アスティカシアを第四の騎士で駆ける   作:毒撒

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どうも、水星ロス真っ只中のルブリスウソーンです。

今回は、グラスレーとの対決で。

では、どうぞ!


第十六話  集団戦

ロイドside

 

 

 

 

 

ミオリネ「シャディク・ゼネリ………あんたに、決闘を申し込む!」

 

シャディク「………」

 

 

 

 

 

さて、分かりやすく、現状を説明しよう。

 

 

 

①シャディク、校則を書き換えて株式会社ガンダムを吸収しようとする。

 

②校則を書き換えたのはシャディクだと看破したミオリネが、シャディクに決闘を申し込む。

 

③それを見ながら、お茶を啜る俺。

 

 

………最早、安心感すら覚えるトントン拍子。

 

 

いや、シャディクに決闘で挑むのは良い。俺も賛成。

 

でもさ、グラスレーは集団戦特化だぞ?俺等そんなにモビルスーツ持ってないのにどうするのさ?

 

っていうか、そもそも決闘そのものはやらないだろ、ミオリネは!?

 

 

 

 

 

 

 

 

後日、マルタンから、6対6の集団戦になったと報告を受けた。やっぱりかよチクショウ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリヤ「で、どうするんだ?うちにはパイロット科は3人しか居ないぞ?」

 

オジェロ「………マルタン乗れよ。寮長だろ?」

 

マルタン「やだよ!?ガンダムに乗ったら死ぬんだろ!?」

 

スレッタ「し、死にません………!」

 

リリッケ「私、出ろって言われたので、出ま〜す!」

 

 

俺たちは、休み時間を利用して、誰が決闘に出るか話し合っていた。

 

パイロット科のスレッタ、チュチュ、俺。そして、何故か立候補してるリリッケを含め、あと2人。

 

 

ミオリネ「一旦、解散。助っ人になってくれそうな人、探してきて」

 

 

 

 

 

それで、放課後。今は、助っ人を探して、あてもなく歩いている。

 

ペイル《にしても、この学園も変わったよねぇ………》

 

ロイド「そうだな。全体的に、少しにぎやかになった気がするな。ランニングする人も増えたし、アーシアン差別も弱まってきたし、キャンプしてるやつも………待て、キャンプ?」

 

 

ふと、テントが見えた。何故?ミオリネじゃあるまいし、一体誰が………?

 

 

 

グエル「よう。どうした、ロイド?」

 

ロイド「お前かい!!」

 

 

 

 

 

 

 

ロイド「………んで、何でぼっち生活してるんだ、グエル?」

 

グエル「せめてソロキャンプと言ってくれないか!?」

 

 

グエルのテントのそばの椅子(切り株)に腰を掛け、グエルの淹れたコーヒーを飲みながら、グエルに質問する。

 

 

グエル「………自主退寮したんだ。あのまま居ても、父さんだけじゃなく、皆に迷惑をかけてしまうと思ってな」

 

ロイド「………」

 

グエル「これは俺一人の問題じゃない。あのまま居座っても、父さんに………ジェターク社に泥を塗ってしまう」

 

ロイド「………知らないことが、多すぎたんだよ。俺たち、子供には」

 

グエル「ああ。父さんのお陰で学園に入れて、少しでも父さんの、ジェターク社の助けになれたら、と思ってやっていたことが………こうまで、空回りしてしまうとはな」

 

ロイド「………俺も、似たようなもんだな。あいつがいなかったら、ペイルも造られてなかったし、今の仲間に出会うこともなかった。………いっつも気に食わないし、育児放棄したクソ野郎だけど………それでも、俺を産んでくれた親なんだな」

 

ペイル《………》

 

グエル「………よし、決めた」

 

ロイド「………?」

 

グエル「俺、退学する。子会社に入れてもらって、父さんの仕事を学びたい。もう、これ以上、ジェターク社の御曹子としてのプライドを、無くさないために。父さんに孝行するのは、その後だ」

 

 

………お前は、凄いよ。どんなに過ちを犯しても、それでも、親と会社のために、自分の身を削れる。

 

でも、俺は違う。あいつに感謝はしている事は分かった。でも、あいつは、ヴィムさんと違って、俺を道具としか見ていない。ペイルも、道具である俺の道具として造られた。

 

俺と、あいつの間に、ジェターク親子みたいなものはない。

 

俺は…………

 

 

 

ロイド「お前が羨ましいよ………グエル」

 

グエル「?なにか言ったか?」

 

ロイド「………いや。何でもない。………応援してるぞ、グエル。頑張れよ」

 

グエル「!………ありがとう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから一週間後、決闘の日。

 

