天之河勇者伝   作:スカイハーツ・D・キングダム

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思いついたので投稿しました

性格改変光輝が好きなので彼が主役の小説にしてみました




プロローグ 現実は突然に

 

時刻は早朝

まだ朝日は登ったばかりで校舎には生徒も教員もほとんど居ない時

毎日の日課である鍛錬を終えた彼は朝食を食べ、誰よりも速くに登校した

 

月曜日。それは一週間の内で最も憂鬱ゆううつな始まりの日。きっと大多数の人が、これからの一週間に溜息を吐き、前日までの天国を想ってしまう

 

それは彼も例外ではなかった

最も彼の場合学校に居れば面倒事やらストレスやらで疲れることでの憂鬱さにあった

 

???「……はぁ…また今週も始まってしまったか……」

 

彼はため息を吐きながら教室の扉に手をかけ開けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドーンンンンンン!!!!!!

 

その瞬間教室が爆発し彼の顔面に爆煙が飛んでくる

 

普通の者ならこの時点で大慌てになるか悲鳴を上げるだろう……しかし彼はそんな大きなリアクションをしなかった

なぜならこれを受けるのは初めてではないからだ

なにより

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハジメ「あ……おはようございます天之河君」

 

爆発の元凶を知っているからだ

 

光輝「またお前か南雲!!いつも言ってるよな!?教室で実験開発するなって!!」

 

ハジメ「いや〜昨日は親の仕事がなくて速く寝たらそれが朝の5時でさ、どうせなら速く学校行ってこっそり理科室の薬品拝借してちょっと作ってみたいもの作ろうかなってやったらちょっと混ぜる薬品の量ミスって」

 

光輝「だとしてもここでやるバカがどこにいる!?」

 

ハジメ「ここにいる」

 

光輝「……一応聞くが…なに作ろうとしていた?」

 

ハジメ「ニトログリセリン」

 

光輝「そんなもん学校で作るな!!とにかくさっさと薬品片付けろ!!教師達にバレたら退学もんだろ!!」

 

ハジメ「あ、やば…」

 

光輝「……お前の知的好奇心は良いところでもあるがもう少し考えて行動してくれ頼むから…」

 

ハジメ「うん……善処するよ」

 

光輝「いやそこは嘘でもわかったって言ってくれないか!?そしてなんで答えるのに間があった!!(あああ…また今週も胃痛の日々が…)」

 

天之河(あまのがわ)光輝(こうき)はいかにも勇者っぽいキラキラネームであり容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の完璧超人……ではあるが超が付くほどの苦労人でもある

 

正義感が強く、いずれは祖父のような誰かを救うヒーローの様な存在になりたいと夢見ている

 

そのためか何かと色んな人と関わることが多かった

そんな彼が叱ったクラスメイトである南雲(なぐも)ハジメは世間で言う所のオタクであるが超が付くほどの好奇心旺盛であり、常にやりたいことは即決してやる行動派である

しかし、彼の好奇心は時に他人を巻き込むことがあり、それによりこのクラスでも問題児の一人として数えられているがこのクラスには他にも問題児がおり、彼自身は別に悪い奴ではなく誰とでも関わることのでき、暗い印象がなくこのクラスで彼を嫌う者は一人もいない

無論それはハジメを含めた問題児たちを止めたり叱ったりし、そのストレスで胃痛を起こしてしまうことが度々ある光輝ですらそうだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光輝「はあ〜…」

 

午前の授業を終え、昼食時間となりクラスにいる生徒達は思い思いに昼食休憩をとっていた

 

そんな中光輝はというと朝のハジメの起こした実験による爆発がバレないか気が気じゃなかったため、授業中も落ち着かなかった(なお当のハジメは特に気にせず授業を受けていた)

その為彼は昼食時間になっても弁当を食べる手を止め疲れていた

 

そんな彼の横で

 

香織「ダメだよ、南雲君!ちゃんと食べないと! 私のお弁当、分けてあげるね!」

 

彼の幼馴染であり、ハジメに匹敵するほど自身にストレスを与える問題児で二大女神と呼ばれている美少女白崎香織(しらさきかおり)がハジメに弁当を食べさせようとしていた

 

