魔法科高校にチート的美少女が新入生としてくるようです 作:リョカ
その後、達也君は摩利によって風紀委員に推薦され、内容を簡単に説明してもらい、放課後また、生徒会室に来るようにと半ば無理やり約束をさせられ、昼休みの話は終了した。
・・・
放課後、私と達也君は再び生徒会室に来た
「失礼します」
深雪と達也君が先に入り、私は後ろからついていった、今の私はちょっとプッツンしているなんでかってよ?そこは、まぁ、あれだよあれ、気にしたら負けってやつ…とおもっていると、一人の男の人が立ち上がって深雪の方へ歩みだす、確か…そう、服部刑部少丞範蔵副会長、長ったらしい名前だからすぐに覚えたなぁ…
「副会長の服部刑部です。司波深雪さん、生徒会へようこそ」
と、深雪に挨拶をして、私と達也君は完全に無視して席に戻る。…オイィ…ざけんなよ、副会長、流石にそれはNGでしょ…と考えていると
「よっ、来たな」
「いらっしゃい、深雪さん。達也君と涼香さんもありがとうね」
すでに完全な身内扱いで気軽に手を挙げて見せたのは摩利、ナチュラルに違う扱いを見せたのは真由美。
「早速だけど、あーちゃん、お願いね」
「……ハイ」
すでに諦めなの境地なのだろう。一瞬哀しそうに目を伏せ、ぎこちない笑顔でうなずくとあずさは深雪を壁側の端末へ誘導した。
「じゃあ、あたしらも移動しようか」
一日も経たない間に話し方が随分と変わっているような気がするが、おそらく、この蓮っ葉な方が摩利の地なのだろう、と私は思った
「えっ、摩利、どこに行くの?」
あっ…やべっ…つい言ってしまった…怒られるかな
「あのな…いくら同じ委員会に入るとはいえ…それはどうかと思うぞ、涼香…まぁいいか、お前には許可してやる、いくら言おうと変わらなさそうだしな」
…なんか…ラッキーだ…と思っていると
「それで、どちらへ?」
と達也君が聞く
「風紀委員本部だよ。いろいろ見てもらいながらのほうがわかりやすいだろうからね。この真下の部屋だ。と言っても、中でつながっているんだけど」
摩利の答えに私たちの返事は一呼吸遅れた
「「かわった作りですね」」
「あたしもそう思うよ」
そういいながら、席を立つ。が、腰を浮かせたところで静止が入った。
「渡辺先輩、待ってください」
呼びとめたのは服部副会長だ。
「なんだ、服部刑部少丞範蔵副会長」
「フルネームで呼ばないでください!」
「じゃあ、服部範蔵副会長」
「服部刑部です!」
「そりゃ名前じゃなくて官職だろ。お前の家の」
「今は官位なんてありません。学校では『服部刑部』で届が受理されています!……いえ、そんなことが言いたいのではなく!」
「まあまあ摩利、はんぞーくんにもいろいろと譲れないものがあるんでしょう」
「お前が言うなし」
私はつい素になって真由美にツッコみを入れてしまった。…その一言ではんぞーが切れたが
「渡辺先輩、お話ししたいのは風紀委員の補充の件です」
と冷静な顔で摩利に話をしていた。
「なんだ?」
「その一年生を風紀委員に任命するのは反対です」
冷静に、あるいは感情を押し殺してはんぞーが意見を述べる。摩利が眉を顰めたのはありがち縁起でもなさそうだった。
「おかしなことを言う。司波達也君を生徒会選任枠に指名したのは七草会長だ。たとえ口頭であっても、指名の効力に変わりはない」
「本人は受諾していないと聞いています、もっとも、あの、無礼な女子生徒は受諾しているそうですが、本人が受け容れるまで、正式な指名になりません」
oiミスおいなに勝手に無礼なやつだと思ってるわけ?しかも名前で呼べよ、まじでぶちころがすぞ…
「それは達也君の問題だな。生徒会としての意思表示は、生徒会によって既になされている。決定権は彼にあるのであって、君にあるのではないよ」
「過去、二科生(ウィード)が風紀委員に任命した例はありません」
そういった直後私ははんぞーの足を思い切り踏みつけた
「ぐっ…!?な、なにをする!貴様!」
と怒るはんぞーに対して、とっても、そう、とっても『いい笑顔』でこういった
「副会長、私と達也君と模擬戦をしませんか?」
「なに……?」
みんな、私と達也君を凝視する、全員の視線が集まる中、はんぞーの体はブルブルと震えて
「思い上がるなよ!補欠の分際で!」
私は罵倒を受けても笑っていた
「何がおかしい!」
「魔法師は冷静を心掛けるべき、ですよね?」
「くっ!」
はんぞーは口惜しげに息を詰まらせる
「……いいだろう。身の程を弁える必要性を、たっぷり教えてやる」
身の程を弁えるのはいったいどっちなのやら…
「…時間はこれより三十分後、場所は第三実習室、試合は非公開とし、双方にCADの使用を認めます」
「まったく…涼香、お前は無茶しすぎだ、どうせ考えなしにあそこまで言ったんだろう?」
「あはは…ばれちゃってたか…最初はお願いね」
「あぁ、わかった、涼香、『フィスト・イーター』は使うなよ?」
と、達也君が言ってくる
「了解~」
と、私は返事をする。
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