アスティカシアを第四の騎士で駆ける   作:毒撒

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どうも、ルブリスウソーンです。

今回は、再びロイドがアスティカシアに訪れます。しかし………

では、どうぞ!

P.S 今回、個人的には賛否両論だと思ってます。


第二十六話  生きる理由

ロイドside

 

 

 

 

 

 

それから、二日経った。

 

俺たちは、光学望遠でアスティカシアを補足できるくらいまで来た。中破したリゼルは、予備パーツを使い、なんとか修復できた。

 

それと、作業中、格納庫の奥に謎の扉を発見した。電子ロックがかかっていたため、何があるかまでは分からなかったが。

 

 

ロイド「………それじゃ、行ってくる」

 

サルネリア『気をつけろよ』

 

ロイド「大丈夫、用事だけ済ませて、さっさと戻るから」

 

 

俺は、リゼルに乗って、単機でアスティカシアへ行き、用事を済ませ、ベネリットグループのフロントへ向かうことになっている。

 

 

イリス『それじゃ、発進どーぞ!』

 

ロイド「リゼル、出ます!」

 

俺はリゼルのスラスターを吹かせ、ネェル・アーガマのカタパルトデッキから勢いよく飛び立った。

 

そして、速度を維持したまま巡航形態へと変形し、学園を目指して進んでいった。

 

 

 

 

大体、10分経った頃、フロントとの交信可能圏に入る。

 

 

ロイド「フロント管理社へ。こちら、KP004、ロイド・エレネットです。モビルスーツでの入港許可を求む、どうぞ」

 

 

しかし、何時まで経っても返答が来ない。

 

 

ロイド(なんかデジャヴュを感じる………それに、嫌な予感が………まさか!)

 

 

最悪の可能性を考え、俺はスラスターの出力を上げ、急いで学園に向かう。

 

 

フロントに近づくと、所々の外壁が破損している。時間的にも、ランブルリング時のやつがそのまま、って事は考えにくい。

 

 

ロイド「クソッ、悪い予感が的中した………ッ!」

 

 

俺は破損し、外壁に空いた穴から、学園の内部を様子見する。すると………とある物を見つけた。

 

 

ロイド「あれは………!」

 

 

 

 

 

 

no side

 

 

 

ロイドが急いで学園フロントに向かっている頃、学園は酷いことになっていた。

 

破壊され、倒壊した建物。

 

血を流し、倒れる生徒。

 

そして、撃墜されたモビルスーツの残骸。

 

 

生徒の大半は地下に避難したものの、逃げ遅れた者などは、地上に取り残されてしまっている。

 

 

そして、その上空では、モビルスーツ同士の戦闘が行われていた。

 

ノレアのルブリスソーンと、ドミニコス隊のべギルペンデが激闘を繰り広げていた。

 

 

ノレア「魔女狩り部隊が、今更!」

 

 

ノレアは高いスコアを活かし、三次元的な攻撃でべギルペンデを翻弄し、上昇していく。

 

 

エラン「ノレア、もう良いだろ!これ以上死に急ぐな!」

 

 

そこに、ルブリスウルに乗ったエランが近づく。

 

しかし、ノレアはエランに向けて攻撃を放っていく。

 

 

ノレア「じゃあ、逃げるだけのあなたは!?」

 

エラン「ッ!」

 

ノレア「ただ息を潜めてッ、見ないふりしてッ………そんなの死んでるのと同じ!!」

 

エラン「ノレア………」

 

ノレア「ソフィは生きてた!あなたとは違う!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフィ「………勝手に殺さないでよ、ノレア」

 

 

 

ノレア「え………ソ、フィ………?」

 

 

 

 

 

ルブリスウルとの通信から、ソフィの声が聞こえたことに、ノレアは思考が固まる。

 

 

ノレア「………なんで」

 

ソフィ「ノレアが部屋から出てったタイミングで目が覚めたんだよ。ま、左腕はもう駄目みたいだけどさ」

 

エラン「こいつを借りて出撃しようとした時、いきなり飛び乗ってきて、私も連れてって、って言われて連れてきたんだ」

 

 

ソフィ「………ノレア、まだ死にたいと思う?」

 

ノレア「ッ!!私は………」

 

