〈Infinite Dendrogram〉~2番目の少女は1番を目指して~ 作:星色 空
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その賭けとは、私のエンブリオにある。
第三形態まで進化した【アレース】の新スキル、《封神戦域》によるものだ。
《封神戦域》
アクティブスキル。半径5M以内の敵対者が持つスキルを1つ選択し封印する。自身よりステータスが低い場合の効果時間は50秒、高い場合は10秒となる。ただし、このスキル発動時は自身もスキルを発動することが出来なくなる。
もう1つの賭けは反撃能力はスキルである、ということ。
もしもこれが外れていたら間違いなく負けていただろうね。
何はともあれ、無事に倒すことができて良かった。
「そういえば特典武具?を貰っていたんだった」
ちょうど良いから、それも確認してみようかな。
【万新転化 ミラトリム】
《
アクティブスキル。5秒間、あらゆる攻撃を吸収しそのリソースを貯蔵する。クールタイム15分。
《
アクティブスキル。《吸収》で入手したリソースを指定量解き放つ。ただし、どの攻撃になるかはランダム。
《???》
このようなスキルだった。
「最後のスキルは分からないけど、随分と弱体化されたものだね……」
まあ、あのUBMの能力そのままだと、強すぎるから仕方のないことではあるけれど。
「とりあえず、試しうちと行こうか」
早速いろいろなテストをすることにした。
適当に使ってみたけれど、クールタイムの長さだけが唯一考えなければいけないところで、特に吸収できる最大ダメージ量もなさそうだった。まあ、ここはもっと強いモンスターと出会ってみてからもう一度試す必要がありそうだけど。
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翌日、レベル上げの最中にたまたまシュウと遭遇したので、UBMについて話すことにした。
『ん?そういう系のUBMってかなり等級高そうだが、そこはどうなってる?』
「等級?」
聞いたことないけど……
『ほら、名前の下に書いてあるだろ?』
そう言われたので確認してみると、
「伝説級武具って書いてあったね」
『(俺では間違いなく勝てない相手だが、この強さで伝説級?もう1段階くらい上でもおかしくはないと思うが)そう、それだ。等級を知らないってことはその伝説級がどの段階になるかも知らないよな?』
「そうだねー、説明してもらえる?」
シュウから一通りの説明を受けて、私はもう一つの疑問が生まれる。
「ってことはさ、同じ等級のUBMでも強さは全然違うこともあるってことだよね?」
『まあ、そうなるだろうな。相性もあるだろう』
「なるほどねー、相性ねー……」
私が討伐したミラトリムなんてまさにそうだ。エンブリオのスキルがたまたま噛み合っていたから倒せただけで。そういえば、本来はどう倒すUBMなんだろうね?
【ミラトリム】は能力だけ見れば間違いなく古代伝説級なのですが、HPが極端に低いという致命的な欠点があります。なので、火力の高いマスターが相打ち覚悟で特攻すると簡単に討伐できてしまうのです。
ティアンの場合はヒット&アウェイでちまちまと削っていかないといけないので面倒な敵ランキングだと5本の指に入ることは間違いないでしょうね。
本来はまだ能力があるんですが、隠された3つ目の内容にもなりますのでその時に。