よければ感想、評価、いいね、よろしくおなしゃす!モチベに繋がります
――あなたは、大切な者達と戦っても、感じないのですね。
――しかしそれは、薄情なものではなく、あなたの強さから、くるもの。
――なおさら、気になってしまう。
「おらぁ!砕けろぉ!……クソっ、どんだけやってもきりがねえぞ!」
「くっ、本物と遜色のない強さは伊達ではありませんね……!」
『こっちも当ててはいるが、数は減らせていない……!それどころかカウンタースナイプされる!』
「さ、流石に、疲れてきちゃった……!」
体力馬鹿のアスナまでそう言っちまうとはな、厄介も厄介だ。
しかも、まだ銃弾の通りやすい影だけじゃなく、
あたし達C&Cとゲーム開発部はミレニアムの一角で戦闘している。
「わあああん!多すぎるよー!」
「……これが全部、私達の……」
「罪、ってこと……なのかな……」
「だったら、なおさら止めなきゃ!けじめってやつだよ!」
「はっ、よく言った!もっと増えるが頑張れよ!」
「それはそれとしてこんなには無理ぃ~!」
そんなこと言ってもやるしかない。
あいつらはあたし達しか狙ってこないという習性を利用してバリケードなどを使った防衛戦で戦ってる。
リオが作ったあそこも候補に挙がったが、ハッキングされてピンチになる方がマズい、っていう判断でここで戦ってるが……
「にしたってやりづれえっ、なあっ!!」
あたしは負けねえ、だがスタミナが無限なわけじゃない。
無限の軍勢、しかも一部は顔見知りだ。
本物でも人間でもないと分かってはいるが、罪悪感が生まれちまう。
銃で撃ち抜き、鎖で叩きつけ、蹴り飛ばす。
「だあああ!減らねえ!!」
「盾役がいないのも、辛いポイントですね……爆弾投げます!」
『……!待って、何か来る!』
カリンの言葉のすぐ次、上からどデカい爆発音とともに何かがぶっ飛んできた。
それは、デカい影だった。
十メートルはあるんじゃないかというほどのデカい人型の影。
「あれって……お姉ちゃん!」
「うんっ、皆――」
あたしはすぐに直感で感じた危険を、後ろの奴らに伝えようとするも
「おいっ!全員その場から離れ――」
あたしの声が完全に届く前に、影から放たれたどす黒い光線があたし達を襲った。
「――っは!クッソ、どうなった!?」
一瞬の気絶から回復して、辺りを見回す。
ここは、地下か?地面を突き破って落ちてきたらしい。
落ちてきたのは、あたし以外に、ゲーム開発部のチビ達も同じように落ちていた。
違うのは、全員気を失っているのか倒れたままということ。
『……』
起こそうと声をかけようとするも、デカい影も上から跳び下りてきた。
都合が良すぎるほどの広い空間。
ミレニアムは知らない間に空間が出来てることなんてざらだ、都合がいい。
「……守りながらは、得意じゃねえんだがな」
だが、あたしは負け知らずだぜ?
スーツで強化された脚力で、一瞬で距離を縮めながらマシンガンをぶちまける。
同時に空中で姿勢を変えながらキックを叩き込む。
が、どれもダメージは無いらしい。影は一切動かない。キックはまるで硬い壁と人が混ざったような硬さ。
「めんどくせえ……なあっ!」
そのまま蹴りの反動で距離を取りながらマシンガンを撃ち込む。
やっぱり効かねえ。
影は体から伸びるようにして、さっきあたし達を襲った光線を放ちまくる。
あたしは後ろのチビ達に当たらないように、回り込むようにして回避し続ける。
「くっそ、こいつは何なんだ!」
今までの影は誰かの
つーかなんだその攻撃!?何で体のいたるところからビームが出てくんだよ!
「まるでゲームの魔物かよっ!」
あたしは悪態をつきながら回避し、その道中で反撃するも、効果なしのように見える。
銃撃、格闘、なんにも効かねえ。
一度距離を取って敵を見据える。
「あいつらが言うには、あたしの神秘も悪くないらしいんだがな……」
最悪、足止めさえできればいいが……
「見損ないましたよ、先輩」
突然上からそんな声と弾幕が降り注いだ。
それは影に雨のように……
「あぶっねっ!?」
あたしの上にも降ってきてんじゃねえか!
がたん、と降りてきた、パワードスーツを着込んだそいつに、一回蹴りを入れる。
「おいトキ!こっちも狙ってただろ!?」
「ええ、情けない先輩に喝を入れようと」
「ああ!?」
「私の知っている先輩は、どんな状況でも負けを考えない、猪突猛進馬鹿です」
……はっ!
