アスティカシアを第四の騎士で駆ける   作:毒撒

23 / 61
どうも、連続投稿のルブリスウソーンです。

この話を含んで、あと2話でシーズン1編を終了します。

では、どうぞ!


第十八話  改修

ロイドside

 

 

 

 

 

ロイド「ペイルライダーの改修?」

 

マックス『ああ』

 

 

あれから二週間。会社も設立し、現在は業務中。

 

あ、あと、副社長になりました。

 

ミオリネに、「あんたくらいしか、務まる人いないでしょ」って言われて、やることになった。ちなみにリリッケが社長秘書。

 

んで、今は書類を書きながら、マックスさんと電話をしている。

 

 

マックス『いやな、一回整備をこっちでもしようと思って、送ってもらったけど、何したらこんなにフレームが劣化するんだよ。酷使しすぎだっつーの』

 

 

それを聞いて、俺は数週間前の、決闘ラッシュと二週間前のHADESの超軌道を思い浮かべた。が、言わないでおこう。

 

あと、AE社には、俺が株式会社ガンダムに就職したのは知れ渡っている。

 

 

マックス『だから、とりあえずHADESとペイルをそのままに、色々、新技術を詰め込んで、改修させてもらうぞ』

 

ロイド「それは良いんですけど、どのくらいかかります?」

 

マックス『大体、一ヶ月位』

 

ロイド「正気ですか?」

 

 

本当に正気か?デミトレーナーとかなら分かるけど、仮にも試作機だぞ?フレームもまとめて改修するのに一ヶ月って………。

 

 

ロイド「大丈夫なんですか、それ」

 

マックス『俺達だってメカニックの端くれなんだ。お前のようには出来ずとも、最善をつくすさ』

 

ロイド「んじゃ、頼みます。あ、それと、ディランザの方はどうなってます?」

 

 

俺は、ついでに思い出した、半年前のディランザについてを聞く。

 

 

マックス『今も保管してあるぞ。と言っても、フレームだけは交換させて貰ったけどな』

 

ロイド「………さいですか」

 

 

その後、マックスさんと少し話しつつ、電話を切り、書類に集中する。しかし………

 

 

 

 

プルルル………

 

 

ロイド「………ハァ、またかよ。って、この番号って………」

 

 

 

 

 

 

 

 

ジェターク寮地下 社長室

 

 

ヴィム「すまないな、急に呼び出してしまって」

 

ロイド「いえ、大丈夫です」

 

 

そう、俺はヴィムさんに呼び出されたのだ。

 

理由?俺が聞きたい。

 

 

ヴィム「なぜ、君を呼んだかについてなのだが………これを受け取って欲しい」

 

 

ヴィムさんはそう言って、俺にUSBを渡してくる。

 

 

ロイド「………何が入ってるかは、聞きませんが………。何故、俺に?」

 

ヴィム「………グエルから、君のお陰で決心ができた、と聞いてな」

 

ロイド「………!」

 

 

決心、とは、退学の話だろう。

 

 

ヴィム「別に、怒っているわけではないんだ。ただ、君になら、グエルを任せられると思ってな」

 

ロイド「………」

 

 

ヴィム「もし、俺になにかあった時は………グエルを、頼む」

 

 

ロイド「………分かってます」

 

 

その後、適当に世間話をして、俺は帰った。

 

 

………そのUSBに入っているデータが、いつかの未来、グエルの助けになるのは、また別の話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、一ヶ月と少しが経過した。

 

 

会社も軌道に乗り始め、GUND義足なども開発している今日このごろ。

 

 

そんな中、俺は、AE社のシャトルに乗り、月面のアナハイム・エレクトロニクス本社に向かっている。

 

改修したペイルライダーを、受け取りに行くのだ。

 

ブレスレットを通じて、ペイルからどんな様子かは聞いていたのだが、実物を見たほうが手っ取り早いので、わざわざ月に向かっている。

 

そして、俺は椅子に座りつつ、ミオリネからのメールを読んでいる。

 

 

 

 

From:LS001 ミオリネ・レンブラン

 

To:KP004 ロイド・エレネット

 

件名:業務報告

 

 

船を買ったわ。中古の色変えだけど、十分動くし、地球寮もとい、会社の船として利用することにするわ。

 

定期便じゃないおかげで、いくらか早く学園に帰れそう。

 

んで、こっからが本題。

 

エアリアルの改修が終わったって、連絡が来た。船に慣れるのも兼ねて、株式会社ガンダム総出で取りに行くわよ。

 

でも、多分あんたが学園に帰るときには、私達はもうプラント・クエタにつく頃だと思う。

 

