アスティカシアを第四の騎士で駆ける   作:毒撒

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どうも、ルブリスウソーンです。

今回は、決戦前夜の後編、スレッタやミオリネとの会話、ロイドの新機体のお話です。


第三十話  決戦前夜 後編

ロイドside

 

 

 

 

 

ラジャン「………では、作戦会議を始めます」

 

 

その後、俺とグエルは、スレッタとミオリネと合流し、作戦会議に赴いた。

 

 

ケナンジ「まず、敵の戦力ですが、ガンドノードと呼ばれる無人モビルスーツが、およそ数百機、そして、ガンダム・エアリアル改修型です。また、先の議会連合との戦闘では、トーリスリッターと緑色の大型機も確認できました」

 

ロイド「!その戦闘の、映像はありますか?」

 

ケナンジ「画面に写します」

 

 

そして、会議室の立体ディスプレイに、戦闘の様子が映し出される。

 

包囲された議会連合の艦隊に、ガンドノードがビームを連射している。

 

 

そして、その弾幕を掻い潜り、トーリスリッターと緑色の大型機、クシャトリヤが艦隊に接近、武装を使いこなし、艦隊を蹂躙していく。

 

 

………ノーラ。

 

 

ケナンジ「………対して、こちらの戦力は………」

 

 

ロイド「ネェル・アーガマ、その搭載モビルスーツ12機、地球寮の移動母艦、デミバーディング、そして………」

 

ミオリネ「………キャリバーン」

 

グエル「あとは、俺のダリルバルデⅡだな」

 

ラジャン「………では、どの様な戦略をとりましょう?」

 

 

………こっからは、俺の出番だな。

 

 

ロイド「まず、戦闘開始とともに、ネェル・アーガマの特装砲「ハイパーメガカノン」で先制攻撃します。この武装は一発撃つごとに、ユリシーズ戦艦一隻分のエネルギーを使用して発射する兵装、威力は確かなものです」

 

ケナンジ「しかし、敵はガンドノードを複数機用いることで力場を発生させ、ビームを弾く事ができます。例えガンドノードの数は減らせても、クワイエット・ゼロへの直撃は、期待できませんが………」

 

ロイド「ま、ガンドノードの数を減らせるなら十分です。それで、防御する場合は、ある程度ガンドノードを密集させる必要があるはずです。なので、その隙をついて、俺の機体とキャリバーンを戦線に投入、強襲して、場をかき乱します。スレッタ、やれるな?」

 

スレッタ「はい、任せて下さい!」

 

ラジャン「お待ち下さい」

 

 

ここで、ラジャンさんからストップがかかる。

 

 

ラジャン「データストーム空間で活動できるのは、ガンダムのスコア5以上、つまりキャリバーンだけの筈。ロイド様のトーリスリッターは敵の手に渡っています。何か、別の機体があるのでしょうか?」

 

 

あ、そういう事。確かに他の人には言ってなかったわ。

 

 

ロイド「あります。かつて、AE社がペイルライダーを開発するに当たって製造された、プロトタイプ。うちのクルーが、倉庫の奥から引っ張り出してくれまして。俺は、それに乗ってシステムを起動させ、スコア5で突入します」

 

 

ラジャン「了解しました」

 

 

その後、ミオリネ達がデミバーディングに牽引してもらい、直接クワイエット・ゼロに乗り込むという無茶だけど最適解な作戦を聞き、一時解散、各自で準備を進めることとなった。

 

俺はネェル・アーガマに戻り、俺の機体の調整をしようとする。

 

 

………と

 

 

スレッタ「あの、ロイドさん」

 

ミオリネ「今、ちょっといい?」

 

ロイド「うん?」

 

 

スレッタとミオリネに呼び出しを食らった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミオリネ「………改めて思うと、この三人だけで話すのは初めてね」

 

スレッタ「そう言えば、そうですね」

 

ロイド「まぁ、そうだな。で、俺を呼び出した理由は?」

 

スレッタ「私達、聞きたいことがあって………」

 

 

………俺、スレッタとミオリネが気になることなんて言ったか?