そんな彼女はハジメの事を好いており、ハジメもまた満更でもなかったりする

しかし彼女、ハジメが好き過ぎるあまり少々問題を起こしたり犯罪ギリギリなことをしでかし、その度に光輝と彼女の親友に叱られることが度々ある

しかも本人に悪気がないのがタチが悪く、光輝の胃痛の種の一つだ

 

ハジメ「いや〜でも悪いよ白崎さん。せっかくの弁当僕に分けちゃって」

 

香織「いいの!私が南雲君に食べてもらいたいって思ってるから!」

 

オタクであり問題児でもあるハジメがクラスでもカースト上位に位置する彼女にここまで手厚く扱われるなど、他のクラスなら侮蔑な目で見られても可笑しくないのだが、このクラスでこの光景は特に珍しくなく、むしろ周りは面白そうに見ていた

 

光輝「……(あれで付き合ってないって……冗談だろ?……ていうか当事者でもない俺が気にして心労になってるっていうのに肝心の本人は平然としてるのは解せぬ)」

 

そう思っていた光輝だったが

 

龍太郎「どうした光輝。そんな湿気たツラしてよ」

 

光輝「脳筋にはわからない悩みだよ」

 

龍太郎「グォ!」

 

そこへ光輝の親友であり短く刈り上げた髪に鋭さと陽気さを合わせたような瞳、百九十センチメートルの身長に熊の如き大柄な体格を持つ坂上龍太郎(さかがみりゅうたろう)が声を掛けた

見た目に反さず細かいことは気にしない脳筋タイプである彼もまた光輝に怒られる事がある一人である

 

そして

 

???「大丈夫なの光輝?……またなにか疲れることでもあったの?」

 

最後に声を掛けてきたのは香織の親友であり、二大女神の一人にして光輝、龍太郎の幼馴染、八重樫(やえがし)(しずく)その人だった

 

実家は八重樫流という剣術道場を営んでおり、雫自身、小学生の頃から剣道の大会で負けなしという猛者である。現代に現れた美少女剣士として雑誌の取材を受けることもしばしばあり、熱狂的なファンがいるらしい

 

ポニーテールにした長い黒髪がトレードマークである。切れ長の目は鋭く、しかしその奥には柔らかさも感じられるため、冷たいというよりカッコイイという印象を与えるがその実他の誰よりも女の子らしくありたいと思っており、このクラスで唯一光輝の理解者もとい苦労人でもある(主に香織のせいで)

 

光輝「まあ…あったけど…それはもう終わったことだから……」

 

雫「そ、そうなの……ねえ…光輝って…まだ食べれる?」

 

光輝「?」

 

雫「じ///実はね…今日作った弁当なんだけど…少し多めに作って来ちゃって食べ切れないから…もし食べれるなら……食べてくれないかしら?……あ///でも食べれないなら」

 

光輝「いや?全然食べれるよ。それに雫の弁当は美味いからいつでも食べられるよ」

 

雫「!!そ、そう…うん…わかったわ…」

 

そう言うと雫は弁当を取りに自分の机に戻っていった

 

光輝「……なあ龍太郎」

 

龍太郎「なんだ光輝?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光輝「雫……今日も可愛くて綺麗だったなあ…」

 

龍太郎「……そう思うならさっさと本人に伝えろ」

 

光輝「そんなことしたら、俺が恥ずかしさで死んでしまう」

 

龍太郎「……お前っていつになったら告るつもりなんだ?」

 

光輝「い、いや…もっとちゃんと言葉とか考えてから伝えたいから」

 

龍太郎「……このヘタレめ」

 

天之河光輝は八重樫雫の事が異性として好いているが、勇気を出して言い出せないヘタレだった

 

小学生の頃、いじめられていた雫を救い出し、当時女の子らしくしたいのに出来ないでいた雫の背中を押した結果、雫は自分の思うがままに生きることができ、周りの女の子よりも女の子らしくなったのだった

 

その時にこれまで女の子らしくない言われていた雫の女の子らしくオシャレした姿を見て、それまで異性に対し心からカワイイと思ったことがなかった少年天之河光輝の心に衝撃が走った

 

『あんた女だったのだって?どこがだ!!そこらの女の子よりも女の子らしいし誰よりもカワイイじゃないか!!』

 

