今回は、前回の続きということで、ソフィ、ノレアとの対話回です。
では、どうぞ!
ロイドside
ロイド「イリスさん、戻りました。」
イリス『待って、早くない?ほんとに用事済ませられた?』
ロイド「少し予想外の事態が発生しましてね。後、リゼルの他にガンダム二機の受け入れ準備をお願いします」
イリス『ちょっと待って!?説明を!説明をして!?』
イリスさんに大雑把に状況を伝え、俺は二機を連れてカタパルトデッキに向かう。
整備班にも伝えてくれたのか、作業用モビルクラフトが数機出てきた。
ロイド「ノレアは左の、エランは右のカタパルトに行って。話は通してあるから」
エラン「分かった」
ノレア「………はい」
三人は、抵抗することなく、それぞれのカタパルトに収容されていった。そして、俺もリゼルから降り、三人と合流した。
ノレアは俯き、ソフィは辺りを見回し、エランはいつも通りのへらへらした表情でいる。
ロイド「ここに来たからには、安心してもらって構わない。差し出す気も無いしな」
ノレア「………そう、ですか………」
ロイド「ここじゃなんだし、部屋に行くぞ」
サルネリア「ロイド、一体何があっt「はい邪魔。説明は後でするから」いやちょ、おい!」
廊下でばったりあった兄貴を軽く避け、俺たちは空きの部屋に来た。
ロイド「ここなら盗聴だの何だのの心配はないから安心してくつろいでくれ。」
エラン「んじゃ、お言葉に甘えて〜」
エランが真っ先にベッドにダイブした。躊躇がねぇな。
ロイド「んじゃ、いくつか質問させてもらってもいいか?」
ノレア「………お好きにどうぞ」
ノレアから許可(?)を得たので、質問していく。
ロイド「まず、ソフィ。左腕どうした?」
ソフィ「データストーム汚染で動かなくなった。私はまだ軽いほうだから、左腕だけとは言え、もう治らない」
ロイド「………そうか」
ソフィの言葉に、俺は少し気分が落ちる。
ソフィ「でも、あの時、あんたがエアリアルを止めてくれなかったら、もっとひどかったかもしれない。だから、そこだけは………その………ありがとう、ロイド」
ロイド「!!そっか………」
それを聞いて、俺は少しばかり嬉しく思った。
俺も、こいつらの役に立てたのか。
ロイド「んじゃ、次な。これが本命。………エランへの質問だ」
エラン「はいよ。何を聞きたいんだ?」
これは、前から気になっていたこと。
ロイド「………お前は、何人目のエラン・ケレスなんだ?」
流石に予想外だったのか、エランは言葉すら出ず( ゚д゚)ポカーンとしている。
エラン「………誰から聞いた?」
ロイド「お前の前任者」
エラン「四号かぁ………」
四号、ってことは、今目の前にいるエランは五号ってわけだ。
ロイド「なら、お前の言う四号は、どうなったんだ?」
エラン「………お察しのとおりだよ」
………やっぱりか。
エラン「………他に聞きたいことは?」
ロイド「いや、これでいい。ありがとうな」
聞きたいことも聞けたし、十分だ。
ロイド「それじゃ、こっからは取引だ」
ノレア「………取引?」
こっからは、マジの思いつきでやる。俺に出来る全てをやるって決めたから。
ロイド「お前達は、俺たちが匿って、ゴタゴタが全部終わったら地球に連れて行く」
ソフィ、ノレア「「!!」」
エラン「………良いのか?」
ロイド「これは取引だ。当たり前だが、お前達からは対価を貰うぞ」
それを聞いて、三人の顔が強ばる。
ロイド「俺が求めるのはモビルスーツ。お前達二人のガンダムをよこせ」
ノレア「………分かりました」
ソフィ「うん、良いよ。私のルブリスウルとノレアのルブリスソーン、二つともあげる」
まさかの即決。これは流石に予想外。
エラン「………良いのか?」
ノレア「逆に聞きますが、あなたが教えてくれる生き方に、ガンダムは必要なんですか?」
ソフィ「私は、どっちみち左腕が駄目だから動かすには無理があるしね」
ロイド「………交渉成立だな」
ロイド「さて、じゃあ暫くここでクラス上でのルールを言うぞ」
エラン「まず、僕達がやっちゃいけないことは?」
ロイド「勝手にこの部屋から出ること、ここの人達に迷惑をかける事、喧嘩。あとは、外出許可を出された状態だとしても、格納庫に入ることは駄目だ」
ノレア「………それ以外なら、何をしても構わないんですか?」
ロイド「基本はな」
そして、ルール説明を終えた後。
ロイド「じゃあ、俺は出ていくから、何かあったら壁のボタンを押して呼んでくれ」
そうして、俺が部屋を出る直前
ノレア「どうして、ここまでしてくれるんですか?」
ロイド「俺がお前達を救いたいから。後は、お前達が求めている物のために進んでいるから」
ソフィ「求めてる………物のために………?」
ロイド「お前達は、エランの助けがあったとは言え、目標を手に入れた。自分の未来を、夢を求めて進む様になった。今までの、過去とは違うやり方でな。たとえ、それが傍から見たら間違いだったとしても、俺はお前達を支えてやりたい。自分の足で歩き続けて、お前たちの言う生きる理由を、求めているもののために進み続けるやつを、俺は応援したい、ただ、それだけだ」
そう言って、俺は出ていった。
ロイド「………だからこそ、俺は過去に、お袋に縛り続けられて生きている
三人に聞こえないくらい、小さな声でそう言いながら。
裏設定その十三
小説投稿が遅い場合は、作者が学校で忙しい場合か、ネタが無い場合の二択。因みにこれは、見切り発車故の計画性のなさが原因だったりする。
次回予告
第二十八話 繋がる絆
お楽しみに!