リコリス・リコイル With A Masked Rider   作:論 外之助

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すみません。今回は結構短めです。

終わってない…!!
ギーツはまだ…終わってない…!!(ギーツロス中)


Beware of the underwear situation

 

何の変哲もない穏やかな夜

 

それは突然起こった。

 

「……ねぇ白夜くん。たきなのパンツって見たことある?」

 

「ゑ?」

 

 


 

 

30分ほど前に遡る。

 

白夜とたきなは食材が少なくなっていることに気づき買い出しに行っていた。

その帰り道で

 

「思ったより時間かかっちゃいましたね」

 

「ですね…でも良かったんですか?白夜さんまで来てもらって…」

 

「大丈夫で…「ぬがーーーーーーーーー!!」…え?」

 

突如として喫茶リコリコの中から叫び声が聞こえた。

しかも千束の声だ。

 

「…今のって千束さんの声ですよね?」

 

「はい…」

 

2人は不思議に思いリコリコのドアを開ける。

中では千束とクルミがゲームをしていた。

だが千束はとても悔しそうに足をばたつかせている。

 

「くっそー!!負けたー!!」

 

「…何やってるんですか?」

 

「んえ?あ!たきなと白夜くんおかえり〜……あ!そうだたきな!これやって!!」

 

「え?」

 

そう言って千束がたきなに差し出してきたのはVRのシューティングゲーム。

画面には負けたのか『LOSE』の表示。

死体撃ちまでされている始末だ。

 

「(これ…世界的にも人気なシューティングゲームだ…制作会社は確か…そうだ。幻夢コーポレーションだ)」

 

「こいつ倒してよ!!」

 

と半ば強引にたきなはプレイの主導権を渡されてプレイすることに。

 

「おお〜…なんか…本格的ですね…何コレ…

 

「勝ってよ〜!」

 

千束がそう言うとGAME START!の表示が出てくる。

すると相手の攻撃が来てたきなは冷静に対処する。

 

「おお〜!いい動きすんじゃん…あっちょっまって危ない危ない!ぶつかる〜!!」

 

と千束とクルミがバク転をするたきなから避難する。

その時、一瞬だけ千束の表情が驚愕の色を浮かべた。

たきなは華麗に着地した後も銃撃を続け、見事勝利を収めた。

 

「おお〜」

 

「やたー!!たきな凄いよ!!」

 

「…そんなムキにならなくても…」

 

「だって!!こいつ名前がムカつくんだもん!!」

 

そう言って千束が画面を指さすと『FUKI』という名前の表示があった。

 

「(…フキって人になにか恨みでもあるのかな?)」

 

この時の白夜の推理は当たらずとも遠からずであった。

なお千束がムカつくと叫んだ時、DA本部では春川フキが一言一句違わずに同じことを叫んでいた。

 

 


 

 

そして、冒頭に至る。

 

「…………………………?????」

 

白夜の頭は真っ白になった。

それもそうである。ほぼ同い年である異性に「パンツ見たことある?」と聞かれたら誰だってこうなるであろう。

 

「うんごめん。この質問おかしいよね。そうだよね。白夜くん男の子だもんね。100パー私が悪いから気にしないで……んじゃクルミは?」

 

「あるわけないだろ」

 

即答である。

 

「無知は嫌いじゃないの?」

 

「…ノーパン派か?」

 

とにやけた顔で聞くクルミ。

 

「いやいやいやいやいや……」

 

「ならたきなが何履いてようが勝手だろ?」

 

「そうなんだけど…」

 

「…何かあったんですか?」

 

「うーん…あったというかなんというか………ハァ…」

 

千束は少し間を置き深呼吸すると覚悟を決めた顔つきでズンズンとたきながいる更衣室に突入して行った。

 

「………なんなんでしょう?」

 

「さあ?」

 

白夜とクルミはわけも分からぬまま取り残された。

するとたきなと会話が終わったのか千束が再び姿を現す。

 

「…どうしたんですか?」

 

「ノーか?ノーだったのか?」

 

その二人の質問に千束はこう答えた。

 

「…たきなが男物の下着履いてた」

 

「「…………………………え?」」

 

 


 

 

そして、尋問タイムに突入。

相手はミカだ。

 

「詳しく聞かせてもらおうか!!」

 

