アスティカシアを第四の騎士で駆ける   作:毒撒

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どうも、ルブリスウソーンです。

今回は、グエルとラウダがメインの話になっております。

では、どうぞ!


第三十二話  兄と弟

no side

 

 

 

 

 

 

 

グエル「ラウダ………!?どうしてお前がシュバルゼッテに………!?」

 

 

グエルは、突然ラウダがシュバルゼッテに乗り自身を助けたことに、驚きを隠せない。

 

 

ラウダ「兄さん………どうして兄さんは、いつも話してくれないんだッ!?」

 

グエル「ッ!」

 

 

ラウダは、クシャトリヤを警戒しつつも、グエルに言葉を投げつける。

 

 

ラウダ「兄さんはいつもそうだ。自分の問題だって決めつけて、誰にも頼らず背負い込んで………なんで頼ってくれないんだ!父さんの事も………この戦闘の事も!」

 

グエル「ラウダ………」

 

ラウダ「………後ろめたかったのか、僕が頼るに値しなかったのかは分からないさ………だけど!!」

 

 

ラウダはそう言うと、シュバルゼッテのスコアを2に上げ、ガーディアンを分離、ドロウ形態で展開する。

 

 

ラウダ「僕は兄さんの役に立ちたい!頼ってもらいたい!兄さんの背負ってるものを………僕にも背負わせてくれよ!!僕は………兄さんの為なら………ガンダムにだって………ッ!」

 

 

ラウダはそう言い、クシャトリヤに攻撃を開始した。

 

 

アナハイム「チッ………!」

 

 

アナハイムは、クシャトリヤを操作し、攻撃を全て回避していく。

 

 

ラウダ「これが………ガンダム………!この力があれば………兄さんの役に立てる………ッ!!」

 

グエル「やめろ、ラウダ!ガンダムは………シュバルゼッテはお前の命を………ッ!」

 

ラウダ「構わないさ………僕の命で………兄さんの役に立てるなら………あの時の恩返しができるならッ!!」

 

グエル「………クソッ!」

 

 

グエルはダリルバルデⅡを動かし、ラウダとアナハイムの戦いに割り込んだ。

 

 

その時、グエルはふと、出撃前の話を思い出していた。

 

 

 

 

 

 

 

ロイド「ガンダムの止め方ぁ?」

 

グエル「万が一の為に、聞いておこうと思ってな」

 

ロイド「それこそアンチドートじゃないか?AE社も、一時期研究してたらしいし。あ、それで思い出した。今のうちに伝えとくか」

 

グエル「なんだ?」

 

 

ロイド「マックスさんが、ダリルバルデⅡに、対ガンダム用の兵器を試験的に搭載した、って言ってたぞ」

 

 

 

 

 

 

グエル(それが効けば………ラウダを止められるかもしれない!)

 

 

ラウダのシュバルゼッテに向かい、グエルのダリルバルデⅡは向かっていくが、ラウダはそれを避け、クシャトリヤへの攻撃し続ける。

 

 

ラウダ「兄さん………なんで邪魔するんだ!?僕は兄さんの役に立ちたくて………!

 

グエル「だったらガンダムなんかに乗るな!」

 

ラウダ「こうでもしなきゃ………兄さんは頼ってくれないだろ!?」

 

グエル「クッ………!」

 

 

次第に、ラウダはクシャトリヤではなく、ダリルバルデⅡに矛先を向けていく。

 

 

ラウダ「………初めて会った時………僕は兄さんに心を救われた………!だから!!」

 

 

ラウダは、ガーディアンをマリオネット形態に変え、ビームブレイドを構える。

 

 

ラウダ「今度は僕が兄さんを救う!!僕が………兄さんを助けてみせるんだァァァァァァ!!!」

 

 

グエル「………ッ!」

 

 

ラウダは、ダリルバルデⅡに向けて、ビームブレイドを突き刺すように前に出す。

 

 

 

しかし、グエルはそれを避けて脇で抱え、シュバルゼッテを捕まえる。

 

