アスティカシアを第四の騎士で駆ける   作:毒撒

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どうも、ルブリスウソーんです。

夏休みたのちぃ。

今回は、ランブルリングのお話です。いつもよりかなり長めになっています。でもPROLOGUEよりは短いというね………。

そして、トーリスリッターにも何かが………?

では、どうぞ!


第二十一話  謎の編入生とランブルリング

ロイドside

 

 

 

 

 

 

 

アリヤ「………入寮希望?」

 

ノレア「アーシアンならここを当たれ、と」

 

 

地球寮のラウンジで、俺たちと編入生(ソフィ・プロネとノレア・デュノクというらしい)が話している。

 

 

エラン「随分と半端な時期に編入してきたもんだね」

 

 

………あと、何故かエランも。

 

 

チュチュ「てめーはさらっと輪に入んなし!」

 

アリヤ「……マルタン、ロイド。どうする?」

 

 

アリヤに聞かれ、俺は考える。

 

エランの言う通り、編入にしては中途半端な時期だ。オープンキャンパスの後ならまだ分かるが。

 

でも、そんな事は拒む理由にはならない。

 

 

マルタン「アーシアンなら、うちは歓迎だよ」

 

ロイド「賛成だ。」

 

アリヤ「なら、決まりだな」

 

ノレア「よろしくお願いします」

 

 

そう言って、マルタンとノレアは握手をした。

 

 

 

 

 

 

 

そして、夜が明け、オープンキャンパス当日となった。

 

 

俺は、ヌーノ、アリヤ、リリッケと共に、屋台で売店をやっていた。

 

 

リリッケ「搾りたての、ヤギミルクはいかがですか〜?」

 

ヌーノ「………予想はしてたけど、全然売れねぇな………」

 

アリヤ「大丈夫だ。今調合し終わった、この薬も売れば………」

 

ロイド「ヤギミルクが生理的に無理なスペーシアンが、アーシアンの薬を買うわけがねぇんだよなぁ………」

 

 

会話しつつ、俺は簡易レジに代金を入れ、ミルクを一杯飲む。

 

 

サルネリア「一杯もらえるかい?」

 

ロイド「ゴフッ!?ゲホッ、ゲホッ!!」

 

ペイル《ちょ、ロイド!大丈夫!?》

 

 

いるはずのない兄貴にいきなり声をかけられ、俺は飲んでいたミルクが思わず変なところに入って盛大にむせた。

 

 

アリヤ「ロイド、知り合いなのか?」

 

ロイド「………兄貴だよ。ってか、なんでいんの!?」

 

サルネリア「せっかくのオープンキャンパスだから来たんだが、駄目だったか?」

 

ロイド「駄目じゃねぇけど!後一杯でいいのな?お会計90円だよまいどあり!」

 

 

勢いそのまま、兄貴から金を受け取りコップを渡す。

 

 

ヌーノ「そういや、そろそろ時間じゃね?」

 

ロイド「おっ、そうだな。んじゃ、行くか」

 

リリッケ「ペイルさんも頑張りましょうね!」

 

ペイル《頑張る〜♪》

 

 

そう言って、俺達は閉店中の看板を出し、地球寮の格納庫に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セセリア『これより、オープンキャンパス特別イベント、ランブルリングを開催しま〜す』

 

 

ペイル《機体動作、問題なし。火器管制、良好。全システム、オールグリーン。発進準備完了!》

 

アリヤ『よし、全機発進!』

 

 

地球寮の船から、モビルスーツコンテナ四機が一斉に発信していく。

 

そして、戦術試験区域に到着し、コンテナのハッチが開けられる。

 

 

スレッタ『LP041、スレッタ・マーキュリー。エアリアル!』

 

チュチュ『MP039、チュアチュリー・パンランチ。デミ・ストライカー!』

 

エラン『KP002、エラン・ケレス。ファラクト』

 

ロイド「KP004、ロイド・エレネット。トーリスリッター、出るぞ!」

 

 

各機がコンテナから飛び出して着地し、臨戦態勢に入る。

 

 

ロイド「兄貴がいるんだ。カッコ悪いところは見せらんねぇ。行くぞ、ペイル!」

 

ペイル《うん!》

 

 

 

 

 

 

サリウス『ランブルリング、スタート!』

 

 

 

 

 

俺たちは、四機で固まって移動する。が、敵機は戦うどころか一斉にこちらに向かってくる。

 

 

ロイド「敵さんは一時休戦して、俺たちを先に倒そうとしてるみたいだな………」

 

スレッタ『ど、どうしましょう………?』

 

エラン『僕達三人で囮になるよ。その代わり、何かご褒美が欲しいな。二人っきりの時間とか………さ』

 

