革命機ヴァルヴレイヴ 現代に欲望のまま生きる自分本位の鬼達 作:怪物怪人怪獣さん
闘牙の好きな風呂は猫足バスタブの泡風呂。
愈史郎が好きな風呂は電気風呂。
前回までのあらすじ……手に入れたぞ!!俺は……人間の身体を……俺は、俺は……人間だっ!!!!?
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咲森学園の地下通路内部にて……
「ヤメロ~~!?離せ~~!?ブッ飛ばすゾウ!?己!獣臭い人間どもめ!!」
「その獣臭さの大元はあんたが連れてきた象並みに大きい馬のせいでしょう。人気アイドルを獣臭くしたなんて信じられない!!ふん!?」
気絶したハルトを背負ったキューマにアイナの二人はサキが必死にコブラツイストするエルエルフこと闘牙の元に追い付く。
「急に走るなよ!?ビックリするだろ!?」
「どうして急に走ったんですか?」
二人はサキ達の前で息を切らして突然の行動に叱る。
「人間がぁ~~ッ……!!」
「あんたも人間でしょ。何に対する怒りよ!?」
「たんぱく質の分際で!?思い上がるな!?」
「あんたもたんぱく質の仲間でしょ。じゃがいもやお肉の仲間でしょ。」
「霊長類の猿の進化系が!?」
「あんたもそもそも猿の親戚でしょ!!」
「あっ良い香り……」
「おらっ!!」
ボケとツッコミの応酬中の際、偶然サキの長い黒髪が顔に当たり良いシャンプー使っているんだな……と考えているとサキのコブラツイストが更に決まる。
「こらっヤメロ~~その柔らかく膨れたバインバインする2つの脂肪を俺に押し付けるな!?夢に出るだろ!!」
「「バインバイン……」」
同じクラスの女子と三年の先輩がサキの方に視線を向けようとするが
「いっ、一体何の話をしているのよ!!最低っ!?」
【バチンッ!!】
羞恥心で顔を真っ赤にして遂にエルエルフ(闘牙)の顔を思い切りビンタで叩くサキ。エルエルフ本人じゃないからって人生の先輩でも遠慮がない……でも完全に今のはお前が悪いよ……闘牙。
数分後
「あっはい。本当にすいません。」
頭にたん瘤をサザエさんの髪型みたい幾つも作りブドウと見間違う程腫れた顔でサキ達の前で正座で反省の気持ちを伝えるエルエルフ(闘牙)。
「ふん!!分かれば良いのよ。分かれば。」
闘牙に正座をさせたサキに軽く引くキューマ。
「……おい。流石にやり過ぎだろ。」
「どうして、あんな必死に飲食店に?先輩なら私時々食べてると思ったんですけど?」
アイナが正座をさせられているエルエルフに質問する。
「だって……」
「だって?」
「俺、今まで一度もジャンクフードとか飲食店の食べ物を食べた事ないんだもん。」
「「えっ?」」
自分達がたまに口にする当たり前の物を一度も食べた事がない。その言葉にキューマ達は軽く戸惑いを覚える。
「高級庶民問わず……興味は昔から会ったんだ。飲食店のバイトした切っ掛けの何割かもそうだしさ。でも俺は俺本来の身体のせいでバイトに出る賄いのご飯とか一度も食べたくても食べられなかった……」
「??食べたくても食べられなかった?」
闘牙のずっとしまい込んだ食べ物を食べたい理由に何か違和感を感じるサキ。
「だからさ。変な話だけど……この銀髪のエルエルフ?とか言う人間の身体を憑依して人間になったおかげで、俺は、ハンバーガーとかラーメンとか色々と食べれるんだよ。」
「それって所謂自炊生活だから?」
学生の中にはそういう生活をする奴は割といる。バイトしているとか、親に仕送りして貰って沢山のお金がある生徒以外は、自炊生活が基本となる。
しかしエルエルフ(闘牙)はキューマの答えを否認する。
「……違う。本来の俺は人間の食べ物を食べられない。」
「どういう事?人間の食べ物が食べられないって……」
「それは……「探したぞ。本体。」っ!!」
闘牙に意識を集中していたせいか背後から琵琶の音と共に姿を現した謎の存在にサキ達は警戒する。
「……俺が本体と分かるのか?狼牙丸よ。」
金と黒の2色を合わせた狼の面をして袖無しの虎縞模様の軽装を身に纏い桜の花びらが刺繍された赤い袴を付けた草履を履いた。何とも変わった服装をした怪しい奴と遭遇する。
「否、実を言うと俺も半信半疑だ。」
全身から緑色の風が逆巻き黄金の雷が地下を照らす。
「何コイツ!?」
狼牙丸が起こす突風でスカートを抑えながらサキ達は、踏ん張る。突然現れた謎の存在に警戒を強めるキューマ達。
(……白か。見た目や言動に似合わず心は綺麗な子なんだな……)
「ならば、何故俺の前に姿を見せる。」
警戒を無駄に強めると今後がめんどくさい事になる為にエルエルフ(闘牙)は狼牙丸に話かける。
「だからこの状況を含めて確かめに俺が来た。コイツと一緒にな。」
「……愈史郎か?お前が先に姿を見せたら警戒される必要なかっただろ?」
