SAOの世界に入り込めたので、キリトくんについて行くことにします 作:annkoromochi_
デスゲームの宣告
「待ってくれ!あんた、ベータテスターだろ?」
SAOの世界に入り込んだ俺がいち早く発したセリフ、本来であればクラインという名の曲刀(刀)使いが発するもの。
「えっ?あ、まあそうだけど・・・」
「頼む!レクチャーしてくれ!イマイチよくわかってないんだよ、ソードスキルとかさ」
「ま、まあ・・・いいけど・・・」
反応は多少差異あれど、流れは変わってないからヨシ!
ていうか待てよ、ここで自分がクラインの役を取るってことは、クラインは生き残れるのだろうか?
知らねっ!そんなことどうでもいいっ!!
なんて考えてる間に、キリトくんがフィールドに連れてきてくれました。
やったね!《フレンジー・ボア》がたくさんいるよ!!
「こんな感じでいいのか?」
片手直剣を構えた俺は、とりあえずキリトの《バーチカル》を真似してみることにして、剣の位置を調節したが、・・・
「発動しない・・・」
「惜しいな。俺の構えを見てろよ」
キリトはまるで長年ずっと使ってきたかのような手つきで剣を抜き、《バーチカル》の構えをとった。
キィィィィン。
ライトエフェクトとサウンドエフェクトが発生し、キリトは剣に付き従うように、しかし自分で動いているかのように剣で突進し、ボアを仕留めた。
「なるほど・・・な・・・」
キリトの構えを間近で見たことにより、細かい部分を模倣する。
キィィィィン。
「せやぁぁぁぁっ!!!」
「いい構えだ。あとは、ソードスキルを放つ時に、自分の運動能力を乗せることでさらに威力をブーストできるっていう、システム外スキルがあるんだ」
なるほど。地味に体力が残ったのはそのせいか。
あれっ、でも俺、少しは足動かした気がするんだけどな。
もっと大幅にやらんきゃダメか。
「よしっ!慣れてきたし、レベルを1つか2つぐらい上げようぜ!」
このあとデスゲームになるのでね。ていうか今もデスゲームなんだけど。
みんながそのことを知らないうちに、狩りまくって有利になりましょう。
「そうだなっ!」
ちなみに、2つあったスキルスロットは《片手直剣》と《疾風》を取りました。
キリトパイセンが《索敵》とってくれるらしいので、必要ないかなと。
「ぃよっしゃぁ!レベル2だぜ!!」
「割り振りは・・・STR1にAGI2でいいかな」
「ふむむむむむ。俺はAGI3に振るか・・・」
「STRに振らなくていいのか?」
「いや、STRは3レベになった時に振るよ」
キリトとこんなやり取りを交わしつつ。
おっと、そろそろオープニングイベント、デスゲームの宣告の開始ですね。ここらでちょっとログアウトボタンがないことを教えますか。
「もうこんな時間か・・・悪りぃけど、飯あるから落ちるわ」
「そっか・・・俺はもうちょい潜るよ」
「おうよ!またやろうぜ!」
そして俺は自然な手つきでメニューウィンドウを出し、ログアウトボタンがあるはずの所を開く。
「あれ・・・?ログアウトボタンがないぞ・・・?」
「んなバカなことあるか・・・」
俺に続きキリトもメニューウィンドウを開くが、やはりログアウトボタンはない。
「なぜだ・・・?運営側の予期せぬバグ・・・か?」
「いや、そんな大事態が起きたら普通は即サーバー停止する筈だ。VRゲーム中にログアウトできないなんて大事態だからな」
そんなことを話していると、強制的に転移させられました。
「なっ、なんだっ!?」
〜〜
特に変わり映えもないので省きます。
カヤバーさんが喋るだけなんて許せないもんねっ!
「モチ、俺についてこい」
きちゃあ、キリトパイセンのついてこい宣言!
「恐らくここ周辺のフィールドはプレイヤーたちによって狩り尽くされるだろう。俺ならレベル2でも次の村に行ける安全なルートを知ってるから、早い段階でそこに拠点をうつしたほうがいい」
「わかった」
「よし、少し走るぞ!」