テストが終わったので、再び投稿していきます!
今回は、グエルとの決闘、その前編になります。
長くなりそうだった上、テスト終わり直後で作者が燃え尽き、モチベが中途半端になっていたため、前後編に切らせていただきました。
それでは、どうぞ!
ロイド「久しぶりだな、グエル」
グエル「ああ。アナハイムから編入生が来たと聞いてもしやと思ったが、本当にお前だったとはな」
ロイドは現在、偶然遭遇したグエル・ジェタークと一緒に登校している。ペイルは気をつかっているのか、無言である。
グエル「半年前から連絡が止まっていたが、忙しかったのか?」
ロイド「ああ。……色々とな……」
グエル「ああ……」
グエルは、数少ないロイドの家庭事情を知っている人間なので、察してくれたようだ。
ロイド「というか、お前の制服、何か違くね?」
ふとした疑問を聞く。今のグエルの制服は、白地に金の差し色が入って、少し豪華なのだ。
グエル「これか?これはホルダー専用の制服なんだ」
ロイド「ホルダー?」
グエル「ああ。ホルダーは学園での最強の証。そして、デリング・レンブランの娘であるミオリネ・レンブランとの婚約者の証だ」
ロイド「へー……って、ミオリネの婚約者ァ!?」
ロイドは心底驚いていた。ミオリネは元々、我儘なお嬢様として有名で、最近はよく地球に無断で行こうとして、その度に阻止されているとの噂。面識はないが、だいぶ面倒な女という印象がついている。
ロイド「そもそも、ミオリネはそれを承諾しているのか?」
グエル「多分してない。総裁の決定だろうな」
ロイド「……グエルは良いのか?」
グエル「良い悪い以前の問題なんだ。総裁の娘と結婚して繋ぎを作ることで、ジェターク社を立て直せる。それに、ドミニコス隊のエース、諦められないからな」
ロイド「ミオリネはそのための道具とでも?」
グエル「そんなことはない。ただ、結果的に利用する形になってしまう。でも、自分の妻になるんだ、ちゃんと愛してみせるさ」
ロイド「……そうか」
グエルの抱いた決意を、ロイドは静かに肯定した。
ロイド「ところで、編入直後、ジェターク寮の連中と決闘したの知ってるか?」
グエル「ああ、聞いている。手綱を掴めていなかった俺の責任でもある。本当にすまなかった」
ロイド「気にすんな、もう解決したことだ」
グエル「だが……それでは俺の気がすまない」
ロイド「………ならさ、
決闘しようぜ」
決闘委員会のラウンジにロイドが来るのはこれで2回目。それは、ロイドが再び決闘することを意味する。
シャディク「双方、魂の代償を
はグエル・ジェタークとロイド・エレネット。場所は戦術試験区域12番。1対1の個人戦を採用。異論はないか?」
グエル、ロイド「「無い」」
シャディク「ロイド・エレネット、君はこの決闘に何を懸ける?」
ロイド「俺が勝ったらディランザを1機貰う」
グエル「……まぁ、良い。了承する」
シャディク「グエル・ジェターク、君はこの決闘に何を懸ける?」
グエル「そうだな……なら、ペイルライダーの事を教えろ。
俺の望む限り」
ロイド「分かった」
グエル「……マジか」
ロイドに自社のモビルスーツを要求され、冗談半分で言ってみたら、まさかの即答にグエルは驚く。自社の試作モビルスーツの情報を、こうもあっさりと教えて良いものなのか。グエルは、立会人のシャディクに、自身の考えが間違っていないかと目配せを送る。
グエル(シャディク……)
シャディク(安心しろグエル。君の考えは間違っていない)
シャディク「
マルタン「何やってるのさ!?ジェターク社の御曹子と決闘なんて!?」
チュチュ「あーしが言えた口じゃねーけど、先パイってバトルジャンキーなのか……?」
アリヤ「流石に無謀では……?」
ロイド「酷い言われようだなオイ」
決闘の宣誓が終わり、ロイドは地球寮に戻ったのだが、そこで待っていのは、他のメンバーからの言葉責めだった。
ペイル《皆の感覚が普通なんだよ……ロイドがおかしいだけだって》
ロイド「お前まで言う!?」
まさかの相棒の裏切りに、ロイドは肩を落とす。
ペイル《でも、本当にどうするの?ジェターク社のモビルスーツ相手に、いつもの避けてから近づいてのゴリ押しは効きづらいし、ペイルライダーが勝っているのは、精々火力と機動力位だよ?》
そう、いくら相棒とはいえ、ペイルはAI。学習させなければより的確な判断は出せない。ペイルにはまだ、経験が足りないのだ。となると、必然的に、ロイド自身が作戦を考える必要があるのだ。が……
ロイド「一般のディランザなら何とかなるんだが、問題は、パイロットがグエルって事なんだよなぁ……」
今回の相手はホルダーであるグエル。油断すればあっさりやられてしまうだろう。
ロイド「とりあえず、ディランザの動きを止めるために、火力を底上げするか。ペイル!ペイルライダーに陸戦重装パックを取り付けろ!」
ペイル《分かった。今夜中に終わらせる!》
ペイルに指示を出し、ロイドも作戦を考えようとすると…
♪~
ロイド「ん?……悪い、電話だ」
ロイドは自身の携帯端末を片手に、その場を去って行った。
オジェロ「電話……?こんな時間にか?」
ニカ「親御さんかな?」
ピッ
ロイド「何のようだ?
親父」
そう、電話をかけてきたのは、ロイドの実の父である、アナハイム・エレネットだった。
アナハイム「ロイド、どういうつもりだ?」
ロイド「何のことだよ?」
アナハイム「しらを切るつもりか?聞いているぞ。お前が決闘でかけられたものを」
ロイド「全部お見通しとかストーカーかよ……で、あれの何が問題なんだ?」
アナハイム「自社の試作モビルスーツのデータを他人に、しかも御三家の1つに渡そうとするとは、お前には失望した」
ロイド「負けなきゃいいんだろ?それに、あれを複製することは出来ないって、お前が言ったんだろうが。それに、こっちからしたらお前の信用なんてとっくにマイナスだっつーの!」
これ以上小言を言われたくなかったので、言いたいことだけ全部言って、そのまま通話を切った。
ロイド「あんのクソ親父……自分が言った事すら忘れるくらいボケたのかよ」
気分の悪くなったロイドは、そのまま自室のベットに寝転がり、意識を手放した。
『ねぇ、○○○、何処にいるの?』
『寂しいよ……………会いたいよ…………』
『また、いつもみたいに頭を撫でてよ…………』
『○○○………………………………………』
ロイド「ッは……!?」
ロイドは飛び起きた。が、部屋は暗く、他のメンバーも寝静まっている。
ロイド「夢、だったのか………?」
ロイドが見た夢は、何かが自分を探している夢だった。
そして、どこか懐かしさを感じる夢だった。
伏線下手だな、俺…………
最近ガンダムSEED放送してるので、SEED風次回予告
遂に迎えた、ホルダー、グエルとの決闘!
互いの全力をぶつけ、戦いは膠着状態へ移る!
しかし、ロイドの奇策により、戦況は大きく動く!
次回、アスティカシアを第4の騎士でかける
決闘(2回目)をしよう 後編
己の迷いを、振り切れ!ロイド!