「誰が馬鹿だ、かまってちゃんがよ」
「ええ、かまってちゃんです。構ってくれるモブ子さんをさっさと、助け出してもらいましょう」
トキのガトリング音と共に、あたしが駆け出す。
狙うは――
「「一点集中!!」」
通りが悪いなら、よくしてやる!
影の胸の辺りにずっと撃ち続ける。奴は何故か動くことはせずに、無造作にビームを乱射するだけだ。
ならそれを避けてやって、ぶち抜いてやるだけだ!
「隙を作ってください!最大火力をぶつけます!」
「しょうがっ、ねえなあ!!オラオラオラぁぁぁぁ!!!!」
着実に攻撃するが、どうやって怯ませるか頭を悩ませる。
「っ!?ビームがっ!」
ビームの数が増えやがったっ、体から棘のように出してきやがる!
まずいっ!チビ達に当たる――
「……当たって、ない……?」
たまたまか?いや、にしては当たらな過ぎてる、あんなに放たれているのに――
ふとプロペラ音が上から聞こえた。
『――ますか、聞こえますか!?』
「ヒマリか!」
ヒマリがドローンで通信してきたらしい。いつの間にかあたしの通信機はぶっ壊れたから、そういう理由で来たみたいだ。
『詳しく説明してる暇はありません!手短に話します!
その影の中心に、アリスがいます!!』
「なんだとっ……!?」
だから、チビ達を……
『安心して、助け出す策はあるわ』
「リオ?」
『ちょっと!』
『コアになっているアリスを表面化させるだけでいいわ、お願い、頼んだわ』
「……要は、やることは変わんねえっってことだ!トキっ、充填しろ!隙は作ってやる!!」
どこに目があるか分からないが、全身に銃弾をぶちまけながら、少しでも怯めと思いながら最短距離で突っ込む。
時々あたしの体に、ビームが掠る。だが、そんなもん少しも気にならない。
「借りはっ、返す主義なんだよっ!」
ゼロ距離であたしは鎖をぶん回し、影の体に巻き付け、影の後ろに駆け抜けるようにして、引っ張った。
滅多にこんな技使わねえがっ!
「拘束する前に、ぶっ倒れちまうからなあ!トキぃ!!」
「充填……収束……オールクリア!アリス、今助けます!
ファイア!」
二門の砲門から、エネルギーの奔流が、影に当たった。
タフな影も、流石の火力に仰け反る。
あたしはその隙に離れ、トキの横に立つ。
「……くっ、アビ・エシュフが……!」
トキは火花を放つパワードスーツから降り、立とうとするとふらついた。
すぐさま近づいて、肩を持つ。
「おい、大丈夫か?」
「私は大丈夫、ですっ……それより、アリスを……!」
『……』
影の胸辺りに、大きな穴が開いていた。
そしてそこには、アリスが埋まっていた。
「よしっ……!引っ張り出すぞっ……!」
「駄目ですっ、影が!」
あたしがすぐに走り出そうとするも、影は元の形に戻るかのように広がっていた。
どうする、引っ張り出す前にあの影にあたし事埋まってしまったらどうなるか――
「「「アリス!!!」」」
私達は急いでアリスに触れて、引っ張り出そうとする。
「ごめんねアリスっ、また、すぐ助けられなくてっ!」
「でもっどんな状況になってもっ私達は絶対、手を差し伸べるから!」
「だっ、だって、私達は……!」
「「「
「おい離れろ!巻き込まれたらどうなるか分からないんだぞ!」
ごめん、ネル先輩。でも、助け出さなくちゃいけないんだ。
私達は、また、失敗して
それでも、また、立ち上がって
そして、また、進んでいかなくちゃ
どんなに引っ張っても、影からアリスは剝がれない。
逆に私達が、引き込まれてしまう。
だんだんと
目の前が、
暗く……
一瞬、眩く光り――
「……はっ!ここは!?」
ふと眼が覚める感覚と共に目を開くと、周りが真っ暗なところに、三人で立っていた。
「暗い……それに、なんだか寒い……」
「……!二人とも!あそこっ!」
ユズが何かを見つけたように、指をさしながら大きな声を出した。
そこには、アリスと、アリスに瓜二つの、知らない……ううん、知ってる女の子がいた。
瓜二つの子は、うずくまって、動かない。
私達は駆け足で近づいた。
「……みんな」
「アリス!……と」
「……ケイ、だよね」
「はい。アリス達の、大切な……仲間です」
「!聞こえてた?」
アリスは私達の方を見て、にこりと笑った。
「はい!モモイが、ミドリが、ユズが。私達を、ゲーム開発部の一員として想ってくれていることを」
「……」
「だから、ケイ。立ち上がりましょう」
そう言って、アリスはケイに手を差し伸べた。
だけど。
「……王女、私に……その資格はありません」
「……なんでですか?」
「私のせいで、皆を……先生を、傷つけたのです。そんな奴が、居ていいはずが、ありません」
ケイは、そう、苦しそうに、悲しそうに、そう呟く。
「それは、私達もだよ」
私は反射的に、そう言った。
「私だって、先生を傷つけて、さらに罪を犯そうとした」
「うん、私も。あの人が……モブ子さん達が、止めてくれなきゃ、もっと酷いことになってた」
「でも、こうして、また先生の……皆のために、戦えてる」
「……そうです。私達はまだ、進めるんです。間違えても、止めてくれる、心強い仲間たちがいますから!」
「王女……でもっ……!」
アリスはしゃがんで、ケイの顔を掴んで、自分の顔と合わせた。
「あの人は……言いました。
ジーっとしても、ドーにもならない、と!
