最近、感想を言ってくれる人が増えて、嬉しくなってます。すべて拝見させてもらってます。
………できれば、評価もしてほしいn(
さて、今回はかなり不穏な流れが………。
では、どうぞ!
ロイドside
ロイド「ハデス………システム?」
コックピットが急に暗くなったと思ったら、いきなりそんな文字が表示され、俺は困惑していた。
そんなシステム、聞いたことがない。
思考の海に浸っていると、いつの間にかモニターが復旧し、外の様子が見えていた。
………スレッタのモビルスーツが、フロント管理社のデミギャリソンに囲まれていた。
ロイド「何やったんだよ、あい…………つ?」
発した言葉は、続きはしたもののその声は驚愕に染まっていた。
ペイルライダーが、独りでに動き出し、ビームサーベルを構えたのだ。
ロイド「何、してるんだよ…………」
ロイドの意思に関係なく、ペイルライダーは、スレッタのモビルスーツに向かって、突進していく。
ロイド「スレッタ!避けろ!!」
ペイルライダーがサーベルを振りかぶったのと、俺の叫びは、同時だった。
スレッタside
決闘に勝って、ミオリネさんから花婿って言われて、エアリアルのこと、ガンダムっていわれて、訳分かんないです。
ロイド『何、してるんだよ…………』
スレッタ「?」
通信から、ロイドさんの声が聞こえました。何かあったんでしょうか………?
ロイド『スレッタ!避けろ!!』
スレッタ「ほぇ!?」
き、急に避けろって言われても!
と、思っていたら、何かがエアリアルの横を勢いよく通り過ぎていきました。
ミオリネ「え…………?」
その方向を向くと…………
ビームサーベルを振り下ろした状態で、ロイドさんのモビルスーツが静止していました。
………カメラアイを、赤く光らせながら。
no side
スレッタ「ろ、ロイドさん!?どうしちゃったんですか!?」
ロイド「分からない!操作を受け付けない!!」
突然の事態に、お互い困惑している。
ペイルライダーはエアリアルに向き直り、静止しているが、時々、痙攣しているような動きをしている。
ロイド「ペイル!やめろ!スレッタは敵じゃない!!」
しかし、ロイドの叫びも虚しく、ペイルライダーは再びエアリアルに向かっていく。
スレッタ「ミオリネさん、掴まっててください!」
ミオリネ「え、ええ………」
困惑するミオリネを他所に、スレッタは再びシートに座り直し、エアリアルを立たせる。
管理社パイロット「スレッタ・マーキュリー!今すぐモビルスーツから降りろ!そこのモビルスーツのパイロットもだ!」
スレッタ「下がっててください!ロイドさんを止めます!」
エアリアルは、ビームサーベルを抜き放ち、突進してきたペイルライダーを押し返そうとする。
しかし…………
スレッタ「エアリアルより、強い!?」
最初こそ押し返せていたものの、徐々に押されて来ているのだ。
スレッタ「だったら………お願い、皆!」
スレッタの声に呼応するように、エアリアルの各部から、ガンビット「エスカッシャン」を展開、ビームを放つ。
が、ペイルライダーは即座に離脱し、一度避けてから、もう一度突っ込んでくる。
エアリアルは、もう一度エスカッシャンからビームを放つが………
スレッタ「ビームを切った!?」
ペイルライダーは、ほぼ全ての攻撃を人間離れした軌道で避け、避けきれないと判断したであろう攻撃は、全てビームサーベルで切り払っていく。
そして、エアリアルに向かってビームサーベルを振り上げ、
突如、アイカメラから光が失われ、そのまま動作が停止した。
スレッタ「と、止まった…………?」
ロイド「な、何とかなったか…………」
スレッタ「ろ、ロイドさん!大丈夫ですか!?」
ロイド「俺は、何とか………」
管理社パイロット「………ロイド・エレネット。君も追加で拘束する」
ロイド「デスヨネー」
その後、2機まとめてドナドナされていった。
三日後
幹部「これより、審問会を始めます」
現在、ベネリットグループフロントの、審議室にて、審問会が開かれていた。中央に立っているのは、頭にバイザーを付けた女性と、メガネを掛けた男性だ。