だから、社長命令。新・ペイルライダー(仮称)を持って、そのままプラント・クエタに来なさい。そこで合流するわよ。異論は受け付けない。

 

P、S いつもどうり、あんたの会社から廃材だの試作品だのを、持ってこれるだけ持ってきておいて。また使わせてもらうから。

 

 

社長より、クソ親父の小言に対する怒りとストレスを込めて

 

 

 

 

 

ロイド「んなもん込めんな。俺はこれからそれを感じに行くんだっつーの」

 

 

つい、声に出てしまった。幸い、誰にも聞かれていないようで安心した。

 

っていうか、ツッコミどころと理不尽が多すぎるだろ。

 

 

 

 

 

 

なんやかんやありつつ、無事に本社に到着。

 

知り合いの人から、歓迎を受けている。

 

 

ライア「ロイド、久しぶり!背、伸びたか?」

 

アルス「ロイドくん、よく来たね!お帰り♪」

 

イリス「ロイドくんが帰ったぞー、道をあけろー♪」

 

ロイド「お久しぶりです。ライアさん、測ってないけど、多分伸びました。アルスさん、ただいま。イリスさん、そこまで人はいないので、道は開けてもらわなくても結構です」

 

 

まずは、人事課のライアさん、男勝りの女性で、ペイルライダーのテストパイロットを俺にやらせてくれた人。

 

次に、総務課のアルスさん。イケメン。一説によれば、一週間に三回は告白されているらしい。ライアさんと付き合ってるのに、何故だろう?

 

最後に、経理課のイリスさん。無邪気な女性で、センスが独創的。あと、アルスさんによると、ボクっ娘っていうらしい。意味は知らん。

 

 

マックス「おう、来たか。新しくなったペイルライダーは整備ドッグにあるから、見たいときに見ろ」

 

ロイド「マックスさん、ありがとう」

 

 

マックスさんも来て、俺の知り合いが全員集結した。

 

 

サルネリア「………ロイド、ちょっといいか?」

 

 

皆と話をしていると、兄貴が俺に声を掛けてきた。

 

 

 

 

 

 

ロイド「………んで、話ってなんだよ、兄貴」

 

サルネリア「………母さんのことについてだ」

 

ロイド「ッ!何か、分かったのか!?」

 

 

 

エミル・エレネット。

 

俺たちの母さんであり、もう既に、この世にはいない。

 

物心付く前に、その頃に協力していた会社で事故に巻き込まれ、亡くなったと聞いている。

 

が、兄貴はそれを信じず、母さんの死の真相を調査していたんだ。

 

 

サルネリア「………どうやら、母さんは、事故死したわけじゃないみたいだ」

 

ロイド「………どういうことだ?」

 

 

兄貴の言葉に、俺は疑問を浮かべる。

 

 

サルネリア「ロイドは、ヴァナティーズ事変については、どのくらい知っている?」

 

ロイド「確か、GUNDフォーマットがデリング・レンブランによって禁止されて、オックス・アースがドミニコス隊による強制執行を受けて………まさか!?」

 

 

 

 

 

 

サルネリア「ああ。協力していた会社ってのは、オックス・アース。かあさんは、事故死した訳じゃなくて、ドミニコス隊の強制執行に巻き込まれて死んだんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間後

 

 

兄貴から聞いた話について考えながら、俺は改修したペイルライダーとともに、プラント・クエタにシャトルで向かっていた。

 

 

ロイド「………で、四人は仕事抜け出してきてよかったんですか?」

 

アルス「今季は、あまり大きな仕事はないから、少しなら、ね」

 

イリス「ボクは、構わないよ!ロイドくんといるの、楽しいし!」

 

ライア「株式会社ガンダムのメンツにも、会っておきたいしな」

 

マックス「ほら、通信するから静かにしろ」

 

 

マックスさんの一言で、俺たちは静かになる。

 

 

マックス「管制室、こちら、AE社シャトル80便。入港許可を求む、どうぞ。………管制室?こちらAE社シャトル。入港許可を求む、どうぞ。………おっかしいなぁ」

 

イリス「繋がらないんですか?」

 

マックス「ああ、何でだ………?」

 

 

おかしい。通信が繋がらないなんて、整備もちゃんとしてるはず………。

 

 

そう考えた瞬間、プラント・クエタの近くに、二本の巨大な光が見えた。

 

 

ロイド「………ビーム!?」

 

イリス「まさか………」

 

マックス「………間違いない」

 

アルス「ああ………」

 

 

 

 

 

 

ライア「………戦闘だ」

 

 

 

 

 




裏設定その三

今回登場した三人の社員は、ロイドが編入する前から顔見知り。


次回予告

第十九話  進み続ける

お楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。