狼牙丸の後ろにいる悪友の名前を呼ぶと風と雷が止まり
「見たでしょう?」
サキは風が止むといの一番に後ろにいるエルエルフ(闘牙)に振り向き顔を真っ赤にして質問する。多分視線に
「見てないと言えば信じるか?」
「どっち?」
「見た。」
俺はサムズアップの親指を立てる。
「最低!?」
正直に答えたから顎を思いっきり蹴り飛ばされるも……
「闘牙じゃないな?人違いだ。」
「お前の好きな女性の名前は珠世様だろ。ずっと絵で描くくらいに」
愈史郎特攻の魔法の言葉を口にする
「当然だ!?……お前、本当に闘牙なのか?」
元のエルエルフのフェイスに戻って呆れた表情で愈史郎に見る闘牙。
「こんなやり取りで自分の証明をしないといけないなんて……何か…凄く悲しいな。」
「待て。流石に怪しい……軽くコイツが本体だと分かるQ&Aするぞ。」
狼牙丸は愈史郎の肩を叩き。
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問1アニメ コードギアスでスザクとルルーシュのどちらを注目して貴方は観ますか?
「一体に何の質問だよ!?俺に関する事にしてくれよ!!勿論、ルルーシュだよ!?」
「答えるんだ。」
問2漫画ギャグマンガ日和で 好きなエピソードは?
「多過ぎて答えられないよ。あれ本当にシュールで笑える話多いんだもん。強いて上げるなら『西部劇ジョージ』の水ばかり頼む保安官のシーン。あの、…水だ。……水をくれ。……水が一番美味しいんだのネタにいまだに腹筋がたまに崩壊するんだから……」
「この人エピソードじゃなくて面白いシーンを答えちゃっているわ。」
問3何故この世界に争いは起きるのか?
「いや、今この場で問う内容じゃないだろ!?答え難いのは無しで頼む!?」
問4好きなアイドルは?
「アイドル系は基本見ない。歌手とかは見る。」
問5好きなNARUTOのキャラクターは?
「なぁこれ、人物の性格を診断するにしてアバウト過ぎるだろ。三代目火影のじいちゃん。」
問6やる夫スレで苦手な作風を答えろ。
「話を盛って風呂敷無駄に拡げてエタッた作品全般。そして、エログロで急展開の余り仲間全滅とか主人公が不死身で死なないとか、交代する速度が早い作品。短編で面白いのに地続きの長編にするから長続きしない作品も嫌い。さっき説明した作品の登場キャラクターの扱い方のせいで本家の作品が生理的に受け入れられなくなった作品もある。」
問7クリリンは嫌いですか?
「好きだよ。良いだろ。インフレの中で必死に食らいついた最強の純地球人だぞ。美人の奥さんや可愛い娘さんで幸せな人生を歩ませろよ。」
問8ワンピースで感動エピソードは何ですか?
「すまん。候補が多過ぎて答えられない。」
問9真島ヒロの作品で好きな作品は?
「レイブ。後の作品達も勿論好きな作品だけど……やっぱり王道の冒険漫画が好きだ。特に親子のエピソードや家族に関するエピソードなら普通に泣けるし……師弟系も泣く。結局皆泣くよ。」
問10好きなドラゴンボールの技は?
「気円斬!!」
アンケートご協力ありがとうございます。
「おい!!質問は!?アンケートって何に関するアンケートだよ!?」
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「……アンケートの回答する内容から判断してお前を闘牙丸として見てやる。」
「……何でお前が上から目線なんだよ。」
良くわからない内容のアンケートに答えて愈史郎と狼牙丸の信用を一応手に入れるエルエルフ(闘牙)
「暫定的に闘牙よ。此れからどうする?」
「暫定的っておい。……勿論、マックとケンタッキーにモスバーガーとステーキにカレーハウスCoCo壱番屋に向かう。」
「???」
「イヤそんな、人を信じられない目で見るなよ。わかってるよ。妥協して吉野家かコンビニ寄って何か購入してこよう。」
「だからこの非常時に何処も店開いていないわよ。」
サキが呆れた(¬_¬)ジト目でツッコミを入れる。
「クソっ!?ジオールめ!?こういう時こそ地球のセルフレジの出番なのに。人と人とのふれあいが大事?監視観察する為だろうよ!?」
エルエルフ(闘牙)は激しい怒りに燃えた。必ずやドルシアと今回のガン○ム開発計画の責任者達を見つけて責任を取らせると……
「こうして聞いていると本人っぽいな。」
「本人だよ。大正の頃、新体操選手みたいな戦い方するピンクの髪の色した柱と蝶みたいな戦い方する柱に全身3時間擽られた本人だよ。」
「大正……」
「……お陰様であの二人に散々な目にあったわ。」
もうこの世の物では無いだろうが、人の身体にやれお薬だの、やれ恋だの叩き込んで……此方が戦意が無いと擽りやがって……俺の方が年上なのに、人を年下みたいに扱いやがって……思い出したら腹立ってきた!!
