学校とかバイトで忙しく、ここまで待たせてしまいました。
しばらくは頻度が落ちますが、ちゃんと完結はさせますので、気長にお待ち下さい。
では、どうぞ!
ロイドside
飯も食ったし、これからの事を考えるか。
使えそうな道具はない。ベッドも固定されてるし、それ以外に物もない。
………とりあえず、当面の目標は、どうにかしてスレッタ達に居場所を伝えることだな。どれだけ時間が掛かる事やら………。
さて、ひとまず情報を整理しよう。
ペイルとの会話によれば、恐らくここの奴らはSDMという名の傭兵集団。傭兵ってことは、必ず雇い主がいるはずだ。恐らくそいつが、ミオリネを殺そうとしている。
そいつをひっ捕らえてカテドラルor議会連合に突き出せばOKだな。
そんな事を考えていると、ドアが開き、あいつが入ってくる。
レイラ「………部屋を出て、私についてきて」
ロイド「………は?」
レイラ「働かざるもの、食うべからず。今のは良いけど、次からご飯を食べたかったら、ちゃんと働いてから食べて」
そして、あいつは部屋を出ていく。
ロイド「………俺、本当に捕虜なんだよな?」
俺は疑問を抱きつつ、後に着いていった。
そして着いたのは格納庫であろう場所。
俺が戦った量産型のモビルスーツや資材の周りを、整備士達が無重力を利用して縦横無尽に飛び回って作業している。
レイラ「あなたはここじゃない。もう少し先だから、着いてきて」
ロイド「わーってますよ………って、ん?」
俺はふと、一機のモビルスーツのコックピット周りに人が密集しているのに気がついた。
俺はレイラを無視し、その場で止まり聞き耳を立てる。
整備士①「どうなってんだよ、上手く起動しないぞ?」
整備士②「どういう事だ………?整備はちゃんと出来てるのに………」
なるほど。つまり俺の出番か。
ロイド「ちょっくら働いてくるから、そこで待っててくれ」
レイラ「え?な、ちょっと、待って………!」
騒ぐレイラを無視し、俺はそのモビルスーツに向かう。
ロイド「失礼しますよー、っと」
整備員②「な、何だお前!?」
整備員③「おい、こいつこないだの捕虜じゃねぇか!」
整備員達を押しのけ、俺はコックピットに座る。
整備員①「おい、何やってんだお前!!とっとと降りろ!!」
ロイド「まぁまぁ、見てなさいって。って、このコックピットは………ユニバーサル規格なのか。これはありがたい」
コンソールを展開し、チェックを始める。
ロイド「どれどれ………オート姿勢制御は正常、ジャイロセンサーも問題無し。なら、配線接続をチェック………駄目か。なら、システムチェック………お、動作プログラムに問題、これか。うーわ、延々とループするようになってるし。そりゃ起動しないわけだな………ここのプログラムを書き換えて、っと………」
俺は問題のプログラムを書き換え、機体を再起動させる。
すると、モビルスーツらしい起動音がなり、モビルスーツが起動する。
整備士④「お、おい………起動したぞ!」
整備士③「すげぇ………俺等で出来なかったのを、あんな一瞬で………」
ロイド「これでちゃんと動きますから。下手にプログラムをいじるのは推奨しませんよ」
そう言って、俺はコックピットを出て、待っているレイラの元へと向かう。
レイラ「………あなた、何のつもり?」
ロイド「何って、働いてきたんだ。お前の言う通りな」
俺がそう言うと、レイラはため息をつく。
レイラ「………大体、あなたがどういう人間なのかが分かった気がする」
ロイド「そりゃ、どうも」
そう言って、再び進んでいく。
その後、コンピュータールームみたいな所に連れて行かれ、変なプログラムを解く作業をさせられた。
理由や概要を聞いても教えてくれず、只々プログラムをいじったりしていた。
ある程度やっていると、飯と一緒にいきなり元の部屋に戻された。
その後、飯を食いながら考えていた。
………警備がザル過ぎる。
仕事に関しても、捕虜にやらせるような内容じゃないし、モビルスーツの近くを通らせるのも無軽快過ぎる。まぁ、こちらも流石に無理だと判断はしたけども。
お陰であの量産型モビルスーツの情報も密かに入手できた。
GX-81 ジーライン。
ざっくり言えば、装備換装ができる汎用性重視モビルスーツってところか。
スペック、武装、換装ユニットの詳細まで、全てではないものの大部分が頭に入った。
スペックはかなりヤバい。ジェガンと同等かそれ以上とかすげぇな。
でも、ならなんでベネリットグループで話題にすらならなかったんだ?ユニバーサル規格な以上、ベネリットグループの会社で製造されているはず。
それに、このフロントの情報についても気になる。
どうやら、ここは金星近くのフロント「アルカナ」と言うらしい。
わざわざ金星まで連れてきて、ただただミオリネを殺すためとは考えにくい。
………考えても仕方ない。寝て明日に備えよう。
そして、俺はベッドに入り、眠りについた。
レイラside
???「あいつにやらせて、どうだった?」
レイラ「手応えはあった。彼は、メカニックとしてかなり優秀みたい」
???「そうか………なら、このまま作業を続けさせよう。あれがどういったものなのか、こちらも知りたいからな」
レイラ「分かってる。早めに解析させる。あのプログラム………………
………デュラハンシステムを」
次回予告
グエル「ロイドが拉致された!?」
五号「心配しなくとも、あいつならやれるよ」
第三十九話 立ちあがる者達
お楽しみに!