なんか先生拾ったんだが……   作:紫彩

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今日は余裕があるので、なんと……二つも上げちゃいます!
でも千文字程度の超ショートネタ。思いついちゃったもんで……
時系列は謎。多分色々終わった後じゃね?


ショートネタ:修羅場

ワカモさんと同じ布団で裸で寝てました。

 

・・・?

 

「なんで?」

「こっちのセリフなんですが???」

「ままままれおりるくのら」

「なんて言ってるんですか?」

「ままままておちつくのだ」

「言えるならそっちで言ってくれません?」

 

 

ひとまず昨日の夜を思い出せ。

 

 

『何かワインあったで』

『なんでですか……』

『先生は飲むとこ見てないですし……ビール派らしいし……』

『そういえば先生は?見かけませんでしたが……』

『地味子んち。なんか女子会みたいな?』

『……あぁ』

『どういう反応だよ。……で、どうします?捨てるの持ったないですよ。私は……別に飲めますけど』

『不良』

『あんたに言われたかねーよ……料理に使うっても流石にこの量はな……』

『わたくしも飲めますし……しょうがありませんし、少しだけわたくし達で減らしましょうか』

『すね、そうしましょか』

 

 

…………

 

「あれかぁ……」

「あれですね……」

 

股間見てっ、と……よし。

 

「未遂っぽいで!」

「それは良かったです……先生達が帰ってくる前に早く「なにしてるの?」終わった……」

 

声の方に錆びついたブリキのように首を動かすと、例の二人がいた。

いや気配的に奥にまだいろいろいるな?ファンクラブか。あ、ファンクラブにあげりゃよかった!

 

「こここ、これはですね……落ち着いてください、そういうことは一切「私のこと好きっていったくせにモブ子としちゃったんだ……」アアアアアアアア!?」

「すげー奇声w」

「モブ子?」

「ヒッ……そんな声出せたんだ地味子……」

「なんで?」

「何が?」

 

やばいやばいやばいやばい、二人の気迫がやべーぞ!

 

「どうしますワカモさん」

「ど、どおどおどおおどおおどおおっどどど」

「よし一旦落ち着け」

「さてどうしましょうか」

「うわぁ急に落ち着くな!」

「「とりあえず服着たら?」」

「「はい」」

 

近くに脱ぎ捨てられてた服をすぐに着る。

 

「……申し開きは?」

「……背に腹は代えられぬね……ワイン飲んじゃって……」

「なるほ、ど……」

「もちろん!未遂でございます!確かに裸ではありましたが!この身、あなた様のために純潔でございます!」

「そっか……私はもう違うけどね」

「急にブラックなこと言ってきたな……」

 

奥の部屋どんよりしてきたぞ。加害者の会もいるのか。

 

「じゃ、お前が犯したのはワカモさんじゃなくて酒を飲んだことだけか?」

「そっすね……」

「へー……ま、私は先生じゃないからそのことについては咎めないよ」

「そうだね、それは私の仕事だ」

「ふぅ……助か、ってはないけど、助か「でもさ」なんだよもう!」

 

 

「ワカモさんの肩のキスマーク、なに?」

 

 

「「……えっ」」


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