 

 

グエル「もうやめろ、ラウダッ!!!」

 

 

そして、グエルはダリルバルデⅡのマニピュレーターでシュバルゼッテの頭部を掴み、対ガンダム用兵装「アンチドート・インジェクター」を起動する。

 

そして数秒経ち、シュバルゼッテのシェルユニットから、光が完全に消えた。

 

 

ラウダ「い、一体、何が………?」

 

グエル「………ラウダ、すまなかった」

 

ラウダ「兄、さん………?」

 

 

困惑するラウダを落ち着かせるような話し方で、グエルは言葉を紡ぐ。

 

 

グエル「俺は、怖かったんだ。お前達を傷つけてしまうんじゃないか、父さんを見殺しにしたのを許してくれないんじゃないか、って………。でも、もう逃げない」

 

ラウダ「兄さん………僕は………ッ!」

 

グエル「だから………もう、ガンダムになんて乗るな」

 

ラウダ「ごめん、兄さん………ごめん………ッ!」

 

 

 

だが、その隙を逃さない者がいた。

 

 

 

アナハイム「手数は減らさせてもらおう」

 

 

 

アナハイムは、クシャトリヤでビーム・サーベルを展開し、ダリルバルデⅡとシュバルゼッテに突っ込んでいく。

 

 

ラウダ「ッ!兄さん!」

 

グエル「ッ!」

 

 

ラウダは咄嗟にシュバルゼッテでダリルバルデⅡを押し、クシャトリヤとは逆方向に流す。

 

 

そして、シュバルゼッテにクシャトリヤのビーム・サーベルが突き刺さる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………かと思われたが

 

 

寸での所で、ダリルバルデⅡのイーシュヴァラ・リビルドが割り込み、防御する。

 

 

グエル「………過ちは、繰り返すものかァァァァッ!!!」

 

 

クシャトリヤを押し返し、グエルはビームコンポジットをサーベルモードにして突っ込む。

 

クシャトリヤもビーム・サーベルで応戦し、宇宙空間であることを利用した、多次元的な動きで何度も切り結んでいく。

 

 

しかし、一瞬の隙を逃さず、クシャトリヤがビームガトリングガンを放とうとする。

 

 

 

 

その瞬間、横から飛来したビームが、クシャトリヤのビームガトリングガンを正確に撃ち抜いた。

 

 

 

フェルシー「グエル先輩はやらせないっスよ!!」

 

 

グエル、ラウダ「「フェルシー!?」」

 

 

そう、ビームを放ったのは、ディランザに乗ったフェルシーだった。

 

 

アナハイム「………」

 

 

アナハイムは何も言わず、クワイエット・ゼロに向かって飛んでいった。

 

 

グエル「ありがとう、フェルシー。助かったよ。それで、ミオリネ達は?」

 

フェルシー「………さっき、お二人が兄弟喧嘩してる間に、クワイエット・ゼロに向かってったっスよ」

 

グエル、ラウダ「「………ごめんなさい」」

 

 

何か嫌なものを感じたのか、二人揃って、フェルシーに謝った。

 

 

フェルシー「とりあえず、一回待機っスよ」

 

グエル「あぁ、そうだな」

 

 

 

グエル(ロイド、頑張れよ………!)

 

 




偶にはおまけ


XMS-Dダリルバルデ・Ⅱ

ディランザ(一般機)をベースに、ダリルバルデのデータとAE社の技術を組み合わせて完成した、グエルの専用機。半年以上を掛けて製造されたため、スペックはトップクラス。


全長:19.5m(勘)

総重量:73.1t(勘)

制限時総推力:101000kg(ZZガンダムと同程度)

リミッター解除時総推力:155200kg(サイサリスと同程度)

製造:アナハイム・エレクトロニクス

武装


ビームコンポジット

イーシュヴァラ・リビルド

頭部ビーム・バルカン

掌部アンチドート・インジェクター

脚部内蔵ビーム・クロー



次回予告

第三十三話  ノーラの思い

お楽しみに!
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