ダンガンロンパ十周年記念小説【ifストーリー】第二章 乙女心☆ポリシーとプリテンダー★ボーイ 作:千葉 仁史
70、おまけ(書く気のない話の続きのプロット)
三階のフロアが解放され、次の事件の為に凶器を用意していたセレス。【今度こそ】上手くいくように一人で綿密な殺人計画を立てていたら、その用意していた凶器を【また別のクロ】が使用して十神白夜を撲殺してしまった。
「前回の事件では指紋があったらもっと早く解決できたと思ったから、今回は指紋キットを貸してあげるね! うぷぷ、僕って親切~」
というモノクマの助け(?)により、凶器にばっちりセレスの指紋が残っていたことにより皆から【クロ】だと思われてしまう。【前回】は指紋照合なんてしなかったのに! と悔しがるセレス。凶器を用意したのは間違いなく自分だが、犯行はまだ犯していない。とどめに【なにか】を思い出した朝日奈により「やっぱり【今回】もセレスちゃんが犯人よ! 間違いない!!」と断言される。【クロ】も決まったし今回の【学級裁判】は楽勝、と言わんばかりにクラスメイトはろくに捜査もせずに行ってしまう。一人残されたセレスであったが、あまりにも分が悪すぎるこの賭け。セレスは考えた挙句に前回の【学級裁判】の功労者である石丸を頼る。霧切・舞園を守れなかった事実に打ちひしがれていた石丸だったが、セレスから「私を守ってください!」の言葉で苗木との約束「クラスメイトの女子を守る」を思い出し、再起する。大和田は石丸の為に手は貸す気だが、セレスが犯人だと決め付けていた。不二咲はセレスと石丸を信じて、前向きに協力する気満々のようだ。憧れの白夜様を殺され、セレスの命を狙う腐川に石丸は「学級裁判の後からでも遅くない」と言い返す。こうして、セレス・石丸・大和田・不二咲で捜査を開始する。
今回の事件の【クロ】は山田一二三であった。セレス・朝日奈と同じく【なにか】を思い出した彼は、セレスが何処に凶器を一度集まるか知っていたため、セレスが【前回】同様に共犯を持ちかけてくる前に、【なにか】を思い出していた十神を殺害したのだった。山田一二三の【オシオキ】が決定した瞬間、ハサミが飛んできて彼の首の頸動脈を切り裂いてしまう。これにより、山田は【学級裁判所】で出血多量死してしまう。ハサミを投げ飛ばした腐川は「白夜様の仇を討てた」と満足し、【学級裁判所を血で汚した罰】として、モノクマにより【オシオキ】され、死を迎えたのだった。
四階のフロアが解放される。石丸がいなければ間違いなく負けていたため、セレスは彼に感謝の言葉を告げようと石丸を探す。だが、石丸は見付からず、大神さくらが飛び出してきた図書室の一番奥から――本が散乱したなか、本棚に寄りかかった状態で石丸は腹と喉にそれぞれ包丁を突き立てられて絶命した姿で、セレスにより発見されたのだった。
落ち込む大和田を慰めつつも、桑田は捜査に前向きに取り組む。前回の事件では【女嫌い】も手伝って、セレスが犯人だと思って捜査も何もせずにいたが、石丸によって真犯人が暴かれ、後少しで真犯人の策略により死にかけたこともあり、頑張る気MAXの桑田。大神さくらが図書室から飛び出してきた後に遺体発見のため、彼女を疑うが彼女は黙秘を続ける。石丸の死因は喉に刺さった包丁による出血多量死。しかも、その包丁には石丸だけでなく、第二の事件の犯人の舞園の指紋が残っていた(腹の包丁には誰の指紋も残っていなかった)。石丸を恨んだ舞園の幽霊の仕業か? 怯える桑田一同。
石丸を死に至らしめた喉への包丁の一撃は石丸自身のものだと判明。舞園が犯行を犯そうと盗んだ包丁が図書室の棚に隠されており、【なにか】の拍子で落ちてきたその包丁を利用して彼は自殺したのだ。では腹の包丁は……? 桑田は考え込んでいたが、不意に問い掛けた。
「大和田に石丸の死を伝えたのは誰だ?」
事件発生アナウンスでは誰が殺されたのか分からない。だが、桑田が知っている時点では既に大和田は落ち込んでいた。誰もが首を横にふるなか、大和田の顔がどんどん真っ青になっていく。
石丸の腹に包丁を突き刺したのは大和田だった。守ると決めた舞園に裏切られつつも、セレスを信じ、真犯人を見付けた石丸に大和田は恐怖を感じていた。そんな大和田を石丸は図書室に呼び出し、「度胸も男らしさもある君がいたから頑張れた」と感謝の言葉を告げる。石丸の心の強さに、自分の心の弱さを照らし出され、耐え切れなくなっていた大和田は持っていた包丁で石丸を差し、去っていく(指紋照合されないように手袋を嵌め、包丁を持ち歩いていた時点でいつかはやってしまう気だったのだろう)。この時に本棚が揺れ、舞園が隠していた包丁が落ちてきた。
「俺の弱さを引きずり出した彼奴が悪い」
そう漏らす大和田に、沈黙を守っていた大神が話し出す。
大神さくらは刺された石丸の第一発見者であった。手当をしようとするが、どうにも手立てがない。戸惑う大神に石丸は「このまま僕が死んだら彼が犯人になってしまう」「どうか彼を恨まないで欲しい」「【今度こそ】僕が兄弟を守るのだ」と言い、落ちていた包丁を使って自身の喉を差して命を絶ったのだという。 石丸の最後の優しさを知った大和田は其の場に崩れ落ちてしまう。
だが、モノクマは「放っておいたら死んじゃうのに放っておいたんだから【未必の故意】ってヤツだよね」といちゃもんを付けて、大神を【オシオキ】してしまう。大神は死ぬ間際まで「モノクマに立ち向かえ!」「大和田を恨んではならぬ!」と訴え続けた。
親友の大神さくらを殺された朝日奈は殺意を募らせ、その殺意を大和田に向けていく。
桑田・セレス・不二咲は朝比奈が大和田を殺す気であることを察しながら、これからどうすべきか考えていく。
話のプロットは此処までです。
此処まで読んでくださり、ありがとうございました。