「チクショウ!!あの女柱ども!!」
「一体闘牙の奴、何にキレているんだ!?」
キューマが突然キレ始めた闘牙にビビる中……
「軽く女性不信なんだ。年下の女性達に散々な目にあっているから……」
「一体どんな目に……」
「お前らが知る必要はない……」
「……取り敢えず、皆獣臭いから風呂に入らせよう。」
「それって今優先するべき事か?他にもっと優先する事あるだろう。」
キューマが闘牙の呆れた提案に呆れる。
「だってこの……うへ…獣臭さ……普通に目立つぞ。姿隠しても特定されるぞ。臭っ!?」
「じゃあ、寮に向かうのか?」
「イヤ、俺の家に向かうのはどうだ?」
「えっ?お前モジュールで自宅持っているのか?」
基本此処にいる咲森学園の生徒は全員寮生活だ。だからこそ闘牙の言う俺の家にキューマ達は疑問を覚える。
「……それって木造のボロアパートで狭い風呂なのか?」
キューマは自分なりの考えを口にするとアイナ達も似たような物を連想しているのか疑いの目を向ける。
「お前ら一体どんな想像しているんだ?……心配しなくても古き良き豪華絢爛の城だよ。……狼牙丸。俺達の身の安全の為に俺達を城に客として招いてくれ。」
「……わかった。」
闘牙のお願いに返事をする狼牙丸。その横にいた愈史朗はサキ達に視線を向けて少し不快感を表す表情をする。
「俺は反対だ。」
愈史朗の言葉にエルエルフ(闘牙)も思う事はあるが、アイナ達の方を見て言う。
「……成り行きで行き当たりばったりだが此処まで生き延びたのは、コイツらの悪運もある。良い思いくらいさせても罰は当たるまい。何より……城の主が許可したんだ。納得しろ。」
「ムッ…」
「では参るぞ。無限城へ。」
「さっきから何の話をしているのよ!!」
自分達に詳しい説明を一切無しにトントン拍子に話を進めようとするエルエルフ(闘牙)に声を荒らげるサキ。
「……口で説明するより体験した方が早い……簡単に答えると凄く驚くから"気は"しっかり持てよ。」
狼牙丸が持つ琵琶から琵琶の音が一つ鳴ると咲森学園の校舎地下通路から全員の姿が忽然と姿を消すのだった。
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【べべん】
景色が忽然と変わった……さっきまで床であった硬い金属とは違う木の床に……昔の時代劇の映画とかで見えたような景色がアイナ達の前に現れたのだ。
「えっ?」
サキ、アイナ、キューマの三人は背中合わせになり周りの……自分達が知っている景色とは全然違う豪華絢爛な無限城の内部に驚愕な目を向ける。
【べんっ!!】
再び聞こえてくるは琵琶の音。
そして今度は左右に大きな池に朱色の木造の橋の上に三人はおり……不安の表情を見せる。
「此れって……風景を変えているの?」
「……でも犬塚先輩。さっきまでの床の感覚すら変わっていますよ。」
「闘牙の奴もいないし……」
すると再び琵琶の音が聞こえてキューマの目の前にエルエルフ(闘牙)が忽然と姿を表す。
「うわっ!?」
驚き尻餅をつくキューマ。
【べんっべべん。】
そしてエルエルフ(闘牙)を含めた5人は和の赴きのある異空間に飛ばされる。
空間が突然変わる現象に戸惑う三人。だが戸惑う暇もなく今度は、床の無い高さから重力に従い落ちる。
「キャアアアアア~~」
「ちょっとコレなんだよ~~」
次々と場所が変わり悲鳴を上げる女子達や叫ぶキューマ。
「……いかん。狼牙丸達とはぐれたな。」
辺りを見回すと愈史郎らの姿が無い事に気が付き……
「何とかしなさいよ!?」
「落ち着け磯野。真のデュエリストの一番の敵はデッキのテーマがバラバラじゃない。手札事故だ。だから手札抹殺関連のカードは必ずデッキに一枚は入れておけ。」
「誰が磯野よ!?じゃああんたは野球を誘う中島か!?」
「…………否、俺は遊戯王の黒服とサングラスを着けた海馬が家族以外で多分一番信頼してる部下の名前を呼んだつもりだったんだが!?」
黒服にサングラスに磯野のチョビヒゲを着けたエルエルフ(闘牙)が落下する流木野と向き合い。
「知らないわよ!?ヘタな詐欺師みたいな格好はやめて!?」
「えぇ~~以外に美味しいポジションなのに……でもあの人の本業ってコーポレーションの何なんだろう。」
「そんなの俺達が知るかッ~~!?」
【べべん。べん。べべん。べん。べん。】
再び次々と聞こえてくる琵琶の音に、共に今度はちゃんとした和の赴きのある場所にそれぞれ着地する……しかし、
「……どうなっているの……」
サキは豪華絢爛の空間に戸惑いながら自分の今いる立ち位置と、視線に見えるキューマ達の立ち位置に異質……異常に気付く。
