それぞれ誰の台詞かは選択して反転すると読めるようになります。
世間を震撼させた人気絶頂のアイドル――星野アイ殺害事件から、13年。
残された双子は悲劇を乗り越え、立派に成長していた。
星野ルビーは苺プロダクションが満を持して送り出したアイドルグループの初期メンバーとしてデビュー。
星野アクアも人気急上昇中の若手俳優として名を轟かせていた。
「へ~、意外ですね。右京さんと今をときめくアイドルと若手俳優の双子に接点があったなんて」by美和子さん
「どうせ、事件がらみなんでしょ?杉下さんのことですから」byこてまりさん
「まぁ、昔、ちょっと話したことがありましてね」by右京さん
その事件は、静かに始まっていた。
「先輩、コイツは……」by芹沢
「あぁ、間違いない。神木輝だ」byイタミン
殺害されたのは、かつてのアイドル殺害事件の犯人、神木輝。
「まさか、あの双子が?」by芹沢
「被害者遺族なら動機は十分にある。話を聞かないわけにもいかねぇだろ」byイタミン
特命係の二人も、動き出す。
「どうやら、一課のやつらは怨恨の線で動いているみたいですが、俺たちはどうします?」by亀ちゃん
「さて、どうしましょうかねぇ」by右京さん
しかし、事件の解決の糸口を見いだせぬまま、第二の事件が起きてしまう。
「神木輝の致命傷となった傷と、今回の致命傷。傷口の形状が一致した」by益子さん
「同じ凶器ってことは、まさか、同一犯による連続殺人!?」byイタミン
殺害されたのは、元B小町のメンバー、新野冬子。
「13年前の事件の関係者が次々と狙われているということですか?」by亀ちゃん
事件のカギを握るのは、伝説のアイドル、星野アイ。
「アイさんの過去を調べる必要がありそうです」by右京さん
右京と薫は手がかりを求めて古都、京都へ。
「いや~、楽しみですね。お座敷に京料理」by亀ちゃん
「君、遊びにきたんじゃないんですよ」by右京さん
アイの20年の軌跡。
「遠ざけるしかなかった……それしか、私にできることなんてなかったから」by星野あゆみ
「助けられなかった。自分可愛さに見て見ぬふりをしていた。そう言われれば否定する言葉もありません」by???
さらに、かつての事件後の神木の13年間の足跡を追う中で発生した、第三の事件。
「右京さん!!」by亀ちゃん
「一足、遅かったようです」by右京さん
しかし、真実を追い求める者は、特命係の二人だけではなかった。
「京都府警科捜研の榊です」byマリコさん
「なんだろう、絶対に会わせちゃいけない二人を会わせてしまった気がする」by日野所長
「混ぜるな危険ってやつですよコレ」by亜美ちゃん
果たして、犯人の思惑とは。
「僕としたことが……」by右京さん
一体、アイの過去に何があったのか。
「そのような身勝手な理屈が通じるとお思いですか!!」by右京さん
そして、貴方は驚愕の真実の目撃者となる。
「駄目だ。この二人、全然人の話を聞いてない」by亜美ちゃん
「ごめんね、ウチの上司が」by亀ちゃん
「いえいえ、こちらこそ」by亜美ちゃん
はい、ネタ予告です。
元日に続編を投稿したりはしません。
マリコさんは出したいですけど、推しの子に相棒に科捜研の女まで混ぜてまともな刑事ドラマのストーリーをつくるなんて趣味で書いてる凡人には無理です。
とはいえ、全く構想がないというわけではなく、実はこのネタ予告は拙作のプロットの一つを流用したものでして。
原作153話の展開に頭を抱え、色々と思案を巡らせた結果として、右京さんは真実を突き止めるものの、カミキには全く手出しができず、「いつか必ず、証拠を見つけてみせます」という形で第一部を終わりにしようと考えました。
とはいえ、それで終わりでは元々アイの事件の捜査が杜撰すぎる警視庁に対する憤りが執筆の動機のくせして原作と結果が変わらないという結局何を書きたかったのかよくわからない終わりになってしまいます。
そこで、第一部では右京が真実にたどり着くもカミキを逮捕できないEND、第二部でカミキの片寄ゆら殺害事件をきっかけに右京がカミキの密やかな連続殺人に気づき、アイの過去とカミキの過去を辿りながら様々な人物から話を聞き、カミキを追い詰めるという展開を考えていました。
まぁ、マリコさんは完全におまけ用に追加したネタですが。
相棒Season23が始まったくらいまではこのプロットで行こうかと真剣に考えていたのですが、右京さんの描写の参考にするためにSeason13の「鮎川教授の最後の授業」を見ていたところ、「そうや、右京さんなら証拠なくたって心折って勝利させることも多々あるわ」と思い出して、そこから拙作のクライマックスの展開へと繋がりました。
因みに最初期のプロットは右京さんがB小町の旧ブログにたどり着くくらいまでしか作っておらず、後は原作の展開に合わせて作っていくつもりでいました。
結果として原作の展開に苦しめられて予想以上にプロットづくりに苦しむことになったのですが。
いや、本当に紆余曲折あってプロットも何度いじくったことか。
この作品の執筆中、プロットに行き詰まる度に相棒の過去作を見返すを繰り返していましたが、何度見ても飽きない回がいくつもあり、やはり自分は相棒が好きなのだなと再認識しました。
元々、推しの子世界の警視庁への憤りがきっかけとはいえ久しぶりに沸いた執筆意欲でしたから、鈍らせないように本腰を入れて書いていた作品でしたが、気が付けば他の作品には執筆意欲はあまり向かず、この作品、というよりも相棒に入れ込んでいましたね。
この作品の執筆している途中コロナ後遺症で苦しめられた時期もありましたが、なんだかんだ最後まで書ききることができたのは近年のSeasonの中では良作の多かった相棒Season22、Season23を見てモチベーションが維持できたのと、拙作を見ていただき、感想をくださった皆様のおかげだと思ってます。
拙作最終話の後、親が警察のお偉いさんのあかねと特命係の二人には絡みがありそうな気がしますが、今のところは何も構想が浮かんでいません。
ひょっとすると推しの子アニメ第三期で新規描写が追加されて何かインスピレーションを受けて書くかもしれませんが期待しないでください。
最後に、ここまで読み続けてくださった読者の皆様へ。
途中幾度も投稿間隔が空いて、結局完結までに2年近くかかったくせして20万字くらいしかない拙作ですが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
厚く御礼申し上げます。