「ふわぁぁあ」
魔法使い霧雨魔理沙は家の前で大きくあくびをする。
ジメジメとした魔法の森の中でもここ霧雨魔法店は日があたり、春は気持ちのいい朝を迎えられる。
目を覚ますために家に戻り顔を洗う。
「よし!今日こそ見つけてやるのぜ!」
月のいざこざに巻き込まれて数日がたった。
霧雨魔理沙はこりもせずオカルトボールを探していた。
「集めれば願いが叶うという噂だが…」
いつもどおり神社で朝ごはんを食べて(れいむがくれた)
道中を探しながら紅魔館の方へと向かう。
途中でふっかけられた喧嘩は進んで買い相手の持ち物を頂いていく。
きのこ採取も兼ねながら紅魔館につくと圖書館から本を(永遠に)借りていく(勝手に)。
その帰り道、少し遠回りをして香霖堂に寄って帰ることにした。
「こ〜り〜ん!」
「もう閉店…なんだ魔理沙か。」
ひどく散らかった部屋を注意したが、何故か『君に言われたくない』と言われる。
うちはしっかりと隅に積み重ねている。整理整頓は得意だ。
「そういえば、魔理沙。」
「どうしたんだぜ?」
こ〜りんが机の中から箱を取り出す。
「これ魔理沙が言っていたのじゃないか?」
こ〜りんの手には青い球体。
「こっこれは!間違いなくオカルトボールだぜ!」
こ〜りんにしては珍しく素直にくれた。
どうゆう思惑があるのかはわからんがとにかくオカルトボールが手に入ったのだ。
「帰ったらきのこビールでいっぱいやるかぁ」
オカルトボールをポシェットに適当に入れて帰路を急ぐ。
帰ってきて机の上で新しく手に入れたオカルトボールを取り出す。
しかしポシェットの中には青い球体はなかった。
その代わりにあったのは赤と白の奇妙なボール。
ボタンのようなものがついている。
押してみるとボールが一回り大きくなる。
もう一度押すと小さくなり押すたび大きくなったり縮んだりして面白い。
ボールの赤い部分と白い部分の間に隙間があるここから開けれそうだ。
爪を立てて開けようとするが中々あかない。
れいむにもらった楊枝でどうにかあけようとする。
ボールが開く
中から強烈な光を浴びる。
なにかに引き寄せられる感覚を受ける。
そのままいしきがなくなり霧雨魔理沙はボールの中へと消えた。
「一体何が起きたんだ…ぜ…」
周りは爽やかな草原。
少なくとも霧雨魔法店でも魔法の森でもない、。
一見無名の丘にも見えるがすずらんの花が咲いていない。
草が揺れる音。
「だれかいるのぜ?」
イタチか妖怪狸かもしれない。
その草から出てきたのは黄色い大きな鼠だった。
ポケットモンスター、縮めてポケモン。
この星の、不思議な不思議な生き物、海に森に町に、その種類は、100、200、300……いや、それ以上かもしれない。
そしてこの世界に降り立つ少女、魔法使いのマリサ。
彼女の冒険はこれからはじまる。