今回から本格的に話を勧めていきます!
それと、更新頻度はむっちゃバラバラで、毎日投稿するときもあるし、一ヶ月に一回くらいのときもあるので、まあ気長に待っててくださいw
あと、この話は設定集を読んだ人が見る前提で書いているので、まだ見ていない人はぜひ見てください!
それでは、どうぞ!
死の騎士の目覚め
A,S122
数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時
モビルスーツ製造産業の最大手と言われる巨大複合企業「ベネリットグループ」が創立してから15年。御三家と呼ばれる「ジェターク社」、「グラスレー社」、「ペイル社」があり、更にその下に多数の傘下企業を抱えている。
その中の一つ「アナハイム・エレクトロニクス」から、フロント73区に建造された学園都市「アスティカシア高等専門学園」に、1人のテストパイロットが編入しようとしていた…
これは、スレッタ・マーキュリーが編入する約半年前から始まる……
「アスティカシアを第四の騎士で駆ける」
???①「あれがアスティカシア……俺の編入先かぁ……」
???②《楽しみだね、ロイド》
ロイド「まぁな」
無重力状態のモビルスーツのコックピットの中で、モニター越しにロイド・エレネットがフロントの外を眺める。
しかし、ロイドしかいないコックピットの中に、
???②《ロイド、忘れ物はない?》
ロイド「平気。来る前から確認してる。ペイルは心配しすぎ」
ペイル《その来る前の確認で、筆記用具を忘れてたのは何処の誰だっけなー?》
ロイド「ぐ……」
ロイドの話し相手になっているのは、現在進行形でロイドが乗っているモビルスーツに搭載された、女性型サポートAI、通称「ペイル」だ。ロイドとは、このモビルスーツを貰った時からの仲で、相棒とも呼べる関係になっている。
係員『まもなく到着いたします。お忘れ物なさいませんように……』
ペイル《そろそろだね、学園生活、頑張るぞ!おー!》
ロイド「おー」
ロイド「つ、疲れた……」
ペイル《お疲れ様。大変だったね……》
午前中の授業が終わり、生徒が次々と昼食を取りに行く。
そんな中、ロイド(と、ブレスレットを通して話しているペイル)はぐったりしながら食堂に向かっていた。
と、いうのもロイドは、学園に来てからすぐ実習の見学に行ったのだが……
モブ①「始めまして!何処から来たの?」
モブ②「アナハイム・エレクトロニクスの社長の息子って本当!?」
モブ③「そのブレスレット何?喋ってるらしいけど」
ロイド「あの、ちょ、待って……!」
……と、言ったふうに、どの時間も、何処へ言っても質問の嵐を食らっていたのだ。
ロイド「まさかこんな、パンダみたいにわちゃわちゃされるとは……」
ペイル《まぁ、御三家には及ばないとはいえ、ベネリットグループのAランク企業の人が来たら、こうなるのは分からないこともないけどねぇ……》
ロイド「…取り敢えず、飯行くか」
食堂に来たロイドは、昼食を受け取り、食べる場所を探していた。
ロイド「何処で食おうか…」
ペイル《席、何処も空いてないね……ん?あっちが少し騒がしいね》
ロイド「なんかあったのかな…?行ってみるか」
奥のほうが騒がしく、ロイドはそこに向かっていく。
すると、何人かが席の近くで言い争いをしていた。ロイドは聞き耳を立てて聞いてみると……
???①「だーかーらー、そこはいつも私達の座ってる席なんだけど?」
???②「アーシアン風情がうちらの席取ってんじゃねーよ!」
???③「んなの
???④「ちょっとチュチュ!やめなって!」
???⑤「すいません!すいません!すぐ退きますから!」
……状況がわからん。
ペイル《多分だけど、先に座ってた三人がアーシアンって言うのを良いことに、あとから来たスペーシアンの二人が席をとろうとしてるんじゃないかな?》
ロイド「あ~成程そういうことか許せんとっちめてやる」
ペイル《アーシアンの方?》
ロイド「スペーシアンの方!」
ペイル《だよね♪》
会話を終わらせ、ロイドは騒ぎの方へ歩いていく。
スペーシアン①「アーシアンが……調子に乗んな!!」
ロイド「はいストップ」
全員「「「「「「!?」」」」」」
スペーシアンの1人がアーシアンの1人を殴ろうとしたタイミングで俺がその拳を手のひらで受け止める。両陣営共第三者が出てくるとは思ってなかったようで、全員驚いている。
ロイド「殴るのは良くないよそこの二人?」
スペーシアン①「あんた…確か
スペーシアン②「アーシアンを庇うのはやめた方が良いよ〜。なんてったって、汚染された星に住んでるんだから、あんたも汚染されちゃうよ〜www」