まず自分の立ち位置……一見、普通に通路と襖のある和室の前にいると思うのだが……そうすると自分の視線の先に見えるアイナ、キューマ、気絶したハルト立ち位置の重力の向きがおかしいのだ。否、そもそも構造が滅茶苦茶過ぎる。壁や階段の位置、部屋の位置の向きが滅茶苦茶で利便性とは余りにかけ離れている。何より………
視界が見える限り果てが見えないのだ。こんな無限とも思える広々とした空間が咲森学園……否、モジュール77の何処にあるのか。サキは慌てて周囲に視線を向けこの状況に一番詳しいであろうとエルエルフ(闘牙)を探し見つける
「……。」
(何でそんな格好しているのよ。何で腕組んで馴れた感じしているのよ。)
何処から着てきたのか全身如何にも禍々しく世界を支配の野望を抱くボスの雰囲気を持つ具体的に言うなら超有名なRPGの強敵の服装を着た闘牙の姿もある。
「……落ち着け、真のデュエリストは如何なる不利の状況でも必ず勝つ時は勝つ。何故なら奴らは必ずご都合主義の力が働くからだ……アニメオリジナルカードって本当に反則だよな。OCGと効果違うから……」
「否、真のデュエリストじゃないし、そもそも聞いてないわよ。この状況について説明しなさいよ!?」
とりあえず疑問は泡の数膨れる為に闘牙の近くまで近寄……りたいのだが、重力の向きがあべこべのせいで、隣までどうやっても近付く事は出来ない。仕方なく声を大きく張り上げて絶対に何か知っている闘牙に訪ねる。
「……俺達は狼牙丸が使う血鬼術でこの"無限城"に転移した。」
「…無限城……」
「無限城って此処の事かぁーー!?」
サキや闘牙とはまた違う重力の和室にいたキューマの大きな声が二人に聞こえ、
【べん。べべん。べべん。べん。べべん。】
再び全員の立ち位置が滅茶苦茶に変わりエルエルフ(闘牙)は逆さまの状態からサキ達の疑問を答える。
「左様。此処には物理的な法則は一切通用しない。上下左右に重力の概念は滅茶苦茶……構造面に関しても『和』である襖、畳、床、壁、全てが出鱈目で継ぎ接ぎの奇怪な異空間……其れが、かつて永遠を求めた鬼の頭目住まう城。……其れが……この城。無限城。」
「……っ!」
誰かが息を飲む音がこの異質で出鱈目でおかしい奇怪な『和』の雰囲気のある異空間に静かに響き。頭がはっきりいって理解するのに時間が掛かる。
異質……三人の頭の中を過らせたのは、余りにも世界の常識から外れた超常での現象……宇宙……人工重力のあるモジュール……それは、人が悠久とも言える永い時間を掛けた延長線上にある物と言うのは分かる……だが、目の前のコレは……それこそ、人の頭の中で思い描き創造されて誕生した科学と相反する"魔法"のような……
【べん。べん。べん。べべべん。】
再びバラバラの重力の立ち位置に転移するサキ達…そして全員は再び和の異空間内を重力に従い何処まで下へ落ちて行く……
「またかよ~~!?」
「イヤぁ~~」
飛び交う悲鳴が聞こえる中……ポツリと聞こえるエルエルフ(闘牙)の声。
「……うん。やはり少し不味いな。」
「何が!?」
「例え下に足場があっても……この高さから落下して着地したら……この身体では潰れて挽き肉になるな。」
「へっ?…………っ!?」
淡々と答える闘牙丸のその一言で目と目が合うサキの顔色があら不思議、みるみると真っ青に変わる。
普段の鬼の強靭な身体のおかげで問題無く着地出来るが生身の普通の人間なら高さの具合で足の骨は勿論、全身の骨や内臓が耐えられない。
すると壁や床が天井が生き物みたいに移動して此方に迫る。
「否、着地して潰れる前に壁に叩き潰されるのが先か……流木野サキだけに。」
「上手いこと言っている場合か!?もうイヤぁ~~!!」
迫る死に叫ぶサキの後方に一瞬、見えた目玉に手足が生えた使い魔と目が合うと。
【べべべん!!】
琵琶の音色と共に落下する全員の姿を消え同じ畳の上に集結する。
「また、移動した。」
周囲は真っ暗闇で戸惑うキューマの声で周囲を見回す三人を余所に圧倒的な威圧感を出す仮面を被る者達がゆっくりと姿を見せる。
「来たか……」
禍々しい服装から元の咲森学園の制服に戻ったエルエルフ(闘牙)は凄まじい敵意のある方向に視線を向ける。
〔推奨BGM 上弦集結 〕
最初に中央にポツンと一つの青い鬼の火が出現し……青い鬼火の灯籠無数の亡者のあばら骨や頭蓋骨が次々と独りでに集まり螺旋を描き道を作る。
真っ暗闇に周囲がオドロオドロに変わり息苦しさを感じると同時に10頭の牛の骨に牽かれて一台の豪華絢爛の牛車(ぎっしゃ)がサキ達の前に停まる。
「っ!?」
明らかにヤバい物が目の前に停まったと分かるが、金縛りにあったかのように身体が動かない。
やがて牛車の前簾がゆっくりと一人でに上がり血のように真っ赤で禍々しい怨念が籠った髑髏の仮面を被った存在が三人の前に現れる。
(誰っ!?)