ソフィ「私、どんな理由でも、死ぬのは怖い。けど、一人ぼっちも、同じくらい怖い。ノレアだってそうでしょ?」

 

ノレア「………うん」

 

 

ソフィの問いかけに、ノレアとルブリスソーン、そしてガンヴォルヴァは動きを止める。

 

 

ソフィ「だったら死なないでよ………!私、これからもノレアと一緒にいたい。一人になんて、なりたくないよ……………」

 

 

ソフィの悲しげな声が、通信越しにノレアの心に響く。

 

動きを止めたルブリスソーンに、エランがルブリスウルを操作して近づき、その腕を掴んだ。

 

 

エラン「………ノレア、僕と来い!」

 

ノレア「ッ!」

 

エラン「生き方が分からないなら僕が教えてやる。怖いなら側にいてやる。逃げるのが嫌なら、僕をあの絵の場所につれていけ!その先の事なんて後でいい!」

 

 

 

エラン「生きていいんだって、証明させろよッ!!」

 

 

ノレア「………!!」

 

エラン「………ソフィも来い。ノレアと一緒のほうが良いだろ?」

 

ソフィ「勿論。ノレア、行こうよ」

 

先程とは違い、ソフィの声は少しばかり楽しげだ。

 

エランとソフィの言葉で、ノレアはパーメットスコアを解除する。

 

 

しかし、それを逃さず、ドミニコス隊のべギルペンデが、ビームをルブリスソーンのコックピットに向けて放つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

本来なら、ノレア・デュノクの人生は、ここで幕を閉じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………しかし

 

 

 

べギルペンデが放ったビームの射線上に、別の方向からビームが撃たれ、互いが相殺し合う。

 

ケナンジ「何!?」

 

ノレア「一体、何が………?」

 

エラン「ノレア、今のうちに!」

 

 

その隙に、ルブリスウルとルブリスソーンは、破壊された外壁から、フロント外宙域へと離脱した。

 

 

 

 

 

 

ロイドside

 

 

ロイド「なんとか当たった………」

 

リゼルのコックピットの中で、俺は強張った体から力を抜いた。

 

 

俺が見たのは、ノレアのガンダムとそれに組み付くソフィのガンダム、そしてそれを狙撃しようとするべギルペンデ。

 

 

そこで、俺は狙撃しようとするタイミングと射角を計算し、それに当たるようにビーム・ライフルを撃ったのだ。

 

 

………これ、バレたら退学どころじゃない気がするけど良いや。

 

 

俺は、レバーを握る手に力を入れ直し、巡航形態へ変形、スラスターを吹かし、二人の逃げた方へと向かう。

 

すると、学園から離れるように、並列で移動している二機を見つけた。

 

俺はそれに追いつける位のスピードを出し、追いついたタイミングで変形、接触回線を開く。

 

 

ロイド「ソフィ、ノレア。俺だ、ロイド・エレネットだ」

 

エラン「ロイド・エレネット!?どうしてここに………!?」

 

ロイド「ちょっと待て、その声エランか!?」

 

 

なんでエランがソフィのガンダムに乗ってんだ………!?

 

 

ソフィ「………一応、私も乗ってるよ」

 

ノレア「まさか、こんなところで会うとは………」

 

ロイド「あ、そうなのか。なら丁度いい。これに掴まれ」

 

 

そう言って、少し離れて俺はリゼルを巡航形態へと変形させ、牽引用グリップを展開する。

 

二機は察してくれたようで、グリップを一本ずつ掴む。

 

 

ノレア「………私達を何処に連れて行く気ですか?」

 

ロイド「追手のこない、安全なところ。理論上はな」

 

エラン「信じて良いんだな?」

 

ロイド「俺は単にソフィとノレアを救いたいだけだ。嫌ならコックピットから出てくれて構わん。………ま、信じてくれ」

 

エラン「………ありがとう」

 

 

そうして、俺は二機のガンダムを牽引し、ネェル・アーガマへ向かった。

 

 

 




裏設定その十二

ソフィ、ノレアを救済するのは決まっていたが、この話を書く直前まで、読んでくれる方々に最も納得してもらえる方法を考えていた。


次回予告

第二十七話  過去じゃなく未来を

お楽しみに!
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