今回は、グエルとラウダがメインの話になっております。
では、どうぞ!
no side
グエル「ラウダ………!?どうしてお前がシュバルゼッテに………!?」
グエルは、突然ラウダがシュバルゼッテに乗り自身を助けたことに、驚きを隠せない。
ラウダ「兄さん………どうして兄さんは、いつも話してくれないんだッ!?」
グエル「ッ!」
ラウダは、クシャトリヤを警戒しつつも、グエルに言葉を投げつける。
ラウダ「兄さんはいつもそうだ。自分の問題だって決めつけて、誰にも頼らず背負い込んで………なんで頼ってくれないんだ!父さんの事も………この戦闘の事も!」
グエル「ラウダ………」
ラウダ「………後ろめたかったのか、僕が頼るに値しなかったのかは分からないさ………だけど!!」
ラウダはそう言うと、シュバルゼッテのスコアを2に上げ、ガーディアンを分離、ドロウ形態で展開する。
ラウダ「僕は兄さんの役に立ちたい!頼ってもらいたい!兄さんの背負ってるものを………僕にも背負わせてくれよ!!僕は………兄さんの為なら………ガンダムにだって………ッ!」
ラウダはそう言い、クシャトリヤに攻撃を開始した。
アナハイム「チッ………!」
アナハイムは、クシャトリヤを操作し、攻撃を全て回避していく。
ラウダ「これが………ガンダム………!この力があれば………兄さんの役に立てる………ッ!!」
グエル「やめろ、ラウダ!ガンダムは………シュバルゼッテはお前の命を………ッ!」
ラウダ「構わないさ………僕の命で………兄さんの役に立てるなら………あの時の恩返しができるならッ!!」
グエル「………クソッ!」
グエルはダリルバルデⅡを動かし、ラウダとアナハイムの戦いに割り込んだ。
その時、グエルはふと、出撃前の話を思い出していた。
ロイド「ガンダムの止め方ぁ?」
グエル「万が一の為に、聞いておこうと思ってな」
ロイド「それこそアンチドートじゃないか?AE社も、一時期研究してたらしいし。あ、それで思い出した。今のうちに伝えとくか」
グエル「なんだ?」
ロイド「マックスさんが、ダリルバルデⅡに、対ガンダム用の兵器を試験的に搭載した、って言ってたぞ」
グエル(それが効けば………ラウダを止められるかもしれない!)
ラウダのシュバルゼッテに向かい、グエルのダリルバルデⅡは向かっていくが、ラウダはそれを避け、クシャトリヤへの攻撃し続ける。
ラウダ「兄さん………なんで邪魔するんだ!?僕は兄さんの役に立ちたくて………!
」
グエル「だったらガンダムなんかに乗るな!」
ラウダ「こうでもしなきゃ………兄さんは頼ってくれないだろ!?」
グエル「クッ………!」
次第に、ラウダはクシャトリヤではなく、ダリルバルデⅡに矛先を向けていく。
ラウダ「………初めて会った時………僕は兄さんに心を救われた………!だから!!」
ラウダは、ガーディアンをマリオネット形態に変え、ビームブレイドを構える。
ラウダ「今度は僕が兄さんを救う!!僕が………兄さんを助けてみせるんだァァァァァァ!!!」
グエル「………ッ!」
ラウダは、ダリルバルデⅡに向けて、ビームブレイドを突き刺すように前に出す。
しかし、グエルはそれを避けて脇で抱え、シュバルゼッテを捕まえる。
グエル「もうやめろ、ラウダッ!!!」
そして、グエルはダリルバルデⅡのマニピュレーターでシュバルゼッテの頭部を掴み、対ガンダム用兵装「アンチドート・インジェクター」を起動する。
そして数秒経ち、シュバルゼッテのシェルユニットから、光が完全に消えた。
ラウダ「い、一体、何が………?」
グエル「………ラウダ、すまなかった」
ラウダ「兄、さん………?」
困惑するラウダを落ち着かせるような話し方で、グエルは言葉を紡ぐ。
グエル「俺は、怖かったんだ。お前達を傷つけてしまうんじゃないか、父さんを見殺しにしたのを許してくれないんじゃないか、って………。でも、もう逃げない」
ラウダ「兄さん………僕は………ッ!」
グエル「だから………もう、ガンダムになんて乗るな」
ラウダ「ごめん、兄さん………ごめん………ッ!」
だが、その隙を逃さない者がいた。
アナハイム「手数は減らさせてもらおう」
アナハイムは、クシャトリヤでビーム・サーベルを展開し、ダリルバルデⅡとシュバルゼッテに突っ込んでいく。
ラウダ「ッ!兄さん!」
グエル「ッ!」
ラウダは咄嗟にシュバルゼッテでダリルバルデⅡを押し、クシャトリヤとは逆方向に流す。
そして、シュバルゼッテにクシャトリヤのビーム・サーベルが突き刺さる
………………かと思われたが
寸での所で、ダリルバルデⅡのイーシュヴァラ・リビルドが割り込み、防御する。
グエル「………過ちは、繰り返すものかァァァァッ!!!」
クシャトリヤを押し返し、グエルはビームコンポジットをサーベルモードにして突っ込む。
クシャトリヤもビーム・サーベルで応戦し、宇宙空間であることを利用した、多次元的な動きで何度も切り結んでいく。
しかし、一瞬の隙を逃さず、クシャトリヤがビームガトリングガンを放とうとする。
その瞬間、横から飛来したビームが、クシャトリヤのビームガトリングガンを正確に撃ち抜いた。
フェルシー「グエル先輩はやらせないっスよ!!」
グエル、ラウダ「「フェルシー!?」」
そう、ビームを放ったのは、ディランザに乗ったフェルシーだった。
アナハイム「………」
アナハイムは何も言わず、クワイエット・ゼロに向かって飛んでいった。
グエル「ありがとう、フェルシー。助かったよ。それで、ミオリネ達は?」
フェルシー「………さっき、お二人が兄弟喧嘩してる間に、クワイエット・ゼロに向かってったっスよ」
グエル、ラウダ「「………ごめんなさい」」
何か嫌なものを感じたのか、二人揃って、フェルシーに謝った。
フェルシー「とりあえず、一回待機っスよ」
グエル「あぁ、そうだな」
グエル(ロイド、頑張れよ………!)
偶にはおまけ
XMS-Dダリルバルデ・Ⅱ
ディランザ(一般機)をベースに、ダリルバルデのデータとAE社の技術を組み合わせて完成した、グエルの専用機。半年以上を掛けて製造されたため、スペックはトップクラス。
全長:19.5m(勘)
総重量:73.1t(勘)
制限時総推力:101000kg(ZZガンダムと同程度)
リミッター解除時総推力:155200kg(サイサリスと同程度)
製造:アナハイム・エレクトロニクス
武装
ビームコンポジット
イーシュヴァラ・リビルド
頭部ビーム・バルカン
掌部アンチドート・インジェクター
脚部内蔵ビーム・クロー
次回予告
第三十三話 ノーラの思い
お楽しみに!