髑髏の仮面を被った存在は咲森学園の制服を着用しているが、どう見ても普通の生徒には見えない。
【コーーーーーーーーン!!?】
無数の焔色で出来た尾を2つ持つ猫や狐達がサキ達の周りに着地する。
「ニャーン。」
その内の猫は一鳴きすると何かを感じて畳から一斉に離れて行き。
巨大な紫色の炎を纏った狐が上から目前に落ちてきて身体が動かない自分達に激突しそうになるも、激突寸前に白い煙と化して一匹の狐の面を着けた咲森学園の制服を来た存在が静かに畳の上にヒーロー着地をする。
一枚の黒い羽が広々とした畳の上に落ちる。黒い霧が意思を持ったかのように一ヶ所に集まり形作る……烏天狗の仮面を被った存在が……動きの一つ一つに目を離せない。これまた咲森学園の制服を着用し三人の前に姿を現す。
更に無数の鎖と大量のお札に封じ込められ顔と全身を札で覆い隠した赤鬼の仮面を被った存在もキューマ達の前に姿を現す。
「っ!!」
自分達の姿を見た瞬間赤鬼の仮面を被った存在は激しく暴れるも……狐の仮面を被った存在が目に見える透明な幕に赤鬼を閉じ込める。
【べん。べべん。べべべん。べん。べん。】
雄大な果てすら見えないまさに無限とも呼べる空間に鳴る琵琶の音と共に激しい雷鳴と巨大黄金の稲光と共に姿を現す琵琶を持つ狼牙丸と愈史郎。
(か、囲まれた……)
この世の者とは思えない雰囲気を発する血のように赤い髑髏の仮面を被った存在、白い狐の仮面を被った存在、烏天狗の仮面を被った存在、黒と金の狼の仮面を被った謎の存在にキューマ、アイナ、サキ達は囲まれる。そして彼ら身動きの出来ない三人にゆっくりと近付き……
「両手を畳の上に置き頭を垂れて蹲え……平伏せよ。」
エルエルフ(闘牙)のたった一言に愈史郎と赤鬼以外の全員は静かにその場にてひれ伏すのだった。
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無限城 台所
茶葉の入った急須の中に行平鍋で沸かしたお湯を注ぎ、来客用の湯飲みに移す。
「すまない。男所帯だから……女性陣にとって少し肩身が狭いと感じと思うが……我が家だと思って寛いでくれ。」
「あっ、私手伝いましょうか?」
「嬉しい申し出だが君達は客人だ……。直ぐに終わる。」
お盆を載せたお茶をサキ達が座る木製のテーブルに運ぶエルエルフ(闘牙)。
「どうぞ。緑茶だ。」
「あ、ありがとうございます。」
礼の言葉を言うアイナ。だが他のサキとキューマは戸惑いの表情を隠せない。静かに湯気を出す緑茶を見るサキ
(パッと見て何か入っているようには見えないわね。)
「心配するな。只の緑茶だ。それとも冷たい奴が良かったか」
「っ!?」
自分の考えが読まれていると思いサキはエルエルフ(闘牙)の方を凝視する。
「……そんな熱心に緑茶を見て口をつけないならそう考えると思っただけだ。」
冷蔵庫から人生初の果汁100%のオレンジジュースを出してガラスのコップに注ぎ皆の座るテーブルと同席して目の前でガラスに透けるオレンジジュースを眺めてゆっくりと飲む。
「うむ。旨い……こんな物を人間が日頃飲んでいると思うとチト恨めしいのぅ。」
「あっ、お茶頂きます。」
三人の中でアイナは緑茶に口を着けて
「俺達、今日考えてみたら何時もより走ったり叫んだりして喉も渇いたし……俺も頂くぜ。熱っ!?」
キューマも緑茶を飲み……その二人の様子を見てサキも
「……頂きます。」
ゆっくりとお茶を飲むのだ。
お茶を飲み終えた三人に対して笑みを浮かべるエルエルフ(闘牙)は言う。
「お代わりはいるか?」
「「「いる!?」」」
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「まぁ、とりあえず落ち着いたな……」
キューマ達を含め茶菓子の饅頭や煎餅や羊羮に団子を食べながら緊張を解く一同。
「饅頭か……食べるのは、随分と…………久しぶりだな。うん。旨いな。」
エルエルフ(闘牙)は、ゆっくりと香りや味を楽しみ咀嚼する。
「……。」
「甘い物を出すより、飯を作った方が早い気がするが何かリクエストはあるか?作るぞ。」
何気なくエルエルフ(闘牙)は三人に聞くも、当の三人は