「…好みの下着を聞かれたからな」

 

「アホかァ!!」

 

この時、白夜は千束とミズキのキレてる姿が重なって見えたような気がした。

が、これを言うと怒られそうなので心の奥底に封印した。

たきなからの話によるとミカに「好みの下着はなんですか?」と聞いたらしい。

ミカはそれを正直に返答した。

その結果、たきなはそれを真に受けてトランクスを履いた。というわけである。

 

「にしてもまさかトランクスだとはな…」

 

「これ結構良いですよ?通気性抜群ですし、動きやすいですし…」

 

「たきなが良くても世間が良くない!!というかなんで先生に聞いた!?しかもなんでトランクスが指定の下着だと思った!?何!?もしかして私もトランクス履いてると思ったの!?いつもそういう風に見てたの!?」

 

「…履いてないんですか?」

 

「履いてるわけあるかぁ!!」

 

「(なんだろ…この息ぴったりの漫才は…)」

 

「…はぁ」

 

千束は何を思ったのか深く溜息をつき店を出た。

 

「…たきな!明日に出かけるよ!!」

 

「仕事ですか?」

 

「違う!!下着!買うの!!12時に駅前集合!!…あ、制服で来ちゃだめだからね?」

 

そう言い残し帰って行った。

さながら嵐である。

 

「………指定の私服はありますか?」

 

「「「……………」」」

 

このたきなの質問にはミカは愚かクルミ、白夜でさえも天を仰いだ。

その瞬間

 

「あ!そうだ!!」

 

千束が戻ってきた。

満面の笑みで白夜を見ている。

 

「白夜くんも一緒に行こうよ!!」

 

「…へ?僕ですか?」

 

「いーじゃんか!!交流を深めていこうよ〜!!」

 

「いや…それはいいんですが…」

 

「やった!!楽しみにしてる!!そんじゃ、また明日ね〜!!」

 

「あっ…」

 

ろくな返答も出来ずに千束は帰って行った。

ミカは哀れみの目で白夜を見ていて、たきなに至ってはまだ指定の服について疑問に思っている。

白夜はりかいがの追いついていないのか硬直したまま。

 

「………まあ………がんばれ」

 

クルミから貰った唯一の励ましの言葉がかつてないほどに白夜の心に染み渡った。

 

 


 

 

そして翌日の12時。

千束は駅前でスマホをいじりながらたきなと白夜を待っていた。

 

「お待たせしました」

 

「お?」

 

知っている声がしたので千束は声の下方向を見た。

そこにいたのは私服姿のたきなだった。

いつもとは違いかなりラフな格好である。

 

「おお〜…なんかいつもと雰囲気違うね…」

 

「動きやすいのを選びました」

 

「ここでも機能性かい…それより…」

 

千束は満面の笑みでたきなを見る。

正確にはたきなの持つカバンにだ。

 

「…銃持ってきたな?キサマ」

 

「…ダメでしたか?」

 

図星である。

リコリスは制服姿の時は銃を持っていても基本大丈夫だが私服の時は普通の女子高生に見られる。

なので銃を抜くのご法度である。

 

「絶対抜くなよ?特に白夜くんの前とか」

 

「わかりました…ですが肝心の白夜さんは?」

 

「あー…まだ来てないんだよね…やっぱ急だったかな…」

 

千束は不安の表情を浮かべる。

実の所、昨日のことに関しては申し訳ないと思っていたのだ。

その時だった。

 

「お待たせしました…」

 

千束とたきなの知る人物の声がしたのは。

声の方を振り向くと、そこには私服姿の白夜が居た。

どこにでも見られる藍色の半ズボンと白い半袖パーカーを着ている。

 

「お〜。なんというか…似合うね!!」

 

「へ…?そうでしょうか…?」

 

「似合ってるよ〜!!たきなもそう思うよね!!」

 

「はい。似合ってると思います」

 

「そうですか…ありがとうございます…」

 

「よっしゃ!!全員揃ったことだし!!ショッピングにGO!!」

 

千束のテンションに呆れるたきなと苦笑する白夜。

そんなこんなで三人ショッピングが始まった。

 





でもやっぱりガッチャードは楽しみ。

ちなみに幻夢コーポレーションは名前が同じなだけで神がいる訳ではありません。
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