タイムカプセル   作:イオリス

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第13話 夢

それから、休憩などを取って、いよいよ記念撮影の時間だ。

 

「今日はスペシャルゲストを呼んでいるわ。お願いします。」

絵里が校門の方に礼をすると

 

「μ'sのみんながこうして学校で集まるのは久しぶりね。」

南理事長だった。

 

「ママ・・・。」

ことりは母親の登場に驚いていた。

 

「今日は、写真撮影でカメラマンをやってくれって、絵里先生にお願いされたのよ。」

理事長自らがカメラマンと言うのは、普通に考えればありえない話だ。

 

「絵里先輩、理事長にこんなことをやらせるんですか?」

真姫が呆れたように言う。

 

「ほら、理事長だって後で映るんだし、手伝ってもらってもいいかなあ、とお願いしてみたのよ。」

 

絵里も、南理事長の性格を知って、手伝いを依頼したのだ。

 

「じゃあ、みんな。集まって。」

理事長の指示で、皆が集まる。

 

立ち位置は、左から絵里、希、真姫、海未、穂乃果、ことり、花陽、凛、にこ、となる。

 

 

「最後に、これからのそれぞれの目標を書いてもらうわ。まずは、穂乃果から。」

絵里は、みんなに紙を渡す。

 

『穂むらを、東京で一番の和菓子屋にする。』

穂乃果は、実家の和菓子屋を発展させたいと言う夢を書いた。

 

『自分のブランドを確立させる。』

ことりは、世界の有名デザイナーの仲間入りを果たしたいと言う夢を書いた。

 

『日本舞踊を世界に通用するものに育て上げる。』

海未の書いた夢は、心の底から日本人としての自覚に満ちあふれているのが読み取れる。

 

 

『脳外科医として、頭の有効な使い方を発見する。』

真姫は、脳外科医の夢を書いた。

 

『絵本作家として、子どもに愛される作品を作り上げる。』

花陽は、いい母親になれそうだ。

 

『一流のトレーナーになる。』

ダンスを磨いてきた凛の夢だ。

 

『一生、介護現場でアイドル道を貫く。』

にこは、とにかくアイドルを続けるのが夢のようだ。

 

ここまでは、まあ普通だ。

 

『早く結婚する。』

絵里の切実な願いだ。

これに、皆が呆れたような目を向けると

 

「何よ、みんな!文句あるの?」

絵里が皆をにらむ。

ほとんどのメンバーが苦笑していたが

 

「えりち、夢と言うのはこういう、建設的なものにしないとあかんよ。」

 

希の書いた夢は

『結婚を誓いあった彼を幸せにする。』

 

「と言う訳や。」

希がニッコリと笑う。

 

「希、どういうことよ?この間、彼氏いないって、言ったじゃない!」

「えりちは甘いな。すぐに結婚式を上げる予定の相手がいないと言っただけや。」

絵里に意地悪な笑みを返す希。婚約はしていないとは言っていない。

 

「何よそれ!全くアテがないのは私と真姫だけってこと!?」

「私も、全くアテがない訳ではないですよ。」

真姫も話に入ってくる。

 

「実は私を好きな人がいて、その人は最高とは言わないけど、なかなか良い人なのよね・・・。」

真姫が顔を少し赤くする。

 

「真姫!あなた、理想が高かったじゃない。いつからそんなに簡単に妥協するようになったの!?」

高校までの真姫は理想が高過ぎるくらいだったため、ないものねだりだと、みんな内心思っていたくらいだ。

 

「希先輩から、バーでの絵里先輩の話を聞いた時、私も理想を高く持ちすぎるのは止めようと思ったの。」

真姫が笑みを浮かべる。

 

「ノゾミ、シャベッチャッタノォ!?」

絵里が花陽のような口調になる。

「真姫ちゃんの幸せのためにな。早く結婚した方が、子供もたくさん作りやすいのは事実やし。もちろん、事情は人それぞれやから、強制はせんよ。」

希が理由を語る。

 

「私は医者になって後悔はしていないけど、将来子どもができて、その子が育った時に、好きなことをやれるようにしてあげようと思って。」

「子供が二人以上いれば、一人が何か別のことをしたいと言っても、他の子に継がせられるでしょ。」

真姫は、音楽の道も考えたことがあり、高校時代も音楽は好きだった。

そんな葛藤をしてきた真姫だから言えることだ。

 

「なるほど・・・。でも、希・・・。私のことを言わなくて良かったんじゃない!?」

絵里は、希に向き直る。

 

「真姫ちゃんのためにもなって、良かったやないか!」

希は絵里の殺気を感じて逃げる。

「そんな問題じゃないでしょ!?・・・希、待ちなさい!」

絵里が追いかける。

 

 

そんな様子を見ていた真姫は

「誰か、絵里さんをもらってあげてよ・・・。」

どこかのぼっちな主人公みたいなセリフをしゃべった。




実は、この作品は携帯電話でpixivから移した作品です。(もちろん、私の作品ですよ。)

最初、移しがうまく行かず、読み苦しいところをお見せしまい、申し訳ありません。


では、話を変えて、絵里先生が、どこかの平塚先生みたいになっていますね。もちろん、体罰は振るいませんよ。懲戒はしますが。(学校教育法第11条)

大人になった絵里達μ'sのメンバーを、音ノ木坂学院と共に書いてみたかった、それだけのための作品です。

改めまして、ここまで読んでいただいた皆様には感謝をして、終わりにしたいと思います。
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