こうして少年天之河光輝は八重樫雫に初恋を募らせたのだった

 

その一方で

 

雫「(ああ///言ったわ///言っちゃったわ///香織みたいに積極的にするのが苦手だったからあんな言い方が限界だけど言っちゃったわ///)」

 

八重樫雫

彼女もまた天之河光輝を異性として好いているのだった

 

小学生の頃、道場の家に生まれたことで幼い頃から剣道をしていたが、そんなとき当時から周りの同性異性から注目を浴びていた光輝が入門してきた

光輝が来たとき、雫は王子様がやって来たと思ったほど浮かれていた

 

しかし、そんな雫はまわりの女の子達から影でいじめられていた

 

女の癖に竹刀を振り、髪は短く、服装は地味で、女の子らしい話題にも付いていけない雫が光輝と一緒にいたことが女の子達には我慢ならなかった

 

時には物を隠される

時にはトイレで罵声を浴びせられる

 

特にひどかったのは『あんた女だったの?』と言われたことだった

 

雫だって他の女の子のように可愛いものに触れ、綺麗なものを身に着けたり、当時小学生の女子たちがやっているような遊びだってしたかった

そう思っていたが、親や祖父からの期待の気持ちを裏切りたくないと、本心を抑えつけていた!

 

そしてついに雫は光輝に頼ることにした

 

すると光輝は

 

『わかった…俺に任せておいて』

 

そう言い翌日には亡くなった祖父が生前使ってきたボイスレコーダーを持ってきて、これをランドセルの中に入れるように言い、やがて雫をいじめていた面々達の声を収め、それをそれぞれの家に手紙とともに送り『もしこれ以上いじめるなら出すべきところに出す』と脅した

それからしばらくして、雫をいじめていた面々は雫に謝罪し二度といじめてくることがなくなった

 

後日雫は光輝にお礼を言ったがその際

 

『雫って、なんで周りの目を気にしてるんだ?自分の人生なんだから自分の好きにやればいいよ』

 

そう言われ、雫は親や祖父に自分の本心を打ち明け、それ以来、自分の思うがままに生きることが出来るようになった

 

そして、そんな自分を救い、女の子にしてくれた光輝の事が異性として好意を抱くようになった

 

しかし光輝も雫もヘタレだったためどちらも告白できずにいた

余談だが彼らの幼馴染達、そしてこのクラスの生徒達はそんなふたりの関係をまるで推しのアイドルでも見るかのような目でふたりの恋愛模様を楽しんでいる

 

その時だった

突如光輝の足元から光り輝く円環と幾何学きかがく模様の魔法陣が浮かび上がり、教室全体を満たすほどの大きさに拡大した

たまたまクラスにいた社会科の先生である畑山愛子咄嗟に「皆! 教室から出て!」と叫んだのと、魔法陣の輝きが爆発したようにカッと光ったのは同時だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようこそ、トータスへ。勇者様、そしてご同胞の皆様。歓迎致しますぞ。私は、聖教教会にて教皇の地位に就いておりますイシュタル・ランゴバルドと申す者。以後、宜しくお願い致しますぞ」

 

そして気が付くとクラス全員は異世界『トータス』に異世界転移したのだった

 

周りは突然の事態に驚くが約2名

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光輝「(雫の手作り弁当食べられるチャンスがああああああ!!!)」

 

雫「(光輝に私の弁当食べてもらうチャンスがああああああ!!!)」

 

全く関係ないことを心の中で叫んでいたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《キャラクターズファイル》

 

天之河光輝

 

本作の主人公であり原作と違い正義について様々な考え方が存在し、どれもが正しいわけでもなく間違っているわけでもないと理解している

かなりの苦労人気質でありクラスの問題児達をまとめ上げるカリスマと面倒見の良さから担任から丸投げされており光輝から内心で給料泥棒と罵倒されている

原作と違い決断力があり、思慮深くクラスメイト達からリーダー扱いされている

幼馴染である八重樫雫のことが好きで告白したいと思っているが告白する勇気が無く龍太郎からヘタレと呼ばれている

 

 

 

 





思いつきでやったので次はいつ投稿するかわかりません
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