行きましょう!ちゃんと謝るために!大切な人達を助けるために!」
「……アリス」
「やっと、名前で呼んでくれましたね、ケイ!」
二人は一緒に立ち上がり――
『アリス達にしたことは、あの時と同じ。アリスの精神世界に入って、今度は一緒に、立ち上がらせた。私は信じていたわ。だって、彼女は――勇者だもの』
――私達の影が、ようやく、打ち払われた。
「……アリス」
「帰ってきたんだな」
後ろから、トキ先輩と、ネル先輩の声が聞こえた。
「「はい、
「ふ~、よかったぁ……って、アリス!?目がなんか、かっこいいことになってるけど!?」
「右目がいつも通りで、左目が、紫色になってて……」
「「今の私達は、一つになっています。光と……心の闇を、持って」」
『よく、戻ってきましたね』
「「ヒマリ」」
『あなたの横の
言われたところにあったのは、光の剣、スーパーノヴァの形状が、少し変わったものだった。
『我々と、協力者の彼らと共に作り上げた、あなたの新しい剣、名を『ハイパーノヴァ』!』
「さっきの光って、これだったんだ……」
『あなた達との繋がりが大きいもの。それが、キーになったのよ』
『だから!私のセリフを取らないでくれますか!?この』
『話は後で聞くわ。アリス。ハイパーノヴァを掴んで。今のあなた達なら、使いこなせるわ』
言われた通り私は、ハイパーノヴァを手にする。
『触れるだけで、使い方が分かるはずよ。……疲れてるところ申し訳ないけど、先に上の救援へ行ってちょうだい。他のメンバーもすぐに引っ張り上げるわ』
「「分かりました!」」
そうして私は、ハイパーノヴァの銃口を上に向け、唱える。
「「翼よ!」」
ハイパーノヴァの側面から、光が放ち、そして私は飛んだ。
「とっ、飛んだぁ!?」
「武器が凄い進化してる……」
上に辿り着くと、皆が影に囲まれて、ピンチになっていた。
「アリスちゃん!無事だったんですね!」
「すごいすごい!飛んでる!」
「「今助けます!」」
「ケイ!」
「分かりました!
闇よ!」
ケイがそう唱えながらトリガーを押すと、ハイパーノヴァが展開し、暗い光が放たれた。
それは私の光と違い、ビームではなく、複数の光弾となって広範囲に広がっていった。
その光弾に影達は一掃された。
「ありがとうございます、助かりました」
「だが、まだ終わってないみたいだな」
「リーダー!」
下にいた皆は、既に上に来ていた。
ネル先輩は獰猛な表情をしながら、言葉を放った。
「まだいけるな?」
「「はい!!」」
「私達もいけるよ!」
モモイがそう言い、ミドリとユズがうんうんと頷いた。
「なら、あたし達も負けてなんねえな!」
C&Cも笑いながら、頷く。誰かからの通信機からは、カリン先輩のもちろんという声も聞こえてきた。
そして私達は、新たに湧いて出た影達に向かって、構え始めた。
ハイパーノヴァの性能
火力アップ
光線型だけじゃなく連射光弾も撃てるようになった
飛べる
何で飛べるんだよ(困惑)
馬鹿一同『頑張りました』
朝と昼と夜、いつ当たり見る?
-
朝7~9
-
昼12~14
-
夜9~12