そんなことをほざきながら、スペーシアンの二人は笑っている。座っているアーシアンの三人を見てみると、ピンク色の独特な髪型をした女子は歯を食いしばって握りこぶしを作っている。他の二人も、表情には出していないが悔しそうにしている。
これには堪忍袋の尾が切れた。
ロイド「へぇ……。じゃあ、お前らは野菜を育てた事ある?」
アーシアン①「……は?」
…これは、世界で俺しか言えない事。
ロイド「魚を釣ったことは?家畜を育てたことは?自分で畑を耕したことはあるか?」
スペーシアン②「……あんた何言ってるの?あたし達はスペーシアンよ。そんな事あるわけないじゃない。」
……アーシアンでもあり、スペーシアンでもある、俺にしか。
ロイド「地球の奴らは、お前らが言う汚染された星に残って、自分たちで食料を育てて、たくましく生き続けている勇敢な奴らだ、その点、スペーシアンは、努力する事もせずに地球から逃げ、食料を自分で作ろうともしない、努力を知らない、臆病者、アーシアン以下だ!」
スペーシアン①「あたしらが……
スペーシアン②「あんた、そんなに言うなら、覚悟くらいできてんでしょーね!?」
となれば、道は一つ。
この学園のルールに従って……
スペーシアンの二人、ロイド「「「決闘だ(よ)!!」」」
放課後、決闘委員会のラウンジ。今、決闘の宣誓が始まろうとしていた。
スペーシアンの二人とロイドが向かい合って立ち、その間に決闘委員会のエラン・ケレスが立っている。
U字型のソファでは、同じ決闘委員会のシャディク・ぜネリ、せセリア・ドート、ロウジ・チャンテが儀式を見守っている。
エラン「双方、魂の代償を
メル、ナリア「「2対1!」」
エラン「……ロイド・エレネット。2対1で、異論はないか?」
ロイド「……異論なし」
その後、宣誓はすぐに終わり、メルとナリア(あいつらあんな名前だったんだ)が勝ったら、俺と地球寮所属の生徒を全員退学させる、対して俺が勝ったら地球料のあの3人に謝罪してもらうことが決まった。
エラン「アーレア・ヤクタ・エスト。決闘を承認する。」
その後、グチグチ何かを言われたくなかったので、すぐさまエレベーターに乗り込んだ。あと、決闘は2時間後に行うそうだ。
ペイル《決闘の話は聞いていたけど、まさか初日にやることになるとはねぇ…》
ロイド「ま、勝てば良いんだよ勝てば。………俺が負けたら、助けたかった奴らまで巻き込んじまうからな。」
ペイル《……うん、絶対負けられないね》
話しているうちにエレベーターが着き、俺たちは降りた。すると……。
???④「あの!!」
ロイド「ん…?あ!さっきの!」
後ろから声をかけられ、誰かと思ったら、さっきのアーシアンの人たちだった。
マルタン「さっきは、ありがとう。僕は地球寮寮長、マルタン・アップモント」
ニカ「ニカ・ナナウラです。さっきはありがとうございました!」
チュアチュリー「チュアチュリー・パンランチ。さっきはありがとうな!ロイ先パイ!」
ロイド「ロイド・エレネットだ。で、こっちが……」
ペイル《ロイドのサポートAIのペイルです!よろしくね~》
そういえばしていなかった自己紹介をする。ブレスレットからペイルにもさせると、ニカが凄い速度で俺の腕ごとブレスレットを掴んだ。
ニカ「やっぱり!ブレスレットが喋るって本当なんだ!しかもサポートAI!?このサイズにどうやって!?」
このあと、ニカの気が済むまで質問され続けた。
俺は、決闘の内容を三人に伝えた。
マルタン「そ、そんな、ロイドが負けたら僕ら全員退学させられるなんて………」
ロイド「悪い、お前らに相談せずに決めて…」
ニカ「ロイドさんが謝らないでください!元はと言えば、私達が巻き込んでしまったのに……」
チュアチュリー「クソ!あーしのデミが使えれば!」
チュアチュリーは俺と同じパイロット科で、デミトレーナーを持っているらしいが、生憎改修中らしい。
ニカ「あの、巻き込んでしまったうえで、お願いして、申し訳ないんですけど……絶対勝ってください。私達に手伝えることがあれば、何でもしますので!」
チュアチュリー「あんな奴ら、ぶっ飛ばしちまえ!」
マルタン「その、よろしくおねがいします!」
ロイド「お願いされなくとも…」
俺はそう言いながら、肩の所までブレスレットを持ち上げる。
ロイド、ペイル「《俺(私)達は、絶対負けない!!》」
あっという間に二時間たち、決闘が始まろうとしていた。
パイロットスーツに着替え、愛機のコックピットに入る。