「……なぁ……聞きたい事が……」
「それより何なんですか?さっきの仮面を着けた連中は?それ以上に闘牙先輩は何者なんですか?」
キューマが聞くよりサキが単刀直入に(闘牙)聞く。
「気になるか?」
「気にならないのが寧ろおかしいですよ。次々とひっきりなしに」俺に対して完全に疑心の眼差しを向けるサキ
「……全部説明しないといけない?状況を考えるとそんなにコッチが有利な状況じゃないんだが。」
「逆に説明せず私達が納得すると思っているとですか?コッチは先輩に聞きたい事がどんどんたまってますよ。」
言葉と共にサキの眼差しの鋭さが増す。
「すっと「流せませよ。」oh……犬塚先輩。助けて」
「悪いな闘牙。俺も流木野さんと同じだ。俺も流石にそろそろ説明が欲しい。」
「……まだドルシアの連中をモジュールから追い出してもいないのに。」
今後の事を考えていつまでも隠す訳にもいかないな。
「……全部は今は説明しない……勝手に各自そういう物として納得してくれ。それでも構わないか?」
「話してくれよ。闘牙。」
投げ捨てるように言う闘牙の言葉に三人は耳を傾ける。
「……まずあの変な『和』に所縁のある仮面を着けた連中は敵じゃない。」
「アイツら何なの……手品みたいに……でも手品じゃない。」
「あれは……全員俺だ。」
「「「えっ?」」」
「過去にあるお方から過剰に血を貰った際に違う人格の個体を複数分裂させた連中。それがさっき連中の正体だ。」
「そんな事って……だってアイツら全員独特な面を着けてたし……」
「お前達がどう言おうと俺は一切嘘は言っていない。お前らも遅かれ早かれ分かるだろ。……どのみち咲森学園の連中を守る為にも俺の分裂体の協力は必須だ。さて……夜遅いし飯でも作るか。テキトーに洋食作るからテレビでも見ていてくれ。」
エルエルフ(闘牙)はそう言いたい事だけ言い終えてサキ達の元から離れて台所に向かって行く。
「ちょっと!?まだ話しは終わっていないんだけど……」
一方的に話しを打ち切られてサキは納得出来ていないが、
「皆此れだけは忘れるな。俺と分裂体は人を喰らう"鬼"。人外の化け物の存在だと言う事をな。」
台所に向かう途中一度足を止めたエルエルフ(闘牙)はそう言いキューマ達に殺意の威圧感を放出して三人はその殺意に当てられてしまい。顔真っ青になったキューマ達は借りてきた猫みたいに大人しくなるのだった。
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テレビに映る国内の情報は錯綜しており……本国に家族がいるアイナやキューマ達は不安そうに画面を見る。
「そのテレビ一応ARUSの番組も色々と見れるぞ。」
台所で軽くレシピ本片手に洋食に挑戦する闘牙が振り向く事なく言いサキはチャンネルに操作して海外のニュース番組にチャンネルを合わせる。
「どうだ?何か発表はあるか?」
「……ARUSの言葉で話しているからちょっと何言っているのかわからない……」
「……リモコンの字幕ボタンを押せ。字幕が画面に出るから……」
サキ達は闘牙の言われた通りに字幕ボタンを押す。
諸外国も現場レポーターがいない為に纏まった情報を貰っていない為に錯綜している様子だ。
只、ドルシア軍の突然の侵略とモジュール77のヴァルヴレイヴの戦闘映像が繰り返し流れている。仕方ないとはいえさっきの襲撃にまだ数時間しか経過していないのだ。
闘牙は皮を剥いた野菜や肉を切り具材を油を敷いたフライパンで炒めて塩コショウを軽く振りかけて火が通ったら鍋に入れて水を入れて煮込む。
「ご飯は無事に炊けたな。」
炊飯器で米が炊けた事を知りつつ鍋に集中する。
「あの、やっぱり手伝いましょうか?」
やはり先程人間の食べ物を食べられないと言っていた言葉が気になるのかアイナが料理の準備をしている闘牙に話し掛ける。
「……そうだな……洋食は正直生きてて食べた事ないから俺も味がわからない。俺は更に此処数百年人間の食べ物を食べた事もないし……じゃあ…味見お願いできるかな?」
手を動かしながら闘牙はそうアイナにお願いする。
「えっ?味見ですか?」