 

 

 

 

 

 

ラウダ「これより、決闘をとり行う」

 

 

アリヤ『全機、発進を許可』

 

アリヤの合図によって、地球寮のコンテナが、発信していく。

 

コンテナは、全て無事に戦術試験区域にたどり着く。

 

 

アリヤ『MSコンテナ、開けるぞ』

 

 

スレッタ『はい!』

 

チュチュ『やってやんよッ!』

 

リリッケ『頑張ります!』

 

ティル『………』コクッ

 

マルタン『乗りたくなかった………』

 

ロイド「………」

 

アリヤ『………ロイド?大丈夫か?』

 

 

全員が返事を返す中、俺はただ一人、グエルのことを考えていた。

 

あの後、手続きに2日、ヴィムさんの説得に3日かけ、グエルは退学していったらしい。

 

 

………あいつは進んだんだ。俺も、前に進んでみせる………!

 

 

 

ペイル《ロイド………》

 

ロイド「………大丈夫だ。………ペイルライダー、出るぞ!」

 

 

そして、全機の発進が完了した。

 

今回、ペイルライダーは陸戦重装パックで出撃している。

 

そして、ティル、マルタン、リリッケは、ペイル社のベルメリアとかいうおばさんに貸してもらった、ザウォートに乗っている。

 

スレッタはいつものエアリアル、チュチュは、半年間続けてきた改修の末に完成した、デミ・ストライカーに乗っている。

 

 

 

 

 

そして、管制室のミオリネと、シャディクが、宣誓をする。

 

ラウダ「フィックス・リリース(決心開放)

 

 

 

決闘が始まった。

 

 

 

 

 

俺たちは、リーダー機であるエアリアルを中心とした、矢じりの陣形で進行していく。

 

 

スレッタ『ミオリネさん、私、本当に前衛でいいんですか?』

 

ミオリネ『私を信じて。もし何かあったらマルタン達を盾にして』

 

スレッタ『はい!』

 

ロイド「血も涙も無ぇ………」

 

 

ミオリネのパワハラ(?)を聞きつつ、俺たちは敵がいるであろう所に突っ込んでいく。

 

 

突如、マップに、俺達のど真ん中に敵機の反応が現れる。

 

 

全員『『『『『!』』』』』

 

ロイド「上だ!」

 

シャディク『まずは、露払いだ』

 

 

俺が叫ぶも、最後尾のチュチュに、敵機のビーム攻撃が向かっていく。

 

 

そして、そのまま分断されてしまう。

 

っていうか、今の、シャディクの機体じゃね!?

 

 

そう考えるも、前方からも敵機が迫ってくる。

 

 

サビーナ『ここで止めさせてもらうぞ、死神!』

 

ロイド「やれるもんなら!」

 

 

敵機とビーム・サーベルを交わらせつつ、俺は、前線を維持するように立ち回る。

 

 

サビーナ『中々やる………だが!』

 

アリヤ『ロイド!パイロット科以外が、全員やられた!』

 

ロイド「流石に早すぎやしないか!?」

 

 

足止めを食らっている時間は、そう長くなかったはず………予想はしてたけど、よっわ!

 

 

………待て、あいつらがやられたってことは………

 

 

レネ『こっからはあたしらも相手だよ、死神様ァ!』

 

ペイル《1対4、かぁ………》

 

 

不味い、パイロット科のエース4機相手は、流石にキツイぞ………!

 

 

4機が放つビームの雨を避けつつ、ミサイルで牽制しながら、スレッタとは一定の距離をc保つ。

 

しかし………

 

 

アリヤ『不味い、チュチュもやられた!』

 

ロイド「うっそだろオイ!?」

 

 

流石は集団戦最強のグラスレー………どんどん追い詰められてる。

 

 

サビーナ『今だ!全機、フルブラスト!』

 

3機『『『コピー!』』』

 

相手の4機は、一斉にビームを放つも、俺はスラスターを吹かせ、ジャンプして避ける。

 

ペイル《ロイド!!》

 

 

ペイルが必死に声をあげた。それと同時に、警報。

 

 

そして、後ろから倒されるように、ペイルライダーは地に落ちた。

 

その衝撃で、俺の体は前方のコンソールに打ち付けられる。

 

 

ロイド「グッ!………残骸を……倒して、足止め、か………ちょっと、ドジ………った………」

 

 

ペイル《…イド!しっかり…てロ……!ロ…ド……………》

 

 

ペイルの必死の叫びを聞きながら、俺の意識は、暗闇に落ちていった。

 

 

 




次回予告

第十七話  覚醒

お楽しみに!
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