デリング「シン・セー開発公社代表、レディ・プロスペラに問う。お前は魔女か?」
プロスペラ「いいえ」
デリング「ヴァナティーズ機関とのつながりはあるのか?」
プロスペラ「いいえ」
デリング「ではどうやってガンダムを作った?」
プロスペラ「エアリアルはガンダムではありません。我々シン・セーが開発した新型ドローン技術です」
デリングが放った問を、プロスペらは否定していく。
ここで、グラスレー社CEO、サリウス・ゼネリが、養子であるシャディクに目配せして、指示を飛ばす。
シャディク「先の決闘において、あの機体はパーメット流入値の基準を超えていました」
プロスペラ「もしあれがガンダムなら、データストームは、どうです?」
シャディク「検出はされていません」
しかし、ペイル社CEOの1人、ニューゲンが畳み掛ける。
ニューゲン「それだけではガンダムでないとは言えないわ」
プロスペラ「ですが断言もできません」
まさに売り言葉に買い言葉。その後も流れが続くかと思われたが…………
デリング「ならば、アナハイム・エレクトロニクス社代表、アナハイム・エレネットに問う。あのモビルスーツは、なぜエアリアルとやらを攻撃した?」
ここで、デリングが問の相手を、眼鏡の男性、アナハイム・エレネットに変える。
アナハイム「あの機体を、ペイルライダーが獲物と断定したからです」
デリング「獲物だと?」
デリングの問いに、アナハイムは冷静に返す。
アナハイム「わが社試作モビルスーツであるペイルライダーには、敵機をガンダムだと断定した時のみ、実戦仕様以外の全てのリミッターを外し、AIが独自の判断で戦闘を行う、HADESシステムが搭載されています。今回、エアリアルとやらを攻撃したのは、それが要因かと」
ニューゲン「断定はできないのかしら?」
アナハイム「機体を調べない限りは、何とも」
ヴィム「そのシステムは、信用できるのか?」
アナハイム「ガンダム………GANDフォーマットの特徴が出ない限り、発動しません。また、ガンダムと認識した機体のみを攻撃するようにプログラムされています」
どのような問がきても、アナハイムは表情を変えず、淡々と答えていく。
デリング「ならば、決まりだ。レディ・プロスペラ。あれはガンダムだ」
プロスペラ「なぜでしょう?」
デリング「ガンダムを狩るモビルスーツが反応し、そして、私がそう判断した。異論のある者は?」
こうなっては、御三家でも、不用意に発言できない。
デリング「決まりだな。あのモビルスーツは廃棄処分。パイロットは退学処分とする。それと、アナハイム・エレネット」
デリングは、アナハイムに視線を向ける。
デリング「試作モビルスーツの運用の許可、そして、今回のことは不問とする」
それだけ言って、デリングは立ち去ろうとする
………が、突如、審議室の扉が開け放たれ、1人の女子が入ってくる。
デリング「どうしてここにいる、ミオリネ?」
ミオリネ「あんたに一言言いに来たの
この、ダブスタクソ親父!!!」
ロイドside
ニカ「………それで、その後は?どうなったの?」
ロイド「その後は、連れてかれて、少し話を聞かれて、暫く監禁されて、釈放されて、今に至る」
リリッケ「大変だったんですね………」
あれから一週間。ようやく釈放された。なぜかスレッタより遅く。
本当にひどい目にあった………。飯は不味いし、布団どころか座るとこすらないし………。
ティコと同じところで一晩過ごした方が何百倍もましだ。
ロイド「てか、本当に覚えがないのか、ペイル?」
ペイル《う、うん。スレッタさんがグエルさんを倒したところぐらいから、データが無くて………。ごめんなさい。私が、ペイルライダーをしっかり把握しておかなかったせいで………》
ロイド「ペイルは悪くねーよ。俺にも落ち度はあるし………」
チュチュ「嘘だろ!?」
ニカ「?どうしたの、チュチュ?」
チュチュ「いや…………
あのスレッタって奴と、ジェタークの奴が、また決闘するって…………」
ロイド「グエルのリベンジはっや!?」
俺は、つい叫んだ。
次回予告
第九話 グエルのプライド
お楽しみに!