「少なくても君は俺より人間の食べ物を食べているから舌は俺より優れている筈だ。……頼む。」
「分かりました……」
客間からアイナは台所の所に向かう。
「無難そうな物を作ったんだがどうだ?」煮込んでいる鍋の中身をアイナに見せて
「……これ、カレーですね。」
「じゃあ、味見お願いします。」
お玉に掬ったカレーを小皿に移してアイナに渡す闘牙。ゆっくりとフゥーフゥーと熱を冷まして味を確かめるアイナ。……可愛い
「どうだ?何か間違っているなら教えてくれ。」
「いえ…普通に美味しいですよ。」
拳を握りしめグッと腕を上げてガッツポーズをする闘牙。
「っしゃ!?晩飯完成!?」
「私盛り付けますね。」
「お願いするぞよ!?」
食器棚から和を感じる皿を出して並べるアイナ。
「変わった形のカレー皿ですね?何処の店で購入したんですか?」
「食器棚に陶器の類は全部、俺の趣味で作った手作りなんだが……玉壺の奴から陶器の基本は教えて貰ったからな……」
※玉壺は闘牙本人に直接言わなかったが……壺作りの腕は自分より上だった事実にプライドが傷付き、みみっちい妨害やイチャモンを陶器作りの際にしていた事を知らないが、闘牙は日輪刀の刀鍛冶をしていた人間故に集中力は高い為に……全くめげる事はなかった。
「えっ!?これ全部!?」
「さっきも言ったけどそもそも人の食べ物を俺は食べれなかったから……皿系統は殆ど販売用の売り物にお偉いさんの鑑賞用とか……後は……玉壺の血鬼術用の移動先に壺を作るとか……まぁまぁ……色々と製作したな。今もキューマ先輩経由で鑑賞用の壺とか販売しているし」
棚からスプーンを取り出してアイナが盛り付けたカレーライスをお盆に乗せて両手で持ちキューマ達がいる客間に向かう。
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「いただきます……」
キューマ達はカレーライスを食べつつエルエルフ(闘牙)を見ると
「っ!!」
口にカレーを入れる度に目をキラキラさせて大きく見開く闘牙の変なリアクションを何とも言えない表情で見る3人。
(……何か外国人が初めてジオールのご飯を食べたみたいなリアクションするわね……)
(カルチャーショックを受けてるな。)
「にしても……美味そう食べるわね。」
呆れた表情で目をキラキラさせて食べるエルエルフ(闘牙)を見ながらカレーを食べるサキ。
「人間はこんな美味しい食べ物を食べて生きているのか……戦国時代から生きてて良かった……」美味しい物を食べている余り涙を流すエルエルフ(闘牙)
「せっ、戦国時代って……少なくても5、600年くらいは生きているんですか!!?」
「あぁ。俺は昔、鬼を滅する鬼殺隊が使用する日輪刀と言う刀を打つ鍛冶師の一族の人間の一人だった。山奥育ちで……戦国時代だから娯楽などない。積極的に外の町や村にも遊びに行けないし、厳しい掟が沢山あった故郷だった……」
カレーを食べつつ闘牙は己の過去を語り始めてカレーを食べつつ3人は闘牙の話に耳を傾ける。
「とにかく、1日の殆ど開墾作業か刀鍛冶の厳しい修行。飯も山菜や川魚といったパターンが決まっていたし。会話も鬼殺隊か鍛冶関係……故郷の景色も常に山々に囲まれていて閉塞感があった……」
「………。」
「あれから数百年…目まぐるしく時代の流れと共に俺の周りも当たり前のように変化して……今や地球を離れてカレーライスを食べれるようになったとは………人生分からないなぁ〜〜もう。」
「……先輩も先輩で苦労しているんですね。」
「でもまた人間の食べ物が食べられるこの喜び!?例えるならアプリゲーで何気なくガチャを引いたら一発でピックアップのURをゲットした感覚!?快感っ!?」
「キモい。」
凄くヤバい顔をするエルエルフ(闘牙)に女子に言われてキツイ言葉第1位を躊躇なく言われて闘牙は天国から地獄に叩き落とされたように死んだ魚の目をして黙々とカレーを食べるのであった。
食事を無事終えた食器を台所の流しに置いてから闘牙は言う。
「飯作っている間に俺の分裂体が風呂沸かしておいてくれたぞ。お前ら全員凄く獣臭いから入れ。」
「誰のせいだと思ってるんだよ。」キューマ達が何とも言えないジト目で鼻を押さえたエルエルフ(闘牙)を見る。