ロイド『ナンパしてねぇで、行くぞ!』

 

チュチュ『ちょ、勝手に決めんなし!』

 

 

エランは空中から新装備のライフルで、俺は低飛行しながらハイパー・ナックルバスターとシールドの三連ビーム砲、背部ビーム・キャノンで敵機を攻撃していく。

 

………よく考えたら、トーリスリッター遠距離武器が充実しまくってんな。

 

チュチュは突撃して剣ぶん回したり殴りかかったりして撹乱、スレッタはラウダのディランザに追いかけられている。

 

 

 

 

 

その時、地面のハッチが突如爆発し、ラウダのディランザに攻撃を仕掛け、そのまま押し倒した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロイド「………なんで………あの機体が学園に………ッ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

その機体は、プラント・クエタを襲撃した、ガンダムの一機だったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

ソフィ『さ、決闘を始めようよ、スレッタお姉ちゃん。それと………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リベンジマッチだよ。死神さん』

 

 

 

 

 

 

 

 

ロイド「………ソ………フィ………………?」

 

 

 

 

 

 

 

瞬間、上空からビームを撃たれ、間一髪でかわす。

 

そこには、プラント・クエタを襲撃したもう一機のガンダムがいた。

 

 

ノレア『ソフィ、さっさとやるよ』

 

 

 

ロイド「そっちはノレアかよ………ッ!」

 

 

 

 

 

ソフィ『さぁ、戦おうよ。お互いの、暴力マシーンでさぁッ!!!』

 

 

そう言って、ソフィはビームガトリングと、肩のバルカンらしきものを、フロントの外壁に乱射する。

 

直撃した部分から、外壁のホログラムが崩れていく。

 

 

セセリア『緊急事態宣言!ランブルリングは直ちに中止、戦術試験区域にいる者は、全員退避!』

 

 

流石にまずいと考えたのか、決闘委員会から、緊急事態宣言が発令される。

 

が………

 

 

 

退避しようとするクリバーリの改造機に、ノレアのガンダムがビームを放ち、正確にコックピット部分の装甲に直撃した。

 

そして、ノレアはそのままビームを照射し続ける。

 

 

………まさか

 

ノレア『スペーシアンは………皆死ね………ッ!』

 

ペイル《まずい!》

 

ロイド「頼む、間に合えぇぇぇぇぇぇッ!!!」

 

 

ビームがコックピット前の装甲を貫通する直前、間一髪で俺が割り込み、シールドで防御する。

 

 

ロイド「無事か!?」

 

パイロット『あ、あぁ………何とか………』

 

 

直ぐ様味方が駆けつけ、動かなくなった機体を放棄し、避難していった。

 

 

………ソフィ………ノレア………………ッ!

 

 

 

 

………お前達は………………ッ!!

 

 

 

 

ロイド「自分たちが何してんのか、分かってんのかよッッ!!!

 

 

 

そして、俺の声に呼応するかのように、HADESシステムが発動した。

 

 

 

 

 

 

 

no side

 

 

 

 

ノレア「時間がない………ソフィ、始めるよ」

 

ソフィ「分かってる!」

 

 

ソフィ、ノレア「「パーメットスコア、3!」」

 

 

ソフィとノレアは、機体のスコアを3まで上げる。

 

それと同時に、戦術試験区域の地面のハッチがいくつか爆発し、そこから無人MS型ガンビット、ガンヴォルヴァが出てくる。

 

 

ソフィ「今度は私もガンビット持ってきたよ。暴れろ、ガンヴォルヴァ!!!」

 

 

ガンヴォルヴァは、各機に向かって一斉にビームカービンを連射する。

 

 

チュチュ「チッ!」

 

エラン「クッ………!」

 

スレッタ「止めて下さい、皆が死んじゃう!」

 

ソフィ「モビルスーツに乗ったら人は死ぬって、学校で習わなかったのォ!?」

 

 

スレッタは説得を試みるが、ソフィは聞く耳を持たず、スレッタのエアリアルに攻撃を仕掛ける。

 

 

スレッタもガンビットで応戦するが、相手がソフィと分かっているため、直撃はさせない。

 

 

スレッタ「ソフィさん、どうして人殺しなんて………!」

 

 

一方のノレアも、ガンヴォルヴァを駆使して、エランと戦う。

 

 

ノレア「ハァ………ハァ………スコアを上げないと、あなたも死にますよ………!」

 

エラン「この顔に変えてまで生き延びたんだ」

 

 

そう言って、エランはライフルを合体させる。

 

 

エラン「ガンダムで死ぬなんて、ごめんだね」

 

 

ライフルを撃ち、ノレアと交戦する。

 