 

 

ミオリネ「ロイド、あんたは、怖くないの?」

 

ロイド「戦いが、か?」

 

ミオリネ「えぇ」

 

 

………ミオリネの問いかけに、俺は少し考える。

 

 

ロイド「………正直な話、怖い。自分が、もしくは手伝ってくれた人たちが、死ぬんじゃないか、とは考えてた」

 

ミオリネ「だったら…………」

 

 

何故、とミオリネに聞かれる前に、俺は答える。

 

 

ロイド「それでも、大切な人を救うって、決めたから。ビビって止まってる場合じゃない、って思ってたから。だから、俺は進み続ける。自分にできる事をして、ペイルを………ノーラを取り戻すために」

 

 

ミオリネ「………あんた、心は弱いくせに、決意だけは一級品ね」

 

ロイド「うっせーよ」

 

スレッタ「………絶対、成功させましょうね」

 

ロイド「………おう」

 

 

俺は、スレッタとミオリネと、Y字の様な形でグータッチをして、二人と別れた。

 

 

 

 

 

マックス『………じゃ、テストを始めるぞ』

 

ロイド「はい!」

 

 

現在、俺は例の機体のコックピットにいる。

 

 

白と紺、所々に赤の入ったカラーリング。

 

額に当たる部分の、赤い五角形には、型式番号が書かれており、そこからV字に、黄色のブレードアンテナがある。

 

ペイルライダーの物に比べ、一回り大きいバックパック。

 

 

 

RX80PR-0  ペイルライダー・キャバルリー

 

 

それが、この機体の名前。

 

AE社の開発した、ペイルライダーのプロトタイプ。

 

 

ロイド「行きます………HADES!」

 

 

音声認識に反応して、システムが立ちあがる。

 

 

 

 

 

 

HADES-G S1

 

 

 

システムが起動し、カメラアイとシェルユニットが、赤く発行する。

 

 

その瞬間、トーリスリッターのHADESとは比べ物にならないほどのデータストームが、俺の頭に流れ込んでくる。

 

 

ロイド「グッ………!?あ、がァァァァァァァァァァァァァッッッ!!ハアッ………ハアッ………ハアッ………ハアッ………ッ!」

 

 

オペレーター①『パーメットスコア4、クリア!』

 

オペレーター②『ッ!データストーム流入値、許容範囲をオーバー!このままでは、パイロットが………!』

 

マックス『クッ………!駄目なのk「続けてッ!!」ッ!?ロイド、しかし………!』

 

 

画面越しに、マックスさんの悲痛な表情が見える。

 

 

ロイド「俺はッ………大丈夫ですから………ッ!このまま続けて下さいッ………!!」

 

 

俺は、呼吸を荒らげながらも、少しずつ言葉を絞り出す。

 

 

………俺は、誓ったんだッ………!

 

 

ノーラを、救うって………ッ!

 

 

あいつは、俺を救ってくれた………!

 

 

だから、今度は俺の番だ………ッ!

 

 

 

ロイド「だからッ………!お前は………ッ!………俺の力になれッ!」

 

 

瞬間、シェルユニットの輝きが、最高にまで高まる。

 

 

 

オペレーター①『パーメットスコア5、クリア!』

 

オペレーター②「パイロットのデータストーム流入、安定してきました!」

 

マックス『………よくやったな、ロイド』

 

ロイド「はい………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロイド「今行くぞ………待ってろ、ノーラッ!!」

 

 




裏設定その十六

ペイルライダー・キャバルリーは、本来ならブルーディスティニー三号機が出る予定だったが………

作者「アスティカシアを第四の騎士で駆けるっていうタイトルだし、ちゃんとペイルライダー系にしたほうが良い気がする」

って事で、急遽変更された。


次回予告

第三十一話  決戦

お楽しみに!
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