今回は、決闘のその後と、戦利品の魔改造回です。あと、オリ主の兄貴が登場します。
それと、今回、試験的に一人称視点を使用してみます。読みにくかったら、最後の方のアンケートで教えて下さい。
では、どうぞ!
ロイドside
ロイド「早くこねーかな………」
俺含む地球寮メンバーは、現在、地球寮の地下にあるコンテナ発進設備で待機している。
と、言うのも、昨日行われた俺とグエルとの決闘は、引き分けに終わったのだが、シャディク曰く……
シャディク「今までの決闘で、引き分けということは一度もなかったんだ。引き分けになる条件が難しすぎてね、完全に同時のタイミングで、両機のブレードアンテナが折れる事なんだ。判定的には採用されていたけど、起こることはないだろうということで、賭けについてなどは決闘委員会でその時に決める事になっていて、詳しくは決まってなかったんだ。だから、俺が決める事になるんだけど………両方の賭けを実現するってことでいいかな?」
………と、決まった。
なので、賭けの商品として、ジェターク寮からディランザが送られ、同時に、俺がペイルライダーを送り返す事になったんだ。
シャディクよ、そんなテキトーでいいのか………?
チュチュ「ロイ先パイ、来たっぽいぞ」
ロイド「ようやくか………」
かれこれ13分待ったぞ……。時間は守れやジェターク寮………。
コンテナが到着し、中から人が出てくる。
………待て、人?グエルからは、無人で引き渡すと言っていた筈だが………?
グエル「待たせて済まない」
ロイド「お前かよ」
来たのはまさかのグエルだった。何してんだよ御曹子。
グエル「いや、別に大したことじゃないんだが………」
ロイド「話せ」
グエル「………ジェターク寮のアーシアンを嫌う連中に引き止められてた。時間が過ぎてたし、手動操作で来た」
またかよ。ジェターク寮アーシアン嫌いな連中多すぎない?
グエル「とりあえず、約束の物は持ってきた。ペイルライダーはあのコンテナの中か?」
ロイド「ああ。三日後に返せ。返さなかったらジェターク寮爆破してでも取り返す」
グエル「冗談でもやめろ!?」
そのくらいの覚悟は決まってるぞ?ペイルは俺の相棒で、大切な家族だからな。
グエル「分かってるよ。じゃあ、三日後にな」
ロイド「おう、またな」
それだけ言って、グエルはペイルライダーのコンテナに乗って、帰っていった。
その後、俺を中心に作業し、貰ったディランザを地球料の格納庫に運び込んだ。
その夜………
ロイド「さて、どうしたもんか」
現在俺は、ディランザを今後どうするか考えている。
………解析?分解?んなもん数年前にやった。
普通に考えれば、デミ・ストライカーの予備として、改造するのがいいのだろうが、チュチュはそもそも決闘をあまりしない。それどころか、実習で使うくらいだ。
そう言えば、チュチュがこの前、試験で恐ろしい点数叩き出して、教官が口をあんぐりさせてたらしいな。さすがは俺の改造品。
………話が逸れたな。んで、結局どうしよう。
ペイル《やっほ〜ロイド。元気?》
ロイド「お、ペイル。」
考えていたら、ブレスレットを通して、ペイルから通信が来た。
ロイド「そっちはどうなんだ?」
ペイル《全然進んでないよ。さっき、ようやく第一プロテクトを解除したとこ。あ、大柄な人が床にスパナ叩きつけた。やってられるかって叫んでる》
マジか、予想より進んでないな。てか、スパナを乱暴に扱うなよ。
ペイル《そっちはどう?ディランザの使い道、決まった?》
ロイド「まぁ、俺の機体にするか、兄貴にあげるかのどっちか」
ペイル《あー、サルネリアさんかぁ………》
そう、俺には兄がいる。名前はサルネリア・エレネット。次期社長になるのが決定しているほど頭が良く、おまけに俺とペイルのコンビに勝るとも劣らない程のモビルスーツの操縦能力を持つ、正に完璧超人だ。
ペイル《まぁ、ロイドには私がいるし、あげていいんじゃない?》
ロイド「だな。そうと決まれば、連絡するか」
とりあえず、兄貴に連絡してみよう。
プルルルルル………
ガチャ
サルネリア『もしもし、エレネットです』
ロイド「もしもし、久しぶりだな、兄貴」
サルネリア『その声、ロイドか!久しぶりだな。何かあったのか?』
ロイド「ディランザいる?」
サルネリア『本当に何があった!?』
ペイル《ロイド、説明不足だよ……》
………それもそうか。
てなわけで、俺は兄貴に今までの出来事を簡単に説明した。
ロイド「……っていうことなんだけど、ディランザいる?」
サルネリア『どっから突っ込んでいいのか分からん』
ロイド「ディランザいる?」
サルネリア『いや、ちょっと待っt』
ロイド「いる?」
サルネリア『………アリガタクチョウダイシマス』
昔からいつもそうだ。俺のことになると、兄貴は断りづらいと感じる。そこでゴリ押せば大抵のことは了承してもらえる。
ロイド「じゃあ、一週間後に届くように送るよ。今何処?」
サルネリア『地球支部店』
ロイド「………月の開発本部に、改造案と一緒に送るから、できたら受け取って。んじゃ」
サルネリア『いやちょっとm』
ブッ
ツー ツー ツー ツー
ロイド「………よし、改造案考えるか」
次の日
………の、放課後
プルルルルル………
ガチャ
???『もしもし、デトロンですけれども』
ロイド「あ、マックスさん?俺です、ロイドです」
マックス『ペイルライダーの型式番号は?』
ロイド「RX-80PR」
マックス『よし、本物か』
ロイド「マジでビビったんですけど」
俺は、徹夜で改修案を考案し、次の日の授業を乗り切り、AE社の開発課課長、マックス・デトロンさんに電話している。
ロイド「兄から話は聞いてます?」
マックス『聞いてる。ディランザの改修だろ?』
ロイド「はい。一週間後に届くようにするので、受け取りお願いします。では」
マックス『あいよー』
ブッ
ツー ツー ツー ツー
ロイド「さて、俺も頑張るか」
そう言って、俺は学園の課題に向き直った。
………簡単だな。
おまけ
ージェターク寮にてー
カミル「グエル!このプロテクト固すぎる!あと2日じゃ到底無理だぞやってられるか!」
ペトラ「グエル先輩!このフレーム何なんですか!?いじったら壊れそうで怖いんですけど!?」
グエル「………あの野郎」
次回予告
第六話 平穏の終わり
お楽しみに!