ノレアは数体のガンヴォルヴァに射撃させようとするも………

 

 

突如下から撃たれたビームが、一機のガンヴォルヴァの胴体を貫き、爆発する。

 

 

ノレア「一体、誰が………?」

 

エラン「………来たか」

 

 

ロイド「ノレアァァァァァァァァァァァッッッ!!!」

 

 

ロイドの駆るトーリスリッターが、一気に加速してノレアのルブリスソーンめがけて突っ込んでいく。

 

そのままお互いビーム・サーベルを構え、鍔迫り合う。

 

 

ロイド「なんで人を殺そうとする!なんでテロなんか起こす!!」

 

ノレア「あなたには、関係ない………ッ!!」

 

 

互いにヒット&アウェイを繰り返していく。

 

 

 

ノレア「クッ、ガンヴォルヴァ!」

 

 

ノレアはガンヴォルヴァに援護させようとするが、ガンヴォルヴァは一向にこない。

 

 

ペイル《そのガンヴォルヴァとやらは、先に潰しておいたから、後はソフィさんの近くにいる奴しかいないよ!》

 

ノレア「………チッ!」

 

 

ノレアは一時離脱し、エアリアルとルブリスウルが開けた穴から、フロント外に出ていく。

 

 

ロイド「待てッ!!」

 

エラン「よせ、深追いしすぎるな………って、聞いてないし」

 

 

エランの忠告虚しく、ロイドもそれを追いかけて、フロント外へと出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロイドside

 

 

 

 

 

フロント外へ出ると、遠くに巨大な青い半透明の球体ができていた。

 

 

ペイル《あれって、エアリアルの………》

 

ロイド「あそこにいるのか!」

 

 

向かっていくと、エアリアルと二機のガンヴォルヴァが、ソフィのガンダムに攻撃しているのが見えた。

 

だが、様子がおかしい。エアリアルはガンガン直撃させに言ってるし、ソフィのガンダムも、シェルユニットが紫色に染まっている。

 

 

ペイル《ロイド!今計測してみたんだけど、ソフィさんのガンダム、許容値をオーバーするとか言うレベルじゃないくらいのデータストームが流れてる!このままじゃ、ソフィさんが………ッ!》

 

ロイド「なんだと!?」

 

 

非情にまずい。あいつらに怒ってないといえば嘘になる。あいつらはテロリストだ。犯罪者なんだ。

 

でも、だからってあいつらが死んで良いわけじゃない。あんなでも俺の後輩なんだ!

 

 

ロイド「スレッタ、やめろ!ソフィが死ぬぞ!!」

 

スレッタ『ロイドさん!エアリアルが、急に操作を受け付けなくなって………!』

 

ロイド「な………ッ!?」

 

 

まさかの想定外。エアリアル自身がソフィを殺そうとしてるのか………!?

 

 

スレッタ『エアリアル、やめて!ソフィさんが死んじゃう!!』

 

 

 

 

あいつらは人殺しだ

 

 

でも、それしか道がなかったんじゃないのか?

 

 

大勢の人間を不幸にした

 

 

誰かから奪う幸せしか、知らなかったから

 

 

裁きを受ける時が来たんだ

 

 

そうだとしても、それはスレッタが背負うべきものじゃない

 

 

 

 

 

俺は、ソフィにもノレアにも死んでほしくない

 

 

 

スレッタに人殺しの重荷を背負わせたくない

 

 

 

………救いたい!

 

 

 

………救ってみせる!!

 

 

 

 

 

………だからッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロイド「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉッッッ!!!!

 

 

 

 

 

 

その時だった。

 

 

トーリスリッターのカメラアイとシェルユニットの色が、明るい水色へと変わったと思えば、エアリアルの半透明で水色の球体が急速に薄れていき、最終的に完全に消え去った。

 

 

 

 

スレッタ『こ、コントロールが戻った!』

 

 

 

ロイド「止………まったか………良かっ………た」

 

 

ペイル《ロイド!?ロ…ド!!し………して、ロ……!!》

 

 

そのまま、俺の意識は薄れていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エアリアルside

 

 

 

嘘だ。

 

 

ありえない。データストーム空間を、中和してかき消すなんて………。

 

 

そもそも、データストーム空間は、スコア6の僕しかできないはずなのに………。

 

 

 

………ありえないけど、可能性は一つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トーリスリッター。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………君は、僕と同じ(・・・・)なの?

 

 




裏設定その七


基本的に、この小説で描かれていない描写は、作者が原作との相違点無し、もしくはストーリーに反映されないようなところ。だから、株ガンでの義足のシーンも、本編と同じ。


次回予告

第二十二話  真実 

お楽しみに! 
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