システムを起動させ、モビルスーツのアイカメラが青く発光する。俺と一緒にアスティカシアに来てくれたオペレーターさんの協力のもと、MSコンテナが戦術試験区域7番に輸送される。
オペレーター『コンテナ、開けるぞ!行って来い!』
ロイド「ありがとうございました!…行くぞ、ペイル!」
ペイル《うん、行こう!》
ロイド「KP004、ロイド・エレネット!ペイルライダー、出る!!」
エラン「これより、双方の合意のもと、決闘を行う。勝敗は、敵機全てのブレードアンテナを折った者の勝利とする。立会人は、ペイル寮のエラン・ケレスがつとめる。両者、向顔」
モニター越しに、対戦相手であるあの二人の顔が映し出される。
エラン「ロイド・エレネット。決闘の口上を」
ロイド「勝敗はモビルスーツの性能のみで決まらず」
メル「操縦者の技量のみで決まらず」
ロイド、メル「「ただ、結果のみが真実!」」
エラン「
決闘が幕を上げた。
ロイドside out
no side
メル「あいつのモビルスーツ、何処だ……?」
ナリア「何処かに隠れているの……?」
二人は一列になってディランザのホバー移動で敵機を探している。
メル「一体何処に《pi-pi-pi-》……ッ!?」
ナリア「メル!?」
敵機を探そうとメルが別の方向を向いた瞬間、コックピットに警報音が鳴り響く。咄嗟に機体をジャンプさせ、飛来してきたビームの雨を回避する。
ナリア「メル!あそこ!」
ナリアが示した方向を向くと、小山の上に敵機が佇んでいた。
メル「何…?あのモビルスーツ……?」
暗い水色と紺色で構成された、ペイル社のザウォートにも似た細身のモビルスーツ。
片手には、一般的なビームライフルよりも小型な銃、左腕には先端に二本の突起のあるシールドを持っている。
カメラアイにはバイザーがかかっており、その奥でカメラアイが不気味に光っている。
「恐い」
メルとナリアは不覚にもそう思ってしまったが、今は決闘の最中。そんな事は言ってられない。
メル「ナリアは右から攻めて!私が左から攻めて挟撃するよ!」
ナリア「り、了解!」
メルとナリアは、ビームライフルで牽制しつつ、左右に回り込む。
敵機は、シールドを使ってビームをすべて防ぐ。私達が左右に来た瞬間、敵機はスラスターを吹かせ、低空飛行の姿勢でナリアの機体に突っ込んでゆく。
ナリア「こ、このぉぉぉぉ!」
ナリアはビームライフルを捨て、ビームトーチを右手に持って敵機に突っ込んでゆく。
ビームトーチの間合いまで敵機に近づき、ビームトーチを左から右に斬りつける。
しかし、敵機は寸でのところでかがんでそれを回避し、スラスターを一気に噴射し、ディランザの腹部に膝蹴りをした。
ナリア「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
メル「ナリアッ!!」
ナリアのディランザは膝蹴りの反動で仰向けに倒れてしまった。
そして、近づいた敵機にブレードアンテナを折られてしまい、2対1から1対1になってしまった。
メル「……よくもナリアをぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」
メルは仲間をやったことによって錯乱し、がむしゃらにビームライフルを放つが、当たるはずもなく、あっという間に接近されてしまう
メル「あっ……」
そして、敵機が腰部側面から取り出したビームサーベルで、ブレードアンテナを切られてしまった。
今のメルに残っているのは、自分たちの実力ではロイドに勝てないという絶望感と、決闘に負けてしまったという事実だけだった。
no side out
ロイドside
勝った。
それが分かった時、俺が今まで感じたことがないくらい膨大な安心感を得た。
ロイド「ッッッッッしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」
ペイル《やった〜!!私達が勝った〜!!》
ペイルと一緒に勝利の余韻に浸っていると、相手から通信が来た。
メル「あ、貴方達………」
ナリア「一体、何者なの………?」
そう聞かれて、気分のいい俺はこう応えた。
ロイド「俺はロイド・エレネット!アナハイム・エレクトロニクスの社長の息子で!このペイルライダーのテストパイロットで!!今日パイロット科に編入してきた男だ!!!」
ペイル《最後の一つは、あんまり自慢できることじゃないんだけどなぁ……》
こうして、俺の学園生活は始まったのであった…………。
思いの外バカ長くなってしまった……
その上中盤らへんからだいぶ雑になってしまった……
……まぁ、いっか!
次回
原作開始前編 第一話
「住むところを探そう」
お楽しみに!