今回は、ロイドの家族である二人が登場します。
では、どうぞ!
ロイドside
ロイド「インキュベーション・パーティー、ねぇ………」
スレッタ「はい!もしかしたら、エランさんも来るかもしれませんし!」
あれから数日。
スレッタから、インキュベーション・パーティーのお誘いを受けた。
その理由が、エランに会いたいから。
約束から数日たっても、エランはスレッタに会いにこなかったので、スレッタの方から会いに行く、との事。
それを聞き、俺はどうすれば良いのか悩んだ。
あのエランは、もう学園どころかこの世にすらいない。仮にいたとしても、そいつはスレッタの知ってるエラン・ケレスじゃない。
だからといって、真実を伝えようにも証拠がない。録音等もしていない。
とりあえず、考えさせてくれとスレッタに伝え、集中して考えるため、ペイルライダーのコックピットへ入る。
ロイド「さて、と………どうしよう」
ペイル《真実を伝えようにも、スレッタさんには酷だよね………》
ロイド「かといって、放置しても碌なことにならないんだよなぁ………」
ペイル《………もういっそ、隠し通す?》
ロイド「ヤケになってんじゃねぇよ」
ペイル《いや、別にヤケになってんじゃないけどさ。これ程大きい問題は、私達だけじゃ、解決は難しいよ。それこそ、ペイル社に、喧嘩を売る位しなきゃ、ね。それに、サルネリアさんに協力してもらっても、それなりに時間が掛かるし。だったらいっそ、スレッタが真実にたどり着くまでは、隠したままでも、良いんじゃないかな、って》
………できない、とは言わないのな。
………でも、その方がいい気がするな。
ロイド「ま、その方が良さそうだな。アドバイスありがとうな、ペイル」
ペイル《どういたしまして♪それじゃ、インキュベーション・パーティーも行く?》
ロイド「ああ。新しいエランに挨拶しなきゃな」
そして、インキュベーション・パーティー当日
ペイル《すごい………!これがインキュベーション・パーティー!》
ロイド「来るのは、5年ぶりか………」
俺とペイル(ブレスレット)は、会場に来ていた。ちなみに、俺はタキシードを着ている。
会場には、正装に身を包んだ沢山の人と、豪華な料理が並んでいる。
………と、いうか、声のするブレスレットと会話しているせいか、若干白い目を向けられている。
流石に視線の苦行をする気はないので、そそくさとその場を去る。
あ、スレッタとミオリネだ。………と、誰だあの人?何か頭にヘルメットみたいなの被ってる女性(?)が話してる。
まあ、ミオリネがいるし、大丈夫だろうと思った俺は、取った料理を食べつつ、モビルスーツ展示場に向かった。
ペイル《………私も食べたい………》
無茶言うな。
ロイド「今回もすごいな………普段滅多に顔を出さないYOASOBI社の展示もあったし」
その後、じっくり見たいものに目星をつけ、それらを重点的に見物した後、俺は座れるところで休んでいる。と………
サルネリア「ここにいたのか、ロイド」
ロイド「お、兄貴!………と」
アナハイム「………」
ロイド「なんでよりによってお前がいるんだよ………」
そこには、兄のサルネリア。………と、一応、父親のアナハイムがいた。
サルネリア「ペイルも、元気だったか?」
ペイル《久しぶりですね、サルネリアさん。それと、父さんも》
アナハイム「………」
ちなみに、ペイルがクソ親父を父さんと呼ぶのは、一応、自分の生みの親だから、だそうだ。
てか、なんか喋れや。
アナハイム「………アスティカシアに入学させてから、お前は好き放題をしている」
ロイド「………は?」
アナハイム「自社のモビルスーツの情報を他社に流す、何度も御三家と決闘する、アーシアンとの無駄な交流。……… 少し、自分の立場を理解しろ」
ロイド「ペイルライダーの情報は誰にも理解できない、決闘など勝手にしろ、学園に関する書類は、署名以外は自分でやれ。これが入学前のお前が言ったことだ。………俺は、地球寮が楽しいと思って、あそこで暮らしてるんだ。今を生きるアーシアンのことについて、少しでも情報を得るためでもあるがな。それを、何も知らないお前が、無駄って言うんじゃねぇ!!」
俺はそれだけ言い、その場を去った。
あの後、完全にキレた俺は、クソ親父の連絡先だけをブロックし、シャトルに乗ってアスティカシアまで帰った。
そして、地球寮に帰還した俺は、ドギーバックに詰められるだけ詰めた料理を、寮のメンバーに分配し、次の日の昼間まで寝た。
そして、起きると………
ミオリネ「株式会社ガンダムは、私と皆さんで経営します。以上。よろしく」
チュチュ「はぁ!?」
スレッタ「ごめんなさいごめんなさい!うちのミオリネさんがごめんなさい!!」
ロイド「………どういう状況?」
今回から、別に言っても問題ない裏設定などを、少しずつ公開していこうと思います!
裏設定その一
ロイドは、決闘を観戦する時は、パイロットの声が聞こえないように設定している。理由?………第一話の冒頭を参照
次回予告
第十五話 俺たちの会社と新たなる因縁
お楽しみに!