にも、ミカの銃口は私達の方にっ……!撃ってきては無いけど、こっちに来てる!
「止められなかったの……?私じゃ、私じゃ……!私の、意味は――」
「意味はあった!」
その声は上から聞こえた。
次の瞬間、ミカに二つの影が降りかかる。
ミカは無表情でそれを受け止め、振り払う。影の一つは高機動でミカを襲い、影の一つは私達の傍に着地する。
その正体は……
「ツルギ先輩!?」
だった。
「コハル、お前がいたおかげで間に合った。よくやった、ありがとう」
そう言ってツルギはコハルの頭を撫でる。
コハルは恥ずかしそうに、しかし嬉しそうに目を細める。
「で、でも私……」
「気にするな。……先生とモブ子を任せたぞ」
「……はい!」
「話は終わった?」
そう声をかけてきたのは、もう一つの影、クロコだった。
これだけじゃない。声はどんどん増えていった。
「いやぁ~、こっぴどくやられたね~」
「……うるさい、もう肩はいらない」
ホシノと、ホシノに肩を貸されていたヒナ。
「ここかぁ……祭りの場所はぁ……なんつってな」
「それこっちにも襲ってきませんか??」
笑いながら歩いてくるネルと、それにツッコむ白いワカモ。
「皆……!」
「……あ、あはは……おいおいおい……これは……一種の悪夢かよ」
ダウンから復帰した地味子が、笑いながら、しかし
確かに、一般人から見たらそうかもしれない。けど、今の彼女達は……
最高の希望だ!
『先生、その六人を指揮してください。それまでにミカさんの止め方を探します』
「分かった……よし。
皆、出撃!」
「「「「「「応!」」」」」」
その戦いは、苛烈だった。
五感が鋭い私は完璧に感じ取れる。彼女達の、異常な戦闘能力が。
だが、それだけじゃない。先生だ。あいつらを100%以上の力を引き出すその指揮は、確かにキヴォトスの希望ともいえる存在だ。
私は邪魔にならないように、先生のその後ろで、ピンク髪の少女、コハルと見ていた。
「す、すごい……!」
「ああ……この場合、先生の指揮アリのあいつらに耐えられているミカを褒めるべきか」
「地味子!」
そんなことを言っていると、先生から何かを投げ渡された。
モブ子や先生がつけていたゴーグルだった。先生は何も言わないが、きっとつけろということだろう。黒服の声が聞こえていたし、多分話があるのか。
「ん……と、聞こえるか黒服」
『ええ。そちらも聞こえますか?』
「ああ聞こえる。それで、見つかったのか?止める方法」
『聞こえていましたか。それなら話が早い。まずその問いにはイエスを』
なるほど、で、それはなんだ?
『ミカさんの首を注視してください』
言われた通りにミカの首を見る。何も見えないように見えるが……!あれはっ!
『やはり見えましたか』
「ああ、よーく見てみれば空間が揺らいでる……光学迷彩か?」
『光学迷彩に隠されている何か……答えを言いますが、チョーカー型洗脳装置、それが彼女を暴れさせています』
「……思ったが、何故ミカだけ?それに今更何故……」
『考察は後に。今はあれを壊します』
なるほど、私に伝えたのは、私の射撃で壊すためか。
「だが、私の銃じゃ弾速が……」
『モブ子さんと同じように、賢いのはありがたい。説明の手間が省けます。そこで、モブ子さんの銃を』
私は医療班にモブ子の銃を渡すように叫ぶ。治療のために外してる筈だから、あっちが持っているはず。
その読みの通りに医療班の一人が手渡してくれた。
『対ミカさん用に開発した特殊弾……一発だけしか制作できませんでしたが、あなたには十分でしょう?』
「驚いて手振れが出ないように弾丸説明だけしてくれ」
『分かりました。追尾弾では火力不足だろうと、拘束目的も込めて開発したその弾丸は、言うなれば光の弾丸……つまるところモブ子さんのスーツのレーザーブレード、あれの弾丸版です』
「痺れさせる弾丸、ってわけか」
『正解です。弾丸化に、小型化。弾速強化……後は、機械特攻と、色々試行錯誤していたため、一発だけ。もう一度言いますが、あなたにはそれで十分。でしょう?』
十分?はっ。
「十二分だ……!」
息を止め、両眼を開き、集中する……絶対に外せない。
――その理由はただ一つ。
六人の猛攻によって、足を0.1秒止めたミカの首を狙い。
「ばんっ」
撃った。
――モブ子の銃だから。
ミカは力が抜けたように、倒れた。
戦っていた六人も、息を切らしながらその場に座り込む。
「はぁ……はぁ……つか……れた……」
「おじさんには、ちょっと大変だったかな……」
「えっ、ホシノっておじさんなのか!?」
「嘘!?」
「ピュアですわね~」
「ネル、ツルギ。よく言う冗談だから気にしないで」
吞気に会話なんかしてる。
先生はホッとした顔でミカの方に歩く。コハルも少し駆け足でついていく。
はぁ……と、私も倒れ込む。
待て、何だこの音?
……空?
「黒服!空の探知をしてくれ!」
『空ですか?……何も感知しませんが……』
「そんなはずない!この感じ、何か飛んできてる!
……杭か!?」
『なっ!?』
風、大きさ、速度……あと何秒だ……!いや、誰を狙ってる……!
……この杭デカい!それにぶっとい!分かりやすく言えば槍投げとほぼ同じ大きさか!?
『……観測しました!隠されていたのです!』
「神秘でか!?」
『ええ、しかも、神秘で強化されている!瀕死の者にでも当たれば…………!狙ってるのは』
「『ミカ(さん)!あと五秒で弾着!』」
先生はその声が聞こえた途端、走り出した。何か悪いことを想像したんだろう。しかもそれは、現実になりうる可能性がある!
だが、五秒じゃ足りない、ここにいる誰もが駆けても間に合わない距離、いや間に合ったとしても抱えて逃げるのは無理――
「ブースト、全開」
――え?
端的に言えば、
ミカはいた場所から
だが。
背中から、腹に、杭が刺さった、奴がいた。
モブ子だった。
「――いやああああああああ!!!」
先生の声が、まるで叫び声だった。
モブ子に長くてブットいのが刺さっちゃった……実質R-18じゃん……
ちなみにモブ子の腹が開く展開は戦闘ありになった時から思いついていました。ミカの時にというのも。
ただ最初の構想はミカパンチだったので、マシにしました。平和だね。