なし
「なんだこいつ…妖怪か?」
それにしては妖力を感じない。
「ビィカァ…」
小動物が唸る。
頬からビリビリと静電気が立つ。
「ヂュぅぅぅ!」
電撃が放たれ魔理沙に直撃する。
「しっしびれるのぜぜぇ」
「とにかく里を探すのぜ!」
…
「あ!あそこにあるのは!」
遠くに見えるのは三軒の家だ。
赤い屋根と青い屋根。
そしてアンテナの付いたドームだ。
「じゃあほうきでちゃちゃっと…」
あれ?
ほうきを忘れた。
スカートの中をいじくりまわすがほうきどころか、ミニ八卦炉、マジックミサイル、きのこもない。持っているのはこの謎のボールだけ。
「これかなりやばくないか?」
町につく 看板には『マサラタウン』という文字。
こんな名前のとこ幻想郷にはない。
外の世界の町なのかもと思ったが前*1に外の世界に来た時はこんなにしょぼくなかったぞ?
とにかく赤い屋根の家に入ってみる
中は思ったよりきれいだ。
物音。
「だっ誰かいるのぜ…」*2
壁の向こうから出てきたのは人の方ほどの高さの人型の妖怪だった。
幻想郷では見ない妖怪だ。
外の世界に妖怪がいるはずがないし。
まさか俗に言う『転生』とかいうやつかもだぜ…
とりあえずスルーで家を出る。
「なあなあピカチュウ!今度はトキワの森に行こうぜ!」
男の子がはしゃいでいる。
つぎはドーム状の建物だ。
〜オーキド研究所〜
「すごくなんかハイテクだぜ」
「おぉよくきたなお嬢さん」
なんか知らんがおっさんがやってきた。
でもお嬢さんなんて言われると照れるのぜ…
「お嬢さんもポケモンを貰いに来たのかね?」
「ぽけもん?なんのことだぜ?」
「なにぃ!ぽけもんをしらないじゃと!]
おっさんが目を見開いて言う
「こういうのじゃぞ!」
おっさんが両手を上げて見せたのはさっきの電気ネズミだ。
こちらはさっきと違って敵意は感じれなくかわいい。
「こいつはポケモンの中でも『ぴかちゅう』というぽけもんじゃ」
「そしてわしはオーキド博士。ポケモンを研究している。」
おっさんはあたしの手に握られているボールを見て説明を再開する。
「お嬢さんが持っているボールはモンスターボールと言ってポケモンを捕まえるための道具なのじゃ」
ふむふむ…
「そしてポケモンを買っているひとのことを『ポケモントレーナー』というんじゃ。
バトルをしたり図鑑を埋めたりしたりするな。」
「そこでお嬢さん…ポケモントレーナーになってみないかね?」
いきなり言われてびっくりしたがどうしようか。
第一職もどころか家もない。
飯をくれる(無断で)霊夢もいない。
バトルをするとか言ってたな。もしかすると金が手に入るかもしれない…
「それで食べていけるのぜ?」
「なかなか現実的な質問じゃな。 食っていけるぞい」
ならきまりだぜ。
「じゃあ最初のポケモンを決めにいくぞい。」