「家は和風の大浴場だ。後、無駄に浴場が広いから掃除するのと溜めるのに時間が掛かる。」
「シャワーとかはあるの?」
「あるにはあるが、銭湯みたいに沢山ある訳じゃないぞ。」
「でも俺達、替えの下着とか持ってないぞ?」
「あ〜〜キューマ先輩は俺の未使用の下着で代用すれば良いんだけど……女子の二人は…どうするべきか?」
【ティキーン!】
流木野達の方に視線を向けて考えていると、脳裏にニュータイプのアノ閃きが走る。
「…そうだ!?二人共。寮の自分の部屋からパジャマとか取ってくれば良いんだ。白怒火!!」
闘牙が両手を合わせ叩くと琵琶の音と共に分裂体の一人白怒火が虚空から障子を開いて出現する。
「「っ!!?」」
「突然、何のようだ?今俺けい◯ん!を観てる最中なのに……」
「この二人を女子寮に連れてってくれ。」
「やだよ。本体の炎竜鬼がすれば……って今人間なんだよな。わぁーかったよ!!?」
「あの?」
「最初に言っておく!?俺は三次元の女に興味はない!!」
何処から時の電車が走る音が流れてきて変なカミングアウトに目を(・_・)した表情をする二人は暫し放心状態になるも
「はぁあ!!?」
再起動と共に流木野サキの大声が部屋全体に響き渡るもそれより速く白怒火は琵琶の音を鳴らし女子達と共に姿を消すのであった。
「さて先輩……好きな風呂に入ってくれ。熱々の五右衛門風呂に水風呂、電気風呂、ジャグジー、露天風呂、バラの香りのするバラ風呂とか色々あるぞ。」
「さっき和風の大浴場って言っていなかったか?聞いてると健康ランドとかスーパー銭湯っぽいぞ。」
男二人仲良く風呂場に向かおうとするも……
「でもお前と一緒に入らないからな。」
キューマは念の為にエルエルフ(闘牙)に向かって釘を刺しておく。
「背中を流さなくて大丈夫ですか?」
「俺の事より櫻井さんや流木野さん達と風呂の入浴が重ならないように気を付けろよ!?」
「大丈夫だ!?問題無い!!策は既に用意している!?」親指をサムズアップさせて自信満々に答える闘牙に一抹の不安を覚えるキューマであった。
そして大浴場に先に入ったキューマが目撃した物は……
「何故俺がこんな奴の面倒を見なくては……」露骨に不満げな顔をしてグチグチ文句を垂らしながら気を失った時縞ハルトの背中を丁寧に洗う愈史郎の姿だった……
(ハルトの事すっかり忘れてた!!!?)
キューマは愈史郎とハルトに対して凄く申し訳ない気持ちになった。
「貴様も俺に背中を流させたいのか?」鬼特有の目付きになる愈史郎。
「いえ!?大丈夫です!!」物理的に身の危険を感じて拒否る言葉を早口で言うキューマ。
「……………そうか。」
少し……否かなりションボリの表情をする愈史郎に何故だが罪悪感を覚えるのだった。
一方 エルエルフ(闘牙)は和の大浴場の隣にポツンとある洋式の浴室内の猫足バスタブにお湯を黙々と貯めていた。
(5、600年も和式の風呂に入っていると違う文化の風呂にハマるんだこれは仕方ないよな………さてと…)
と誰に言う訳でもなく言い訳を言いつつ。お湯が貯める間に浴室内のあちこちに隠してある武器弾薬の状態を確認しつつ銃火器の不備がないか整備する。
(……流木野達はどう考えても戦力にはならない。普通の学生を戦力の当てにすると考えるなんて、どうかしている。………結局、俺と分裂体達と愈史郎でモジュール77の敵を追い出すしか無いんだよな。〜〜めんどくせぇええ〜〜)
機体を奪還するより知ってる知り合いを守る事に優先した結果で
サキ達を無視して無理矢理機体を奪還しても、軍に学生の人質を取られて俺は結局機体から出る可能性があった。結果的に考えると悪い訳ではなかった物の最善の選択肢と言い切れない。
(やるしか無いんだよな。………よし。良い感じに切り替えよう。あの海岸で流木野サキ達が死体になっていたのなら、例え俺は機体を奪還しても彼女らの友達達に責められる。後の事を考えるとやっぱり悪くない選択肢をしたんだ。)
「早くお湯貯まらないかな〜〜風呂入りたい……」
鬼の時と違い生身の人間のせいか疲労感が溜まる。今は只……戦場の疲れを大きな猫足バスタブの泡風呂で癒したい。