「三十話で終わらせる予定だったけど、これ終わるか………?」とか考えてる今日この頃。
今回は、アナハイムといよいよ戦い、アスティカシアに戻ります。あと、今回少し短めです。
では、どうぞ!
ロイドside
ロイド「………クシャトリヤ。それがあの四枚羽の名前か」
俺は四枚羽改めクシャトリヤと距離をおき、ビーム・ライフルとビーム・キャノンを構える。
アナハイム『ファンネル、奴を穿て』
アナハイムの声とともに、クシャトリヤのガンビッド「ファンネル」という物がこちらにビームを撃ちつつ接近してくる。
ロイド「ガンビッドなら、今まで五万と見てきたんだよ!」
俺は慌てず、リゼルの機動力と巡航形態を活かし、回転やAMBACをフル活用して回避していく。
しかし、ファンネルの物量と、リゼルの性能の限界が重なり、ビーム・ライフルを破壊されてしまう。
ロイド「だったらッ!」
俺はがら空きのクシャトリヤ本体に、腕部のグレネード・ランチャーを放つが、クシャトリヤは胸部から拡散ビームを撃ち、それを迎撃する。
だが、本命はこっちだ!
爆発の煙で見えなくなった所で、ビーム・サーベルを構え、クシャトリヤに突進する。
アナハイム『甘い』
ロイド「ッ!?」
しかし、クシャトリヤの性能は、俺の予想を遥かに凌駕していた。
クシャトリヤは、各バインダーから、サブアームでビーム・サーベルを取り出し、突進したリゼルの四肢を、瞬時に切り刻んだ。
そして、ビーム・サーベルを構え、アナハイムは言った。
アナハイム「もうお前に、価値はない」
そして、俺に向けてビーム・サーベルを振り下ろす
瞬間、俺のリゼルとクシャトリヤの間に、極太のビームが通過する。
イリス『ロイド君、戻って!離脱するよ!』
ロイド「………了解」
ごめん、ペイル。もう少しかかりそうだ。
でも、絶対に救い出すから………!
俺は、リゼルのスラスターを吹かせ、ネェル・アーガマに帰還した。
イリス『リゼル、緊急着艦完了!』
サルネリア『スラスター全開!並びに対空砲火!なんとしても振り切るぞ!』
ロイド「プロジェクト:クィン・マンサ?」
その後、なんとか振り切り、今はアスティカシアに向かいつつ、ブリッジでマックスさんに興味深い話を聞いている。
マックス「丁度、ロイド達が地球にいる頃に、月でやってた計画だ。簡単に言えば、ドローン戦争またはそれ以前の技術を復元し、役立てようってことだったんだが、結局凍結されたんだ。多分、あのクシャトリヤとかいうデカブツのファンネルは、ドローン戦争時代の技術で造られてると思う」
ドローン戦争時代の技術………か。
サルネリア「何か、特徴とかはないですか?」
マックス「大きな特徴としては、パーメットリンクを使用してないことだな。感応波っていうのを利用して、モビルスーツやドローン兵器を直感的に操作できる、サイコミュシステムってのが使われているんだ」
ロイド「実質死なないガンダムじゃんそれ………」
マックス「ところがどっこい、そう簡単に話は行かない。その感応波は、人によって適性があってな、適正の高い人は、当時でも世界に数百人程度だったそうだ」
ロイド「待って、当時の人口って宇宙も合わせて約120億でしょ?少なすぎじゃないですか」
マックス「あぁ。だが、その分操縦性は高くてな、生存力が上がって、ドローン戦争が長引いた、って訳だ」
サルネリア「ロイド。………勝てるか、親父に?」
ロイド「勝つ負けるじゃなくて、やんなきゃいけないんだよ。救いたい人がいるんだから」
サルネリア「………そうだな」
アスティカシアまで、あと2日。
裏設定その十一
ラスボスがアナハイムって事は、この作品を書く前から決まっていた。
次回予告
第二十六話 生きる理由
お楽しみに!